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請求書カード払いとは? 仕組み・メリット・注意点をやさしく解説

藤田 貴英

【監修】株式会社ジオコード 経理財務課課長
藤田 貴英

経理一筋20年、中小企業から大企業までさまざまな規模の経理業務に従事。
株式会社ジオコードに入社後、経理財務課課長に就任し、IPO準備の中心メンバーとして上場に導く。

企業間の決済方法は、請求書払いが一般的です。しかし請求書払いでは資金繰りが厳しいという企業もいるのではないでしょうか。請求書カード払いを利用すれば、支払いを先延ばしにできたり、管理の手間がかからなくなったりと、さまざまなメリットがあります。

そこで本記事では、請求書カード払いについて、仕組みやメリット、注意点などについて詳しく解説します。請求書カード払いを検討している企業や資金繰りにお悩みの企業は、ぜひ参考にしてみてください。

【比較表】請求書カード払いのおすすめサービス

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サービス名 特長 手数料 対応しているクレジットカード
INVOYカード払い INVOYカード払い 詳細はこちら
  • カード発行まで最短3時間
  • カードの発行や年会費は無料
  • 請求書チャージで成約した金額でカードのご利用可能枠が増やせる
3% VISA、Mastercard、JCB
支払い.com 支払い.com 詳細はこちら
  • カードの引き落とし日まで、支払いを最長60日先延ばし可能
  • ポイントやマイルが貯まる
  • クレディセゾンとの共同運営
4% SAISON CARD、VISA、Mastercard
LP請求書カード払い LP請求書カード払い 詳細はこちら
  • 手数料が業界最低水準の2.95%(最低支払手数料は600円)
  • 初期費用や月額費用が無料、最短即日振込に対応可能
  • 法人であれば社会保険料支払いにも対応可能
2.95% Visa、Mastercard、JCB
Fintoカード払い Fintoカード払い 詳細はこちら
  • 利用上限額無し!クレジットカード枠内であれば高額支払いも可能!
  • 最短、即日審査!翌日振込可能。急ぎの支払いにも対応可能!
  • 支払先に知られることもなく、与信情報にも影響なし!安心してご利用いただけます
2.5% Visa、Mastercard、セゾンブランドのカード
Money Foward請求書カード払い for Startups
  • 小口の資金繰りニーズの方に最適
  • 申込みから数営業日で利用可能
  • カードのポイントも貯まる
2.4%~ VISA、Mastercard、JCB
DGFT請求書カード払い
  • 業界最低水準の手数料
  • 書類不要で最短当日から申請可能
  • カード決済で何度でも利用可能
3% JCB, VISA, Master, Diners Club,SAISON CARD
請求書カード払い JCB×Digital Garage
  • 業界最安水準の手数料2.98%
  • 安心して利用できるセキュリティ
  • 利用登録無料
2.98% JCBグループのカード発行会社が提供するカードが対象
Biz Forward請求書カード払い
  • 請求書をカードでお支払い
  • 支払い期日を最大60日繰り越し
  • 請求書とクレジットカードがあればすぐに利用可能
2.8% 国内で発行されたVisa/Mastercard/JCBブランドのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカード
請求書カード払い by GMO
  • これまで銀行振込をしていた請求書に対してカード決済が利用可能
  • 借入なしで最大55日間支払いを延長
  • サービスご利用にかかる費用は、支払い金額の3.0%
3% Visa / MasterCard
NP掛け払い 請求書カード払い
  • 書類提出不要ですぐに利用可能
  • カード支払い申請後の進捗状況だけでなく、過去に申請した取引先や請求書の確認できる
  • あらゆる請求書の支払期日を最大60日間先延ばしできる
3% VISA、Mastercard、JCB
請求書支払い代行サービス
  • どんな支払いもカード決済可能
  • 借入なしで最大約40日後に支払い延長
  • 業界最安水準の手数料3%
3% 国内で発行されたVisa/Mastercard

この記事の目次はこちら

請求書カード払いとは?

まずは請求書カード払いの概要を、分かりやすくご紹介します。

そもそも「請求書をカードで支払う」とはどういうこと?

