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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/11/17 

【2025年最新比較表あり】おすすめ会計ソフト比較15選! 個人事業主・法人向けに選び方を徹底解説

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

毎年の確定申告や日々の経理業務に、時間と手間を取られていませんか?会計ソフトは、そんな悩みを解決し、事業の成長をサポートする強力なツールです。しかし、数多くのソフトの中から「どれを選べば良いかわからない」という声も少なくありません。この記事では、会計ソフトの基本的な知識から、導入によるメリット・デメリット、そして最も重要な「失敗しない選び方」までを徹底的に比較・解説します。あなたに最適な会計ソフトを見つけ、経理業務の効率化を実現するための一歩を踏み出しましょう。

おすすめの会計ソフト一覧

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会社名 サービス名 特長 費用
フリー株式会社 freee会計
  • 企業規模やニーズに合わせた機能設定が可能
  • 直感的なUIとクラウド型によるいつでもどこでもアクセス可能な環境
  • 金融機関レベルのセキュリティとサポート体制
スターター
5,480円/月

スタンダード
8,980円/月

アドバンス
39,780円/月

エンタープライズ
見積もり
株式会社マネーフォワード マネーフォワード クラウド会計
  • 経理財務から労務管理まで業務領域を幅広くカバー
  • クラウドだから低価格ですぐに導入できる
  • サービス連携でどんどん便利に。継続率99%、満足度95%以上
ひとり法人プラン
2,480円/月

スモールビジネスプラン
4,480円/月

ビジネスプラン
6,480円/月
ソリマチ株式会社 会計王
  • かんたん操作 × しっかり機能でかゆいところに手が届く
  • クラウド上のデータをAIが自動仕訳して入力作業と書類コストを大幅削減。
  • 高品質なしっかりサポート体制、初年度分の年間保守契約「バリューサポート」を無償で提供
要お問い合わせ
株式会社DONUTS ジョブカン会計
  • クラウド上で軽快に操作でき、複数人利用や他のジョブカンサービスとの連携も可能。
  • アクティブユーザー機能で、他のユーザーが作業している事が一目でわかる
  • 無料でアップデートデータ保管法改正にも素早く対応し無料でアップデート版をご提供
スタートアップ
2,500円/月

ビジネス
5,000円/月

エンタープライズ
50,000円/月
弥生株式会社 弥生会計 Next
  • 簿記や経理の知識がなくても簡単に始められ、シンプルな画面と充実サポートで日々の記帳から決算までスムーズ。
  • 請求書発行や経費精算に対応。金融機関などの取引データを自動取得、会計業務をシームレスに連携効率化。
  • 入力データを自動集計し、部門別会計で経営状況を詳細に把握、キャッシュ状況や予測も確認でき、次の経営判断に活かせる。
エントリー
2,900円(税別)/月

ベーシックプラン
4,200円(税別)/月

ベーシックプラスプラン
7,000円(税別)/月
株式会社オービックビジネスコンサルタント 勘定奉行クラウド
  • 会計給与販売管理などバックオフィス業務を横断してカバーできる総合業務パッケージ
  • クラウドサービス「奉行クラウド」により業務のDX化を推進
  • 制度改正対応力サポート体制が強く導入実績も豊富
要お問い合わせ
ピー・シー・エー株式会社 PCAクラウド 会計
  • クラウドサブスクパッケージなど多様な提供形態を選択可能
  • 自動仕訳承認機能など入力支援が充実
  • 業種別対応(建設業公益法人医療法人など)が豊富
月額費用29,700円(税込)
株式会社ミクロ情報サービス 財務大将
  • 販売請求など他システムと連携した一体型会計システム
  • 電子帳簿保存法インボイス制度などの最新法令に対応
  • 中堅〜中小企業向けクラウドERPとして制度管理会計を両立
要お問い合わせ
弥生株式会社 やよいの青色申告オンライン
  • 初心者でも使いやすいUIと入力支援機能
  • 自動仕訳電子申告対応などの自動化機能
  • 会計給与販売など他モジュールとの連携が容易
セルフプラン
年額10,300円(税別)

ベーシックプラン
年額17,250円(税別)

