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SFA JOURNAL by ネクストSFA/CRM

更新日:2026/01/27 

【決済代行の審査落ち対策】通過できない理由と再申請に向けた具体的対処法

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

オンライン決済の導入が不可欠となる現代ビジネスにおいて、決済代行サービスの利用は業務効率化と売クレジットカード決済の導入はビジネスの成長に不可欠ですが、いざ申し込んでみると「決済代行の審査落ち」という厳しい現実に直面することがあります。なぜ審査に通らなかったのか理由が開示されないことも多く、途方に暮れてしまう事業者様も少なくありません。しかし、審査落ちには必ず明確な原因が存在し、適切な対策を講じることでリカバリーは十分に可能です。

本記事では、審査落ちの主要な原因から、再申請に向けた具体的な改善策までを徹底解説します。

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 なぜ落ちた?決済代行の審査落ちを招く「Webサイト」の不備

決済代行会社の審査において、申し込みを行うWebサイトの状態は非常に重視されるポイントです。審査担当者は申請されたサイトを目視で確認し、消費者が安全に買い物ができる環境が整っているかを厳しくチェックします。多くの事業者が事業内容や商品力に目を向けがちですが、実はWebサイトの記載不備や準備不足といった形式的な要件を満たしていないことが原因で、審査落ちしてしまうケースが後を絶ちません。ここでは審査を通過するために最低限整えておくべきWebサイトの要件について、具体的なポイントを解説していきます。

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特定商取引法の表記漏れ・不記載は審査落ちの最大要因

特定商取引法に基づく表記は、消費者を守るために法律で義務付けられている非常に重要な情報です。このページが存在しない場合や、記載内容に不備がある場合は、ほぼ確実に決済代行の審査落ちとなります。具体的には、事業者の氏名または名称、住所、電話番号、販売価格、送料、代金の支払い時期、商品の引き渡し時期、返品や交換に関する特約などを漏れなく記載しなければなりません。特に、返品特約の条件が曖昧であったり、連絡先が携帯電話番号のみであったりすると、信頼性が低いと判断される要因になります。

商品価格や連絡先が不明確なサイトは決済代行の審査に通らない

消費者が商品を購入する際に、価格や連絡先が不明瞭であることは大きな不安要素となります。審査担当者も消費者と同じ目線でサイトを確認するため、商品ごとの価格が税込みか税抜きか分かりにくい場合や、問い合わせ先がメールフォームのみで電話番号の記載がない場合などは、審査落ちのリスクが高まります。また、商品ページに詳細な説明がなく、どのような商品が届くのかイメージしづらい場合もマイナス評価につながります。ユーザーが迷うことなく安心して購入できる導線が設計されているか、客観的な視点で見直すことが大切です。

サイト未完成(画像不足・リンク切れ)のまま申請していないか

Webサイトが制作途中であることや、「準備中」のページが多数存在することも、決済代行の審査落ちの典型的な理由です。商品画像が仮のものであったり、重要なページへのリンクが切れていたりすると、事業の実態がない、または運営管理がずさんであると判断されてしまいます。審査を受ける段階では、実際に商品が購入できる状態までサイトを完成させておく必要があります。テスト購入ができるレベルまで機能を実装し、画像やテキストも本番同様のものを用意した上で申請を行うことが、スムーズな審査通過への第一歩となります。

事業内容や商材が原因で決済代行の審査落ちになるケース

Webサイトの不備がないにもかかわらず審査に通らない場合、取り扱っている商材やサービスの内容そのものが審査基準に抵触している可能性があります。カード会社はブランドイメージの保護やトラブル防止の観点から、特定の業種や商材に対して厳しい審査基準を設けています。特に、消費者トラブルが発生しやすい商材や、法律に抵触する恐れのあるサービスは敬遠される傾向にあります。ここでは、どのような商材やサービスがリスクと見なされ、決済代行の審査落ちにつながりやすいのか、その背景にある理由とともに詳しく見ていきましょう。

