更新日:2024/11/13
給与前払いサービス10社を比較!特徴やメリット、選ぶときのポイントを解説
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
給与前払いサービスには立替払いタイプと自社払いタイプがあり、導入する際は自社に合うサービスを選ぶ必要があります。本記事では、給与前払いサービスの導入を検討する企業担当者や経営者に向けて、給与前払いサービスとは何か、種類やサービスの比較ポイントなどを解説します。おすすめの給与前払いサービスを10社紹介しているので、比較検討する際の参考にしてください。
【比較】おすすめの給与前払いサービス一覧
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サービス名 | 企業名 | 特長 | 費用 |
---|---|---|---|
プリポケ | 株式会社マネーコミュニケーションズ |
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立替払い型:導入費用0円、月額費用0円、前払い申請額×1.5% 直接払い型:月額固定料金1万円、前払利用毎 200円 |
前給 | きらぼしテック株式会社 |
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初期導入費用:無料 月額費用:220円(前給を利用した1人当たり) |
即給 byGMO | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
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要お問い合わせ |
CRIA | 株式会社メタップスペイメント |
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初期費用0円 月額費用0円 |
Payme | 株式会社ペイミー |
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要お問い合わせ |
フレックスチャージ | 株式会社三菱UFJ銀行 |
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要お問い合わせ |
Advanced pay SAISON | 株式会社セゾンパーソナルプラス |
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要お問い合わせ |
早トク給与 | 楽天カード株式会社 |
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要お問い合わせ |
前払いできるくんLITE | 株式会社Payment Technology |
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要お問い合わせ |
Q給 | 株式会社デジタルプラス |
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月額費用:11,000円 システム利用料:550円 |
給与前払いサービスとは?
給与前払いサービスとは、給与日よりも前に従業員が希望するタイミングで給与を受け取れるサービスのことです。企業は給与前払いサービスの導入によって、求人応募数の増加や従業員エンゲージメントの向上を図れることから、福利厚生施策の一環として導入を検討する企業が増えています。
給与の前払いは給与の前借りと混同されがちですが、実際はそれぞれ仕組みが異なります。給与の前払いは働いた分の給与を給与日よりも前に受け取る行為であるのに対し、給与の前借りとは働いていない分の給与を含めて給与日より前に受け取ることです。労働基準法では給与の支払いは働いた分が原則のため、給与の前借りは労働基準法に違反する恐れがあります。また、従業員が給与だけを前借りして持ち逃げをするリスクも高まります。
一方で、給与前払いサービスは貸金業に該当しない合法的なサービスとして金融庁が正式に発表しているため、安心して利用できるサービスです。
給与前払いサービスを導入するメリット
給与前払いサービスを導入した企業は、さまざまなメリットを得られます。例えば、福利厚生施策として従業員が緊急時に給与の前払いを受けられる制度を設けることで、従業員の満足度を高められます。従業員の満足度が向上すれば自社への帰属意識が高まり、従業員の定着率も向上させることも可能です。
また、給与前払いサービスの導入により、充実した福利厚生が整備されている企業としてイメージアップを図ることで求人応募数が増加し、自社が求める人材を集めやすくなるでしょう。長く働いてくれる人材を見極め採用することで従業員の離職率が減れば、従業員が退職するたびに採用活動をする必要がなくなりコストの削減につながります。
そして、給与の前払いを自社で行う場合は、従業員が申請した希望日に希望額のみを計算して給与受取口座に振り込むなどの事務手続きが必要です。給与前払いサービスを導入すれば、従業員の勤怠データを登録するといった簡単な作業だけで給与前払いを行えるため、人事・経理担当者の業務負担を軽減できます。
給与前払いサービスの種類
給与前払いサービスは大きく分けて、立替払いタイプと自社払いタイプ(資金預託タイプ)の2種類があります。ここでは、それぞれのタイプの特徴や仕組みなどを詳しく解説します。
立替払いタイプ
立替払いタイプは、給与前払いサービスの運営会社が給与の前払い分を立て替えて従業員に支払うタイプです。従業員が給与の前払いを申請した場合、企業側で前払い分の給与を負担する必要がありません。
ただし、導入企業は運営会社に対してサービスやシステムの利用料や手数料の支払いが必要です。サービスによっては、企業が負担するケースと従業員が負担するケース、双方が負担するケースがあります。
立替払いタイプの給与前払いサービスを導入するメリットは、導入のために資金を確保する必要がなく、キャッシュフローを妨げる心配がないことです。
自社払いタイプ
自社払いタイプは、導入企業の資金を使って前払い分の給与を従業員に支払うタイプです。一般的に、資金預託タイプとも呼ばれています。自社払いタイプの給与前払いサービスを導入する場合は、導入企業が前払いのための資金を確保する必要があります。自社に十分な資金がない場合は、資金繰りを調整して資金を確保しなければなりません。
自社払いタイプは導入企業の口座から従業員の給与受取口座へ前払い分の給与が支払われるため、運営会社に支払う手数料は発生しません。自社払いタイプを導入するメリットは、従業員が手数料を支払う負担を軽減できることです。
おすすめの給与前払いサービス比較10選!