トータルプラン
年額30,000円(税別)
株式会社オールシステム aoiro
  • 無料プラン中心でシンプルな青色申告専用設計
  • 簿記知識がなくても操作できる初心者向け設計
  • 申告書作成に特化し、経営分析などの機能は最小限
要お問い合わせ
株式会社スマイルワークス SmileWorks
  • 会計販売給与勤怠などを一元管理できるクラウドERP
  • 高速入力自動仕訳などで業務効率化
  • 法令対応自動更新他機能連携を標準装備
販売ERPプラン
初期費用0円+月額5,000円+各オプション

標準プラン
初期費用30,000円+月額10,000円+各オプション

Enterpriseカスタムプラン
・初期費用:300,000円+カスタマイズ費用(個別見積)
・月額費用:基本120,000円+利用機能費用+保守費用

Enterpriseオリジナルプラン
・初期費用:3,000,000円+カスタマイズ費用(個別見積)※専用サーバ構築費用含む
・月額費用:300,000円+カスタマイズ保守費用
Biz∫会計
  • 連結決算グループ会計など複数法人管理に対応
  • 部門別予実管理配賦などの管理会計機能が強力
  • 標準機能中心で短期間導入が可能
要お問い合わせ
株式会社シスプラ KEEPER Club
  • 予算作成資金繰り売上分析などを統合管理
  • AI-OCRや証憑取込など入力自動化を支援
  • 主要会計ソフト19製品と連携できる互換性の高さ
スマートパック(以下サービス全て)
5,500円/月

以下4サービスを自由に組み合わせての利用
KiCHO
2,200円/月

CHOBO
2,200円/月

DeNCHO
2,200円/月

YOJiTSU
4,400円/月
株式会社クレオ ジームクラウドAC/ZeeM 会計
  • 財務管理会計を統合し債権債務固定資産も一括管理
  • RPAOCRなど自動化ツールとの連携性が高い
  • IFRSJ-SOXなど大企業グループ会計に対応
要お問い合わせ
株式会社TKC FX4クラウド
  • 部門別業績管理やリアルタイム分析機能が充実
  • クラウド提供でサーバ不要常に最新版利用可能
  • 内部統制電子帳簿保存など制度対応に強い
要お問い合わせ

会計ソフトとは?経理業務を効率化する基本を解説

会計ソフトとは、日々の取引記録から帳簿作成、確定申告や決算書の作成まで、煩雑な経理業務を自動化・効率化するために開発されたソフトウェアのことです。従来の手書きやExcelでの管理と比較して、入力ミスを大幅に削減できる点が大きな特徴と言えるでしょう。例えば、銀行口座やクレジットカードの取引データを自動で取り込み、AIが勘定科目を推測して仕訳を提案してくれる機能は、簿記の知識に自信がない初心者の方でも安心して利用できる大きな助けとなります。また、法改正があった場合でも、ソフトウェアが自動でアップデートされるため、常に最新の法令に準拠した会計処理が可能です。これにより、専門的な知識がなくても正確な会計帳簿を維持でき、経営者は本来集中すべき事業活動に多くの時間を割けるようになります。会計ソフトの導入は、単なる業務効率化に留まらず、経営判断に必要な財務状況をリアルタイムで可視化し、事業の健全性を高めるための重要な経営基盤となるのです。会計ソフトを正しく選ぶことは、事業の成長を加速させるための第一歩と言っても過言ではありません。

会計ソフトでできること

会計ソフトが提供する機能は多岐にわたりますが、中心となるのは日々の取引を記録し、会計帳簿を自動で作成する機能です。これにより、複式簿記の知識が少ない方でも、正確な仕訳が可能になります。さらに、蓄積されたデータをもとに、確定申告に必要な青色申告決算書や収支内訳書、法人の場合は決算報告書といった専門的な書類を簡単な操作で作成できます。多くのソフトには、取引先への請求書や見積書、納品書の発行・管理機能も搭載されており、会計業務と販売管理を一元化することで、入金管理の漏れを防ぎ、キャッシュフローの把握を容易にします。加えて、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取得・連携し、仕訳を自動化する機能は、入力の手間を劇的に削減してくれるでしょう。

会計ソフトの種類(クラウド型とインストール型)

