BtoBサービス、SaaS、IT製品を徹底比較!企業のDX推進、課題を解決!

SFA JOURNAL by ネクストSFA

反社チェックサービスの費用相場は? コスト削減のポイントや注意点を紹介

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

取引先企業やその従業員が反社会勢力(暴力団、暴力団関係企業、フロント企業)ではないか、関係していないかをチェックするために有効なのが反射チェックサービス(反社チェックツール)です。

企業は新たな取引先に対して反社会勢力との関係を持っていないかどうか確認し、健全なビジネスにしなければなりません。2007年に政府指針が発表されてからは上場企業は調査状況の記録が求められるようになり、さらに反社チェックの重要性は高まっています。

しかし反社会勢力はあれこれ巧妙な手口で一般企業のふりをして近づいてくるため、反社であるかどうかを見分けにくいのが現状です。

反社チェックサービスであれば取引先に関する情報を効率的に集められ、新規契約をスピーディーかつ安全に進められます。

この記事ではこれから反社チェックサービスを利用する方に向け、費用相場やコスト削減のポイントを解説します。

【比較】おすすめの反社チェックツール一覧

scroll →

会社名 特長 費用 主な機能 無料トライアル
AUTORO 反社チェック
  • 現在利用中のSFA/CRMと連携すれば、取引先情報を自動登録・調査開始
  • 調査結果を絞り込み表示できて便利
  • GoogleDriveなどのストレージサービスへ自動で保存可能
月額50,000円~ ・反社チェック
・コンプライアンスチェック
・API連携
・チャットサポート など
RoboRoboコンプライアンスチェック
  • 150社以上の上場企業を含む累計6,000社以上の導入実績
  • Excelのドラッグ&ドロップで簡単に取引先を一括登録可能
  • AIが重要な記事の選別・文章の要約を行ってくれるから確認作業を効率化できる
1件100~200円~ ・一括登録
・チェック条件設定
・自動検索
・自動取得
・注目度機能 など
アラームボックス
  • 最低料金1件500円で利用開始できるから初めての方にもおすすめ
  • 専門調査会社情報や新聞記事など主要な情報ソースから反社チェックできる
  • 検索結果の選別から確認までの作業をサポートする独自の本人確率機能
月額3,000円~ ・専門調査会社情報
・新聞記事検索
・Web情報検索
・本人確率機能 など
RiskAnalyze
  • 独自に構築したリスクチェック専用データベース
  • 情報を入力してわずか0.4秒で調査レポートを自動作成
  • API連携で既存の顧客管理システムの情報から自動でチェック
月額27,500円~ ・レポート作成
・API連携 など
RISK EYES
  • 独自のデータベースによる高い検索精度
  • 生年期間や懸念度、除外ワードなど絞り込み機能が充実
  • 取引先情報と反社チェックの結果を法人番号ベースで一括管理・自動更新
1検索300円~ ・画面検索
・一括検索
・ブログ・掲示板検索
・制裁リスト検索 など
uSonar
  • 業界・業種問わず多様な企業の利用実績あり
  • 名刺を簡単にデータ化できるから情報入力の負担を軽減できる
  • 取引先の移転や社名変更などの情報は自動で更新されるから手間が少ない
要お問い合わせ ・サジェストサーチ
・トランス
・かんたん登録
・名刺スキャン
・超名寄せ/NICE など
DQ反社チェック
  • 低価格や調査内容など重視するポイントに合わせて適したプランを選択できる
  • 調査システムと人の目によるチェックの併用で精度の高い調査結果を納品
  • 犯罪歴や訴訟歴などのカスタマイズも可能
1件500円~ ・個人調査
・企業調査
・新聞記事検索
・Web検索 など
要お問い合わせ
リスクチェック
  • 顧客情報を取り込むだけで取引リスクを自動で調査するから担当者の工数を削減できる
  • LSEG社とKYCC社のリスクデータベースを使用した取引リスク調査
1件500円~ ・自動スクリーニング
・メール署名取り込み
・一括リスクチェック
・リスク検索 など
反社チェックヒートマップ
  • 独自に収集した反社・コンプライアンス情報を企業検索するだけで簡単に取得できる
  • Webだけでなく新聞記事も同時に検索可能
要お問い合わせ ・企業検索
・与信指標チェック
・コンプライアンスチェック など
要お問い合わせ
日経リスク&コンプライアンス
  • メディア情報、公的リスト、Web情報をソースとした検索でリスクを検知
  • 10,000社以上の経験に基づいたリスクの定義と特定キーワード
  • 日経テレコンと言語理解研究所の共同開発による優れた文章解析技術で関連度の高い記事を抽出
要お問い合わせ -
minuku
  • 属性要件と行為要件に基づいた定義付けによって構築された厳格なデータベース
  • テキストやExcelのデータを使って数万件の検索を一括で検索できる
  • API連携によってCRMツールなどに組み込み、CRMツール上で反社チェック処理が可能
要お問い合わせ ・一括検索システム
・都度検索システム
・RPAシステム
・詳細調査レポート など
要お問い合わせ
Gチェッカー
  • 50件の検索が165円、300件でも990円で利用可能だから少しの調査にも使いやすい
  • 全国紙や地方紙など約150紙誌の過去40年分の情報をソースにした信頼性の高い調査
  • 誰でも使いやすい操作画面
月額495円~
1件3.3円~
-