給与前払いサービスにどのような種類があるのか気になっている方に向けて、おすすめのサービスを10社紹介します。ここでは、おすすめの給与前払いサービスの特徴や費用、手数料などを比較していきます。
業界最安水準の手数料! 「プリポケ」
プリポケは、事業者や消費者向けの金融サービス業を行う株式会社マネーコミュニケーションズが提供する給与前払いサービスです。プリポケの特徴は、立替払い型と直接払い型(自社払い)の2つのプランが用意されていることです。また、24時間いつでもスマートフォンから申し込みができ、操作性もシンプルで簡単です。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | プリポケ |
支払いタイプ | 立替払い、自社払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 月額費用:立替払い0円、自社払い10,000円 |
手数料 | 立替払い:前払申請金額×1.5% |
無料トライアル | 要問い合わせ |
1.5%! 業界最低水準の手数料
プリポケの手数料は立替払い型のみで、業界最低水準(※)の前払申請額×1.5%と格安です。初期導入費用は無料で、立替払い型なら月額手数料は発生しません。
※立替払い型プランの場合、料金は全て税抜き表示。振込手数料は別途負担
大手伊藤忠商事グループだから信頼性が高い
運営会社の株式会社マネーコミュニケーションズは、伊藤忠商事グループが100%投資する子会社です。給与前払いサービスの導入が初めてでも、大手企業が株主の企業であれば安心感があります。
こんな企業におすすめ
- 500人以上の従業員がいる企業
- 他社の給与前払いサービスを利用できなかった企業
運営会社 | 株式会社マネーコミュニケーションズ |
公式サイト | https://www.mc-fin.com/prepoke/ |
小規模から大手まで豊富な導入実績あり! 「前給」
前給は、ソフトウェアや各種サービスの開発を行うきらぼしテック株式会社が提供する給与前払いサービスです。2024年9月時点の導入企業社数は2,000社に上ります。社内融資制度として特許を取得しているため、コンプライアンス面でも安心して利用できるでしょう。前給は、即日振込やデジタルマネーへのチャージにも対応しています。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | 前給 |
支払いタイプ | 自社払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 月額費用:1人当たり220円 |
手数料 | 330円~660円(ララPayプラス利用時は無料または220円) |
無料トライアル | 要問い合わせ |
初期費用0円と手厚いサポート体制
前給の導入には専用機材が不要で、初期費用は0円です。毎月わずかな手数料で利用できます。導入前や運用後のサポート体制が万全で、従業員の基礎データや勤務実績のデータの登録、サービス利用後の給与控除を行う際のデータの取り込みなどの作業に手間が掛かりません。
デジタルマネーで受け取れるスマホ決済アプリも利用可能
前給を利用すれば、給与前払いを同社が運営するデジタルマネー「ララPayプラス」へのチャージも可能です。キャッシュレス決済にも使用できるため便利です。
こんな企業におすすめ
- 幅広い業界に対応している給与前払いサービスを導入したい企業
- 充実したサポート体制のある給与前払いサービスを導入したい企業
運営会社 | きらぼしテック株式会社 |
公式サイト | https://www.kiraboshi-tech.co.jp/ |
初期費用無料で手軽に運用できる! 「即給 byGMO」
即給 byGMOは、GMOペイメントゲートウェイ株式会社が三井住友銀行(SMBC)グループ会社から引き継いだ給与前払いサービスです。即給 byGMOは新たに口座を開設する必要がなく、既存の銀行口座を利用できます。給与の支払い方法は、立替型(立替払い)とデポジット型(自社払い)の2パターンです。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | 即給 byGMO |
支払いタイプ | 立替払い、自社払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 |
手数料 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
長年の実績とノウハウ
