その決済代行で損してない?乗り換えを検討すべき5つのサインと新業者の選び方
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
決済代行サービスの選定は、企業の収益性と運用効率、さらにはキャッシュフローの最適化を左右する極めて重要な経営判断です。しかし、多くの企業では一度導入した決済基盤を慣例的に使い続け、知らず知らずのうちに多額のコストを浪費し、事業成長の機会を逸しています。特にBtoB取引やサブスクリプションモデルを展開する組織において、決済システムの硬直化は、バックオフィス部門の生産性低下や、顧客の離脱を招く直接的な原因となります。管理責任者や決裁者が向き合うべきは、単なる手数料の表面的な比較ではありません。現在の決済環境が自社の将来的なビジネスモデルの拡張に耐えうるか、という戦略的な視点での評価です。本稿では、既存の決済環境が事業の重荷となっていることを示す兆候を特定し、組織が取るべき最適な移行戦略と、真に選ぶべき次世代パートナーの条件を、決裁者の視点で詳述します。
おすすめの決済代行サービス
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| サービス名 | 特長 | 決済手数料 | 費用 | 対応している決済方法 | こんな企業におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
サブスクペイ
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2.65% | 要お問い合わせ |
クレジットカード決済(LINK方式、トークン方式、メール配信方式、メールリンク方式、CSV決済方式、バーチャル決済方式) 銀行振込 コンビニペーパーレス キャリア決済 |
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Scalebaseペイメント
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2.6%~ | 要お問い合わせ |
クレジットカード決済 口座振替 |
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アルファポータブル
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1.9%~ 3.24%~ |
端末価格:74,800円 【今だけ!端末料金無料キャンペーン実施中!】 月額費用:0円~ 入金手数料:0円~ 解約金:0円 |
クレジットカード決済 QRコード決済(Wechatペイやアリペイなども可) 電子マネー ICカード など |
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| BizPay |
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- | - |
クレジットカード決済 コンビニ決済 ATM決済(ペイジー) 銀行ネット決済(ネットバンキング) スマートフォンキャリア決済 など |
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| ユビレジ |
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決済方法による 要問合せ |
ユビレジ プレミアムプラン:月額6,900円~ ユビレジ お試しプラン:月額0円~ |
楽天ペイ(実店舗決済) stera terminal(ステラターミナル) StarPay STORES 決済 Square JMSおまかせサービス オムニカードペイメント |
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| 掛売決済 |
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| Victory-ONE【決済管理】 |
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| @払い(スコア後払い) |
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決済手数料:2.7%~4.7% 払込票発行手数料:117円~220円 |
初期費用0円~ 月額0円~45,700円 |
全国の主要なコンビニ d払い LINEpay 楽天銀行 ファミペイ |
- |
| アナザーレーン |
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クレジット決済 コンビニ決済 銀行振込管理サービス 電子マネー決済 メールクレジット決済 |
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| AXES Payment |
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- | - |
クレジットカード決済 銀行振込決済 電子マネー決済 楽天Edy ちょコムeマネー Bitcash C-CHECK など |
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| e-SCOTT Smart |
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クレジットカード決済 コンビニ決済 オンラインID決済 コード決済 など |
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| 会費ペイ |
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手数料 3.5% 決済が成功した請求1件につき100 円 |
初期費用 0 円 月額費用 0 円 |
カード決済 口座振替 コンビニ決済 単発決済 |
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| GMOレンシュ |
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決済手数料:1決済につき3.5% 振込手数料:275円(税込み) |
