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SFA JOURNAL by ネクストSFA

生成AIの主要な種類を紹介! 失敗しないサービスの選び方

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

生成AIとは文章・画像・動画などのコンテンツを作る際に用いられる人工知能(AI)のことです。「プロンプト」と呼ばれる指示文に従い、要求されたコンテンツを生成する技術が搭載されています。

例えば「海辺の夕暮れの風景を描いて」というプロンプトを打ち込むと、指示された内容に沿って画像を作成します。文章の作成もお手の物で、「クリスマスをテーマにした短編小説を書いて」と指示すれば、ユーザーの意図を反映したコンテンツを作り出すことも可能です。

人間が文章や動画を作成するとなればどうしても時間がかかりますが、生成AIを使えば数秒から数十秒で完成します。この記事では主な生成AIの種類を紹介しているので、業務を効率化するために活用したい方はぜひ参考にしてください。

【最新版】おすすめの生成AIサービス一覧

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サービス名 特長 費用 主なサービス
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  • 生成AIを業務に活用するリスキリング研修、初級から上級まで幅広いニーズに対応!
  • 企業の特性や業務内容に合わせて、課題解決につながるカリキュラムをオーダーメイドで作成!
  • 助成金活用で安価に受講可能、提携社労士による申請~受給までの無料サポート付き!
  • 無料トライアルあり、学習内容を把握した上で本格導入を検討可!
プロフェッショナル:2.4万円/月
エンタープライズ:要お問い合わせ
生成AIと業務効率化に特化したeラーニング
SELFBOT
  • ドキュメント構造も把握する、高い解析精度
  • 高い回答精度を保持しつつ制御も可能
  • プロンプトエンジニアによる、手厚い導入サポート
要お問い合わせ 顧客対応
展示会、イベント対応
AIアバター
社内DX など
リコーのAI
  • 精度の高い回答を実現
  • 社内データをアップロードするだけで、自社専用のAIが活用できる
  • 回答生成に当たり参照したデータを表示するので根拠が明確にわかる
要問い合わせ 問い合わせ対応
メール返信
社内資料の高度検索
VOC分析 など
ユーザーローカル ChatAI
  • AIの学習に利用されないセキュアな環境
  • ファイルをアップロードすることで、自社データに対してChatGPTを利用することが可能
  • 社内の利用状況を簡単に管理・蓄積
要問い合わせ 企画のアイデア出し
社内データ検索
LPやチラシの作成
Excelの関数作成 など
dailyAI
  • ファイルの分析や要約、企画アイデア出し、文章下書きなどの業務を効率化
  • より使いやすい生成 AI を実現
  • 目的に合わせたプロンプトを選択可能
要問い合わせ 統計情報の傾向分析
議事録や専門文書の要約
誤字脱字チェック
アイデア出し
文章下書き
翻訳 など
AIさくらさん
  • 特許取得・国際規格ISOで品質を約束
  • 最新AI技術を駆使しDX推進チームをサポート
  • 登録・チューニングは完全自動対応
要お問い合わせ 接客
クレーム対応
Web自動解析
スケジュール対応
業務のDX化 など
テラデータ
  • 各業界のビジネス課題に対応するソリューションを提供
要お問い合わせ データファブリック
In-Database分析
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Bring Your Own Analytics など
サテライトエーアイ
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無償プラン
有償プラン:月額100円(ユーザーライセンス料)+LLM利用回数課金
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月額900円~(20ID以上) 文章要約
監査ログ
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回答制度向上設定
音声認識
プロンプトテンプレート設定 など
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  • 複数の生成AIサービスに対応
  • カスタマイズ可能なテンプレート
  • 面倒な運用管理もお任せ
月額料金200,000円 コンサルティング
移行・環境構築
セキュリティ
運用・最適化
トレーニング
請求代行サービス

従来のAIとの違い

生成AIは人工知能の一種であり、AIと混同されがちですが実は異なる技術です。ここでは従来のAIと生成AIの違いを分かりやすく説明します。

【AIと生成AIの違い】

AI・あらかじめデータや文字列などを読み込ませる必要がある・そのデータに基づいて回答を作成したり結果を予測したりする
生成AI・与えられたデータを基に、自ら学習して創造的なアウトプットができる・ディープラーニング(深層学習)により、情報を記憶して知識を蓄える

従来のAIは「パターンマッチング」を得意としており、与えられたデータから特定のパターンを導き出すための手法と認識されていました。事前に特定の情報を学習させて「これは○○です」と判定させたり、既存のデータの範囲内で結果を予測したりするのが一般的です。

