更新日:2025/10/30
【2025年最新比較表】採用代行(RPO)おすすめ21選!失敗しない選び方と費用相場
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
労働人口の減少と採用手法の多様化により、企業の人事・採用担当者の業務負担は増大しています。ノンコア業務に追われ、本来注力すべき戦略設計や面接、内定者フォローに時間を割けないという課題はありませんか。本記事では、こうした課題を解決する「採用代行(RPO)」について、その概要からメリット・デメリット、費用相場まで徹底解説します。2025年最新のおすすめサービス21選を比較し、貴社に最適なRPOパートナーを見つけるための選び方をご紹介します。
おすすめの採用代行(RPO)一覧
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| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ recruiting |
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SMART 税込¥214,500/月 MINIMUM 税込¥352,000/月 STANDARD 税込¥440,000/月 ADVANCE 税込¥554,400/月 |
| 株式会社VOLLECT | PRO SCOUT |
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要お問い合わせ |
| 株式会社ネオキャリア | - |
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要お問い合わせ |
| マルゴト株式会社 | まるごと人事 |
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まるごと人事ライト 月額25万円(税別) + 初期費用10万円(税別) まるごと人事 月額45万円(税別) + 初期費用10万円(税別) |
| HeaR株式会社 | HeaR採用代行 |
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要お問い合わせ |
| ESSTNER株式会社 | i-recruiting |
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ライトプラン 月額167,200円(税込) ベーシックプラン 月額149,600円(税込) プレミアムプラン 月額127,600円(税込) |
| 株式会社アールナイン | 人事ライト |
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ミニマムプラン 月額20万円(税別)+初期費用5万円(税別) ライトプラン 月額40万円(税別)+初期費用5万円(税別) ベーシックプラン 月額60万円(税別)+初期費用5万円(税別) |
| 株式会社レイン | HRコンサルティング |
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要お問い合わせ |
| 株式会社ダイレクトソーシング | - |
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要お問い合わせ |
| 株式会社コーナー | CORNER |
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要お問い合わせ |
| パーソルキャリア株式会社 | ‐ |
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要お問い合わせ |
| 株式会社トライアンフ | ‐ |
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要お問い合わせ |
| 株式会社キャリアマート | ‐ |
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月額3万円から対応可能 |
| 株式会社レジェンダ | 変革RPO |
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要お問い合わせ |
| マンパワーグループ株式会社 | ‐ |
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要お問い合わせ |
| アデコ株式会社 | Pontoon |
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要お問い合わせ |
