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更新日:2023/05/01 

可処分時間とは?加速する企業の奪い合い

たむら
たむらさんしっかりしている人
・趣味:ゴルフ、DJ
・的確なコンサルでクライアントからの信頼が厚い
・感情は子宮に忘れてきたらしい
もり
もりくん田村さんの後輩
・趣味:海鮮、テレビゲーム
・どこにでもいる普通の平社員のクローン。
田村さん
どうしたの?ごみ袋の中に入って。
もり
可処分時間の可処分ってこういうことですよね。
田村さん
『捨てる(処分する)ことが出来る』を表してるのね。
『自由に使える』が意味としては近しいからちょっと違うよ。
それに、周りから見たらハラスメントを疑われるので、やめてもらえませんか。
もり
せっかくの体を張ったボケなので、もうちょっと付き合ってくださいよ。
田村さん
じゃあほんとに、ごみのように処分すればいいかな?
もり
いや、もうちょっと優しくノッてくれればいいんですよ。。。
とにかく可処分時間について教えてください。

社会人になると、自分の時間が欲しくなりますよね?
朝起きて、通勤して、働いて、帰ってきて、、、寝るだけ。。。自由な時間が限られていると思っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「自由な時間」について紹介します。

可処分時間とは?

自分で自由に使うことができる時間を「可処分時間」といいます。
総務省の平成28年社会生活基本調査によると、生活時間から1次活動(睡眠や食事)2次活動(仕事や家事育児)を抜いた時間は、1日平均で約6時間20分になるといわれています。

引用:平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf

学業以外での学習やスポーツ、交際などのこの時間に含まれているので、人によっては「もっと少ない」と思われるかもしれません。
今、この限られた時間である「可処分時間」の使い方に注目が集まっています。

もり
自分が自由に使える時間ってことなんですね。最高ですね。
3次活動の中でも『休養・くつろぎ』が、ぼくは一番好きです。
可処分時間が24時間あればいいのに。
田村さん
もりくんの好みや願望は聞いてないよ。
可処分時間が24時間ってことは仕事も睡眠もできないから、生活維持はできないよ。
もり
仕事とかしたくないんで。
田村さん
そうかい。止めはしないよ。
もり
いや、止めてください!!軽い冗談ですから。

どう使う?可処分時間の推移

生活環境の変化や、情報通信の進化によって、ここ数年で可処分時間の使われ方が変わってきています。
インターネットなどの情報通信の急激な発展・発達によって、私たちの日常は常にネットと隣り合わせのような環境になりました。

もちろん、可処分時間でもそうです。
新聞や読書も紙媒体からスマホやタブレットに代わり、買い物も足を運ばずに手元のスマホアプリでできるようになりました。
可処分時間でスマホなどの通信機器を使う人は多くなり、企業もそこに注目するようになりました。

田村さん
例えば洋服なんかも、お店に行くだけじゃなくスマホで買えるようになったよね。
もり
そうですね。
田村さん
そうすると、服を買うっていうショッピングに使う時間は
街で服屋に行くよりも、スマホで買う方が短い時間で済ますことが可能だよね。
電車移動中の時間とかでも買えるんだし。
もり
あ~確かに。
田村さん
なので、まとまった空き時間だけでなく、数分単位のスキマ時間を
可処分時間として注目している企業も多いよ。

可処分所得から可処分時間へ。企業が奪い合う背景やねらいとは?

企業はこれまで、さまざまな方法で「可処分所得」を奪い合ってきました。
可処分所得とは、給料でもらうお金から税金や社会保険料を引いた手取りの金額のことです。

例えば、テレビを買うとなったとき、テレビメーカーは魅力的な品質やオプションをつけて他のテレビメーカーに負けないように差別化を行います。
消費者の可処分所得の範囲で、「テレビを購入する」というきっかけがあったうえで、他のメーカーに負けないように試行錯誤するという奪い合いが生じていました。

そんな中、インターネットの普及によって「可処分時間」が重要視されるようになってきました。
理由は、先ほど述べたように人が費やす時間にインターネット・スマホ操作という行動が増えたからです。

実物があるものから、時間を費やしてでも使うサービスが注目されるようになり、その時間の価値を企業は重要視するようになりました。
例えば、今までテレビメーカー同士がライバルであったものが、テレビをつけなくても時間を費やせるスマホアプリがライバルになったイメージです。
最近は、スマホで見られる動画配信サービスをテレビでも見られるよう開発し、その使いやすさやアプリの対応幅に力を注いでいるように見えます。

このように、マーケティングの視点からも「可処分時間」は重要な時間となっています。

仕事や環境が変化する今、これからの可処分時間はどうなるか。

可処分時間の変化や、重要視している業界について紹介してきました。
ワークライフバランスという言葉があるように、自分の時間の量や質も人生の中ではとても大切な時間です。
在宅勤務の普及や、ネット環境の発展によって近年の可処分時間はさらに変化してくると考えます。

また、世界的な大流行に至った「コロナウイルス」によって家にいる時間帯が増え、その時間の使い方にも注目が集まりました。
この「可処分時間」をどう使うか、人それぞれで違った使い方や活用方法がありますので、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

もり
ビジネスの現場でも、だらだら働かずに業務効率を上げていけば
残業を減らせて可処分時間を増やせますよね。
田村さん
そうだね。
もり
じゃあ、業務効率をあげれるような働き方やコツを教えてくださいよ。
田村さん
え、珍しい。前向きだね。
もり
可処分時間が大好きなんで!
田村さん
まあ理由はどうあれ嬉しいよ。
業務効率向上のコツはまたお伝えしますね。

SFAは活用されてこそ意味がある

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