今さら聞けない経理代行とは?活用すべき企業の共通点と、検討前に知るべき全知識
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
経理代行という言葉は一般化しつつありますが、「経理代行とは何か」を経営視点で正確に説明できる決裁者は多くありません。多くの企業では、経理担当者の退職や業務過多、採用難、人件費の高騰といった課題をきっかけに、経理代行の検討を始めます。しかし、十分な理解がないまま導入を進めると、「思ったほど楽にならない」「社内の状況が見えづらくなった」といったミスマッチが生じるケースも少なくありません。
「経理代行 とは」というキーワードで検索する決裁者や管理部責任者の多くは、単なる用語の意味を知りたいわけではありません。
自社は経理代行を使うべきなのか
正社員・内製・税理士とどう違うのか
どこまで任せて、どこを社内に残すのが正解なのか
こうした導入判断に必要な全体像を、短時間で把握したいという意思決定ニーズを持っています。
本記事では、経理代行とは何かを経営機能の一部として整理し、単なる作業外注ではない本質的な役割を明確にします。そのうえで、経理代行を活用すべき企業の共通点や、検討前に理解しておくべき前提知識を体系的に解説します。比較検討から導入判断までを一貫して支援することを目的としています。
おすすめの経理代行サービス一覧
scroll →
| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ accounting |
|
従業員数20名以下 22.5万円/月(税抜) 従業員数20〜50名 22.5万円/月(税抜) 従業員数50〜100名 22.5~68万円/月(税抜) 従業員数100〜200名 22.5~45万円/月(税抜) |
| 株式会社Enigol | Remoba経理 |
|
6ヶ月プラン 月額料金¥200,000 12ヶ月プラン 月額料金¥180,000 |
| 株式会社Wheat | Wheat Accounting |
|
基本コース30,000円/月額(税別) |
| 芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社 | FOC経理アウトソーシング |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社M&Tコンサルティング | Smart経理 |
|
要お問い合わせ |
| メリービズ株式会社 | バーチャル経理アシスタント |
|
要お問い合わせ |
| フリー株式会社 | freee受取請求書アシスト |
|
35,000 円~ / 月 |
| 株式会社マネーフォワード | クラウド経費BPOサービス |
|
ひとり法人プラン 月払い3,980円/月 スモールビジネスプラン 月払い5,980円/月 ビジネスプラン 月払い7,980円/月 |
| 株式会社アイエーピー | 会計アウトソース |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社つばさ会計事務所 | 株式会社つばさ会計事務所 |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社ビーブラスト | i-STAFF |
|
ライトプラン 月額 税込125,400円 ベーシックプラン 月額 税込102,300円 プレミアムプラン 月額 税込89,100円 カスタマイズプラン お問い合わせ |
| 株式会社 TMJ | バックオフィス 経理スタンダード |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社パソナ | BPO・アウトソーシングサービス |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社NTTビジネスアソシエ東日本 | 経理アウトソーシング・代行サービス |
|
要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
経理代行とは何かを経営視点で整理する
経理代行とは、企業の経理業務の一部または全部を、外部の専門業者に委託するアウトソーシングサービスです。一般的には、記帳業務、請求書発行、支払管理、給与計算など、日常的かつ定型的な経理業務を中心に代行する形で提供されます。しかし、経理代行を単なる「作業の外注」と捉えると、その本質を見誤ります。
経理業務は、単に数字を処理する作業ではありません。会社の取引を数値化し、経営判断の基礎となる情報を生み出す重要なプロセスです。そのため、経理代行とは 経営に直結するバックオフィス機能の一部を外部に委ねる意思決定 であると理解する必要があります。
近年、経理代行が選ばれる背景には、複数の経営環境の変化があります。
まず、人材確保の難しさです。経理経験者は慢性的に不足しており、採用できたとしても即戦力になるまでには時間と教育コストがかかります。さらに、中小企業では経理が一人体制になりやすく、退職や休職がそのまま業務停止リスクにつながります。これはBCPの観点から見ても大きな弱点です。
次に、経理業務そのものの複雑化があります。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応など、制度改正が相次ぎ、経理担当者に求められる知識と負荷は年々高まっています。社内リソースだけでこれらを継続的にキャッチアップするのは容易ではありません。
