【2025年最新比較表あり】おすすめの受付システム比較19選!
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
BtoB企業において「受付」は、単なる来訪者対応の場から「企業の顔」そして「業務効率化の起点」へと、その役割が大きく変化しています。リモートワークとオフィスワークが混在する現代において、管理部責任者や決裁者の多くが「取次対応による業務中断」「来訪者履歴の紙管理によるセキュリティリスク」といった旧来の課題に直面しています。
この記事では「受付システム 比較」を検討している決裁者・管理部責任者の方々へ向けて、2025年の最新トレンドを徹底解説します。特に、導入効果(ROI)に直結する**「連携機能」**にフォーカスし、自社の業務効率化を最大化するシステムの選定基準と、BtoB向けのおすすめシステム19選を網羅的に紹介します。
この記事の目次はこちら
- なぜ今、多くのBtoB企業が「受付システム」の導入を急ぐのか?
- 受付システムの種類と特徴|自社に最適なタイプを見極める
- 【決裁者・管理部必見】受付システム導入で失敗しない「選び方の軸」8選
- 【2025年最新】受付システム比較19選!業務効率化×連携機能で選ぶ
- ノバシステム株式会社「アイウェルコ」
- 株式会社ビットキー「workhub Reception」
- M-SOLUTIONS株式会社「Smart at reception」
- 株式会社バルテック「MOT受付システム」
- 株式会社RECEPTIONIST「RECEPTIONIST」
- 株式会社オフィスゲート「らいきゃくん」
- キングソフト株式会社「WowDesk」
- 株式会社プロトソリューション「ラクネコ」
- 株式会社アイエンター「I-FACE」
- 株式会社セナネットワークス「ReClip」
- 株式会社Knowlbo「VisitView」
- 株式会社MSI「EASY-RING」
- 名電通株式会社「ipult」
- Acall株式会社「Acall」
- 富士ソフト株式会社「moreReception」
- 東芝デジタルソリューションズ株式会社「Intelligent Guest Navigator」
- 株式会社エッジプラス「GuestCool」
- ABphone株式会社「アイタッチ+」
- チームラボ株式会社「Face Touch」
- 導入で失敗しないために管理部責任者が確認すべき4つの注意点
- まとめ:自社の「連携したいツール」を軸に、業務効率化を実現しよう
なぜ今、多くのBtoB企業が「受付システム」の導入を急ぐのか?
受付システムの導入は、もはや「あれば便利」というレベルの投資ではなく、企業の競争力とガバナンスを左右する「経営課題」として認識されています。多くの企業がいまだに「フォルダ階層+共有サーバー」や紙の台帳で来訪者情報を管理していますが、以下のような問題が顕著です。
- 従来型の課題(業務停滞とリスク):
- 検索性の低さ: 紙台帳では過去の来訪履歴を探すのに時間がかかります。
- 取次ぎミス・遅延: 電話や内線頼みのため、担当者不在時や会議中に対応が滞ります。
- セキュリティ不備: 来訪者情報を紙に記録することで、情報漏えいや不正閲覧のリスクが増大します。
- 非効率な工数: 受付スタッフの常駐コスト、紙台帳の手書き・入力作業などがコア業務を圧迫します。
これらの課題は、コンプライアンス上の重大リスクであり、内部統制や情報セキュリティの観点からも放置できません。こうした背景から、受付システムを導入する企業が急増しています。決裁者や管理部責任者が導入を決断する背景には、明確な3つの経営メリット(ROI)が存在します。
1. 圧倒的な業務効率化と工数削減(人件費の最適化)
最も直接的かつ最大のメリットは「取次工数の劇的な削減」です。受付システムを導入すれば、来訪者がタブレットや専用端末を操作するだけで、担当者のPCやスマートフォンに(例えばSlackやMicrosoft Teams経由で)直接通知が届きます。これにより、管理部門の「取次業務」というタスクがほぼゼロになり、その工数をより生産性の高い戦略的な業務に再配分できます。これは、決裁者にとって明確な「人件費の最適化」であり「生産性の向上」に他なりません。
2. セキュリティ・ガバナンスの強化(来訪者履歴のデータ化)
BtoB企業にとって、いつ、誰が、どの担当者と、何時に訪問したかという「来訪者履歴」は、重要なセキュリティ情報です。受付システムは、すべての来訪者情報を正確にデータとして蓄積します。これにより、PマークやISMS認証の監査対応が容易になるだけでなく、万が一のインシデント発生時にも迅速な追跡が可能となります。また、QRコードや顔認証を利用したシステムでは、事前のアポイントメント情報と照合することで、不審者の侵入を防ぐセキュリティゲートとしての役割も果たします。これは「守りの経営」における必須の投資です。