公序良俗に反する商材・ブランド毀損リスクのある商品はNG

公序良俗に反する商材や、クレジットカードブランドのイメージを損なう恐れのある商品は、原則として審査に通りません。具体的には、アダルト関連商品、児童ポルノ、違法薬物、模倣品(コピー商品)、銃刀法に抵触する物品などが該当します。また、出会い系サイトやギャンブル関連のサービスも、犯罪の温床になりやすいことから非常に厳しい審査が行われます。これらの商材を取り扱っている場合、決済代行会社だけでなく、その背後にあるカード会社のアクワイアラからも拒否される可能性が高いため、商材の見直しや取り扱いの中止を検討する必要があります。

特定継続的役務(エステ・スクール等)は審査が厳しい傾向

エステティックサロン、語学スクール、結婚相手紹介サービスなど、長期間にわたってサービスを提供する「特定継続的役務」に該当する業種は、決済代行の審査落ちになりやすい傾向があります。これは、サービスの提供期間が長いため、途中で事業者が倒産してサービスが受けられなくなったり、解約時の返金を巡るトラブルが発生したりするリスクが高いためです。このような業種で審査を通過するためには、前受金保全措置を講じていることを証明したり、詳細な契約書や約款を提出したりするなど、健全な運営体制であることをアピールする必要があります。

無形商材(情報商材・コンサル)が決済代行で審査落ちしやすい理由

情報商材やコンサルティング、セミナーなどの無形商材も、決済代行の審査においてハードルが高い分野です。形のない商品は「商品が届かない」「内容が事前の説明と違う」といったクレームになりやすく、チャージバック(売上の取り消し)のリスクが高いと判断されるからです。また、高額な情報商材の中には詐欺的なものも含まれているため、カード会社は慎重に審査を行います。無形商材で審査を通すには、サービスの提供内容や成果物を具体的に明示し、実績や信頼性を客観的に証明できる資料を用意することが重要です。

代表者の信用情報は影響する?決済代行の審査落ちとブラックリストの関係

個人事業主や中小企業の経営者にとって気になるのが、代表者個人の信用情報が審査に与える影響です。一般的に、クレジットカードを作る際の審査と加盟店契約の審査は別物ですが、事業の信頼性を判断する上で代表者の信用力は無視できない要素となります。特に個人事業主の場合は、事業主個人の信用情報がそのまま事業の評価に直結することが多いため注意が必要です。ここでは、いわゆるブラックリストや過去の履歴が、決済代行の審査落ちにどの程度関係してくるのかについて解説します。

カード会社のブラックリスト入りしていると決済代行も審査落ちする?

代表者が個人的なクレジットカードの支払いを延滞し、信用情報機関(CICやJICCなど)に異動情報が登録されている、いわゆるブラックリストの状態である場合、決済代行の審査にも悪影響を及ぼす可能性があります。特に個人事業主の場合、カード会社は代表者個人の信用調査を行うことが一般的です。過去に金融事故を起こしていると、加盟店としての信用力も低いと判断され、審査落ちの原因となり得ます。法人の場合は代表者個人の信用情報はそれほど重視されないこともありますが、設立間もない法人などは代表者の信用力がチェックされることがあります。

過去の加盟店規約違反(チャージバック多発など)の履歴

過去に別のビジネスでクレジットカード加盟店契約を結んでおり、その際に規約違反やトラブルを起こした履歴がある場合は、新たな申し込みでも致命的な審査落ちの理由になります。例えば、チャージバック(不正利用やクレームによる支払いの取り消し)が多発したり、禁止されている商材を販売したりして強制解約になった場合、その情報はカード会社間で共有されている可能性があります。このような「加盟店としてのブラックリスト」に載ってしまうと、決済代行会社を変えても審査に通ることは極めて難しくなるため、過去の運用履歴は非常に重要です。

開業届の未提出や実態確認が取れない個人事業主のリスク

個人事業主が決済代行の審査に申し込む際、開業届の写しや確定申告書などの提出を求められることがあります。これは、事業の実態が確実にあることを確認するためです。開業届を提出していない、あるいは固定電話がなく携帯電話のみで営業しているなど、事業の実態確認が難しい場合は、架空店舗や詐欺のリスクを疑われ、審査落ちにつながります。自宅兼事務所で看板を出していない場合なども注意が必要です。審査をスムーズに進めるためには、公的な書類をきちんと揃え、誰が見ても事業を行っていることが分かる状態を整えておくことが大切です。