| タリスマン株式会社 | ‐ |
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要お問い合わせ |
| 株式会社ONE | ‐ |
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中途採用パッケージ① 7万円~/月 中途採用パッケージ② 9万円~/月 新卒採用パッケージ 18万円~/月 オーダーメイド 要お見積り |
| 株式会社クイック | ‐ |
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要お問い合わせ |
| 株式会社マイナビBX | ‐ |
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要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
採用代行(RPO)とは?
採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、企業が採用活動に関わる業務プロセスの一部、またはすべてを外部の専門企業に委託するサービスを指します。単なる業務のアウトソーシング(業務委託)を超え、採用のプロフェッショナルが専門的な知見を活かして採用成果の最大化を支援する点が特徴です。人事担当者は、煩雑なノンコア業務から解放され、採用戦略の立案や候補者とのコミュニケーションといったコア業務に集中できるようになります。これにより、採用の質とスピードの向上が期待できます。具体的にどのような業務を任せられるのか、その活用方法を見ていきましょう。
採用代行(RPO)の活用方法
採用代行(RPO)の活用方法は多岐にわたります。例えば、募集要項の作成、求人媒体の選定・運用、スカウトメールの送信といった「母集団形成」の業務委託が一般的です。さらに、応募者の受付管理、書類選考、面接日程の調整といった「選考プロセス管理」も主要な活用シーンです。企業によっては、面接自体(一次面接)の代行や、内定通知書の作成、入社手続きのサポートまで任せるケースもあります。このように、自社の採用課題やリソース状況に応じて、必要な業務だけを切り出して依頼できる柔軟性が魅力です。特に、採用担当者が少ない、あるいは特定の採用手法(例:ダイレクトリクルーティング)のノウハウがない場合に活用することで、採用の効率化と専門性の補完が実現します。
採用代行(RPO)の種類
採用代行(RPO)サービスは、その提供形態によって大きく分類されます。
まず「総合型(フルアウトソーシング型)」は、採用計画の立案から母集団形成、選考プロセス管理、内定者フォロー、入社手続きまで、採用業務の全般を一気通貫で委託できるタイプです。大規模な採用プロジェクトや、採用部門自体を外部化したい企業に適しています。
次に「特化型(コンサルティング型)」は、ダイレクトリクルーティング支援、面接代行、新卒採用特化、エンジニア採用特化など、特定の業務領域や採用手法、職種に強みを持つタイプです。自社の弱い部分をピンポイントで補強したい場合に有効です。
また、「常駐型(オンサイト型)」と「非在住型(オフサイト型)」という分け方もあります。常駐型はRPO企業の担当者がクライアント企業内に常駐し、人事部門の一員のように動くため、密な連携が可能です。非在住型は、RPO企業が自社内で業務を遂行するため、コストを抑えやすいメリットがあります。自社の課題や予算、求める連携の密度に応じて、これらの種類を比較検討することが重要です。
採用代行(RPO)の選び方
採用代行(RPO)サービスを選ぶ際は、まず自社の採用課題を明確にすることが最優先です。「コア業務に集中したい」「特定の職種の採用ノウハウがない」「採用コストを最適化したい」など、導入目的を具体化しましょう。次に、その課題を解決できる「得意領域」を持つサービスかを見極めます。例えば、ダイレクトリクルーティングを強化したいなら、スカウト送信や候補者対応に強みを持つ企業を選ぶべきです。また「対応可能な業務範囲」も重要です。採用プロセスの一部だけを委託したいのか、戦略立案からすべてを任せたいのかによって、選ぶべきパートナーは異なります。さらに、自社の業界や募集職種における「実績」も確認しましょう。過去の成功事例は、サービスの信頼性を測る重要な指標です。担当者との相性や「サポート体制」も軽視できません。定期的なレポーティングや改善提案があるか、迅速なコミュニケーションが取れるかなど、伴走してくれるパートナーとしての適性を見極めることが、RPO導入成功の鍵となります。
採用代行(RPO)の比較のポイント3つ