3. 企業イメージとブランディングの向上
受付は、来訪者がその企業で最初に接する「顔」です。洗練されたデザインの受付システム、ロゴやブランドカラーでカスタマイズされた待受画面、そしてQRコード一つでスムーズに入館できるスマートな体験は、来訪者に対して「先進的である」「効率を重視している」「セキュリティ意識が高い」といったポジティブな企業イメージを与えます。アナログな内線電話や手書きの受付票は、企業のDX推進のボトルネックとして映る可能性すらあります。スマートな来客対応は、商談相手や採用候補者に対する「見えない営業ツール」として機能し、企業ブランディングに大きく貢献します。 このように、受付システムへの投資は「工数削減」「セキュリティ強化」「ブランディング向上」という3つの側面から、決裁者にとって極めて費用対効果の高い経営判断となっているのです。
受付システムの種類と特徴|自社に最適なタイプを見極める
受付システムは、設置環境や業務フローに応じて多様なタイプが存在します。決裁者・管理部責任者が比較検討する際は、「運用形態」「設置規模」「拡張性」を軸に、自社に最適なタイプを選定することがコスト効率と導入成功の鍵となります。
① タブレット型(クラウド連携型)
iPadなどの市販のタブレット端末に専用アプリをインストールして使用し、クラウド上で管理する現在最も主流なタイプです。
- 決裁者メリット:
- 低コスト・短期間導入: サーバー構築が不要で、初期費用を大幅に抑制できます。
- 運用負荷の軽減: セキュリティ更新やバックアップはベンダー側で自動対応されるため、社内のIT部門の運用負荷を削減できます。
- 柔軟な連携: SlackやTeams、カレンダーアプリなど、クラウドサービス(SaaS)との連携に強い製品が多いです。
- 決裁者デメリット:
- ネットワーク障害時に受付機能が停止するリスクがあります(オフライン対応機能の有無を確認要)。
- デザインのカスタマイズ性が専用端末に比べて低い場合があります。
- 向いている企業: スモールスタートしたい中堅・中小企業、多拠点展開する企業、内線電話よりもチャット・メール通知を重視する企業。
② 専用端末型(ハードウェア一体型)
システムベンダーが独自に開発した受付専用の機器(ハードウェア)を設置して運用します。
- 決裁者メリット:
- 高い安定性と堅牢性: 受付業務専用に設計されているため、安定稼働が期待できます。有線LAN接続や内線電話(PBX)連携に対応するモデルも多いです。
- ブランディング効果: 企業のロゴやブランドイメージに合わせて筐体デザインをカスタマイズできる製品があり、企業の「顔」としての演出が可能です。
- 高セキュリティ対応: 金融機関や製造業など、高いセキュリティ要件が求められる業種での導入実績が豊富です。
- 決裁者デメリット:
- 導入費用(初期費用)がタブレット型に比べて高額になる傾向があります。
- ハードウェアの設置やPBX連携に専門知識や工事が必要な場合があります。
- 向いている企業: 高いセキュリティや安定稼働を最優先する大企業、金融機関、製造業。ブランディングを重視する企業。
③ クラウド受付サービス(SaaS型)
タブレット型とほぼ同義ですが、よりSaaSとしての側面が強く、専用端末を必要とせずブラウザやアプリからアクセス・管理できる形態を指すこともあります。
- 決裁者メリット:
- 高い拡張性(スケーラビリティ): 拠点の追加や部署変更に柔軟に対応できます。API連携やWebhookによる他システムとの統合性が高いです。
- リモートでの一括管理: 本社や支社、リモート環境からでも、来訪者情報を一元管理できます。
- 決裁者デメリット:
- インターネット接続への依存度が高いです。
- 向いている企業: 拠点が多い企業、DX推進・情報連携を最優先する管理部門、将来的な機能拡張を見据えている企業。
④ ハードウェア+クラウド統合型(ハイブリッド型)
専用端末の安定性と、クラウド連携の利便性を組み合わせたハイブリッド型です。
- 決裁者メリット:
- セキュリティと利便性の両立: 顔認証、QRコード、社員証(ICカード)連携、セキュリティゲート連動など、高度な入退室管理を実現しつつ、来訪履歴はクラウドで管理できます。
- 決裁者デメリット:
- 導入コストが最も高額になる可能性があり、初期構築に時間がかかります。