会計ソフトは、提供形態によって大きく「クラウド型」と「インストール型」の二つに分けられます。クラウド型会計ソフトは、インターネット経由でサービスを利用するタイプで、PCへのインストールが不要です。最大のメリットは、場所やデバイスを選ばずにアクセスできる点にあり、スマートフォンやタブレットからも経理作業が可能です。また、法改正や機能改善のアップデートが自動で行われるため、常に最新の状態で利用できます。一方、インストール型は、PCにソフトウェアを直接インストールして使用します。オフライン環境でも作業が可能で、買い切り型が多いため長期的なコストを抑えられる場合があります。しかし、特定のPCでしか利用できず、法改正の際には追加料金を払ってアップデートする必要があるなど、柔軟性ではクラウド型に劣る側面があります。

会計ソフトを導入するメリット・デメリット

会計ソフトの導入は、経理業務のあり方を大きく変える可能性を秘めています。手作業による煩雑な入力や計算から解放され、事業運営における多くの面で恩恵を受けられるでしょう。特に、個人事業主やリソースの限られた中小企業にとって、その効果は絶大です。しかし、その一方で、導入にあたって考慮すべきデメリットや注意点も存在します。メリットだけを見て導入を決めると、かえって業務が非効率になったり、想定外のコストが発生したりする可能性も否めません。ここでは、会計ソフトがもたらす具体的なメリットと、事前に把握しておくべきデメリットの両側面を詳しく解説し、導入を成功させるための判断材料を提供します。

会計ソフトのメリット

会計ソフトを導入する最大のメリットは、経理業務の大幅な効率化です。銀行口座やクレジットカードの取引データを自動で取得し、AIが適切な勘定科目を提案してくれるため、手作業による仕訳入力の手間と時間を劇的に削減できます。これにより、ヒューマンエラーが起こりにくくなり、帳簿の正確性が向上します。また、入力されたデータはリアルタイムでレポートに反映されるため、いつでも最新の経営状況をグラフなどで視覚的に把握でき、迅速な経営判断に役立ちます。さらに、毎年のように行われる税制改正や法改正にも、ソフトウェアが自動アップデートで対応してくれるため、専門知識がなくても法令に準拠した正しい申告書類を作成できる安心感は非常に大きいでしょう。

会計ソフトのデメリット

会計ソフトの導入には多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。まず、導入には必ずコストが発生します。クラウド型の場合は月額または年額の利用料が継続的にかかり、インストール型の場合は初期の購入費用が必要です。無料プランもありますが、機能が限定的な場合がほとんどです。また、初めて会計ソフトを利用する場合、操作方法や会計の基本用語に慣れるまでに一定の学習時間が必要になる点も考慮すべきでしょう。特に、これまでExcelや手書きで管理していた場合、新しいシステムへの移行には初期設定の手間や戸惑いが伴います。クラウド型の場合、インターネット環境がなければ利用できず、万が一のサービス障害や情報漏洩のリスクもゼロではないため、提供元のセキュリティ対策を確認することも重要です。

失敗しない会計ソフトの選び方と比較ポイント

数多く存在する会計ソフトの中から、自社に最適な一つを見つけ出すことは簡単ではありません。デザインの好みや料金の安さだけで選んでしまうと、必要な機能が不足していたり、逆に機能が多すぎて使いこなせなかったりといった失敗につながりかねません。重要なのは、自社の事業形態や規模、将来の展望を見据えた上で、多角的な視点から比較検討することです。ここでは、会計ソフト選びで失敗しないために、必ず押さえておくべき比較のポイントを具体的に解説します。これらの基準をもとに各ソフトを評価することで、あなたの事業に本当にフィットする会計ソフトが見つかるはずです。

事業形態で選ぶ(個人事業主 or 法人)

会計ソフトを選ぶ上で最も基本的な判断基準は、事業形態が個人事業主か法人かという点です。個人事業主向けのソフトは、主に確定申告(青色申告・白色申告)をスムーズに行うことに特化しています。日々の取引入力から青色申告決算書などの必要書類を作成するまで、一連の流れを分かりやすくサポートしてくれる機能が充実しています。一方、法人向けのソフトは、会社法に準拠した決算報告書の作成機能が必須です。株主資本等変動計算書や個別注記表など、法人特有の複雑な書類に対応している必要があります。また、消費税の申告においても、個人事業主より複雑な計算が求められるため、高度な設定が可能な機能が搭載されています。自社の事業形態に合わないソフトを選ぶと、申告業務で致命的な問題が生じるため、必ず確認しましょう。