「反社」とは?

反社とは反社会的勢力の略称で、主に暴力団のことを指します。前述した政府指針の中では「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」と定義づけされています。

時代の流れによって反社の形は多様に変わり、一見すると普通の企業と思える会社であっても、実はフロント企業であったということも少なくありません。

反社は公序良俗に反する方法を使って、不当な要求や不正な取引を持ちかけてくることから、社会の健全な発展を阻害する存在として知られています。

コストを抑えつつ反社リスクを軽減する方法

反社会的勢力との関係を防ぐ主な方法は、取引開始前の信用調査です。しかしコストがかかることに抵抗を感じている企業も多いでしょう。ここからはコストを抑えつつリスクを軽減する方法を3つ紹介します。

  • 自社で調査する
  • 行政機関への相談する
  • 反社チェックサービスを活用する

自社で調査する

調査の第一段階として、まずはインターネットや新聞記事を活用して自社で調査する方法が挙げられます。検索エンジンで「企業名 容疑・処分・訴訟・送検・逮捕」などを入力すると、関連あるサイトがヒットするので、一つずつ確認してください。

注意点としては個人のブログやSNSなどを見るのではなく、新聞社サイトや官報などの一次情報を参考にすることです。個人による発信は根拠に乏しく、信頼度が高くありません。その点、新聞社サイトや官報はきちんとした情報を元に発信されているため、信頼に足る情報だと判断できます。

ただしこの調査方法は時間を要し、従業員の通常業務の遂行を妨げてしまう可能性がある点に注意が必要です。

行政機関へ相談する

取引先と暴力団との関係が判明した場合、各都道府県に設置されている暴力追放運動推進センター(暴追センター)への相談が有効です。弁護士や警察OBなど専門知識を持つスタッフが対応し、状況に応じて警察への要請も行ってくれるため、専門家の支援を得られます。

この相談制度は新規取引先の事前確認だけでなく、既存取引先が反社会的勢力と関係を持ったケースや、暴力団関係者が会社に押しかけてくるといった緊急性の高い事案でも利用できます。こうした不測の事態に備え、暴追センターの存在と役割を把握しておくことは企業防衛の観点から重要です。

参考:全国暴力追放運動推進センター.https://www.zenboutsui.jp/index.html ,(2024-11-28).