初期費用、更新料:0円 月額料金:1教室あたり4378円(税込み) |
クレジットカード決済 口座振替 コンビニ払い |
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| リコーリース集金代行 |
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- |
導入費用は0円 使わない月は基本料金も0円 |
口座振替 コンビニ決済 スマホ決済 |
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| 後払い.com |
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リスクフリー:4.8% スタンダード:4.2% エキスパート:3.5% スペシャル:2.8% |
-リスクフリー 月額固定費/0円 紙(請求書)/224円(税込)~ -スタンダード 月額固定費/4950円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ -エキスパート 月額固定費/19,800円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ -スペシャル 月額固定費/49,500円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ |
コンビニ後払い決済 | - |
| アプラス集金代行 |
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- | - |
口座振替 コンビニ収納 スマホアプリ請求書払いサービス ペイジー決済 家賃サービス(入居希望者の与信審査、集金代行、滞納者への督促) |
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| 届いてから払い |
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クレジットカード決済 スマホ決済 キャリア決済 請求書払い コンビニ 郵便局 銀行 |
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| stera pack SMBC×GMO |
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クレジット(Visa、Mastercard) 2.70% その他の決済手数料率 3.24% |
月額3,300円 |
クレジットカード決済 電子マネー コード決済 |
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| EPARKペイメントサービス |
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- | 初期費用、端末代金、月額費用 0円 |
クレジットカード決済 デビットカード決済 プリペイド決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| PayCAS Mobile |
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- | - |
クレジットカード決済 QR決済 電子マネー決済 |
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| CASHIER PAYMENT A920 |
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クレジット(Visa、Mastercard)2.98% クレジット 3.25%〜 電子マネー決済 3.25% QRコード決済 2.8%~ |
初期費用 / 端末費用 0円 月額利用料 1台あたり2,200円 |
クレジットカード決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| Square Terminal |
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3.25% |
初期費用 0円 端末本体価格 ¥39,980 または ¥3,332 /月の12 回払い |
クレジットカード決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| Square Reader |
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3.25% | 端末本体価格 ¥4,980(税込) |
クレジットカード 電子マネー QRコード Apple Payなど |
- |
| Squareレジスター |
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3.25% |
初期費用 0円 端末本体価格 ¥84,980 または¥3,541 /月の24 回払い |
クレジットカード 電子マネー QRコード Apple Payなど |
- |
| RP掛け払い |
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0.5%~ | 請求書の郵送費は0円 | - |
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| 請求まるなげロボ |
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要お問い合わせ | - | - |
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| makeshop |
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プレミアムプラン 3.19%~ VISA/Mastercard 3.19% JCB/American Express/Diners makeshopエンタープライズ 3.14%~ VISA/Mastercard 3.14% JCB/American Express/Diners |