数多くの採用代行(RPO)サービスの中から自社に最適な一社を選び出すためには、明確な比較軸を持つことが不可欠です。多くの企業が存在し、それぞれに強みや特色が異なるため、表面的な情報だけで比較すると失敗につながりかねません。ここでは、RPOサービスを比較検討する上で特に重要となる3つの主要なポイントに絞って解説します。これらのポイントを押さえることで、自社の採用課題を真に解決してくれるパートナーを見極める手助けとなるでしょう。
ポイント1:対応可能な業務範囲と得意領域
採用代行(RPO)を比較する上で最も重要なポイントは、自社が委託したい業務範囲と、サービス提供企業の得意領域が一致しているかです。RPOサービスは、単純な事務作業代行から、採用戦略の立案・実行、採用ブランディングまで、その守備範囲は多岐にわたります。まずは、自社が「ノンコア業務の工数削減」を目的とするのか、それとも「特定職種(例:エンジニア)の採用成功率向上」といった専門性を求めるのかを明確にしましょう。その上で、各企業のサービス内容を詳細に比較します。新卒採用に強みを持つ企業、中途のダイレクトリクルーティングに特化した企業、アルバイト・パート採用に強い企業など、特色は様々です。自社の課題と企業の強みをマッチングさせることが、費用対効果の高い導入につながる第一歩です。
ポイント2:料金体系と費用対効果
採用代行(RPO)の料金体系は、主に「月額固定型」と「成果報酬型」、そして両者を組み合わせた「複合型」に分かれます。月額固定型は、委託する業務量や工数に応じて毎月一定の費用が発生し、予算管理がしやすい点がメリットです。一方、成果報酬型は、採用成功(内定承諾など)のタイミングで費用が発生するため、初期コストを抑えられますが、採用人数が多いと総額が高くなる可能性があります。比較の際は、単に料金の安さだけでなく、委託する業務内容と照らし合わせた費用対効果(ROI)を試算することが肝心です。例えば、月額費用が高くても、それによって人事担当者の工数が大幅に削減され、コア業務に集中できた結果、採用の質が向上すれば、トータルでのコストパフォーマンスは高いと判断できます。
ポイント3:実績とサポート体制
RPOは単なる業務委託ではなく、採用の成否を左右する重要なパートナー選びです。そのため、導入を検討している企業の「実績」を必ず確認しましょう。特に、自社と同じ業界や企業規模、募集職種での支援実績が豊富かどうかは重要な判断材料です。具体的な成功事例や、導入によってどのような課題がどれだけ改善されたのかをヒアリングすることが推奨されます。また、密な連携が求められるため「サポート体制」の比較も欠かせません。専任の担当者がつくのか、コミュニケーションはどのツール(電話、メール、チャット)で、どれくらいの頻度で行われるのか、採用状況のレポーティングや改善提案は定期的にもらえるのか、といった運用面の詳細を確認し、自社とスムーズに連携できる体制かを評価しましょう。
総合力・実績重視の採用代行サービス
採用活動の全般を任せたい、あるいは大規模な採用(新卒一括採用や大量の中途採用)を計画している企業には、総合力と豊富な実績を持つ大手のRPOサービスが適しています。これらの企業は、全国規模での対応力、確立された運用プロセス、そして多様な業界・職種への対応実績を強みとしています。採用戦略の設計から母集団形成、選考、内定者フォローまで一気通貫で委託できるため、人事部門のリソースを大幅に削減し、採用活動全体の質を底上げすることが期待できます。セキュリティ体制やコンプライアンス遵守の面でも信頼性が高く、安心して基幹業務を任せられる点が大きなメリットです。
株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは、新卒・中途・アルバイト・パートと、あらゆる雇用形態の採用支援に対応可能な総合力が最大の強みです。特に「neo-RPO」サービスは、採用業務のフルアウトソーシングから、面接代行やスカウト代行といった業務の切り出しまで、企業のニーズに柔軟に対応します。長年にわたる人材サービス事業で培ったノウハウと、全国に広がる拠点を活かしたオペレーション体制により、大規模な採用プロジェクトや地方採用にも強みを発揮します。採用戦略の立案から実行まで、一気通貫でのサポートを求める企業に最適です。
パーソルキャリア株式会社
パーソルキャリア株式会社は、転職サービス「doda」を運営する知見を活かした中途採用領域のRPOに強みを持っています。特に「doda RPO」サービスは、母集団形成から内定まで、中途採用に関するあらゆる業務を代行可能です。豊富な人材データベースと採用のプロフェッショナルによる実行力で、企業の採用成功を強力にバックアップします。単なる業務代行に留まらず、採用市況や競合動向を踏まえた戦略的な提案も期待できるため、中途採用の質とスピードを両立させたい企業にとって心強いパートナーとなるでしょう。
株式会社レジェンダ