経理代行は、こうした課題に対する一つの解決策です。
業務を標準化し、属人化を防ぎ、固定費を変動費に近づける
この点が、経営視点で見た経理代行の本質的な価値と言えます。
一方で、経理代行は万能ではありません。すべての経理業務を外部に委ねればよいわけではなく、社内に残すべき機能も存在します。たとえば、資金繰りの最終判断や、経営戦略に直結する管理会計は、経営陣や管理部が主体的に関与すべき領域です。経理代行とは、経理機能そのものを手放すサービスではなく、役割分担を再設計するための手段 であると捉えることが重要です。
この前提を理解せずに、「人が足りないから」「安そうだから」という理由だけで導入を進めると、後からミスマッチが顕在化します。決裁者としては、経理代行とは何かを経営機能の一部として整理し、自社にとってどの役割を外部に任せるべきかを明確にする必要があります。
経理代行で任せられる業務と任せるべきでない業務をどう切り分けるか
経理代行を検討する際、多くの決裁者が最初に悩むのが「どこまで任せてよいのか」という点です。この判断を誤ると、期待した効率化が得られないだけでなく、社内の混乱や意思決定の質低下につながります。経理代行を有効に活用するためには、任せられる業務と任せるべきでない業務を明確に切り分ける 必要があります。
まず、経理代行が最も力を発揮するのは、定型的で再現性の高い業務 です。具体的には以下のような業務が該当します。
・領収書や請求書に基づく記帳業務
・売掛金・買掛金の管理や入金消込
・支払データの作成や振込予約
・給与計算など、ルール化された処理
これらは一定のルールに基づいて処理できるため、外部に委託することで社内工数を大きく削減できます。
一方で、判断を伴う業務 は慎重に扱う必要があります。どの勘定科目を使うべきかの判断、決算整理に関わる処理、数字の背景を踏まえた経営分析などは、単なる作業ではありません。これらをすべて経理代行に任せてしまうと、社内に経理や財務の知見が蓄積されず、結果として意思決定の質が低下する恐れがあります。
ここで重要なのは、「全部任せるか、任せないか」という二択で考えないことです。
一部の業務だけを切り出して委託する
という選択肢こそ、多くの企業にとって現実的で効果的な導入方法です。
たとえば、日常的な記帳や支払処理は経理代行に委託し、月次決算のレビューや経営分析は社内で行うといった役割分担が考えられます。このように業務を整理することで、経理代行は「単なる外注」ではなく、経営を支える仕組みの一部として機能します。
決裁者にとって重要なのは、「任せられるかどうか」ではなく、
任せることで経営判断の質が下がらないか
という視点です。経理代行とは、業務負荷を減らすための手段であり、経営判断そのものを外部に委ねるサービスではありません。この線引きを意識することが、経理代行を成功させる第一歩となります。
経理代行と正社員・税理士・内製の違いをどう整理すべきか
経理代行を検討する際、決裁者や管理部責任者が必ず直面するのが「経理代行と正社員、税理士、内製のどれを選ぶべきか」という比較です。しかし、この問いに対して単純な正解は存在しません。重要なのは、それぞれの役割と強みを正しく理解し、自社の経営フェーズや目的に応じて組み合わせる という視点です。
まず、正社員による内製経理の最大の強みは、即応性と現場理解の深さです。社内の取引や商流を肌感覚で把握でき、経営陣や他部門とのコミュニケーションも取りやすいため、スピード感が求められる環境では有効です。一方で、人件費や採用コストが固定費として発生し、属人化や退職リスクを抱えやすいという課題があります。
税理士は、税務判断や申告、制度対応といった「判断と責任」を担う専門家です。税務リスクを回避するために不可欠な存在ですが、日常的な記帳や支払業務を継続的に回す役割ではありません。税理士はあくまで、確定した数字を税務上正しい形に落とし込む立場であり、日々の業務運用を代替する存在ではない点を理解する必要があります。
経理代行は、この両者の中間に位置します。定型的な業務を外部に切り出すことで、社内の負担を軽減し、正社員や税理士が本来注力すべき判断業務に集中できる環境を整えます。
整理すると、
正社員・内製は即応性と現場理解
税理士は税務判断と責任
経理代行は業務効率化と安定運用
という役割分担が基本構造となります。
この整理を行わずに、「どれが一番安いか」「どれが全部やってくれるか」という基準で選ぶと、経理体制は歪みます。経理代行とは、他の選択肢を置き換えるものではなく、経理機能全体を最適化するための構成要素の一つ であると捉えることが重要です。
経理代行を活用すべき企業の共通点と向いていないケース
経理代行は多くの企業にとって有効な手段ですが、すべての企業に適しているわけではありません。導入を成功させるためには、「どのような企業が経理代行に向いているのか」を冷静に見極める必要があります。
まず、経理代行を活用しやすい企業の共通点として挙げられるのが、業務量は一定あるが、フルタイム人材を必要としない企業 です。月次の記帳や支払業務は発生しているものの、正社員一名分の業務量には満たない場合、経理代行による部分外注は非常に高い効果を発揮します。
次に、属人化リスクを抱えている企業です。特定の担当者に経理業務が集中し、その人が休職・退職した際に業務が止まるリスクを抱えている場合、経理代行によって業務を組織化することができます。また、成長フェーズにあり、採用よりもスピードを優先したい企業にとっても、経理代行は有効な選択肢です。