即給 byGMOは2007年からサービスを開始しており、2024年9月時点で1,000社以上の企業に導入されています。三井住友銀行(SMBC)グループ会社からサービスを引き継ぐ際に、給与前払いサービスを運用するノウハウも受け継いでいます。
初期費用0円、運用も簡単
即給 byGMOは、導入のための初期費用が掛かりません。運用方法は簡単で、企業の専用画面から従業員の勤務データを入力すればサービスを利用できます。
こんな企業におすすめ
- 給与前払いサービスの運用に掛かる負担を極力減らしたい企業
- 大手企業が提供する給与前払いサービスを導入したい企業
運営会社 | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
公式サイト | https://www.gmo-pg.com/ |
トータルコストは業界最安! 「CRIA」
CRIAは、決済代行事業やトラスト事業を展開する株式会社メタップスペイメントが提供する給与前払いサービスです。CRIAはトータルコストが業界最安水準を謳っており、初期費用は0円、従業員が負担する手数料も業界最安水準で設定されています。専用のコールセンターが設置されているため、24時間365日体制で従業員からの問い合わせに対応しています。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | CRIA |
支払いタイプ | 立替払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 月額費用:0円 |
手数料 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
導入企業で採用効果UP! 確かな実績
CRIAは、導入している企業で人材の定着率やリピート率が向上するといった成果を出しています。例えば、ある導入企業では定着率が導入から2カ月後に3.5%増加、人材のリピート率は2カ月で4.6%上昇しました。
リアルタイムで現金を受け取れる
CRIAは2020年にセブン銀行と資本提携を行っており、セブン銀行ATMで給与を受け取れます。給与前払いの申請後はセブン銀行ATMが設置されているコンビニや店舗に足を運べばリアルタイムで現金を受け取れることが強みです。
こんな企業におすすめ
- 給与前払いサービスに掛かるトータルコストを少なくしたい企業
- リアルタイムでの給与の受け取りが可能な給与前払いサービスを導入したい企業
運営会社 | 株式会社メタップスペイメント |
公式サイト | https://www.metaps-payment.com/service/cria/index.html |
外部システムとの連携も可能! 「Payme」
Paymeは、生成AI関連事業を展開する株式会社ペイミーが提供する給与前払いサービスです。サービスの利用には、セブン銀行やGMOあおぞらネット銀行の口座を開設する必要があります。Paymeは通信の安全性や万全な情報セキュリティ体制に加えて、高度なセキュリティを実現しています。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | Payme |
支払いタイプ | 自社払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 |
手数料 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
勤怠管理・給与計算など複数のシステムと連携
Paymeは最短即日の導入が可能な上に、外部システムとの連携もできることが特徴です。勤怠管理や給与計算システムなどと連携すれば、業務効率化にもなるでしょう。他にも、労務・金融システム、その他のシステムとの連携も可能です。
高度なセキュリティ体制
Paymeは高度なセキュリティ体制が整備されている給与前払いサービスです。全ての通信データを暗号化するSSL/TLSを導入している上に、情報セキュリティに関する国際規格「ISO 27001」を取得しています。また、導入企業専用の窓口が設置されており、メールやチャットなどで問い合わせできます。
こんな企業におすすめ
- 高度なセキュリティ体制が整備されている給与前払いサービスを導入したい企業
- 給与前払いサービスと外部システムと連携したい企業
運営会社 | 株式会社ペイミー |
公式サイト | https://payme.tokyo/ |
メガバンクが運営! 「フレックスチャージ」