プレミアムプラン 12,100円(月額料金) 初期費用:11,000円 エンタープライズ 60,500円~(月額料金) 初期費用:110,000円~ |
クレジットカード |
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| スクエア |
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対面 3.25%(決済ごと) オンライン(決済ごと) 3.6% 非対面(決済ごと) 3.75% 請求書(決済ごと) 3.25% |
- |
クレジット決済 電子マネー決済 PayPay決済 オンラインストア オンライン請求書 ブラウザ決済 |
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| BOTCHAN Payment |
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- | - |
クレカ決済 各種後払い Amazon PAY PayPay |
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| PayPay(オンライン決済) |
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物販:3.8% デジタルコンテンツ:10% |
- | - |
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| PGマルチペイメントサービス |
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クレジットカード決済 コンビニ決済 auかんたん決済 d払い など |
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| 電算システム |
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サービスにより異なる (例)コンビニ コンビニ取扱手数料 130円/件 振込事務手数料(銀行振込手数料含む)500円/回 |
サービスにより異なる (例)コンビニ 初期費用 0円 月額基本料金 15,000円/月 |
コンビニ収納代行 PAYSLE ペーパーレス決済 SMSを利用した決済 DSK後払い TREE PAYMENT口振-100%入金保証型- DSK口座振替 クレジットカード決済 アプリ払込票決済 ゆうちょ振替MT代行 モバライ☆DSK |
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| セゾンインボイス |
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取引金額の1.5~5.5%(目安) | 月額費用 0円 | - | - |
| JMSおまかせサービス |
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3.24% | 導入費用0円 |
クレジットカード 電子マネー コード決済 ギフトカード デビットカード JCBプレモ |
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この記事の目次はこちら
1. 決済代行の乗り換えを「トラブル対応」ではなく「経営戦略」と捉えるべき理由
決済代行サービスは、一度導入すると長期間そのまま使われがちな領域ですが、これを放置することは経営上のリスクを孕んでいます。初期導入時は手数料の安さや審査の通りやすさを最優先に選定しがちですが、運用の安定化に伴い、当時の条件が現在の事業規模や市場環境に適合しなくなるケースが非常に多いためです。取扱高が増加すれば決済手数料は総額として利益を圧迫し、決済手段が古いままであれば顧客の離脱を招きます。また、入金サイクルの遅さは資金効率を低下させ、管理画面の使いにくさは人件費の増大に直結します。つまり、決済代行の見直しは、単なるコスト削減という枠組みを超え、事業成長を加速させ、組織全体のオペレーショナルエクセレンスを引き上げるための戦略的な投資判断であると定義すべきです。今動いているから問題ないという現状維持のバイアスを排除し、定期的に市場の標準的な条件と比較検討を行うことが、強固な経営基盤の構築には不可欠です。
取扱高の拡大に伴う「規模の不経済」を解消する
事業開始初期に契約した料率が、月間数千万円から数億円の規模になった後も適用されている場合、それは本来享受すべきスケールメリットを放棄している状態です。決済代行業界の料率構造は、取扱高や将来性に依存するため、成長フェーズに合わせて再交渉や乗り換えを行うことは、正当な利益確保の手段です。
資金効率の改善による投資スピードの最大化
入金サイクルの短縮は、広告費や仕入れコストを先払いするビジネスモデルにおいて、資金調達コストを下げ、再投資のタイミングを早める効果があります。月末締め翌月末払いといった旧来の慣習に縛られず、週次入金や早期入金オプションを活用することは、財務戦略上、極めて高い優先順位を持ちます。
2. 現状の決済代行で「損」をしていることを示す5つの兆候
乗り換えを検討すべき第一のサインは、決済手数料が市場相場から乖離し、個別交渉の余地がない状態です。0.1%の料率差が年間利益に与える影響は、決済額が大きくなるほど数百万円単位の損失へと膨らみます。第二のサインは、入金サイクルの硬直性です。資金化が遅く、キャッシュフローの最適化を阻害している場合、それは経営の自由度を奪っているサインです。第三のサインは、対応決済手段の不足による機会損失です。顧客層の変化に合わせたID決済や法人向け掛け払い機能などが提供されていない環境は、カゴ落ちという形で売上機会を棄損しています。第四のサインは、管理部門の工数増大です。API連携の柔軟性が低く、売上データの突合や返金処理を手作業で行っている場合、人件費という形で見えないコストが蓄積しています。第五のサインは、将来の事業展開に耐えられない拡張性の欠如です。海外展開や新規事業、サブスクリプション化など、計画しているビジネスの変革に現在の業者が対応できないのであれば、それは成長の足かせとなる前に切り替えるべき明白な兆候と言えます。