決済代行の審査に落ちた後にやるべき対処法と再申請

一度審査に落ちてしまったからといって、クレジットカード決済の導入を完全に諦める必要はありません。重要なのは、感情的にならずに冷静に状況を分析し、適切な対処法を実行することです。審査落ちには必ず理由があり、その理由を推測して改善することで、再申請によって通過する可能性は十分にあります。ここでは、審査結果を受け取った後に具体的にどのようなアクションを起こすべきか、再申請のタイミングや注意点を含めて解説します。

審査落ちの理由を修正して同じ決済代行会社に再申請できるか

審査に落ちた直後に、何も改善せずに同じ決済代行会社へ再申請を行っても、結果が覆ることはまずありません。しかし、Webサイトの特定商取引法の表記を修正したり、サイトの未完成部分を完成させたりするなど、明らかに審査落ちの原因と思われる箇所を改善した上であれば、再審査を受け付けてくれる場合があります。まずは不備の可能性が高い箇所を徹底的に見直し、修正を行った上で、担当者に再審査が可能かどうかを相談してみるのが一つの方法です。ただし、商材そのものがNGと判断された場合は、修正しても通過は難しいでしょう。

一度審査落ちしたら、期間(半年程度)を空けるべきか

クレジットカードの入会審査などでは、申し込み履歴が信用情報機関に6ヶ月間残るため、半年空けるべきと言われることがあります。加盟店審査においても、短期間に手当たり次第に申し込みを行うと「申し込みブラック」のような状態になり、印象が悪くなるリスクがあります。しかし、明確な不備(サイトの記載漏れなど)が原因で落ちたことが分かっている場合は、修正してすぐに別の代行会社に申し込むことで通ることもあります。明確な理由が分からず、総合的な判断で落ちたと考えられる場合は、事業実績を積むなどして少し期間を空けてから再チャレンジするのが賢明です。

別の決済代行会社へ申し込む際に変えるべきポイント

同じ状態で別の決済代行会社に申し込んでも、再び審査落ちになる可能性は高いです。他社へ申し込む際は、提出書類やWebサイトの内容を改めて精査しましょう。例えば、特定商取引法のページをより詳細に記載する、商品写真を鮮明なものに差し替える、電話対応が可能な固定電話番号を取得するなど、信頼性を高める工夫が必要です。また、審査の厳しい「都度決済」だけでなく、比較的審査に通りやすいプランや決済手段がないか検討することも有効です。事業計画書を添付できる場合は、具体的な収益モデルや安全対策をアピールすることもプラスに働きます。

審査落ちが不安な方へ:比較的導入しやすい決済代行会社の選び方

審査に落ちるのが不安な方や、一度落ちてしまった方は、決済代行会社選びの視点を少し変えてみる必要があります。すべての決済代行会社が同じ基準で審査を行っているわけではなく、会社によって重視するポイントや提携しているカード会社が異なるからです。中には、スタートアップ企業や個人事業主に対して柔軟な審査を行っているサービスも存在します。ここでは、審査のハードルを感じている事業者に向けて、導入しやすい決済代行会社を選ぶためのヒントをご紹介します。

「審査なし」は存在しないが「審査が柔軟」な決済代行会社はある

大前提として、クレジットカード決済を導入するにあたり「審査なし」の決済代行会社は存在しません。金融取引を扱う以上、必ず審査は行われます。しかし、審査のスピードや基準の柔軟性には差があります。例えば、Square(スクエア)などのモバイル決済サービスは、AIを用いた自動審査を導入しており、アカウント作成から審査完了までのスピードが非常に早いことで知られています。これらは従来の書類重視の審査とは異なるアルゴリズムを採用しているため、他社で断られた場合でも導入できる可能性があります。まずはこうしたフィンテック系のサービスを検討してみると良いでしょう。