生成AIの場合はディープラーニングにより、データの本質的な特徴や情報の関連性などを学べるため、独創的なアウトプットを生み出せるのです。

生成AIができることは?代表的な7つの種類を紹介

生成AIと一口にまとめても、その種類は多岐にわたります。ここでは代表的な7つのサービスを紹介しましょう。

  1. テキスト生成
  2. 画像生成
  3. 音声生成
  4. 動画生成
  5. コード生成
  6. 会話生成
  7. 音楽生成

これから生成AIを活用したい方は、参考にしてください。

①テキスト生成

生成AIの代表格といえるのがテキスト生成AIです。プロンプトを参考にさまざまな文章を作成することが可能で、仕事やプライベートなどあらゆる場面で活用できます。

メールの文面作成や議事録の要約といった用途などで活用されており、文章を書く以外にも幅広い使い道が考えられます。例えば「原稿のタイトルが思い浮かばない場合に案を出してもらう」「文章の言い回しを調整する」など、目的に応じて柔軟な使い方ができるでしょう。

テキスト生成AIは大規模な言語モデルを学習しており、与えられたプロンプトに従って「このような単語の並びになるのでは?」と推測しながら文章を作成します。ユーザーはテキストボックスに指示文を入力するだけなので、それほど難しい知識は必要ありません。

ただし生成AIで文章を作成する際は、情報の正確性を精査しましょう。また必ずしもユーザーの意図に沿った回答になるとは限らないため、少しずつ調整する必要があります。

またプロンプトに関して下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
>>生成AIを使いこなすにはプロンプトが重要? 上手く書く7つのコツやすぐに使える例文を紹介

②画像生成

生成AIの進化はすさまじく、昨今では画像の作成も可能となりました。完成イメージを文章で入力すると、高精度かつオリジナルの画像が簡単に作れます。写実的なものからアニメ風のものまで、ユーザーの要望に合わせてさまざまな画像を作成できるのが特徴です。

例えば「文章は書けるけれど見出し画像の加工ができない」という場合、生成AIを使えばすぐに作成できます。またスライド資料に掲載するグラフや表なども作れるので、プレゼンテーションにも役立ちます。

ただし生成された画像が著作権を侵害しているケースも想定されるため、SNSでの投稿や商業利用には注意が必要です。「画像生成時に使われたデータが著作権で保護されていないか」「使用許諾があるか」などを確認しましょう。

また画像生成AIについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
>>生成AIが作った物は著作権侵害になる?リスクの軽減や注意点を解説

③音声生成

音声生成AIとは、音声データをシステムに学習させた上で新たな音声を生成する技術のことです。音声の特徴を情報として取り込み、それを基に新たな音声データを作成します。機械の音声には特有のぎこちなさがありますが、音声生成AIはまるで人間が話しているような音声を生成できます。

音声生成AIの用途は幅広く、ナレーションや音声ガイドに用いられたり、オーディオブックの読み上げなどに活用されたりしています。最近はYouTubeの動画でも生成AIの音声が使われており、身近な技術として浸透してきました。

音声生成AIは特定の人物の声を学習して、その人の音声を再現することも可能です。音声を登録しておけばテキストの内容を変更しても再収録する手間が不要となるため、繰り返し同じパターンで音声コンテンツを作る際の手間が少なくなります。

④動画生成

生成AIは動画コンテンツの領域にも浸透しつつあり、プロンプトや画像を基に誰でも簡単に動画を作れるようになりました。

すでに広告業界では活用され始めており、数秒程度の動画広告を作成したりソーシャルメディア向けのコンテンツを作成したりする動きが出てきました。その他にも子ども向けの動画を作ったりエンターテインメント用のアニメーション動画を生成したりできます。

従来の動画制作では撮影や編集などが必要であり、専門知識や技術がなければできませんでした。しかし動画生成AIの登場により、動画を作ったことがない方でも短尺のコンテンツなら制作できる時代になっています。

技術が発達するにつれて、今後はより長時間かつ複雑な動画コンテンツを生成することも可能になるかもしれません。また映像表現の質が向上すれば、よりリアルな動画を生み出せるようになる可能性もあります。

⑤コード生成

コードとはコンピューターに命令を与えるためのデータを指します。生成AIの技術はプログラミングの領域でも使われていて、コード生成AIにプロンプトを打ち込めばコードの作成が可能です。

例えば「添付のCSVファイルを参考にデータを加工して、新規のファイルに保存して」と要件を入力すると、それに対応するPython(パイソン)といったプログラムコードを自動的に生成できます。

適切に活用できればプログラミングの作業時間を減らせますが、生成されたコードが期待通りに動作するか確認することをおすすめします。セキュリティの面でも注意しなければならず、想定外の不具合や弱点が存在するかもしれません。

コード生成AIはあくまでも基本的な部分の構築に使用して、実際には安全性を保証できるコードを用いるようにしましょう。プログラマーの方が勉強のために用いるなら問題ないと考えられます。

⑥会話生成

会話生成型のAIは、企業のWebサイトでよく見かける技術です。ユーザーがAIに質問すると、自然な文章で回答します。テキスト生成AIと似ていますが、会話に重きを置いている点に違いが見られます。

主にビジネスで使用される場合が多く、チャットボットがオンライン上でカスタマーサポートを行います。会話生成AIを導入すると専任のスタッフを常駐させる必要がなく、深夜や休日でも顧客対応できるのが利点です。結果として顧客満足度の向上と人件費の削減につながるとはいえ、ときには人間が対応すべき場面もあると想定されます。