通常、企業や個人事業主は、取引先から送られてくる請求書に従って銀行振込で代金を支払います。しかし最近では「請求書をクレジットカードで支払う」という、新しい決済方法の請求書カード払いが注目されています。

請求書カード払いは、クレジットカードそのものが請求書支払いに対応しているわけではなく、「請求書カード払いサービス」と呼ばれる仲介サービスを利用するものです。取引先がカード決済に対応していなくても、クレジットカードで支払いできるようになります

例えば、「取引先からは“銀行振込でお願いします”と言われているけど、クレジットカードで支払いたい」という場合、請求書カード払いを利用すれば間に入る決済サービスが立て替えて取引先に振込をしてくれ、自社(自身)はカード会社に支払うだけという仕組みです。

一般的な支払いとの違い(銀行振込との比較)

銀行振込と請求書カード払いの主な違いは、以下の通りです。

比較項目銀行振込請求書カード払いサービス
取引先への支払い自社請求書カード払いサービスの運営会社
支払期限請求書に記載された期日クレジットカード会社の引き落とし日まで猶予
ポイント・マイルたまらないカードの種類によってはたまる
手数料銀行の振込手数料(1件当たり数百円)サービス手数料(3〜4%程度)
取引先の対応状況相手が銀行口座を持っていればOK相手がカード非対応でも利用可能

請求書カード払いを利用すれば、資金繰りを改善できる可能性があります。資金に余裕がない時期や、現金の出費を抑えたい場面での利用に適しています。

どんな仕組みで請求書カード払いができるのか?

請求書をクレジットカード払いにしたい場合、一般的には「請求書カード払い専用の決済サービス」を利用します。取引先がクレジットカード決済に対応していなくても、このサービスを介せばカード払いが可能です。

請求書カード払いでは、決済サービスがユーザー(企業)の代わりに、請求書に記載された支払先へ銀行振込を行い、後日、決められた期日までにその金額をクレジットカードで決済するという流れです。

例えば、「月末までに外注先への支払い(20万円)が必要だけど、今月は現金が足りない。でもクレジットカードの利用枠には余裕がある。」という状況でクレジットカード払いを利用すると、期日までに外注先への支払いはきっちり間に合う上に、実際の支払い自体は来月に引き延ばすことができます。その結果、資金繰りを改善できるでしょう。なお、こうしたサービスは法人カード・ビジネスカードに限らず、個人のクレジットカードでも利用可能な場合が多いのも特徴です。ただし、一部のサービスは法人・個人事業主向け専用なので、申し込みの際に確認しておきましょう。

請求書をカード払いする流れ

請求書カード払いサービスの基本的な利用手順をご紹介します。サービスによっても異なりますが、概ね次の5ステップで完結します。

1. サービスに会員登録する

まずは、利用する決済サービスのWebサイトで会員登録を行います。オンライン上で会社情報やカード情報を入力するだけで登録完了となるサービスが多いです。

2. 支払い対象の請求書をアップロードまたは情報入力

支払いを行いたい請求書の情報を入力します。手入力で振込先口座や金額を登録するサービスの他に、PDFをアップロードするだけで自動認識してくれるサービスもあります。

3. クレジットカードで決済する

入力内容を確認し、クレジットカード情報を使って支払い処理を実行します。この段階で、クレジットカード会社の利用明細に金額が計上されます。

4. サービス運営会社が取引先へ振込を実行

支払処理が完了すると、代わりにサービス提供会社が、指定した請求書の取引先へ銀行振込をします。振込は即日または翌営業日など、比較的スピーディーに行われるケースが多いです。

5. クレジットカードの支払日に引き落としが行われる

クレジットカード会社の締日と支払日に応じて、実際に口座引き落としが行われます。結果、請求書に記載されている支払期限よりも、最大で1~2か月ほど支払いを先送りにすることができるのです。

よくある誤解:取引先がカードに対応してない場合は使えない?

