更新日:2026/02/13
経理代行はフリーランス(個人)に依頼すべき?メリット・デメリットと相場を徹底解説
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
「日々の記帳作業に追われて本業に集中できない」「経理担当者を雇う余裕はないが、自分でやるのは限界」
中小企業の経営者や個人事業主の中には、こうした経理業務の悩みを抱えている方が多く存在します。コストを抑えるためにフリーランス(個人)への依頼を検討するものの、「個人にお金を任せて大丈夫か」「連絡が取れなくなったらどうしよう」という不安から、決断できずにいる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、経理代行をフリーランスに依頼する際の特徴やメリット・デメリット、具体的な費用の相場までを分かりやすく解説します。自社に最適な依頼先を見つけるための参考にしてください。
おすすめの経理代行サービス一覧
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| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ accounting |
|
従業員数20名以下 22.5万円/月(税抜) 従業員数20〜50名 22.5万円/月(税抜) 従業員数50〜100名 22.5~68万円/月(税抜) 従業員数100〜200名 22.5~45万円/月(税抜) |
| 株式会社Enigol | Remoba経理 |
|
6ヶ月プラン 月額料金¥200,000 12ヶ月プラン 月額料金¥180,000 |
| 株式会社Wheat | Wheat Accounting |
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基本コース30,000円/月額(税別) |
| 芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社 | FOC経理アウトソーシング |
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要お問い合わせ |
| 株式会社M&Tコンサルティング | Smart経理 |
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| メリービズ株式会社 | バーチャル経理アシスタント |
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| フリー株式会社 | freee受取請求書アシスト |
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35,000 円~ / 月 |
| 株式会社マネーフォワード | クラウド経費BPOサービス |
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ひとり法人プラン 月払い3,980円/月 スモールビジネスプラン 月払い5,980円/月 ビジネスプラン 月払い7,980円/月 |
| 株式会社アイエーピー | 会計アウトソース |
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| 株式会社つばさ会計事務所 | 株式会社つばさ会計事務所 |
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要お問い合わせ |
| 株式会社ビーブラスト | i-STAFF |
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ライトプラン 月額 税込125,400円 ベーシックプラン 月額 税込102,300円 プレミアムプラン 月額 税込89,100円 カスタマイズプラン お問い合わせ |
| 株式会社 TMJ | バックオフィス 経理スタンダード |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社パソナ | BPO・アウトソーシングサービス |
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| 株式会社NTTビジネスアソシエ東日本 | 経理アウトソーシング・代行サービス |
|
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この記事の目次はこちら
経理代行をフリーランス(個人)に依頼する特徴とは?
経理代行をフリーランス(個人)に依頼するとは、経理代行会社(法人)を通さず、個人の業務委託契約として直接依頼することを指します。クラウドソーシングの普及により、近年急速に増えている選択肢の一つです。