機能の過不足がないか

会計ソフトは、製品や料金プランによって搭載されている機能が大きく異なります。そのため、自社の業務内容を洗い出し、必要な機能が揃っているかを見極めることが重要です。例えば、日常的に請求書や見積書を発行する業務が多いのであれば、書類作成・管理機能は必須でしょう。従業員を雇用している場合は、給与計算や年末調整に対応した機能があると、人事労務に関する業務も一元管理できて非常に便利です。また、将来的に複数店舗の経営や部門別の損益管理を考えているなら、高度な経営分析機能を備えたプランを視野に入れる必要があります。逆に、機能が豊富すぎても使いこなせなければ月額料金が無駄になってしまいます。自社の現在と少し先の未来を見据え、機能の過不足がない、最適なプランを選択することがコストパフォーマンスを高める鍵となります。

サポート体制の充実度

会計ソフトを導入したものの、操作方法が分からなかったり、仕訳で迷ったりすることは少なくありません。特に、簿記初心者や初めてソフトを使う方にとって、困ったときにすぐ相談できるサポート体制の有無は非常に重要な比較ポイントです。サポートの形式は、チャット、メール、電話など、ソフト提供会社によって様々です。一般的に、料金プランが上位になるほど、電話サポートのような、より手厚いサポートが受けられる傾向にあります。迅速な回答が欲しい場合はチャットや電話サポートが充実しているか、自分のペースで解決したい場合はFAQやマニュアルが整備されているかを確認しましょう。導入後にスムーズに運用するためにも、無料お試し期間などを利用して、サポートの対応品質やレスポンスの速さを実際に体験してみることをお勧めします。

料金体系とコストパフォーマンス

会計ソフトの料金体系は、主に初期費用と月額(または年額)費用で構成されています。特にクラウド型ソフトでは、提供される機能やサポート内容によって複数の料金プランが用意されているのが一般的です。料金を比較する際は、単純な金額の安さだけでなく、自社に必要な機能がその料金プランに含まれているか、というコストパフォーマンスの視点が不可欠です。例えば、月額料金が安くても、必須機能がオプション料金だった場合、結果的に高額になってしまうケースもあります。また、事業の成長に合わせてプランをアップグレードできるかどうかも確認しておきましょう。長期的な視点で見て、自社の事業規模と機能が見合っているか、将来的な拡張性も考慮して、最も費用対効果の高いプランを選択することが賢明な判断と言えます。

初心者・個人事業主におすすめの会計ソフト

簿記の知識に自信がない方や、初めて確定申告を行うフリーランス、個人事業主の方には、操作の分かりやすさと申告業務のサポート機能が充実した会計ソフトが最適です。これらのソフトは、日々の取引入力から青色申告決算書の作成までを、専門用語を極力使わずにナビゲートしてくれます。スマートフォンアプリと連携してレシートを撮影するだけで入力が完了する機能や、銀行口座の明細を自動で取り込む機能は、面倒な手入力を劇的に減らしてくれるでしょう。ここでは、特に初心者や個人事業主から高い支持を得ている代表的な4つのソフトを紹介します。

やよいの青色申告 オンライン

確定申告ソフトとして圧倒的なシェアを誇る「弥生」シリーズのクラウド版です。特に青色申告に特化しており、簿記初心者でも迷わず操作できるよう設計されたシンプルな画面が魅力です。取引の入力画面は「かんたん取引入力」と「仕訳形式入力」から選べるため、初心者から経験者まで対応可能です。業界最大級のカスタマーセンターによる手厚いサポート体制も特徴で、操作方法から経理業務の相談まで幅広く対応してくれるため、初めての方でも安心して確定申告の準備を進めることができます。

freee会計

「簿記の知識がなくても使える」をコンセプトに開発された会計ソフトです。収入や支出を「いつ・どこで・何に・いくら使ったか」という日常的な言葉で入力するだけで、自動的に複式簿記の形式に変換してくれます。この直感的な操作性は、経理業務に苦手意識を持つ初心者やフリーランスにとって大きなメリットです。また、請求書発行から会計帳簿への反映、入金管理までが一気通貫で行えるため、バックオフィス業務全体を効率化したいと考えている方にも最適な選択肢と言えるでしょう。