- 向いている企業: 大規模オフィスビル、セキュリティ監査や厳格な来訪ログ保存義務がある企業、受付対応を「ブランド体験」として高度化したい企業。
■タイプ選定の判断軸 導入目的別に選び方を整理すると次の通りです。
- 人件費削減・効率化重視: タブレット型(クラウド連携型)、クラウドSaaS型
- セキュリティ・監査強化重視: 専用端末型、統合型
- ブランド体験・印象向上重視: デザイン性の高いタブレット型、カスタマイズ可能な専用端末型
- 多拠点管理・DX推進重視: クラウドSaaS型、統合型
【決裁者・管理部必見】受付システム導入で失敗しない「選び方の軸」8選
数多くのベンダー・製品から最適なシステムを選ぶため、決裁者や管理部責任者が「何を基準に比較すべきか」を8つの軸に絞って解説します。
1. 業務効率化の核となる「連携機能」
本記事のテーマでもある「連携機能」は、費用対効果に最も直結する最重要ポイントです。
- チャットツール連携(最優先): Slack Microsoft Teams Google Chat Chatworkなど、社内で日常的に使用しているビジネスチャットに、来客通知が直接届くかは絶対に確認すべきです。これにより、担当者はPCやスマートフォンで即座に来客を把握でき、専用アプリのインストールや確認の手間(=新たな業務負荷)を回避できます。
- カレンダー連携: GoogleカレンダーやOutlookカレンダー(Microsoft 365)と連携できるかも重要です。アポイントメントがカレンダーに登録された時点で、来訪予定が受付システムに自動で反映され、場合によっては来訪者用のQRコードが自動発行されるシステムもあります。
- 会議室予約システム連携: 来客アポイントと同時に、会議室の予約も連携して行えるシステムです。来客の把握と場所の確保をワンストップで行えるため、管理部の予約管理工数を大幅に削減できます。
- 入退室管理・セキュリティゲート連携: オフィスビルのセキュリティゲートや、オフィスの入退室管理システムと連動できるか。これにより、来訪者用のQRコードでセキュリティゲートを通過できるようになります。
2. 端末タイプと安定性
前章で解説した「端末タイプ」の選定です。低コスト・手軽さの「iPad/タブレット型」か、安定性・セキュリティ・独自デザインの「専用端末型」か、自社の優先順位(コスト vs ブランディング/安定性)を明確にします。
3. セキュリティと本人確認機能
来訪者の個人情報を取り扱うため、セキュリティ要件は厳しくチェックする必要があります。
- 本人確認: 単なる名前入力だけでなく、QRコード発行によるアポイントメント確認、顔認証による入館、運転免許証などの本人確認書類の読み取り機能など、求めるセキュリティレベルに応じた機能があるかを確認します。
- 認証: 暗号化(通信、保存データ)、ベンダーのPマークやISMS(ISO27001)認証の取得状況も、ベンダーの信頼性を測る指標となります。
4. 価格・料金体系(TCO:総所有コスト)
決裁者としてコスト(ROI)の試算は不可欠です。
- 初期費用と月額費用: 導入にかかる初期費用(ハードウェア代、設定費)と、月額のランニングコスト(ライセンス料、サポート費)のバランスを見ます。
- 課金体系: 料金体系が「ユーザーID課金」なのか「拠点課金」なのか「端末台数課金」なのかは、企業の規模によって総コストに大きな差を生みます。特に、通知を受ける担当者全員分のID課金が必要になると高額になりがちなため、注意が必要です。
5. UI/UX(操作性)とカスタマイズ性
- 来訪者の操作性: 来訪者が迷わず直感的に操作できるシンプルなインターフェースか。
- 管理画面の操作性: 管理部責任者が設定変更やログ確認をしやすいか。
- カスタマイズ性: 受付は「企業の顔」です。自社のロゴ表示、ブランドカラーへの変更、ウェルカムメッセージの編集といったブランディングに関わるカスタマイズが可能かを確認します。
6. 入退館ログ・記録管理(法令対応)
- ログ管理: 入退館履歴を日付、時間、担当部署単位で正確に検索・出力(CSVなど)できるか。これはPマークやISMSの監査証跡として極めて重要です。
- 法令対応: 個人情報保護法に準拠したデータ保管・削除ポリシーが明確であるかを確認します。
7. 既存システムとの統合性・拡張性
チャットやカレンダー以外の連携も重要です。会議室予約システム、社員の在席管理システム、CRM(顧客管理システム)などとAPI連携が可能か。将来的に拠点や部署が増えた際に、柔軟にスケール(拡張)可能かも見据える必要があります。
8. サポート体制
導入時やトラブル発生時に、迅速なサポートが受けられるかは運用を軌道に乗せる上で重要です。