隠れたコストとしての運用負荷を可視化する
管理画面の操作性が悪く、データ抽出に時間がかかる、あるいは問い合わせへの回答が遅いといった事象は、現場の生産性を著しく低下させます。これらは表面上の手数料には現れない、組織全体のパフォーマンスを阻害する「負のコスト」として認識しなければなりません。
カゴ落ち率と決済手段の相関を分析する
決済は顧客との最後の接点であり、ここで望む支払い手段がないことは致命的です。特にモバイル利用者が多いBtoCや、事務処理の効率化を求めるBtoBにおいて、決済手段の不備はそのままブランド棄損と競合への流出につながります。
3. 決裁者が把握すべき乗り換えに伴う実務的リスクとその回避策
決済代行の乗り換えには、表面的なメリットの裏側に「隠れたリスク」が存在します。決裁者が最も警戒すべきは、蓄積されたクレジットカード情報の移行プロセスです。PCI DSS準拠環境下でのデータ移行は技術的・法的な制約が多く、旧業者の協力が得られない場合、顧客にカード情報の再入力を求める必要が生じます。これはチャージバックや離脱を招く最大の要因となるため、事前の契約確認と、新旧業者間でのトークン移行実績の精査が不可欠です。次に、移行期間中のシステム二重運用による一時的なコスト増です。新旧システムの並行稼働期間を最小限にするための緻密な移行スケジュールの策定が求められます。また、入金サイクルの不連続性によるキャッシュフローの空白期間にも注意が必要です。旧業者からの最終入金と新業者からの初回入金のタイミングをシミュレーションし、資金繰りに支障が出ないよう対策を講じる必要があります。これらのリスクを事前にリストアップし、移行プロジェクトの各フェーズで誰が責任を持つかを明確にすることで、決裁者としてのガバナンスを効かせることが可能になります。
データ移行の実現可能性と継続課金への影響
特にサブスクリプションモデルでは、カード情報の移行失敗は事業継続の危機に直結します。新業者がどの程度移行をサポートしてくれるのか、過去に同様の移行実績があるのかを、契約前の段階で詳細にヒアリングする必要があります。
システム改修コストと開発リソースの確保
APIの仕様変更に伴うフロントエンドおよびバックエンドの改修には、エンジニアの工数が必要です。これを単なるコストと捉えず、長期的な保守性向上や運用自動化による人件費削減というROIの観点から評価し、社内のリソース配分を最適化することが決裁者の役割です。
4. BtoB管理部責任者が重視すべき新業者の選定基準
BtoB事業における決済代行会社の選定では、法人間取引特有の複雑な商習慣への適応力が問われます。第一の基準は、決済手段の網羅性と、特に銀行振込の入金消込を自動化するバーチャル口座サービスの有無です。これにより、経理部門の最大の悩みである入金確認作業を劇的に効率化できます。第二に、APIの仕様公開範囲と開発の容易性です。自社の基幹システムやCRM、ERPとシームレスに連携できることは、データ経営を加速させるための必須条件です。第三に、実効コストの多角的評価です。決済手数料の安さだけに目を奪われず、初期費用、月額固定費、トランザクション費用、振込手数料、さらにはオプション機能の従量課金体系を網羅した5年スパンのトータルコスト(TCO)を算出してください。第四に、サポート体制の質です。トラブル発生時のレスポンスの速さや、専任の担当者による運用改善提案が得られるかは、長期的な信頼関係に直結します。最後に、稼働率(SLA)の保証とセキュリティ体制です。システム障害が事業停止を意味するビジネスにおいて、インフラの堅牢性は選定の絶対条件となります。
入金消込の自動化による経理業務の変革
手作業による入金確認は、ミスの温床であり、担当者の心理的負担も大きいです。これをシステム化することで、月末月初に集中する経理業務を平準化し、より高度な財務分析業務へと人員をシフトさせることが可能になります。
将来の事業変化への柔軟な対応力
新規事業の立ち上げや海外進出、あるいは代理店展開など、企業の成長に伴う変化に対して、追加の開発なしに決済機能を提供できるプラットフォームを選ぶことが、中長期的なコストパフォーマンスの最大化に繋がります。
5. 乗り換えによる業務フローの再定義と組織的メリットの創出
決済代行の乗り換えは、単なるシステムの刷新ではなく、バックオフィス全体の業務プロセスを再定義する絶好の機会です。最新の決済プラットフォームを導入することで、これまで属人化していた入金確認や督促、返金処理といった一連のワークフローを自動化し、組織全体の透明性を高めることができます。決裁者にとっての最大のメリットは、管理部門が「作業」から解放され、より高度な「資金計画の策定」や「経営分析」といった付加価値の高い業務にリソースを転換できる点にあります。また、データの統合管理による経営判断の迅速化も見逃せません。複数の決済手段を一つの画面で統合的に把握できるシステムでは、リアルタイムでの売上分析が可能になります。これにより、キャッシュフローの予測精度が向上し、投資判断や在庫計画の最適化に寄与します。組織的には、セキュリティ基準の向上によるコンプライアンス強化が挙げられ、情報漏洩リスクを低減させ、対外的な信頼性を担保します。乗り換えプロジェクトを通じて、自社のオペレーショナルエクセレンスを一段階引き上げるという意識を組織全体で共有することが、真の成功を導く鍵となります。
リアルタイムな経営指標の可視化
決済データは事業の心拍数とも言える情報です。これが即時にダッシュボード化される環境を構築することで、経営層は現場の数字を待つことなく、迅速な方向修正やアクセルの踏み込みを判断できるようになります。
ガバナンスの強化と内部統制の高度化
権限設定の細分化やログ管理、多要素認証といった最新の管理機能を備えた決済システムへ移行することで、不正利用の防止やミスによる誤送金リスクを最小化し、社内の内部統制を高い次元で実現します。
6. 導入判断を加速させる投資対効果(ROI)の算出手順
