市内を東海道新幹線、東海道本線、東名高速道路、国道1号、国道150号などの主要交通路が横断し、交通条件にも恵まれていることから、数多くの企業が市内に工場をおくなど経済的にも充実した地域です。
「人も自然も美しく 活力あふれる 日本一健康文化都市」を目指す袋井市の導入事例をご紹介します。
なぜ導入を検討したのか
目的は「働き方の見える化により職員一人ひとりの意識改革と公務能率の向上を図る」です。
ただし、サーバを新規に構築するなど、過度なインフラ投資をすることはハードルが高いことから、比較的安価でスピーディに導入できるクラウドサービスに絞って検討を進めていました。実際、導入準備から実運用まで約半月という短い期間でしたが、クラウドサービスゆえになし得た導入スピードではないでしょうか。
今後は、蓄積してたデータの分析を行い、ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方の実施を目指して運用を行っていくとのことです。
ネクストIC導入後状況
実際にご利用になって3ヶ月弱というところですがいかがでしょうか?
袋井市(以下袋) 「打刻することに職員が慣れてきたと思います。正直、最初は面倒だと感じていたと思いますが、まずは継続して利用していくことが重要だと考えています。
やはり時間をしっかりと把握できるところが良いと思います。新しいものなので楽しんでいる部分もあると思います。職員の中には部下の勤務実態見て、時間外勤務の縮減に向けて活用しているケースもあるようです。ただ、全体の活用はまだまだこれからになります。
急激に進めるとうまくいかないので、じっくり進めようと思っています。」
導入で一番苦労したところはどこでしょうか?
袋 「なぜこのような仕組みを導入したのかを全体に伝えてゆくのが難しかったです。また、運用のルールづくりや、マニュアルの作成、それらを伝えることに苦労しました。」
職員の方からの反応は正直いかがですか?
袋 「初めはものめずらしさもあって、多少は楽しみながらやってくれるようにも思います。ただ、主旨をしっかりと伝えておかないとシステム自体が活用されなくなってしまう恐れがあると考えています。」
これからの展開などはイメージございますか?
袋 「勤務実態を個人単位だけでなく、市役所全体として把握してゆくためのツールにしたいです。特に、政策的にどのように活用してゆくかを継続的に考えてゆくことが必要になってくると考えています。
また、このシステムを活用して、既存の他の作業も改善できればとも考えています。
記録という行為に関しては、この仕組みに集約させてゆきたいですね。」