ここでは、フリーランスができる業務の範囲と、法人との違いについて解説します。
フリーランスが対応可能な経理代行の業務範囲
フリーランスの経理担当者は、基本的に企業内の経理スタッフが行う業務のほとんどをカバーできます。インターネット環境と会計ソフトがあれば、リモートワークで完結できる業務が中心です。
具体的に依頼できる主な業務は以下の通りです。
- 記帳代行: 領収書や通帳のデータを会計ソフトに入力する
- 請求書発行: 取引先への請求書作成および送付
- 支払予定表の作成: 買掛金や未払金の管理
- 振込代行: ネットバンキングを利用した振込設定(承認は経営者が行うケースが一般的)
- 給与計算: 勤怠データに基づいた給与計算および明細書発行
- 証憑整理: 領収書や請求書のファイリング(郵送対応の場合)
ただし、個人のスキルによって対応範囲は異なります。依頼前に「どこまで任せられるか」を明確に確認しておくことが重要です。
経理代行会社(法人)とフリーランス(個人)の決定的な違い
法人と個人の最大の違いは「組織力」と「契約形態」にあります。経理代行会社は組織として業務を請け負うため安定性が高い反面、コストは高くなる傾向があります。一方、フリーランスは個人との契約になるため、コストは抑えられますが、業務の継続性は個人の事情に左右されます。
両者の主な違いを比較表にまとめました。
| 比較項目 | フリーランス(個人) | 経理代行会社(法人) |
| 費用・料金 | 安い(時給・月額ともに低め) | 高め(管理費などが含まれる) |
| 契約形態 | 業務委託契約(直接契約) | 業務委託契約(法人契約) |
| 業務の安定性 | 個人の体調や都合に依存する | チーム体制のため安定している |
| セキュリティ | 個人の意識や環境による | 組織的な管理体制がある |
| 柔軟性 | 融通が利きやすい | 規定の範囲内での対応 |
このように、それぞれに明確な特徴があります。自社の予算と「何を重視するか」によって、適した選択肢が変わってきます。
経理代行をフリーランスに依頼する3つのメリット
経理代行会社ではなく、あえてフリーランスを選ぶ最大の理由は、コストパフォーマンスと柔軟性にあります。特に創業間もない企業や、取引数が少ない個人事業主にとっては大きな魅力となるでしょう。
ここでは、フリーランスに依頼する主な3つのメリットをご紹介します。
経理代行会社と比較して「費用・料金」が安い
フリーランスに依頼する最大のメリットは、圧倒的なコスト削減効果です。経理代行会社のようなオフィス維持費や営業経費、管理スタッフの人件費がかからないため、その分料金が安く設定されています。
また、正社員やパートを直接雇用する場合と比較しても、採用コストや社会保険料、交通費などが不要です。業務量に応じた報酬のみを支払えばよいため、固定費の変動費化が可能となります。
チャットツールなどでの柔軟なコミュニケーションが可能
フリーランスは、Chatwork(チャットワーク)やSlack(スラック)、LINEなど、クライアントが使い慣れているツールに合わせて柔軟に対応してくれるケースが多いです。
代行会社の場合、連絡手段や報告フォーマットが厳格に決められていることがあり、導入に手間取ることがあります。対して個人であれば、「とりあえずチャットで質問する」「急ぎの要件を伝える」といったスピーディーなやり取りがしやすく、社内スタッフのような感覚で連携できる点が強みです。
自社のルールに合わせた細かい業務カスタマイズがしやすい
マニュアル化されたサービスを提供する代行会社とは異なり、フリーランスはクライアントの要望に合わせて業務フローを調整してくれる傾向があります。
例えば以下のような要望も相談しやすいでしょう。
- 「独自のExcelフォーマットを使ってほしい」
- 「不定期に発生する事務作業もついでにお願いしたい」
- 「会計ソフトへの入力方法を自社の古いルールに合わせてほしい」
個人の裁量で判断できる範囲が広いため、かゆい所に手が届くサポートを期待できます。
経理代行をフリーランスに依頼するデメリットとリスク
メリットが多い一方で、個人への依頼には法人契約にはないリスクも潜んでいます。特に金銭に関わる業務である以上、セキュリティや継続性については慎重な検討が必要です。
ここでは、事前に把握しておくべきデメリットとリスクについて解説します。
情報漏洩やセキュリティ対策への懸念がある
フリーランスは個人の所有するPCやネットワーク環境で作業を行うことが一般的です。そのため、大手代行会社のような堅牢なセキュリティ体制が整っていない場合があります。
ウイルス対策ソフトの導入状況や、フリーWi-Fiの使用有無など、セキュリティ意識は個人によってバラつきがあります。万が一、顧客情報や財務データが漏洩した場合、個人相手では損害賠償能力に限界がある点も考慮しなければなりません。
担当者の体調不良や急な連絡不通(バックレ)のリスク