- 導入サポート: ネットワーク設定、既存ツールとの連携設定、運用ルールの策定支援など、導入時のサポート範囲を確認します。
- 運用サポート: 問合せ方法(電話、メール、チャット)と対応時間。特に専用端末型の場合、ハードウェア故障時の交換対応(オンサイト保守・センドバック)の条件も確認すべきです。
【2025年最新】受付システム比較19選!業務効率化×連携機能で選ぶ
受付業務のデジタル化が進む中で、BtoB企業に特化した受付システムも多様化しています。ここでは、導入実績・拡張性・連携機能を重視して選定した最新の受付システム19選を紹介します。それぞれの特徴と料金を把握し、自社に最適なツールを見つけてください。
ノバシステム株式会社「アイウェルコ」
特徴
● AIによる「かんたん受付」でDX化を推進。
● 何人で利用しても利用額はそのまま。
● 無料で30日間のお試し利用が可能。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.aiwelco.jp/
株式会社ビットキー「workhub Reception」
特徴
● 来訪者対応時に発生する人的コストを大幅削減。
● カラー・アイコン・テキストなどを会社のブランドイメージに合わせてカスタマイズ可能。
● スマートロックbitlock PROと連動し、来訪者誘導まで完全無人化を実現。
費用
● 月額費用:3,000円~
公式サイト
https://www.bitlock.workhub.site/product/reception
M-SOLUTIONS株式会社「Smart at reception」
特徴
● iPadを設置するだけで導入可能なクラウド型受付システム(工事不要・低コスト・短期間導入)。
● 電話・メール・チャット・Teamsなど多様な連絡方法を選択可能で、取次業務を不要化。
● QRコードによる非接触受付でスムーズな来訪対応を実現。
費用
● 初期費用:0円~
● 月額費用:20,000円~
公式サイト
https://smartat.jp/reception/
株式会社バルテック「MOT受付システム」
特徴
● 担当者と直接話せるため、温かみのある受付対応が可能。
● スマホ内線に対応し、どこからでも応答可能。
● 入退館記録のデジタル化により、オフィスのIT化・セキュリティ向上を実現。
費用
● 初期費用:29,800円
● 月額費用:8,080円~
公式サイト
https://www.mot-net.com/reception/
株式会社RECEPTIONIST「RECEPTIONIST」
特徴
● 24時間安定稼働のクラウド型受付システム。
● ITreviewで5年連続「LEADER」受賞の実績。
● 元受付経験者の声を反映した高い実用性と、初期費用不要の月額制。
● ゲート・電子錠・チャット・会議室予約など多様な外部ツールと連携可能。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://receptionist.jp/
株式会社オフィスゲート「らいきゃくん」
特徴
● iPad専用アプリをインストールするだけで設定完了。
● シンプルな機能で誰でも使いやすい設計。
● 待機画面をお好みの画像にカスタマイズ可能。
費用
● 月額費用:3,300円~
公式サイト
https://officegate.info/
キングソフト株式会社「WowDesk」
特徴
● 受付番号を事前発行し、番号入力だけで受付完了。
● 氏名・会社名入力でも簡単に受付可能。
● 配達・面接など用途別の専用ボタンを設定できる柔軟設計。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.wowdesk.jp/
株式会社プロトソリューション「ラクネコ」
特徴
● 利用人数・拠点数に関わらず全機能を定額で利用可能。
● アカウント課金制で、端末数や拠点が増えても料金は変わらない。
● iPadにアプリをインストールするだけで簡単導入。
費用
● 月額費用:5,000円~
公式サイト
https://raku-neko.jp/
株式会社アイエンター「I-FACE」
特徴
● スタイリッシュで上質なユーザー体験を提供する電話特化型受付システム。
● 企業の要望を反映し、シンプルかつ高い操作性を実現。
● 全ての電話機に接続可能。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://i-face-reception.com/
株式会社セナネットワークス「ReClip」
特徴
● 企業・店舗と来訪者とのスムーズなコミュニケーションを支援。