決裁者が乗り換えの最終判断を下すためには、論理的かつ定量的なROIの提示が不可欠です。まず算出に含めるべきは、直接的なコスト削減額です。現行の手数料率と新業者の提案料率の差額に、将来の予測決済額を乗じることで、年次の利益押し上げ効果を明確化します。次に、間接的な人件費削減効果を可視化します。決済関連の事務作業に費やされている時間を時間単価で換算し、新システム導入後に削減される工数を金額として計上します。さらに、増収効果も予測に含めるべきです。決済手段の拡充によるカゴ落ち率の改善や、入金サイクルの短縮による資金再投資の利回り効果など、収益サイドへのポジティブな影響をシミュレーションします。一方で、初期投資と移行期間のランニングコスト増、エンジニアの工数も漏れなく計上し、投資回収期間(ペイバックピリオド)を割り出します。多くの場合、手数料の削減だけでも短期間で初期費用を回収できますが、事務工数の削減分を含めると、その効果はさらに劇的になります。このように、網羅的なコストベネフィット分析を行うことで、ステークホルダーへの説明責任を果たし、迅速な組織承認を得ることが可能になります。
機会損失を「見える化」するための分析手法
現在の決済手段の不足がどれほどの売上ロスを生んでいるか、あるいは入金サイクルの遅れがどれだけの資金調達コストを発生させているか。これらを数値で提示することで、現状維持が「最もリスクの高い選択」であることを立証します。
中長期的なTCO(総保有コスト)の比較
初期導入費用にとらわれず、5年から10年の期間でシステム維持費、拡張費用、人的コストの合計を比較します。安価だが拡張性の低いシステムと、高機能だが将来的な追加費用を抑制できるシステムのどちらが有利かを、経営視点で判断します。
7. スムーズな移行を実現するためのプロジェクト管理と社内調整
決済代行の乗り換えを成功させるためには、技術的な実装以上に、部門横断的なプロジェクト管理が重要となります。管理部、IT部門、営業部門、そして外部ベンダーを巻き込んだ強力な推進体制を構築してください。まず着手すべきは、移行マイルストーンの策定です。審査、開発、テスト、並行運用、本番切り替えといった各フェーズの期限を明確にし、クリティカルパスを特定します。特に重要となるのが、テストフェーズの徹底です。決済エラーやキャンセル処理、二重決済時の返金対応といった異常系のシナリオを網羅的に検証する必要があります。また、現場スタッフに向けたマニュアル作成や研修も、切り替え直後の混乱を防ぐためには欠かせません。外部ベンダーとのコミュニケーションにおいては、緊急連絡体制の確立を急いでください。切り替え当日およびその後の数日間は、予期せぬ不具合が発生する可能性を否定できません。万が一の事態に備え、旧システムへのロールバック手順をあらかじめ定義しておくことが、決裁者としてのリスク管理の要諦です。計画的な移行プロセスを完遂することで、事業継続性を維持しつつ、新システムの恩恵を最大限に享受できる盤石な体制が整います。
部門間の利害調整と共通認識の形成
営業部門は顧客体験を、経理部門は運用効率を、開発部門は工数を重視します。それぞれの懸念をあらかじめ吸い上げ、乗り換えが全社的な利益に資するものであるという合意を形成することが、プロジェクトを停滞させないための決裁者の役割です。
外部パートナーとの戦略的アライアンス
決済業者は単なるベンダーではなく、自社の金融インフラを担うパートナーです。将来のビジョンを共有し、最新の業界動向や新機能の優先提供、料率の定期的な見直しなどを含めたパートナーシップ契約を締結することが、長期的な優位性を生みます。
まとめ
決済代行サービスの乗り換えは、企業の資金循環を健全化し、競争力を根本から高めるための重要なターニングポイントです。現状のコストや運用の不便さを「動いているから」という理由で放置することは、目に見えない形で企業の成長を阻害し、競合他社に遅れを取る行為に他なりません。本稿で提示した5つのサインを自社の現状と照らし合わせ、もし一つでも該当する項目があるならば、即座に検討を開始すべきです。優れた決済パートナーの選定は、単なる支払手段の確保を超え、自社のビジネスモデルに寄り添い、共に成長していくための強固な基盤構築に直結します。手数料の最適化、入金サイクルの改善、管理業務の自動化、そして将来への拡張性。これらを総合的に評価し、勇気を持って変革へと踏み出す決裁者の英断が、組織全体の生産性を向上させ、将来の収益最大化を実現するための第一歩となるのです。今こそ、自社の決済環境を戦略的に再定義し、次なる成長ステージへの舵を切るタイミングです。
おすすめの決済代行サービス
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| サービス名 | 特長 | 決済手数料 | 費用 | 対応している決済方法 | こんな企業におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
サブスクペイ
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2.65% | 要お問い合わせ |
クレジットカード決済(LINK方式、トークン方式、メール配信方式、メールリンク方式、CSV決済方式、バーチャル決済方式) 銀行振込 コンビニペーパーレス キャリア決済 |
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Scalebaseペイメント
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2.6%~ | 要お問い合わせ |
クレジットカード決済 口座振替 |
|
アルファポータブル
|
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1.9%~ 3.24%~ |
端末価格:74,800円 【今だけ!端末料金無料キャンペーン実施中!】 月額費用:0円~ 入金手数料:0円~ 解約金:0円 |
クレジットカード決済 QRコード決済(Wechatペイやアリペイなども可) 電子マネー ICカード など |
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| BizPay |
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クレジットカード決済 コンビニ決済 ATM決済(ペイジー) 銀行ネット決済(ネットバンキング) スマートフォンキャリア決済 など |
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| ユビレジ |
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決済方法による 要問合せ |
ユビレジ プレミアムプラン:月額6,900円~ ユビレジ お試しプラン:月額0円~ |