会話生成型のAIは幅広い用途を想定しており、SNSに投稿するテキストの作成やブログ記事の草稿作成などにも対応できます。プライベートで使用する場合でも活用できるので、アイデアがほしいときの相談相手としても活躍するでしょう。

⑦音楽生成

音楽生成AIとは、プロンプトに基づいてオリジナルの音楽を作曲する技術のことです。大量のデータからメロディーやリズムなどの要素を理解して、ユーザーが指定した条件に従って生成AIが楽曲を作ります。

まだ発展途上の技術ゆえ、人間の作曲家のように芸術性の高いコンテンツを作るには至っていないものの、ゲームのBGMや広告用のジングルを生成する場面で積極的に使われています。

一つの曲を作るには専門知識や独創性などが求められますが、音楽生成AIを使用すれば作曲の基礎を知らなくても誰もが曲を生み出せるようになるでしょう。もちろんクオリティはプロに及ばないものの、たたき台として作成した曲をブラッシュアップすることで、それなりの完成度に近づけられる可能性はあります。

AIがどこまで芸術の分野に踏み込めるかは未知数です。しかし技術の進歩はすさまじい速度で進んでおり、作曲の補助ツールとして一定の評価を得る日は近いかもしれません。

失敗しない生成AIサービス4つの選び方

続いては生成AIサービスの選び方を4つ紹介します。

  • サービスを利用する目的を明確にする
  • 国産サービスと海外製サービスのどちらがよいかを決める
  • 料金は内容と見合っているかを検討する
  • 口コミを確認する

これから生成AIの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

サービスを利用する目的を明確にする

生成AIは確かに便利です。しかし事前にどのような目的で使いたいのかを明確にしておく必要があります。「文章の作成や推敲をしたい」「リサーチに特化したツールを選びたい」など、ニーズはさまざまでしょう。

生成AIの技術を有効活用するには、それぞれの特徴を把握するところから始めるのをおすすめします。Webで検索すれば情報を入手できるので、自社の業務に必要なサービスを絞れます。

業務の効率化を促進するのは大事ですが、とりあえず最新の技術を導入すればよいとも限りません。「解決したい課題は何か」「そのためにはどのサービスがいるのか」など、しっかり見極めてください。

国産サービスと海外製サービスのどちらがよいかを決める

生成AIには国産のサービスと海外製のサービスの2種類があり、どちらにもメリットとデメリットが存在します。

【国産の生成AIのメリット・デメリット】

メリットデメリット
・表記が日本語なので分かりやすい・問い合わせ対応する際に連絡しやすい・最新の技術が入ってくるまでに時間がかかる・特定のニーズに特化しているので、用途が限定されやすい

【海外製の生成AIのメリット・デメリット】

メリットデメリット
・最新の技術が導入されている場合が多い・国際的なトレンドやニーズを反映している・情報提供は英語のみ・日本語でのサポートが不十分な場合が多い

上記の表を参考に、それぞれ比較して選びましょう。

料金は内容と見合っているかを検討する

生成AIツールには無料プランと有料プランがあり、無料だと使用できる機能や回数に制限があります。課金した方が便利とはいえ、使用頻度に応じて料金と機能が見合っているか検討するとよいでしょう。

例えば以下のような場合は有料プランを選んでも問題ありません。

  • 毎週ブログを3記事更新する
  • SNSに投稿する画像を毎日10枚作成する

たまに生成AIツールを使う程度なら、あえて無料プランのまま使ってもよいでしょう。ツールを導入するにはコストがかかるため、有料プランにするとどこまで業務の効率が上がるかを検討してください。まずは無料版で使用感を確認してから導入しても遅くありません。

口コミを確認する

口コミが必ずしも信頼できるとは限らないものの、生成AIツールを導入する前にユーザーのレビューを確認するのが重要です。良い評価と悪い評価の両方に目を通し、ツールの使い勝手や技術レベルなどを把握しましょう。高評価が多ければ、おおむね信頼できると判断できます。

生成AIツールを使う際に重視すべき点は、使いやすさや技術サポートの質などです。またアップデートの頻度やツールの安定性なども求められるでしょう。自社と同じ業界や規模感が近い企業の口コミは参考になるので、入念にチェックしてください。

まとめ

昨今は生成AIの技術がめざましいスピードで進化しており、文章の作成や画像生成にとどまらず動画や音楽なども生み出せるようになっています。

生成AIの登場によって業務の効率化を促進することが可能になり、積極的に生成AIツールを導入する企業が増えました。生成AIツールの選び方やメリット・デメリットなどを押さえた上で、自社に合うサービスを選びましょう。

株式会社ジオコードでは、Webマーケティングやクラウドセールステック事業などのご相談を随時受け付けています。集客や営業管理でお困りなら、お気軽にお問い合わせください。

生成AIのメリットや具体的なツールについて詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

【最新比較】おすすめの生成AIサービス9選! メリットや活用時に気を付けたいことを解説 | SFA JOURNAL

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