一方で、経理代行が向いていないケースも存在します。たとえば、経営判断と経理業務が密接に結びついており、日々の数字をもとに即断即決が求められる企業では、外注によるタイムラグがボトルネックになる可能性があります。また、経理業務を社内に蓄積し、人材育成を経営戦略の中心に据えている企業では、全面的な外注は適さない場合もあります。
重要なのは、「使うか、使わないか」という二択ではありません。
どの業務を、どの程度、外部に任せるか
この設計ができていれば、多くの企業にとって経理代行は有効な選択肢となります。
経理代行のメリットとデメリットを意思決定視点で整理する
経理代行のメリットとしてよく挙げられるのは、コスト削減や業務効率化ですが、決裁者としてはそれだけで判断すべきではありません。重要なのは、経営判断にどのような影響を与えるか という視点です。
メリットの一つは、経理業務の標準化と可視化です。外部に委託することで業務フローが整理され、ブラックボックス化を防ぐ効果があります。また、属人化が解消されることで、経営リスクが低減します。さらに、固定費を変動費に近づけられる点も、財務面でのメリットです。
一方、デメリットとしては、社内に経理知見が蓄積されにくくなる点や、コミュニケーションコストが発生する点が挙げられます。業務範囲が曖昧なまま導入すると、「思っていたほど負担が減らない」「判断が遅れる」といった不満につながりやすくなります。
決裁者にとって重要なのは、メリットとデメリットを並べて比較することではなく、
自社にとってどの影響が経営上クリティカルかを見極めること
です。経理代行は万能な解決策ではありませんが、適切に設計すれば、経営効率を大きく向上させるツールになります。
経理代行導入を成功させるための判断軸と検討ステップ
経理代行を導入する際、最も重要なのは事前準備です。いきなり業者選定に入るのではなく、まず自社の経理業務を棚卸しし、どの業務が負担になっているのかを明確にします。
次に、その業務が定型的か、判断を伴うかを整理し、外部に任せられる範囲を切り出します。そのうえで、税理士や社内担当者との役割分担を設計し、経理代行の位置付けを明確にします。
導入後は、定期的に業務範囲を見直し、経営フェーズの変化に応じて委託内容を調整します。こうした運用を前提とすることで、経理代行は一時的な施策ではなく、継続的に機能する経営基盤 となります。
まとめ 今さら聞けない経理代行とは何かを理解し正しい導入判断につなげる
経理代行 とは、単なる作業の外注ではなく、経理機能を再設計するための経営判断です。定型業務を外部に委ねることで、社内リソースを本来注力すべき判断業務に集中させることができます。一方で、すべてを任せればよいわけではなく、内製や税理士との役割分担を前提に設計することが重要です。決裁者や管理部責任者は、コストや手間だけでなく、自社の成長フェーズや経営方針に照らして導入可否を判断する必要があります。経理代行を正しく理解し、適切に活用することで、バックオフィスは単なるコストセンターではなく、経営を支える基盤へと進化します。
おすすめの経理代行サービス一覧
scroll →
| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ accounting |
|
従業員数20名以下 22.5万円/月(税抜) 従業員数20〜50名 22.5万円/月(税抜) 従業員数50〜100名 22.5~68万円/月(税抜) 従業員数100〜200名 22.5~45万円/月(税抜) |
| 株式会社Enigol | Remoba経理 |
|
6ヶ月プラン 月額料金¥200,000 12ヶ月プラン 月額料金¥180,000 |
| 株式会社Wheat | Wheat Accounting |
|
基本コース30,000円/月額(税別) |
| 芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社 | FOC経理アウトソーシング |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社M&Tコンサルティング | Smart経理 |
|
要お問い合わせ |
| メリービズ株式会社 | バーチャル経理アシスタント |
|
要お問い合わせ |
| フリー株式会社 | freee受取請求書アシスト |
|
35,000 円~ / 月 |
| 株式会社マネーフォワード | クラウド経費BPOサービス |
|
ひとり法人プラン 月払い3,980円/月 スモールビジネスプラン 月払い5,980円/月 ビジネスプラン 月払い7,980円/月 |
| 株式会社アイエーピー | 会計アウトソース |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社つばさ会計事務所 | 株式会社つばさ会計事務所 |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社ビーブラスト | i-STAFF |
|
ライトプラン 月額 税込125,400円 ベーシックプラン 月額 税込102,300円 プレミアムプラン 月額 税込89,100円 カスタマイズプラン お問い合わせ |
| 株式会社 TMJ | バックオフィス 経理スタンダード |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社パソナ | BPO・アウトソーシングサービス |
|
要お問い合わせ |
| 株式会社NTTビジネスアソシエ東日本 | 経理アウトソーシング・代行サービス |
|
要お問い合わせ |