株式会社レジェンダは、1997年の創業以来、RPOサービスのパイオニアとして豊富な実績を持つ企業です。採用戦略の立案から実行、さらには採用管理システム(ATS)の提供・運用まで、採用に関するトータルソリューションを提供しています。特に、企業の採用ブランド構築や選考プロセスの設計といった上流工程から深く入り込むコンサルティング力に定評があります。長年の実績に裏打ちされた安定したオペレーション品質と、採用の「仕組み化」まで踏み込んだ支援を求める企業に適しています。
マンパワーグループ株式会社
マンパワーグループ株式会社は、世界75カ国以上に拠点を持つグローバルな総合人材サービス企業です。その世界基準のノウハウを活かしたRPOサービスは、グローバル採用や大規模な採用プロジェクトにおいて強みを発揮します。採用プロセスの標準化、効率化はもちろんのこと、多様な人材の獲得(ダイバーシティ採用)に関する知見も豊富です。日本国内だけでなく、海外拠点の採用も一括して委託したい、あるいはグローバルスタンダードの採用手法を取り入れたいと考える企業にとって、最適な選択肢の一つです。
アデコ株式会社
アデコ株式会社もまた、世界最大級の総合人材サービス企業であり、そのグローバルネットワークとノウハウを活かしたRPOサービスを展開しています。採用業務のフルアウトソーシングはもちろん、特定の業務のみを切り出して依頼することも可能です。特に、派遣事業や人材紹介事業で培った幅広い業界・職種への対応力と、コンプライアンスを重視した厳格な業務プロセスが特徴です。外資系企業や、全国規模での安定した採用オペレーションを求める日系大手企業から高い評価を得ています。
株式会社クイック
株式会社クイックは、人材紹介事業や求人広告事業で長年の実績を持つ企業です。その強みを活かしたRPOサービスは、単なる業務代行に留まらず、採用市場を熟知したプロによるコンサルティングと一体型で提供される点が特徴です。企業の採用課題を深く理解し、採用戦略の立案から密に伴走します。特に、採用広報やリクルーティングサイトの制作など、採用ブランディングの領域まで踏み込んだ支援が可能です。採用活動全体を見直し、根本から強化したい企業に適しています。
株式会社マイナビBX
株式会社マイナビBXは、総合人材情報サービス大手「マイナビ」のグループ企業として、新卒・中途・アルバイト・パートといった全領域の採用活動を支援するRPOサービスを提供しています。「マイナビ」ブランドで培った膨大なデータとノウハウを基に、母集団形成から内定者フォローまで、あらゆる採用フェーズでのソリューションが可能です。特に新卒採用における大規模オペレーションや、アルバイト・パート採用の大量募集・管理において強みを発揮し、安定した採用基盤の構築をサポートします。
株式会社パソナ
株式会社パソナは、日本を代表する総合人材サービス企業の一つであり、長年の実績に裏打ちされた手厚いサポート体制が特徴のRPOサービスを提供しています。全国に広がる拠点網を活かし、地方企業の採用支援や全国規模でのオペレーションにも柔軟に対応可能です。採用業務のアウトソーシングだけでなく、人材育成や組織開発といった人事領域全体の課題解決も支援できる総合力が強みです。大手ならではの安心感と、きめ細やかな伴走支援を両立させたい企業に適しています。
特定領域・手法特化型重視の採用代行サービス
採用課題が明確で、特定の領域をピンポイントで強化したい企業には、専門特化型のRPOサービスがおすすめです。例えば、「ダイレクトリクルーティング(DR)のノウハウがない」「エンジニアやハイクラス人材の採用に苦戦している」「新卒採用の面接工数を削減したい」といった具体的なニーズに応えるサービス群です。これらの企業は、特定の分野における深い知見と専門スキルを有しており、総合型RPOでは得られにくい、鋭いソリューションを提供してくれます。自社の弱点を補強し、採用の成功率を飛躍的に高めたい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。
株式会社VOLLECT
株式会社VOLLECTは、中途採用におけるダイレクトリクルーティング(DR)支援に特化したRPOサービスを提供しています。DRの戦略設計から、ターゲット選定、スカウト文面の作成・送信、候補者対応までをワンストップで代行します。特筆すべきは、データに基づいた継続的な改善(PDCA)を強みとしている点です。各媒体の特性を熟知した専門チームが、返信率や承諾率といった数値を分析し、最適なスカウト活動を実行します。自社でDR運用にリソースを割けない、またはノウハウがなく成果が出ない企業にとって強力な味方となります。
株式会社ESSTNER