請求書カード払いのサービスは「取引先がカードに対応してないと使えないのではないか」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、実際は取引先がクレジットカードに対応していなくても問題ありません。

クレジットカードを使うのは支払う側だけであり、取引先は通常通り、銀行振込で代金を受け取れるからです。請求書カード払いに切り替えても、取引先の手間をかけてしまうことはありません。

請求書カード払いのメリット

ここからは、請求書カード払いの主なメリットを3つご紹介します。

資金繰りが楽になる(支払い猶予ができる)

請求書カード払いを利用する最大のメリットは、資金繰りが楽になることです。

通常の銀行振込では、請求書の支払期日(例:末日、翌月10日など)までに指定の口座に現金を振り込まなければなりません。しかし、クレジットカードでの支払いに切り替えれば、実際のクレジットカードの引き落とし日までに資金を用意すればよくなるため、支払い猶予ができます。

カード会社の締日と支払日にもよりますが、最大で60日程度の猶予を得られることもあります。例えば、以下のような場合は約40日もの支払い猶予が生まれるのです。

  • 5月1日にカードで決済
  • 6月10日がカードの支払日

これは中小企業や個人事業主にとっては、大きなメリットといえるでしょう。特に次のようなケースで大きな効果を発揮します。

  • クライアントからの入金が遅れているが、仕入れや外注費の支払いが迫っている
  • 月末に現金が不足しがちで、資金ショートのリスクがある
  • 会計期末などで出費を翌期にずらしたい

一時的なキャッシュフローの穴を「カード」という手段で埋めることで、資金繰りを安定させられるでしょう。

ポイントやマイルが貯まる

支払額に応じてポイントやマイルが貯まることも請求書カード払いのメリットの一つです。一見小さなメリットに思えるかもしれませんが、毎月数十万円〜数百万円単位の請求書をクレジットカードで支払う場合、年間でかなりのポイントが蓄積されます。例えば、以下のような活用が可能です。

  • 経費精算時の航空券やホテル代に充当
  • Amazonギフト券や商品券と交換
  • 福利厚生として社員に配布
  • 決済代行手数料の実質的な補填

特に法人カードでは、ポイント還元率が0.5%〜1.5%程度あるものも存在し、年間数万円〜数十万円の「実質的な経費節約」を目指せます。

振込手数料の削減と事務作業の効率化

企業が月に数件〜数十件の請求書を処理する場合、それぞれに振込作業を行うのは大変です。さらに1件ごとに銀行振込手数料数百円程度かかってしまいます。

請求書カード払いサービスを使えば、請求書ごとの支払いをカード決済1本にまとめることができ、結果として以下に挙げるメリットがあります。

  • 銀行での振込作業が不要になる
  • 手数料の合算が減る
  • 支払い履歴がカード明細にまとまる

特に、少人数で経理を回している個人事業主やスタートアップ企業にとっては、振込作業の手間を削減できるという観点でも大きな魅力です。

請求書カード払いのデメリット・注意点

請求書カード払いは便利な手段ですが、万能ではありません。利用にあたっては、デメリットや注意点もきちんと理解しておくことが大切です。ここからは主なデメリット・注意点についてご紹介します。

決済手数料が発生する

請求書カード払いの大きなデメリットは、決済手数料が発生することです。請求書カード払いサービスでは、利用金額に応じて3%〜4%程度の手数料が加算されるのが一般的です。

例えば、20万円の請求書をカード払いで処理した場合、以下に挙げる手数料がかかります。

  • 手数料3.5% → 7,000円
  • 手数料4% → 8,000円

この金額を「高い」と感じるか「必要経費」と割り切るかは、事業の状況にもよるでしょう。資金繰りの危機を乗り切るための一時的なコストと考えれば、融資や延滞金より安価なケースもあります。

また、サービスによっては「手数料を支払側か受取側(取引先)のどちらが負担するか」を選べるものもあるため、契約時に確認しておきましょう。

相手先(取引先)には通知されない

多くのカード払いサービスでは、取引先に「カード決済を使ったこと」が通知されることはありません。これは、サービス側が銀行振込を代行する形で支払いを行うため、見た目上は「通常の銀行振込」と同じになるからです。ただし、中には「通知される」「明細にサービス名が表示される」といったパターンも存在します。こうした点が気になる場合は、事前に取引先へ「第三者サービスを使って振り込みます」と一言伝えておくと、後々のトラブル防止になるでしょう。