個人のフリーランスに依頼する場合、業務がその人一人に依存する「属人化」のリスクが常に伴います。もし担当者が病気や事故で働けなくなった場合、代わりに対応できる人がおらず、経理業務が完全にストップしてしまいます。
また、残念ながら「突然連絡が取れなくなる(バックレ)」というトラブルもゼロではありません。確定申告直前などの繁忙期に音信不通になると、企業としては致命的なダメージを受ける可能性があります。
税務申告など「税理士独占業務」には対応できない場合が多い
「経理代行」と「税務申告」は明確に異なる業務です。税務書類の作成や税務相談、申告業務は、税理士資格を持つ者しか行えない「独占業務」と法律で定められています。
依頼するフリーランスが税理士資格を持っていない場合、日々の記帳までは対応できても、最終的な決算申告は別の税理士に依頼する必要があります。ワンストップですべてを任せたい場合は、税理士資格を持つフリーランスを探すか、税理士法人に依頼する必要があります。
【相場】経理代行をフリーランスに依頼する場合の費用目安
実際にフリーランスへ依頼する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。料金体系は大きく分けて「時給制」と「月額固定(業務委託)」の2パターンがあります。
ここでは、それぞれの一般的な相場をご紹介します。
時給制で依頼する場合の相場(1,000円〜2,500円程度)
クラウドソーシングなどで依頼する場合、稼働時間に応じた時給制がよく採用されます。
- データ入力メイン(未経験・初心者可): 1,000円〜1,500円
- 実務経験あり(簿記2級程度): 1,500円〜2,000円
- 高度な知識あり(決算補助など): 2,000円〜3,000円
作業時間が明確な単純作業であれば、パートを雇うのと同等か、やや安い金額で依頼できます。
月額固定(業務委託)で依頼する場合の相場
毎月の業務量が一定している場合は、月額固定料金で契約するケースが一般的です。仕訳数(取引数)や対応範囲によって金額は変動します。
| 企業規模・仕訳数 | 費用相場(月額) |
| 小規模(仕訳数〜50件) | 5,000円〜10,000円 |
| 中規模(仕訳数〜100件) | 10,000円〜30,000円 |
| 大規模(記帳+給与計算等) | 30,000円〜50,000円 |
経理代行会社に依頼する場合、月額3万円〜10万円程度かかることが多いため、フリーランスの方が半額以下で済むケースも少なくありません。
決算・確定申告シーズンのみのスポット依頼の費用感
毎月の顧問契約ではなく、確定申告の時期だけ領収書を丸投げして記帳してもらう「スポット依頼」もあります。
この場合、1年分の入力を短期間で行うため、5万円〜15万円程度が相場となります。ただし、期限ギリギリの依頼は特急料金が加算されたり、断られたりすることもあるため注意が必要です。
失敗しないフリーランス経理代行の選び方と探し方
リスクを最小限に抑え、優秀なフリーランス経理担当者と出会うためには、探し方や契約前の確認事項が重要です。ここでは、失敗しないための具体的なポイントを解説します。
クラウドソーシングやマッチングサービスを活用する
個人のツテで探すのが難しい場合、以下のようなプラットフォームを活用するのがおすすめです。
- クラウドワークス・ランサーズ: 登録者数が多く、予算に合わせて募集できる。仮払い制度があるため金銭トラブルが起きにくい。
- オンラインアシスタントサービス: 運営会社が選抜したアシスタントを紹介してくれる。個人依頼より割高だが、品質が担保されている。
- 経理特化型マッチングサイト: 経理経験者に限定して募集できるため、スキルのミスマッチが少ない。
これらのサービスを利用することで、評価や実績を事前に確認でき、地雷案件を避ける手助けとなります。
契約前に「秘密保持契約(NDA)」と「本人確認」を徹底する
情報の持ち逃げや漏洩を防ぐため、口約束での契約は避けましょう。業務委託契約書とは別に「秘密保持契約書(NDA)」を締結することで、法的な抑止力を高められます。
また、クラウドソーシング経由であっても、契約時には免許証のコピーなどで本人確認を行うことをおすすめします。「どこの誰か」を明確にしておくことは、信頼関係の第一歩です。
実務経験や保有資格(簿記など)でスキルを見極める
経理は正確性が命です。応募者のプロフィールを見る際は、以下のポイントを重点的にチェックしましょう。
- 保有資格: 日商簿記2級以上を持っているか
- 実務経験: 企業の経理部門での経験年数(3年以上が望ましい)
- 会計ソフト: 自社で使用しているソフト(freee、マネーフォワードなど)の使用経験があるか
特に「会計事務所での勤務経験がある人」は、様々な業種の経理処理に慣れており、処理スピードも速い傾向にあるため狙い目です。
結局どっちがいい?フリーランスと経理代行会社の比較診断