審査落ちリスクを減らすなら「国内決済代行」か「海外決済代行」か

決済代行会社には、国内企業が運営するものと海外企業が運営するものがあります。一般的に、国内の決済代行会社は日本の商習慣や法律に厳格に準拠した審査を行うため、書類の不備や細かな規約に厳しい傾向があります。一方、海外系の決済代行会社(StripeやPayPalなど)は、オンラインでの手続きが簡潔で、導入のハードルが比較的低いと言われています。ただし、海外系サービスは導入後のモニタリングが厳しく、不審な取引があるとすぐにアカウント凍結されるリスクもあります。審査通過を優先するなら海外系、長期的な安定運用を重視するなら国内系という視点で選ぶのも一つの手です。

個人事業主でも審査通過実績が多いおすすめの決済代行サービス

個人事業主が審査落ちを避けるためには、個人事業主の導入実績が豊富な決済代行会社を選ぶことが重要です。例えば、「STORES 決済」や「Airペイ」などは、小規模店舗や個人事業主をメインターゲットとしており、開業届や営業許可証などの書類が整っていればスムーズに審査が進む傾向にあります。また、GMOイプシロンなどの大手決済代行会社も、個人事業主向けのプランを用意しており、審査ノウハウが豊富です。自社の業種や規模に近い事業者が多く利用しているサービスを選ぶことで、審査基準とのミスマッチを防ぐことができます。

決済代行の審査落ちに関するよくある質問

決済代行の審査については、多くの事業者が似たような疑問や不安を抱えています。審査基準が完全には公開されていないため、不確定な情報に惑わされてしまうことも少なくありません。ここでは、審査落ちに関して特によく寄せられる質問に対して、Q&A形式ではなく詳細な解説を加える形で回答します。開業前の申し込みや売上規模の影響、情報の共有範囲など、知っておくと安心できるポイントを整理しましたので、申し込み前の最終確認としてお役立てください。

開業前(準備中)でも審査に通りますか?

開業前であっても、決済代行の審査に申し込むことは可能ですし、実際に多くの事業者がオープンに合わせて決済端末を導入しています。ただし、実態がない状態での審査となるため、事業計画書や店舗の賃貸借契約書、あるいは内装工事中の写真など、開業準備が確実に進んでいることを証明する資料の提出が求められることが一般的です。Webサイトも「準備中」ではなく、商品情報や価格、特定商取引法の表記などを仮の内容でも良いので掲載し、プレオープンの状態にしておく必要があります。準備が整っていることを示すことで、審査通過の可能性は高まります。

売上が少ないこと(事業規模)は審査落ちの理由になりますか?

売上が少ないことや事業規模が小さいこと自体が、直接的な審査落ちの理由になることはほとんどありません。決済代行会社やカード会社は、売上の大きさよりも「販売方法が適切か」「トラブルのリスクがないか」「連絡が取れるか」といった信頼性を重視します。むしろ、売上がまだない新規事業者であっても、書類に不備がなく、Webサイトの要件を満たしていれば審査に通るケースが大半です。ただし、一部の大規模事業者向けプランなどでは最低月商などの条件が設けられている場合もあるため、自分の事業規模に合ったプランや代行会社を選ぶことが大切です。

審査に落ちた事実は他の決済代行会社にも共有されますか?

基本的に、ある決済代行会社の審査に落ちたという事実そのものが、即座に他のすべての決済代行会社に共有されるわけではありません。各社はそれぞれ独自の基準と提携カード会社を持って審査を行っています。しかし、審査の過程で「加盟店信用情報機関」などに照会が行われ、そこに過去の重大な規約違反や事故情報が登録されている場合は、どの会社に申し込んでもその情報を参照されることになります。単なる書類不備や軽微な理由での審査落ちであれば他社には伝わらないため、原因を改善して他社に申し込むことは有効な手段となります。

まとめ:決済代行の審査落ち原因を解消して再チャレンジしよう

決済代行の審査落ちは、事業の信用性や準備状況を見直すための重要な機会でもあります。Webサイトの特定商取引法表記や商品情報の不備、公序良俗に反する商材の取り扱い、代表者の信用情報など、審査落ちには必ず原因があります。まずは自社の状況を冷静に分析し、不備を修正することが先決です。その上で、個人事業主や特定業種に理解のある決済代行会社を選び直すなど、戦略的に再申請を行うことで審査通過の道は開けます。諦めずに適切な対策を講じ、ビジネスの成長に不可欠な決済環境を整えましょう。

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