クレジットカードの利用可能枠(限度額)内でしか支払いができない

請求書カード払いでは、クレジットカードの利用可能枠(限度額)内でしか支払いができません。そのため、以下のようなケースに注意が必要です。

  • 月末に限度額を使い切ってしまい、他の支払いができなくなる
  • 複数の請求書を同時に処理しようとして限度額を超えてしまう
  • 支払い時期が集中し、限度額いっぱい使い切ってしまう

法人カードであっても、限度額は100万〜300万円程度が一般的です。高額取引が多い場合は、事前にカード会社に増枠申請をしておくことをおすすめします。また、サービスによっては「事前に与信審査」が行われるケースもあるため、利用前に申請から利用開始までの日数を確認しておきましょう。

長期的な資金繰りには向かない

請求書カード払いは、あくまで短期的なキャッシュフロー改善の手段です。例えば、数カ月連続でサービスを利用し続けていると、次のクレジットカードの支払日がくる前に新たな支払いが発生し、資金繰りがより苦しくなるリスクもあります。あくまで「一時的に資金をつなぐ」「急場をしのぐ」といった目的で使い、中長期的には売上改善や他の資金調達(融資やファクタリングなど)を検討する必要があります。

どんな人・企業に向いているか?

請求書カード払いは便利な支払い手段ですが、すべての事業者にとって適しているわけではありません。請求書カード払いの利用が向いているのは、以下のような状況にある人や企業です。

  • 資金繰りに悩んでいる個人事業主
  • 期日ギリギリの支払いが多い企業
  • 支払いを柔軟にしたいスタートアップ企業

詳細について解説します。

資金繰りに悩んでいる個人事業主

個人事業主は、法人に比べて資金調達の選択肢が限られているケースが多く、資金繰りに悩まされやすい立場にあります。特に、下請けとして複数の案件を抱えている場合、支払いと入金のタイミングがずれてキャッシュが不足することも珍しくありません。

例えば、以下に挙げるようなケースでは、請求書カード払いを活用して支払いのタイミングをコントロールすることで、無理なく事業を回せるようになります。

  • 報酬の入金が月末なのに、外注費の支払いが月中にある
  • 繁忙期に材料費がかさむが、すぐに回収できない
  • 銀行からの借入は難しいが、一時的に10万〜50万円をつなぎたい

なお、請求書カード払いはクレジットカードさえ持っていれば利用できるサービスが多く、審査も比較的緩やかなため、金融機関からの融資に比べてハードルが低いのもポイントです。

期日ギリギリの支払いが多い企業

「今月の支払いがどうしても間に合わない」といったタイミングで請求書カード払いを活用する中小企業もあります。特に以下のような企業に適しています。

  • 月末締め・翌月末払いなど、入金までのサイクルが長い業種(例:建設業、IT業)
  • クライアントからの支払い遅延が慢性化している
  • 毎月、支払いに余裕がなく、予備費を確保できない

請求書カード払いを導入することで、急な出費が発生したときにも仕入れや支払いを遅らせることなく業務を進められるでしょう。さらに、クレジットカードの利用額を「経費」として一括で管理できるため、経理の効率化という面でも役立ちます。

支払いを柔軟にしたいスタートアップ企業

創業初期のスタートアップ企業では、売上が安定していなかったり、急速に事業が拡大してコストが先行したりすることが多々あります。そのため、柔軟に支払いができることが非常に重要です

請求書カード払いを利用すれば以下のような対応ができ、事業スピードを維持できるようになります。

  • 大口の外注費や広告費を一時的にカードで処理
  • 銀行融資の審査中にキャッシュフローを確保
  • 手元資金を温存しながら開発・採用を進める

また、資金調達の履歴として、請求書カード払いの実績や利用明細をきちんと管理しておくことで、将来的な融資・ファクタリング審査時にもプラス評価となるケースがあります。