ここまでフリーランスの特徴を解説してきましたが、最終的にどちらを選ぶべきか迷っている方もいるでしょう。自社の状況に合わせて最適な依頼先を選べるよう、それぞれの特徴を整理しました。
フリーランス(個人)への依頼が向いている人の特徴
以下に当てはまる場合は、フリーランスへの依頼がおすすめです。
- とにかくコストを安く抑えたい
- 毎月の取引数(仕訳数)がそれほど多くない
- 夜間や土日など、柔軟なタイミングで連絡を取りたい
- 決まったマニュアルがなく、一緒にルールを作ってほしい
経理代行会社(法人)への依頼が向いている人の特徴
以下に当てはまる場合は、経理代行会社への依頼がおすすめです。
- 費用がかかっても、セキュリティと安心感を重視したい
- 担当者が急にいなくなるリスクを避けたい
- 長期的に安定した体制で経理を回したい
- 税理士とも連携し、税務申告までワンストップで頼みたい
まとめ
経理代行をフリーランスに依頼することは、コスト削減や柔軟な対応という大きなメリットがある一方で、セキュリティや業務継続性のリスクも伴います。
「安さ」だけで選ぶのではなく、依頼したい業務範囲や自社のセキュリティ基準に合致しているかを慎重に見極めることが大切です。まずはクラウドソーシングなどでスポット的な業務から依頼し、相性の良いパートナーを探してみるのも一つの方法です。
もし「個人のリスクは怖いけれど、コストは抑えたい」「セキュリティもしっかりしたプロに頼みたい」とお考えの場合は、オンラインアシスタントや、コストパフォーマンスに優れた経理代行サービスの利用も検討してみてください。
自社のステージに合った最適なパートナーを見つけ、本業に集中できる環境を整えましょう。
おすすめの経理代行サービス一覧
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| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ accounting |
|
従業員数20名以下 22.5万円/月(税抜) 従業員数20〜50名 22.5万円/月(税抜) 従業員数50〜100名 22.5~68万円/月(税抜) 従業員数100〜200名 22.5~45万円/月(税抜) |
| 株式会社Enigol | Remoba経理 |
|
6ヶ月プラン 月額料金¥200,000 12ヶ月プラン 月額料金¥180,000 |
| 株式会社Wheat | Wheat Accounting |
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基本コース30,000円/月額(税別) |
| 芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社 | FOC経理アウトソーシング |
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要お問い合わせ |
| 株式会社M&Tコンサルティング | Smart経理 |
|
要お問い合わせ |
| メリービズ株式会社 | バーチャル経理アシスタント |
|
要お問い合わせ |
| フリー株式会社 | freee受取請求書アシスト |
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35,000 円~ / 月 |
| 株式会社マネーフォワード | クラウド経費BPOサービス |
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ひとり法人プラン 月払い3,980円/月 スモールビジネスプラン 月払い5,980円/月 ビジネスプラン 月払い7,980円/月 |
| 株式会社アイエーピー | 会計アウトソース |
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要お問い合わせ |
| 株式会社つばさ会計事務所 | 株式会社つばさ会計事務所 |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社ビーブラスト | i-STAFF |
|
ライトプラン 月額 税込125,400円 ベーシックプラン 月額 税込102,300円 プレミアムプラン 月額 税込89,100円 カスタマイズプラン お問い合わせ |
| 株式会社 TMJ | バックオフィス 経理スタンダード |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社パソナ | BPO・アウトソーシングサービス |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社NTTビジネスアソシエ東日本 | 経理アウトソーシング・代行サービス |
|
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