マネーフォワード クラウド会計

豊富な金融機関や外部サービスとの連携機能が最大の強みです。銀行口座、クレジットカード、電子マネー、POSレジなど、多岐にわたるサービスから取引データを自動で取得し、AIが勘定科目を提案してくれるため、入力作業の手間を大幅に削減できます。従来の会計ソフトに近い帳簿形式の入力画面も用意されているため、簿記の知識がある方にとっても使いやすい設計です。将来的な法人成りを見据えている個人事業主や、複数の事業を展開している方にも対応できる柔軟性を備えています。

aoiro

その名の通り、個人事業主の「青色申告」に特化した、シンプルさが魅力の無料会計アプリです。機能を確定申告に必要な帳簿作成と決算書作成に絞り込むことで、会計の知識がない方でも迷わずに操作できる分かりやすさを実現しています。スマートフォンアプリがメインで、レシート撮影や簡単な取引入力など、日々の記帳を隙間時間で手軽に行えるのが特徴です。まずはコストをかけずに青色申告に挑戦してみたい、という個人事業主にとって、最適な入門ツールとなるでしょう。

中小企業・法人におすすめの会計ソフト

中小企業や法人の会計業務は、個人事業主よりも複雑で、会社法に準拠した決算書の作成や、より高度な経営分析が求められます。また、経理担当者が複数名になることも多く、複数人での同時作業や権限設定、内部統制といった機能も重要になります。ここでは、小規模法人から中堅・大手企業まで、事業規模や業種、目的に合わせて選べる、信頼と実績のある会計ソフトを幅広く紹介します。自社の成長フェーズや将来の展望に合った最適なシステムを見つけるための参考にしてください。

弥生会計 Next

個人事業主向けで定評のある弥生の法人向けクラウド会計ソフトです。「やよいの青色申告 オンライン」の使いやすさはそのままに、法人に必要な会計機能に加え、見積書・請求書発行、経費精算、証憑管理といった周辺業務までをカバーします。シンプルな操作性で導入しやすく、経理担当者が少ない小規模法人や、設立間もないスタートアップ企業が、バックオフィス業務をまとめて効率化するのに最適なツールです。

会計王

長年にわたる実績を持つ、ソリマチ株式会社のインストール型会計ソフトです。買い切り型であるため、ランニングコストを抑えたい企業に適しています。導入時に農業や不動産など、業種に合わせた勘定科目や仕訳を自動で設定してくれる機能が特徴で、専門的な会計処理が必要な業種でもスムーズに導入できます。同社の販売管理ソフト「販売王」とのデータ連携も強力で、売上から会計まで一貫した管理を実現したい中小企業におすすめです。

ジョブカン会計

勤怠管理システムで有名な「ジョブカン」シリーズの会計ソフトです。最大の強みは、勤怠管理、経費精算、ワークフローといった他のジョブカンシリーズとのシームレスな連携にあります。従業員の経費申請から承認、そして会計処理への仕訳連動までを自動化できるため、バックオフィス業務全体の大幅な効率化とDX推進を目指す成長企業に最適です。クラウド型でありながら、内部統制に役立つ詳細な権限設定やログ管理機能も備えています。

勘定奉行クラウド

「奉行におまかせ」のキャッチフレーズで知られる、OBCの中堅・中小企業向け主力クラウド会計ソフトです。長年の実績に裏打ちされた信頼性と、税理士や会計士といった専門家とのデータ共有機能が充実している点が特徴です。API連携によって様々な外部サービスと柔軟に接続できるため、企業の成長に合わせてシステムを拡張していくことが可能です。財務会計だけでなく、経営状況をリアルタイムに可視化する管理会計機能も豊富で、本格的な経理体制を構築したい企業に選ばれています。