その他:一時的に「どうしても」現金が必要なとき

以下に挙げるような「突発的な現金ニーズ」に対して、請求書カード払いはスピーディかつ柔軟な対応手段となります。

  • 税金や社会保険料の支払い
  • 設備費や更新費用の一括支払い
  • 取引先から「今すぐ支払ってほしい」と迫られた

このように、請求書カード払いは「資金繰りを改善したいけど、融資や借入は避けたい」といったニーズを持つ幅広い事業者にとって、非常に有効な手段です。

サービス選びのポイント

請求書カード払いサービスを選ぶ際には、ここから紹介する5つのポイントを比較・検討するのがおすすめです。

① 決済手数料

サービスによって決済手数料は異なります。例えば、年間で1,000万円分の請求書をカード払いする場合、決済手数料が3%と4%のサービスでは以下のようにコストに差が出ます。

  • 手数料3.0% → 30万円
  • 手数料4.0% → 40万円

差額10万円と考えると、長期的には大きなコスト差になるため、請求書カード払いを利用頻度が高い企業ほど手数料を確認しておきましょう。

② 対応カードブランド

自社が保有しているクレジットカードに対応しているかを確認しましょう。特にJCBやAMEXは、一部サービスで非対応となっていることもあります。

③ 振込のスピード

取引先に早く入金したい場合は、「即日振込」や「翌営業日振込」に対応しているサービスがおすすめです。納期ギリギリで利用する予定がある場合は、振込タイミングが柔軟なサービスを選びましょう。

④ 取引先への影響(振込名義・通知など)

請求書カード払いのサービス名が、振込名義に表示されるかどうかは事前に確認しておきましょう。取引先との関係性に配慮が必要な場合は、「取引先に利用していることが分かりにくいサービス」を選ぶのがおすすめです。

⑤ クラウド会計ソフトとの連携

クラウド会計ソフトを使っている企業は、利用中のソフトと連携できる請求書カード払いのサービスを選ぶのがよいでしょう。仕訳の手間を軽減できるので、経理工数の削減につながります。

まとめ|請求書カード払いは現金が必要なときに有効な資金繰りの手段

請求書カード払いは、「今すぐ支払いが必要だけど現金が足りない」という場面で非常に有効な資金繰りの手段です。銀行融資やビジネスローンとは違い、審査が比較的緩やかで、スピード感を持って使える点が大きなメリットです。また、クレジットカードを使うので新たな借金や契約リスクを負うことなく、資金の流れに余裕を持たせることができます。

改めてメリットをおさらい

  • 支払いを最大で1〜2カ月先延ばしできる
  • カードポイントやマイルを貯めて経費削減になる
  • 振込作業が不要になり、経理の手間も削減できる
  • 入金遅延時の「つなぎ資金」として使える
  • 金融機関に頼らず、資金繰りを改善できる

デメリットや注意点も忘れずに

もちろん、決済手数料の負担や、カード利用枠の制限、取引先への振込名義など、注意しておくべきポイントも存在します。そのため、請求書カード払いは「常用する資金調達手段」ではなく、「必要なときに使える切り札」としての位置付けで利用するのがよいでしょう。

こんな方に特におすすめ

  • 毎月の資金繰りが不安定な個人事業主
  • 支払いと入金のタイミングがずれがちな中小企業
  • 融資を避けたいスタートアップ経営者
  • 経理リソースが限られている小規模事業者

最後に

請求書カード払いは、まだまだ認知度が高いとはいえませんが、キャッシュフロー改善・経理工数の削減・資金調達リスクの分散といった面で、さまざまなメリットのあるサービスです。資金繰りにお困りの場合や、経理業務を効率化したい場合などは、ぜひ一度検討してみてください。

【比較表】請求書カード払いのおすすめサービス

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サービス名 特長 手数料 対応しているクレジットカード
INVOYカード払い INVOYカード払い 詳細はこちら
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3% VISA、Mastercard、JCB
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3% 国内で発行されたVisa/Mastercard
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