反社チェックサービスを活用する

反社チェックサービスを利用するメリットは以下の3つです。

  • 情報収集が簡単にできる
  • 情報の見落としや間違いを防げる
  • 企業の信頼につながる

反社チェックサービスは調べたい企業を検索するだけで簡単に調査ができ、誰でもすぐに知りたい情報が手に入ります。またあらゆる情報網を駆使して企業に関する情報を集めてくるため、自社調査では見落としがちな細かな情報までしっかりと調査が可能です。

さらに反社チェックサービスを利用して調査を行ったということは、正当な方法で確実な情報を入手していると判断されやすく、企業の信頼度も向上するでしょう。

反社チェックサービスの費用相場

反社会的勢力のチェックサービスは、企業規模や利用頻度に応じて多様な料金体系が設定されています。基本料金と従量制料金を組み合わせたプランが一般的で、利用者数や調査件数によって費用が変動します。

1件あたりの調査費用は3,000円から50,000円程度が相場となっており、企業のニーズに合わせた選択が可能です。初めてサービスを利用する企業には、お試し利用ができるトライアルプランを提供している事業者もあり、実際の使用感を確認してから本契約を検討できます。

各サービスには独自の料金プランが用意されているので、自社の利用頻度や予算に最適な反社チェックサービスを選びましょう。

なお以下の記事では、おすすめの反社チェックサービスの料金やプランなどを分かりやすく一覧にしています。どのサービスにするか迷う方は、ぜひ参考にしてください。
>>反社チェックツール12選を徹底比較!導入メリットや注意点も解説!

そもそも反社チェックサービスはなぜ必要なの?

反社チェックサービスは活用することで、暴力団との関係を回避できるだけでなく、さまざまなメリットがあります。例えば「質の高い調査を行える」「調査にかかる工数を削減できる」「外部の目を使って調査することで、コンプライアンス体制が強化される」「法令順守の実効性が向上する」などです。

これらは企業にとって重要なポイントであり、社会からの信頼を得るためには必要不可欠です。複雑なやり方で近づいてくる反社から、身を守るためにもぜひ活用しましょう。

安全に、手軽に、情報の取りこぼしなく取引先に関する情報を入手できるため、健全な経営を目指す企業にとって反社チェックサービスは必要なツールです。

反社チェックの重要性に関して詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
>>反社チェックの重要性とは? リスクを防ぐための基礎知識を紹介

反社チェックを導入する際の注意点

便利な反社チェックサービスですが、導入する際はいくつか注意点があります。どのようなポイントに気を付けなくてはならないかを、参考にしてください。

サービスに頼りすぎない

反社チェックサービスは大量の情報を迅速に処理してくれる一方で、情報の正確性や最新性には限界があるサービスもあります。正確性や最新性に乏しい反社チェックサービスを利用してしまうと、誤った情報を信じてしまうかもしれません。

故意ではないにしても一度でも暴力団との関わりを持ってしまうと、社会的信用は一気に落ち、企業とのビジネスチャンスを失うことも考えられます。

反社チェックサービスはあくまで補助的な役割と認識し、最終的な判断は経験と専門知識に基づいて行うことが重要です。

情報漏洩のリスクやプライバシー保護してくれるかを確認する

反社チェックサービスでは自社や取引先の企業情報、社員の個人情報などを取り扱います。そのため反社チェックサービスがどのように情報管理を行っているのか、特に注意しなければなりません。

もし調査の過程で情報が漏れてしまうことが起きてしまった場合は、企業の信用失墜や法的責任の追求がなされる可能性があります。プライバシー保護と情報セキュリティの徹底は、反社チェックサービスを利用する上で欠かせないポイントの一つです。

まとめ

反社チェックサービスは、自社を反社から守るためにはぜひ活用したいサービスです。コストや工数を削減しつつ、質の高い調査結果を得られるので、健全な経営を目指す企業にとっては必要不可欠なサービスでしょう。

反社チェックサービスは料金形態やプラン内容、強みなどサービスによってさまざまな特徴があります。「自社が求めているものは何か」「どのような調査をしてほしいか」など、明確にしながら選びましょう。

下記の記事では、おすすめの反社チェックサービスを複数社紹介しています。特長・費用・主な機能・無料トライアルの有無など詳細に記載しているので、ぜひ参考にしてください。
>>反社チェックツール12選を徹底比較!導入メリットや注意点も解説!