株式会社ESSTNER(エストニア)は、特にハイクラス人材およびエンジニア採用のダイレクトリクルーティング支援に強みを持つRPOサービスです。代表自身がエンジニア出身であり、IT領域への深い理解に基づいた質の高いスカウト文面の作成や、候補者との的確なコミュニケーションに定評があります。採用が困難とされる専門職種の獲得において、高い実績を誇ります。単なるスカウト代行に留まらず、技術的な要件定義の整理からサポートしてくれるため、専門性の高いポジションの採用に課題を持つ企業に最適です。
株式会社ダイレクトソーシング
株式会社ダイレクトソーシングは、その名の通りダイレクトリクルーティング(DR)の運用代行に特化した専門企業です。複数のDRメディアに対応しており、各媒体の特性を最大限に活かした戦略的なスカウト配信が可能です。同社の特徴は、候補者の検索からスカウト文面のパーソナライズ、送信まで、一連のプロセスを緻密に実行する点にあります。豊富な運用実績から得られたノウハウに基づき、高いスカウト返信率を目指します。「攻めの採用」を強化したいが、社内にリソースやノウハウがない企業にとって、頼れる専門家集団です。
株式会社キャリアマート
株式会社キャリアマートは、新卒採用領域に特化したRPOおよびコンサルティングサービスを提供しています。母集団形成のための広報活動支援から、説明会運営、選考プロセス管理、面接代行、内定者フォローまで、新卒採用に関するあらゆる業務を幅広くサポートします。特に、学生とのコミュニケーションやイベント運営に関するノウハウが豊富です。煩雑で工数がかかりがちな新卒採用業務をプロに任せることで、人事担当者は学生との対話や採用戦略の策定といったコア業務に集中できます。
株式会社タリスマン
株式会社タリスマンは、外資系企業やグローバル企業、そしてIT・テクノロジー領域の採用に強みを持つRPOサービスです。バイリンガル人材の採用や、専門性の高い技術職の採用に関する豊富な実績とノウハウを有しています。経験豊富なリクルーターが、企業の採用ニーズを深く理解し、国内外のネットワークを駆使して最適な人材をサーチします。グローバルな視点での採用戦略立案から実行までをサポートできるため、国際的なビジネス展開を行う企業や、専門職の採用に課題を持つ企業にとって価値の高いパートナーです。
特化型・伴走型の採用代行サービス
急速な事業成長を目指すスタートアップやベンチャー企業、あるいは特定の業務だけを柔軟に切り出して依頼したい企業には、伴走型・特化型のRPOサービスが適しています。これらのサービスは、大手RPOのような画一的なパッケージではなく、クライアント企業の状況に合わせてサービス内容を柔軟にカスタマイズできる点が魅力です。採用戦略の壁打ち相手になったり、採用広報の立ち上げを支援したりと、人事部門の一員のように緊密に連携(伴走)してくれます。採用専任の担当者を置く余裕がない、または採用ノウハウを社内に蓄積したいと考える企業に最適です。
株式会社キャスター
株式会社キャスターが提供する「CASTER BIZ recruiting」は、完全リモート型のアシスタントサービスで培ったノウハウを活かした採用代行サービスです。最大の特徴は、月額制・時間単位で、必要な業務を必要なだけ柔軟に依頼できる点にあります。求人票の作成・掲載、スカウト送信、応募者対応、日程調整など、煩雑なノンコア業務を幅広くカバーします。採用担当者を新しく雇うほどではないが人手が足りない、というスタートアップや中小企業のニーズに最適です。コストを抑えつつ、柔軟に採用業務をアウトソーシングしたい企業に適しています。
マルゴト株式会社
マルゴト株式会社は、その名の通り、スタートアップやベンチャー企業の採用業務を「まるごと」代行することに特化したRPOサービスです。特に、ダイレクトリクルーティング(DR)運用に強みを持ち、戦略立案から実行までを担います。同社の特徴は、単なる作業代行ではなく、クライアント企業の採用チームの一員として伴走し、採用成功に向けて主体的に動く点にあります。採用ノウハウが社内にない、あるいはリソースが絶対的に不足している急成長中の企業にとって、強力な採用パートナーとなるでしょう。
株式会社HeaR
株式会社HeaR(ヒア)は、採用ブランディングやCX(Candidate Experience:候補者体験)の向上支援に強みを持つ、伴走型の採用支援サービスです。単なる採用実務の代行に留まらず、「なぜ貴社で働くのか」という魅力を言語化し、候補者に伝えるためのコンテンツ制作や選考プロセスの改善提案を行います。特にスタートアップやベンチャー企業が、優秀な人材を引きつけるための「採用力」そのものを強化したい場合に適しています。短期的な採用成功だけでなく、中長期的な採用基盤の構築を支援します。
株式会社アールナイン
株式会社アールナインは、面接代行(面接官トレーニング含む)や、内定者・新入社員のフォローアップ研修に強みを持つ企業です。採用プロセスの中でも、特に「人材の見極め」と「定着」のフェーズに特化しています。プロの面接官が面接を代行することで、選考の質を担保し、人事担当者の工数を削減します。また、内定辞退の防止や早期離職の改善といった課題にも、専門的な知見からアプローチします。選考の精度を高めたい、あるいは内定後のフォローを手厚くしたい企業に最適です。