PCAクラウド 会計

複数の子会社を持つグループ企業や、事業部ごとの詳細な損益管理を行いたい中堅企業に強みを持つクラウド会計ソフトです。セグメント管理機能が充実しており、企業全体の財務状況を多角的に分析できます。同社の給与計算や販売管理といった基幹業務システム「PCAクラウド」シリーズと連携させることで、企業全体のデータを一元管理し、経営の意思決定を迅速化することが可能です。企業のDXを強力に推進するための基盤となります。

財務大将 (MJSLINK NX-Plus)

ミロク情報サービス(MJS)が提供する、中堅・中小企業向けの基幹業務システムです。一般的な会計処理に加え、医療法人や公益法人、学校法人といった特殊な会計基準が求められる業種にも標準で対応できる柔軟性が大きな特徴です。ユーザーの業務フローに合わせて画面や帳票を細かくカスタマイズできるため、独自の管理方法を持つ企業や、特殊な業種の経理業務を効率化したい場合に最適なソリューションとなります。

SmileWorks

会計、販売管理、給与計算という企業の基幹業務をワンストップで提供するクラウドERP(統合基幹業務システム)です。各機能が完全に連携しているため、データの二重入力が不要で、業務全体の効率化が図れます。特に、プロジェクト単位での原価計算や収支管理機能が特徴で、IT業、広告業、コンサルティング業など、プロジェクトごとに損益を管理する必要がある中小企業から高い評価を得ています。

KEEPER Club

中小企業の財務管理と経営改善を支援する統合型クラウドシステムです。AI-OCRによる証憑の自動読み取りや、電子帳簿保存法への完全対応など、経理業務のペーパーレス化と自動化を推進する機能が充実しています。最大の特徴は、19メーカーもの他社会計ソフトのデータを取り込めるオープンプラットフォームである点で、既存のシステムを活かしながら、高度な経営分析や未来会計シミュレーションを行いたいという企業ニーズに応えます。

Biz∫会計

NTTデータビズインテグラルが提供する、主に年商500億円以上の大手企業をターゲットとした本格的なERPパッケージです。グループ経営管理、連結決算、IFRS(国際財務報告基準)対応といった、大企業に求められる高度で複雑な会計要件に対応しています。多くのグループ会社を管理する必要がある企業や、海外展開を積極的に進めるグローバル企業にとって、経営基盤を支える強力なシステムとなります。

ジームクラウドAC/ZeeM 会計

株式会社クレオが開発する、中堅・大手企業向けのクラウド会計システムです。経理部門のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をコンセプトに、決算早期化やペーパーレス化を実現する機能が豊富に搭載されています。他システムとの柔軟な連携や、経営の意思決定を迅速化するための管理会計・経営分析機能に強みがあり、経理業務の高度化を目指す企業に適しています。

FX4クラウド

全国1万名以上の税理士・会計士が加盟するTKC全国会が提供する、中小企業向けのクラウド会計ソフトです。最大の特徴は、顧問税理士による専門的なサポートを受けながら、日々の会計処理を進められる点にあります。金融機関からの取引データを自動で取り込む機能に加え、TKCの専門家が企業の黒字化を支援するための業績管理体制を構築してくれます。経営改善に本気で取り組みたい企業にとって、心強いパートナーとなるでしょう。

会計ソフトを導入する際の注意点

自社に最適な会計ソフトを選び出し、いざ導入するという段階は、期待に満ちた瞬間です。しかし、この導入プロセスでつまずいてしまうケースも少なくありません。契約してから「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、事前にいくつかの注意点を押さえておくことが極めて重要です。特に、他社ソフトやExcelからのデータ移行を考えている場合や、本格導入前に操作感を確かめたい場合には、慎重な準備と確認が求められます。ここでは、会計ソフトの導入をスムーズに進め、その効果を最大限に引き出すために、特に注意すべき2つのポイントについて詳しく解説していきます。