楽天ペイ(実店舗決済) stera terminal(ステラターミナル) StarPay STORES 決済 Square JMSおまかせサービス オムニカードペイメント |
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| 掛売決済 |
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| Victory-ONE【決済管理】 |
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- | - | - |
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| @払い(スコア後払い) |
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決済手数料:2.7%~4.7% 払込票発行手数料:117円~220円 |
初期費用0円~ 月額0円~45,700円 |
全国の主要なコンビニ d払い LINEpay 楽天銀行 ファミペイ |
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| アナザーレーン |
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クレジット決済 コンビニ決済 銀行振込管理サービス 電子マネー決済 メールクレジット決済 |
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| AXES Payment |
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- | - |
クレジットカード決済 銀行振込決済 電子マネー決済 楽天Edy ちょコムeマネー Bitcash C-CHECK など |
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| e-SCOTT Smart |
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- | - |
クレジットカード決済 コンビニ決済 オンラインID決済 コード決済 など |
|
| 会費ペイ |
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手数料 3.5% 決済が成功した請求1件につき100 円 |
初期費用 0 円 月額費用 0 円 |
カード決済 口座振替 コンビニ決済 単発決済 |
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| GMOレンシュ |
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決済手数料:1決済につき3.5% 振込手数料:275円(税込み) |
初期費用、更新料:0円 月額料金:1教室あたり4378円(税込み) |
クレジットカード決済 口座振替 コンビニ払い |
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| リコーリース集金代行 |
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- |
導入費用は0円 使わない月は基本料金も0円 |
口座振替 コンビニ決済 スマホ決済 |
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| 後払い.com |
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リスクフリー:4.8% スタンダード:4.2% エキスパート:3.5% スペシャル:2.8% |
-リスクフリー 月額固定費/0円 紙(請求書)/224円(税込)~ -スタンダード 月額固定費/4950円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ -エキスパート 月額固定費/19,800円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ -スペシャル 月額固定費/49,500円(税込) 紙(請求書)/224円(税込)~ |
コンビニ後払い決済 | - |
| アプラス集金代行 |
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- | - |
口座振替 コンビニ収納 スマホアプリ請求書払いサービス ペイジー決済 家賃サービス(入居希望者の与信審査、集金代行、滞納者への督促) |
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| 届いてから払い |
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- | - |
クレジットカード決済 スマホ決済 キャリア決済 請求書払い コンビニ 郵便局 銀行 |
|
| stera pack SMBC×GMO |
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クレジット(Visa、Mastercard) 2.70% その他の決済手数料率 3.24% |
月額3,300円 |
クレジットカード決済 電子マネー コード決済 |
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| EPARKペイメントサービス |
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- | 初期費用、端末代金、月額費用 0円 |
クレジットカード決済 デビットカード決済 プリペイド決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| PayCAS Mobile |
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- | - |
クレジットカード決済 QR決済 電子マネー決済 |