株式会社レイン
株式会社レインは、スタートアップやベンチャー企業に特化した伴走型のダイレクトリクルーティング(DR)支援サービスを提供しています。クライアント企業のビジョンやカルチャーを深く理解した上で、魅力的なスカウト文面を作成し、候補者との密なコミュニケーションを代行します。単なるスカウト送信数ではなく、質を重視したアプローチが特徴です。リソースが限られる中で、DRを効果的に活用し、カルチャーマッチする優秀な人材を獲得したいと考える成長企業に適しています。
株式会社コーナー
株式会社コーナーは、フリーランスや副業の「人事・採用のプロ」と企業をマッチングするプラットフォームを運営し、その知見を活かしたRPOサービスも提供しています。必要なスキルを持つプロフェッショナルを、必要な期間だけアサインできる柔軟性が最大の特徴です。例えば、採用戦略の立案だけをハイスキルなプロに依頼する、といった使い方が可能です。社内にない専門知識をピンポイントで補いたい、あるいは正社員を採用するまでもないがプロの手を借りたい、といったニーズに的確に応えます。
株式会社トライアンフ
株式会社トライアンフは、採用戦略の設計から実行まで、クライアント企業と深く伴走することを特徴とするRPOサービスです。画一的なサービス提供ではなく、各企業の課題や組織フェーズに合わせたオーダーメイドの支援を行います。採用業務の代行に留まらず、組織開発や人事制度設計といった、より上流のコンサルティングも可能です。採用活動を通じて、組織全体の課題解決にも取り組みたいと考える、変革期にある企業や成長企業にとって、頼れるパートナーとなるでしょう。
株式会社ONE
株式会社ONEは、採用戦略の設計から実行、さらには入社後のオンボーディング(定着支援)までを一気通貫で支援するRPOサービスを提供しています。特に、採用した人材が早期に活躍・定着することまでをゴールとして見据えている点が特徴です。採用活動と入社後の受け入れ体制構築を連動させることで、ミスマッチの防止と早期離職率の低下を目指します。採用して終わりではなく、入社後の活躍までをトータルでサポートしてほしいと考える企業に適しています。
採用代行(RPO)のメリット・デメリット
採用代行(RPO)の導入は、多くの企業にとって採用活動の効率化や質の向上に寄与しますが、一方で注意すべき点も存在します。メリットだけを見て導入を決めると、後に「こんなはずではなかった」というミスマッチが生じる可能性もあります。ここでは、RPOを活用する上での主なメリットと、事前に理解しておくべきデメリット(注意点)を、対策とあわせて具体的に解説します。両面を正しく理解し、自社の状況に照らし合わせて導入を判断することが重要です。
採用代行(RPO)を導入するメリット
採用代行(RPO)を導入する最大のメリットは、人事・採用担当者の工数削減です。応募者対応や日程調整、スカウト送信といったノンコア業務を外部のプロに委託することで、担当者は面接や採用戦略の策定、内定者フォローといったコア業務に集中できます。これにより、採用活動全体の質が向上します。また、専門企業のノウハウを活用できる点も大きな利点です。ダイレクトリクルーティングやエンジニア採用など、特定の領域に関する最新の知見や手法を取り入れることで、自社だけでは難しかった採用の成功率を高めることが可能です。さらに、採用活動の繁閑に合わせて業務量を調整できるため、採用担当者を固定で雇用する場合と比較して、採用コストの変動費化や最適化が図れる点も魅力です。
採用代行(RPO)を導入するデメリット
採用代行(RPO)のデメリットとしては、まず採用ノウハウが社内に蓄積されにくい点が挙げられます。業務プロセス全体を外部に依存しすぎると、将来的に自社で採用活動を行う際の力が育たない可能性があります。これを防ぐためには、RPO企業に業務を丸投げするのではなく、定期的なレポーティングやミーティングを通じてノウハウを共有してもらう仕組みを作ることが重要です。また、外部企業が候補者と接するため、自社の魅力やカルチャーが正確に伝わらない、あるいは候補者対応の質が低下するリスクも懸念されます。この対策として、導入前に自社のビジョンや求める人物像をRPO企業と徹底的にすり合わせ、コミュニケーションのルールを明確に定めておくことが不可欠です。
採用代行(RPO)の料金相場
採用代行(RPO)の導入を検討する際、最も気になるのが料金相場です。RPOの費用は、委託する業務範囲や採用規模、利用するサービス企業の料金体系によって大きく変動します。主な料金体系には、毎月一定額を支払う「月額固定型」、採用成功時に費用が発生する「成果報酬型」、そして基本料金と成果報酬を組み合わせた「複合型」があります。自社の採用計画や予算に合わせて、どの体系が最適かを比較検討する必要があります。ここでは、代表的な料金体系の特徴と、業務内容別の費用感について解説します。