データ移行は可能か、方法は簡単か

現在、Excelや他の会計ソフトで経理管理を行っている場合、過去のデータを新しいソフトへスムーズに移行できるかどうかは非常に重要な確認事項です。多くの会計ソフトでは、CSVファイル形式での仕訳データや勘定科目、取引先情報などのインポート機能を提供していますが、ソフト間の互換性によっては、データの整形や修正が必要になる場合があります。データ移行のプロセスが複雑だと、導入初期に多大な時間と労力がかかり、業務効率化という本来の目的から遠ざかってしまいます。導入を検討しているソフトの公式サイトで、データ移行の対応範囲や具体的な手順について詳しく確認しましょう。可能であれば、無料お試し期間中に少量のデータで移行テストを行い、その手軽さや正確性を事前に検証しておくことを強くお勧めします。

無料お試し期間を有効活用する

ほとんどのクラウド会計ソフトには、14日間から1ヶ月程度の無料お試し期間が設けられています。この期間は、単に機能を眺めるだけでなく、実際の業務を想定して積極的に操作感を試す絶好の機会です。まずは、日常的に行うであろう銀行口座の連携設定や、レシートを撮影しての仕訳入力などを試してみましょう。操作画面が見やすいか、入力は直感的か、レポートの表示は分かりやすいかなど、デモ画面だけでは分からない部分を体感することが重要です。また、疑問点が生じた際には、実際にサポートセンターに問い合わせてみるのも良いでしょう。レスポンスの速さや回答の丁寧さなど、サポートの質を肌で感じることで、本格導入後の安心感につながります。この期間を有効活用することが、導入後のミスマッチを防ぐ最も確実な方法です。

会計ソフトに関するFAQ(よくある質問)

会計ソフトの導入を検討していると、機能や料金以外にも様々な疑問が浮かんでくるものです。例えば、場所を選ばずに作業したいけれどスマートフォンだけで完結できるのか、あるいは大切な会社のお金を扱うだけにセキュリティは万全なのか、といった点は多くの人が気にするポイントでしょう。また、顧問税理士と協力して経理業務を進めている場合、データの共有がスムーズに行えるかどうかも重要な関心事です。ここでは、そうした会計ソフトに関する代表的な質問を取り上げ、一つひとつ分かりやすく回答していきます。導入前の不安を解消し、安心して最適なソフト選びを進めるための一助となれば幸いです。

Q1. スマートフォンだけでも利用できますか?

多くのクラウド会計ソフトは、スマートフォン向けの専用アプリを提供しており、場所を選ばずに経理作業を行うことが可能です。スマホアプリの主な機能としては、外出先で受け取ったレシートや領収書をカメラで撮影し、AI-OCR機能で日付や金額を自動で読み取って仕訳データとして登録する機能が中心です。また、日々の取引内容を確認したり、簡単な仕訳入力を行ったりすることもできます。しかし、確定申告書類や決算報告書の作成・提出、詳細な経営分析レポートの確認といった複雑な作業は、依然としてPCでの操作が前提となっている場合がほとんどです。したがって、スマートフォンはあくまで日々の隙間時間を活用した補助的な入力ツールと位置づけ、本格的な会計処理はPCで行うのが現実的な利用方法と言えるでしょう。

Q2. セキュリティは安全ですか?

企業の財務データという機密情報を預けるにあたり、セキュリティの安全性は最も気になる点の一つです。主要なクラウド会計ソフト提供事業者は、この点に最大限の注意を払っており、金融機関と同レベルの強固なセキュリティ対策を講じています。具体的には、通信のすべてをSSL/TLSによって暗号化し、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防いでいます。また、データは震災などにも強い堅牢なデータセンターで厳重に管理・保管されており、定期的なバックアップも自動で行われるため、自社のPCが故障した場合でもデータが失われる心配はありません。さらに、国際的なセキュリティ認証である「ISO/IEC 27001 (ISMS)」などを取得し、第三者機関による厳しい監査を受けている企業も多く、安心して利用できる体制が整えられています。

Q3. 税理士とのデータ共有はできますか?