● 基本料無料で導入しやすい。
● 幅広い外部ツールとの連携に対応。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://reclip.biz/
株式会社Knowlbo「VisitView」
特徴
● 来訪者の入退管理を円滑にサポート。
● 来訪予約・ログ管理機能を標準搭載。
● セキュリティゲートとの連携も可能。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.visitview.jp/
株式会社MSI「EASY-RING」
特徴
● PC・スマホなどあらゆる端末で受付対応可能(送信側はiPad推奨)。
● 不在時は携帯転送や履歴確認が可能。
● Webビデオ通話機能や担当者直接連絡機能を搭載。
● 無人受付によるコスト削減と非接触対応を同時実現。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://easy-ring.jp/
名電通株式会社「ipult」
特徴
● iPadをデジタルサイネージとして活用し、動画や静止画で社内CMを再生可能。
● 日本語/英語のバイリンガル表示に対応。
● カレンダータイマーで自動ON/OFFが可能。
● iPad接続のみで設置完了し、CSV取込にも対応。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.meidentsu.co.jp/business-phone/phone/receipt/ipult.html
Acall株式会社「Acall」
特徴
● iPad一台で来訪確認が完結。
● 認証を通さず直接担当者に通知できる即時対応型システム。
● チャットツール・内線電話・FaceTimeなどで柔軟に通知連携。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.workstyleos.com/solutions/reception/
富士ソフト株式会社「moreReception」
特徴
● 受付タイプを運用形態に合わせて選択可能(卓上型・自立型・入館カード発行タイプなど)。
● スペースを取らない省スペース設計。
● 導入後3年間、メール・電話による無料サポートを提供。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.fsi.co.jp/solution/morereception/
特徴
● Web予約と自動メール送信により入退手続きを効率化。
● QRコードをかざすだけで入館でき、来訪手続きを自動化。
● ソフトウェア+QRリーダーのみでスモールスタートが可能。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/business-ict/intelligent-guest-navigator.html
株式会社エッジプラス「GuestCool」
特徴
● Microsoft TeamsおよびZoomに対応した会議室・来訪管理システム。
● 来訪者登録や施設予約、設備条件検索を効率化。
● 管理者は会議履歴を検索し、監査・感染対策にも活用可能。
● 掲示板・連続予約など多機能を搭載。
費用
● 月額費用:451円(1ライセンス)~
公式サイト
https://guestcool.jp/
ABphone株式会社「アイタッチ+」
特徴
● 稼働率99.9999%の高信頼設計で長期安定運用を実現。
● 無料トライアル・サブスク制で導入しやすく、追加費用なしのシンプル設計。
● 通話・SMS通知対応で柔軟かつ温かみのある無人受付を実現。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://receptiondesk.jp/
チームラボ株式会社「Face Touch」
特徴
● 顔写真や部署順で担当者を探せる直感的なUIを採用。
● ワンタッチ呼び出しやアプリ応答でスムーズな来訪対応。
● 小規模拠点から全社までスケール可能なWeb管理機能を搭載。
費用
● 要お問い合わせ
公式サイト
https://www.team-lab.com/facetouch/
導入で失敗しないために管理部責任者が確認すべき4つの注意点
高機能な受付システムを選定しても、実際の運用でつまずいては投資が無駄になってしまいます。決裁者・管理部責任者として、契約前に必ず確認すべき「導入の注意点」と「対策」を4つ解説します。
1. 注意点:既存ツールと「連携できない」システムを選んでしまう