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| CASHIER PAYMENT A920 |
|
クレジット(Visa、Mastercard)2.98% クレジット 3.25%〜 電子マネー決済 3.25% QRコード決済 2.8%~ |
初期費用 / 端末費用 0円 月額利用料 1台あたり2,200円 |
クレジットカード決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| Square Terminal |
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3.25% |
初期費用 0円 端末本体価格 ¥39,980 または ¥3,332 /月の12 回払い |
クレジットカード決済 電子マネー決済 QRコード決済 |
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| Square Reader |
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3.25% | 端末本体価格 ¥4,980(税込) |
クレジットカード 電子マネー QRコード Apple Payなど |
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| Squareレジスター |
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3.25% |
初期費用 0円 端末本体価格 ¥84,980 または¥3,541 /月の24 回払い |
クレジットカード 電子マネー QRコード Apple Payなど |
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| RP掛け払い |
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0.5%~ | 請求書の郵送費は0円 | - |
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| 請求まるなげロボ |
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要お問い合わせ | - | - |
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| makeshop |
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プレミアムプラン 3.19%~ VISA/Mastercard 3.19% JCB/American Express/Diners makeshopエンタープライズ 3.14%~ VISA/Mastercard 3.14% JCB/American Express/Diners |
プレミアムプラン 12,100円(月額料金) 初期費用:11,000円 エンタープライズ 60,500円~(月額料金) 初期費用:110,000円~ |
クレジットカード |
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| スクエア |
|
対面 3.25%(決済ごと) オンライン(決済ごと) 3.6% 非対面(決済ごと) 3.75% 請求書(決済ごと) 3.25% |
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クレジット決済 電子マネー決済 PayPay決済 オンラインストア オンライン請求書 ブラウザ決済 |
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| BOTCHAN Payment |
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クレカ決済 各種後払い Amazon PAY PayPay |
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| PayPay(オンライン決済) |
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物販:3.8% デジタルコンテンツ:10% |
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| PGマルチペイメントサービス |
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クレジットカード決済 コンビニ決済 auかんたん決済 d払い など |
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| 電算システム |
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サービスにより異なる (例)コンビニ コンビニ取扱手数料 130円/件 振込事務手数料(銀行振込手数料含む)500円/回 |
サービスにより異なる (例)コンビニ 初期費用 0円 月額基本料金 15,000円/月 |
コンビニ収納代行 PAYSLE ペーパーレス決済 SMSを利用した決済 DSK後払い TREE PAYMENT口振-100%入金保証型- DSK口座振替 クレジットカード決済 アプリ払込票決済 ゆうちょ振替MT代行 モバライ☆DSK |
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| セゾンインボイス |
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取引金額の1.5~5.5%(目安) | 月額費用 0円 | - | - |
| JMSおまかせサービス |
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3.24% | 導入費用0円 |
クレジットカード 電子マネー コード決済 ギフトカード デビットカード JCBプレモ |
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