はい、ほとんどのクラウド会計ソフトには、顧問税理士とデータを安全かつ効率的に共有するための機能が標準で備わっています。具体的には、税理士を会計ソフトのアカウントに招待することで、税理士は自身の事務所からリアルタイムで企業の会計データにアクセスし、内容の確認や仕訳の修正、アドバイスなどを行うことができます。これにより、従来のように会計データをUSBメモリやメールでやり取りする必要がなくなり、情報漏洩のリスクを大幅に低減できます。また、記帳内容に不明な点があれば、コメント機能などを使ってソフト上で直接コミュニケーションが取れるため、確認作業が迅速に進み、決算や確定申告の準備もスムーズになります。税理士との連携を重視する場合は、顧問税理士がどの会計ソフトを推奨しているか事前に確認するのも良いでしょう。

まとめ

本記事では、会計ソフトの基本的な役割から、導入のメリット・デメリット、そして個人事業主や法人といった事業形態に合わせた失敗しない選び方のポイントまで、網羅的に解説しました。会計ソフトは単なる経理ツールではなく、日々の業務を効率化し、正確な財務状況の把握を可能にすることで、経営判断をサポートする強力なパートナーです。最適なソフトを選ぶためには、まず自社の事業規模や業務フローを明確にし、必要な機能と予算のバランスを見極めることが重要です。今回比較紹介したポイントを参考に、いくつかのソフトの無料お試し期間を有効活用し、実際の操作感を確かめてみてください。あなたにぴったりの会計ソフトを見つけ、煩雑な経リ業務から解放され、事業の成長にさらに注力するための一歩を踏み出しましょう。

おすすめの会計ソフト一覧

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会社名 サービス名 特長 費用
フリー株式会社 freee会計
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スターター
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エンタープライズ
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弥生株式会社 弥生会計 Next
  • 簿記や経理の知識がなくても簡単に始められ、シンプルな画面と充実サポートで日々の記帳から決算までスムーズ。
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エントリー
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  • 販売請求など他システムと連携した一体型会計システム
  • 電子帳簿保存法インボイス制度などの最新法令に対応
  • 中堅〜中小企業向けクラウドERPとして制度管理会計を両立
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弥生株式会社 やよいの青色申告オンライン
  • 初心者でも使いやすいUIと入力支援機能
  • 自動仕訳電子申告対応などの自動化機能
  • 会計給与販売など他モジュールとの連携が容易
セルフプラン
年額10,300円(税別)

ベーシックプラン
年額17,250円(税別)

トータルプラン
年額30,000円(税別)
株式会社オールシステム aoiro
  • 無料プラン中心でシンプルな青色申告専用設計
  • 簿記知識がなくても操作できる初心者向け設計
  • 申告書作成に特化し、経営分析などの機能は最小限
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株式会社スマイルワークス SmileWorks
  • 会計販売給与勤怠などを一元管理できるクラウドERP
  • 高速入力自動仕訳などで業務効率化
  • 法令対応自動更新他機能連携を標準装備
販売ERPプラン
初期費用0円+月額5,000円+各オプション

標準プラン
初期費用30,000円+月額10,000円+各オプション

Enterpriseカスタムプラン
・初期費用:300,000円+カスタマイズ費用(個別見積)
・月額費用:基本120,000円+利用機能費用+保守費用

Enterpriseオリジナルプラン
・初期費用:3,000,000円+カスタマイズ費用(個別見積)※専用サーバ構築費用含む
・月額費用:300,000円+カスタマイズ保守費用
Biz∫会計
  • 連結決算グループ会計など複数法人管理に対応
  • 部門別予実管理配賦などの管理会計機能が強力
  • 標準機能中心で短期間導入が可能
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株式会社シスプラ KEEPER Club
  • 予算作成資金繰り売上分析などを統合管理
  • AI-OCRや証憑取込など入力自動化を支援
  • 主要会計ソフト19製品と連携できる互換性の高さ
スマートパック(以下サービス全て)
5,500円/月

以下4サービスを自由に組み合わせての利用
KiCHO
2,200円/月

CHOBO
2,200円/月

DeNCHO
2,200円/月

YOJiTSU
4,400円/月
株式会社クレオ ジームクラウドAC/ZeeM 会計
  • 財務管理会計を統合し債権債務固定資産も一括管理
  • RPAOCRなど自動化ツールとの連携性が高い
  • IFRSJ-SOXなど大企業グループ会計に対応
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株式会社TKC FX4クラウド
  • 部門別業績管理やリアルタイム分析機能が充実
  • クラウド提供でサーバ不要常に最新版利用可能
  • 内部統制電子帳簿保存など制度対応に強い
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SFAは活用されてこそ意味がある

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