最も多い失敗が「連携」の認識齟齬です。「連携できる」という言葉だけで判断してしまうと、導入後に「求めていたレベルの連携ではなかった」と判明するケースがあります。
- 確認すべきこと: 例えば「Teams連携」とあっても、それが「単にTeamsに通知が飛ぶだけ」なのか「Teams上で来訪者と双方向でメッセージが送れる」のか「Teamsのプレゼンス(在席状況)と連動する」のかで、利便性は全く異なります。
- 対策(決裁者の視点): 決裁者は「連携できるか否か」のチェックリストで満足せず、管理部責任者は「どのレベルまで連携できるか」をデモや無料トライアルで必ず実機確認(POC: 概念実証)する必要があります。特に、既存のPBX(内線電話網)やセキュリティゲートといった物理的なハードウェアとの連携は、事前調査が不可欠です。
2. 注意点:現場の運用ルールを設計せず、混乱を招く
高機能なシステムを導入するだけでは、現場は混乱します。チャットに通知が来た後「誰が最初に応答するか」「担当者が会議中や不在時の二次対応はどうするか」といったルールを決めておかないと、結局「誰も出ない」という最悪の事態を招きます。
- 確認すべきこと: 「通知後」のオペレーションフローが未定義のまま導入が進んでいないか。
- 対策(決裁者の視点): 管理部責任者は、システム導入と同時に「受付オペレーションフロー」を策定し、社内(特に通知を受ける全従業員)に周知徹底する必要があります。決裁者は、このルール策定の工数も導入プロジェクトの一部として認識すべきです。ベンダーが運用ルールのコンサルティングをサポートしてくれるかも、選定のポイントとなります。
3. 注意点:ネットワーク環境・設置場所の確認漏れ
物理的な設置の問題も見落としがちです。iPad型を導入する場合、設置場所のWi-Fi電波状況が不安定だと、システムが頻繁にオフラインになり機能しません。また、タブレットの電源確保や、盗難防止のスタンド・セキュリティワイヤーの検討も必要です。
- 確認すべきこと: 設置予定場所のインフラ(Wi-Fi強度、電源、有線LANポートの有無)は万全か。
- 対策(決裁者の視点): 決裁者は導入予算にインフラ整備費(Wi-Fi強化、LAN配線工事、電源工事、スタンド代)も組み込むことを想定し、管理部はベンダーと共に必ず現地調査(サイトサーベイ)を行うべきです。
4. 注意点:受付画面のカスタマイズ性を軽視する
受付は「企業の顔」であり、来訪者(顧客)が最初に操作するインターフェースです。管理機能の豊富さだけで選び、来訪者側の操作画面(UI/UX)が分かりにくいと、来訪者が操作に戸惑い、結局内線電話で管理部を呼び出す、といった本末転倒な事態になりかねません。
- 確認すべきこと: 来訪者にとって直感的か。自社のブランドイメージを反映できるか。
- 対策(決裁者の視点): 管理部責任者は、デモやトライアルで「初めての来訪者」の視点に立って操作性を確認すべきです。また、決裁者としても、自社のロゴ表示、ブランドカラーへの変更、ウェルカムメッセージの編集といった「ブランディング」に関わるカスタマイズが、コスト内でどこまで可能かを確認することが重要です。
まとめ:自社の「連携したいツール」を軸に、業務効率化を実現しよう
本記事では、BtoB企業の決裁者・管理部責任者の視点から「受付システム 比較」の軸を、特に「連携機能」にフォーカスして解説しました。
受付システムの導入は、もはや単なる「取次の自動化」ツールへの投資ではありません。それは、SlackやTeamsといった「チャットツール」、GoogleカレンダーやOutlookといった「スケジュール」、さらには「会議室」や「セキュリティゲート」と連携することで、オフィス全体の生産性を向上させる「戦略的投資」**です。
旧来の電話取次で発生していた「業務の中断」という目に見えないコスト、紙管理による「セキュリティリスク」を認識し、これらをデジタル化することが、DX推進の第一歩となります。
比較検討の際は、価格やデザインの表面的な比較に留まらず、以下のステップで選定してください。
- 自社の「課題」を明確にする(取次工数の削減か、セキュリティ強化か、ブランディングか)
- 既存の「連携したいツール」をリストアップする(チャット、カレンダー、会議室予約など)
- 本記事の「選び方の軸」と「19選」を参考に、連携可能なシステムを絞り込む
- 無料トライアルで「連携レベル」と「操作性」を徹底的に検証する
この記事で紹介した「選び方の軸」と「導入の注意点」を参考に、ぜひ自社の課題を解決し、競争力を高めるための最適なパートナー(システム)を選定してください。まずは気になったシステムの資料請求や、無料トライアルによる実機検証から始めることを強くお勧めします。