料金体系の種類(月額固定型・成果報酬型など)
RPOの料金体系で最も一般的なのは「月額固定型」です。これは、委託する業務の工数(例:月50時間まで)や業務内容に基づき、月額10万円~50万円程度で設定されることが多いです。予算が立てやすく、採用人数に関わらず一定のコストで運用できる点がメリットです。一方、「成果報酬型」は、採用が決定(内定承諾など)した時点で、理論年収の15%~35%程度(人材紹介よりは低めに設定されることが多い)の費用が発生する体系です。初期費用を抑えられますが、採用人数が多いと総額が高額になる可能性があります。このほか、月額の固定費を低めに設定し、採用成功時に追加でインセンティブを支払う「複合型」もあり、企業のニーズに応じて柔軟な料金プランが提供されています。
業務別の費用相場
採用代行(RPO)の費用は、委託する業務内容によっても変動します。例えば、スカウトメールの送信代行や日程調整といったノンコア業務のみを切り出して依頼する場合、月額10万円~30万円程度が相場です。これに加えて、採用戦略の立案や面接代行、採用広報のコンサルティングなど、より専門性が高く上流の業務を委託する場合、月額50万円以上になることも珍しくありません。新卒採用のフルアウトソーシングなど、プロジェクト全体を大規模に委託する場合は、数百万円規模になるケースもあります。重要なのは、単価の安さだけでなく、委託したい業務の質と量に見合った料金設定であるかを比較検討することです。
採用代行(RPO)を導入する際の注意点
採用代行(RPO)は強力なソリューションですが、導入を成功させるためにはいくつかの注意点があります。単に業務を外部に「丸投げ」するだけでは、期待した成果は得られません。RPO企業を「パートナー」として捉え、自社の人事部門と一体となって採用成功を目指す体制を築くことが不可欠です。導入前に何を準備すべきか、そして導入後にどのように連携していくべきか、失敗しないための重要なポイントを具体的に解説します。
導入前に準備・明確化すべきこと
採用代行(RPO)を導入する前に、まず自社内の課題を徹底的に洗い出すことが重要です。「採用のどのプロセスに時間がかかっているのか」「どの職種の採用に苦戦しているのか」「RPO導入によって何を達成したいのか(KGI/KPI)」を明確にしましょう。その上で、RPOに委託する業務範囲と、自社で担うコア業務の線引きを具体的に決定します。また、採用したい人物像(ペルソナ)や、自社の魅力(採用ピッチ資料など)、選考基準を言語化し、RPO企業と正確に共有できる準備を整えることが不可欠です。このすり合わせが曖昧だと、RPO企業は的確な業務遂行ができず、採用のミスマッチを引き起こす原因となります。
導入後の効果的な連携・運用方法
採用代行(RPO)導入後は、委託先企業との密なコミュニケーションが成功の鍵を握ります。業務を「丸投げ」にするのではなく、自社の人事部門の延長として位置づけ、積極的に情報共有を行いましょう。最低でも週に一度は定例ミーティングを設け、採用の進捗状況、応募者の質、選考通過率などのデータ(ファクト)を共有し、課題の特定と改善策を協議する場を持つことが理想です。チャットツールなどを活用し、日常的な疑問や懸念点をすぐに解消できる体制を築くことも重要です。RPO企業からのフィードバックや市場動向のレポートに真摯に耳を傾け、自社の選考プロセスや条件面を柔軟に見直す姿勢も、効果的な連携には不可欠です。
採用代行(RPO)に関するFAQ
採用代行(RPO)の導入を検討するにあたり、多くの企業担当者様から寄せられる共通の疑問があります。例えば、委託できる業務の具体的な範囲や、導入までにかかる期間、成果に対する考え方などです。ここでは、そうしたRPOに関するよくある質問(FAQ)を取り上げ、それぞれ簡潔に回答します。導入前の不安や疑問点を解消し、具体的な検討を進めるための一助としてください。
Q1:どこまでの業務を委託できますか?
A1:採用代行(RPO)で委託できる業務範囲は、サービス企業や契約プランによって大きく異なりますが、非常に広範です。採用計画の立案、募集要項の作成、求人媒体の運用、スカウトメール送信、応募者対応、書類選考、面接日程調整といった実務的なノンコア業務はもちろん、企業によっては一次面接の代行、採用広報(SNS運用やブログ執筆)、リファレンスチェック、内定者フォロー、入社手続きのサポートまで対応可能です。自社の課題やリソース状況に応じて、必要な業務だけを切り出して依頼する「部分委託」から、採用戦略の立案も含めて「フルアウトソーシング」するまで、柔軟に選択できるのがRPOの特徴です。
Q2:導入までの期間はどれくらいですか?