【比較】おすすめの反社チェックツール一覧

scroll →

会社名 特長 費用 主な機能 無料トライアル
AUTORO 反社チェック
  • 現在利用中のSFA/CRMと連携すれば、取引先情報を自動登録・調査開始
  • 調査結果を絞り込み表示できて便利
  • GoogleDriveなどのストレージサービスへ自動で保存可能
月額50,000円~ ・反社チェック
・コンプライアンスチェック
・API連携
・チャットサポート など
RoboRoboコンプライアンスチェック
  • 150社以上の上場企業を含む累計6,000社以上の導入実績
  • Excelのドラッグ&ドロップで簡単に取引先を一括登録可能
  • AIが重要な記事の選別・文章の要約を行ってくれるから確認作業を効率化できる
1件100~200円~ ・一括登録
・チェック条件設定
・自動検索
・自動取得
・注目度機能 など
アラームボックス
  • 最低料金1件500円で利用開始できるから初めての方にもおすすめ
  • 専門調査会社情報や新聞記事など主要な情報ソースから反社チェックできる
  • 検索結果の選別から確認までの作業をサポートする独自の本人確率機能
月額3,000円~ ・専門調査会社情報
・新聞記事検索
・Web情報検索
・本人確率機能 など
RiskAnalyze
  • 独自に構築したリスクチェック専用データベース
  • 情報を入力してわずか0.4秒で調査レポートを自動作成
  • API連携で既存の顧客管理システムの情報から自動でチェック
月額27,500円~ ・レポート作成
・API連携 など
RISK EYES
  • 独自のデータベースによる高い検索精度
  • 生年期間や懸念度、除外ワードなど絞り込み機能が充実
  • 取引先情報と反社チェックの結果を法人番号ベースで一括管理・自動更新
1検索300円~ ・画面検索
・一括検索
・ブログ・掲示板検索
・制裁リスト検索 など
uSonar
  • 業界・業種問わず多様な企業の利用実績あり
  • 名刺を簡単にデータ化できるから情報入力の負担を軽減できる
  • 取引先の移転や社名変更などの情報は自動で更新されるから手間が少ない
要お問い合わせ ・サジェストサーチ
・トランス
・かんたん登録
・名刺スキャン
・超名寄せ/NICE など
DQ反社チェック
  • 低価格や調査内容など重視するポイントに合わせて適したプランを選択できる
  • 調査システムと人の目によるチェックの併用で精度の高い調査結果を納品
  • 犯罪歴や訴訟歴などのカスタマイズも可能
1件500円~ ・個人調査
・企業調査
・新聞記事検索
・Web検索 など
要お問い合わせ
リスクチェック
  • 顧客情報を取り込むだけで取引リスクを自動で調査するから担当者の工数を削減できる
  • LSEG社とKYCC社のリスクデータベースを使用した取引リスク調査
1件500円~ ・自動スクリーニング
・メール署名取り込み
・一括リスクチェック
・リスク検索 など
反社チェックヒートマップ
  • 独自に収集した反社・コンプライアンス情報を企業検索するだけで簡単に取得できる
  • Webだけでなく新聞記事も同時に検索可能
要お問い合わせ ・企業検索
・与信指標チェック
・コンプライアンスチェック など
要お問い合わせ
日経リスク&コンプライアンス
  • メディア情報、公的リスト、Web情報をソースとした検索でリスクを検知
  • 10,000社以上の経験に基づいたリスクの定義と特定キーワード
  • 日経テレコンと言語理解研究所の共同開発による優れた文章解析技術で関連度の高い記事を抽出
要お問い合わせ -
minuku
  • 属性要件と行為要件に基づいた定義付けによって構築された厳格なデータベース
  • テキストやExcelのデータを使って数万件の検索を一括で検索できる
  • API連携によってCRMツールなどに組み込み、CRMツール上で反社チェック処理が可能
要お問い合わせ ・一括検索システム
・都度検索システム
・RPAシステム
・詳細調査レポート など
要お問い合わせ
Gチェッカー
  • 50件の検索が165円、300件でも990円で利用可能だから少しの調査にも使いやすい
  • 全国紙や地方紙など約150紙誌の過去40年分の情報をソースにした信頼性の高い調査
  • 誰でも使いやすい操作画面
月額495円~
1件3.3円~
-

ページ先頭へ戻る