A2:採用代行(RPO)の導入決定から実際の業務開始までにかかる期間は、委託する業務範囲や企業の準備状況によって異なりますが、一般的には最短で2週間から1ヶ月程度を見込むとよいでしょう。まずはRPO企業との間で、現状の課題ヒアリング、委託する業務範囲の確定、求める人物像のすり合わせ、運用フロー(KGI/KPI設定含む)の構築といった準備作業が発生します。特に、自社の魅力や選考基準をRPO企業が正確に理解するためのインプット期間は重要です。スピーディな導入を望む場合でも、この初期のすり合わせを丁寧に行うことが、導入後のスムーズな運用と採用成功につながります。
Q3:成果が出なかった場合の保証はありますか?
A3:採用代行(RPO)は、多くの場合、採用の成功(入社)を直接的に保証するサービスではありません。特に「月額固定型」の料金体系では、RPO企業は採用プロセスを最適化・実行するための業務(工数)に対して対価を受け取ります。そのため、市場環境や企業の魅力、募集条件によっては、期待した人数の採用に至らないリスクもあります。ただし、多くのRPO企業は採用のプロとして、成果を出すために最大限の努力を行います。レポーティングを通じて進捗を可視化し、スカウト文面や募集要項の改善、ターゲット層の見直しといった改善提案を継続的に行うのが一般的です。成果報酬型や複合型プランでは、採用成功に応じた費用設計になっている場合もあります。
まとめ
本記事では、採用代行(RPO)の基本的な概要から、その種類、メリット・デメリット、費用相場、そして具体的な比較ポイントまでを解説し、2025年最新のおすすめサービス21選をご紹介しました。採用競争が激化し、人事担当者の業務が複雑化する現代において、RPOは採用の質とスピードを両立させるための強力なソリューションです。重要なのは、自社の採用課題を明確にし、業務を「丸投げ」にするのではなく、信頼できる「パートナー」としてRPO企業を選ぶことです。今回比較した21のサービスは、それぞれに異なる強みや特徴を持っています。まずは、自社の課題(例:工数削減、専門領域の強化、スタートアップの基盤構築)に合致するカテゴリーのサービスに注目し、複数の企業に問い合わせて具体的な提案や見積もりを比較検討することから始めてみてはいかがでしょうか。
おすすめの採用代行(RPO)一覧
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| 会社名 | サービス名 | 特長 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 株式会社キャスター | CASTER BIZ recruiting |
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SMART 税込¥214,500/月 MINIMUM 税込¥352,000/月 STANDARD 税込¥440,000/月 ADVANCE 税込¥554,400/月 |
| 株式会社VOLLECT | PRO SCOUT |
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| 株式会社ネオキャリア | - |
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| マルゴト株式会社 | まるごと人事 |
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まるごと人事ライト 月額25万円(税別) + 初期費用10万円(税別) まるごと人事 月額45万円(税別) + 初期費用10万円(税別) |
| HeaR株式会社 | HeaR採用代行 |
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要お問い合わせ |
| ESSTNER株式会社 | i-recruiting |
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ライトプラン 月額167,200円(税込) ベーシックプラン 月額149,600円(税込) プレミアムプラン 月額127,600円(税込) |
| 株式会社アールナイン | 人事ライト |
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ミニマムプラン 月額20万円(税別)+初期費用5万円(税別) ライトプラン 月額40万円(税別)+初期費用5万円(税別) ベーシックプラン 月額60万円(税別)+初期費用5万円(税別) |
| 株式会社レイン | HRコンサルティング |
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| 株式会社ダイレクトソーシング | - |
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| 株式会社コーナー | CORNER |
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| パーソルキャリア株式会社 | ‐ |
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| 株式会社トライアンフ | ‐ |
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| 株式会社キャリアマート | ‐ |
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月額3万円から対応可能 |
| 株式会社レジェンダ | 変革RPO |
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| マンパワーグループ株式会社 | ‐ |
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| アデコ株式会社 | Pontoon |
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| タリスマン株式会社 | ‐ |
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| 株式会社ONE | ‐ |
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