フレックスチャージは、メガバンクの株式会社三菱UFJ銀行が提供している給与前払いサービスです。運営会社が大手の金融機関のため、給与前払いサービスの利用が初めてでも安心感があります。給与の振込業務はWeb上で完結できる他、申請のたびに給与計算や入金処理などの手間を省けるため、事務作業を軽減できるでしょう。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | フレックスチャージ |
支払いタイプ | 自社払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 |
手数料 | 176円~770円 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
最短で当日に受け取れる
フレックスチャージは、給与の受け取りに使用している銀行口座をそのまま使用できます。給与の振込希望日は従業員が各自で設定でき、最短即日で申請した現金の受け取りが可能です。申請は、パソコンとスマートフォンのどちらからも手続きできます。
初期投資不要、業務効率化にも効果的
フレックスチャージは、インターネット環境が整備されている場所であれば、どこでもサービスを導入でき、振込業務もWeb上で完結できます。また、初期費用が不要なため、企業のキャッシュフローを悪化させる心配がありません。
こんな企業におすすめ
- 新たな口座開設が不要な給与前払いサービスを導入したい企業
- 給与前払いの振込業務をWeb上で完結させたい企業
運営会社 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
公式サイト | https://flex-charge.bk.mufg.jp/fc/member/Login.aspx |
低コスト&当日受け取りを実現! 「Advanced pay SAISON」
Advanced pay SAISONは、派遣事業や人材紹介事業などを展開する株式会社セゾンパーソナルプラスが提供する給与前払いサービスです。運営会社は、クレジットカードのセゾンカードの運営元である株式会社クレディセゾンが100%投資する会社です。Advanced pay SAISONは正社員だけでなく、アルバイトやパートタイマー、外国人労働者の給与前払いにも対応しています。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | Advanced pay SAISON |
支払いタイプ | 立替払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 |
手数料 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
最短当日、24時間受取可能
Advanced pay SAISONは、従業員が専用Webサイトで受け取りたい金額を入力するだけで、最短即日の現金受取が可能です。振込口座を指定の金融機関の口座に登録すれば、24時間365日好きなときに給与の前払いを申請できます。
導入費用0円、ランニングコストも不要
Advanced pay SAISONの支払いタイプは立替払い型で初期費用が不要です。給与前払いサービスを導入する際に、自社で資金を用意する必要もありません。
こんな企業におすすめ
- 24時間いつでも給与の前払いが可能な給与前払いサービスを導入したい企業
- さまざまな雇用形態の従業員がいる企業
運営会社 | 株式会社セゾンパーソナルプラス |
公式サイト | https://corporate.saison-psp.co.jp/adpay/ |
楽天ポイントがもらえる! 従業員満足度の向上におすすめ「楽天早トク給与」
楽天早トク給与は、クレジットカード決済や信用保証業務などの事業を行う楽天カード株式会社が提供する給与前払いサービスです。勤怠管理システムと連携できるため、給与前払いサービスの利用が初めてでも複雑な作業をする必要がありません。また、楽天銀行の口座を振込口座にすれば、振込手数料が0円になります。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | 楽天早トク給与 |
支払いタイプ | 自社払い |
初期費用・月額費用 | 要問い合わせ |
手数料 | 振込手数料:0円(楽天銀行の口座に限る) |
無料トライアル | 要問い合わせ |
給与と一緒に楽天ポイントがもらえる
楽天早トク給与は、利用するたびに楽天ポイントを貯められ、貯まったポイントは楽天関連のサービスに利用できることが魅力です。ただし、楽天ポイントを受け取るには楽天銀行の口座を給与の受取口座に指定する必要があります。付与される楽天ポイントは申請1回当たり5ポイントで、上限は1カ月に3回までです。
企業・従業員のサポート体制が充実
楽天早トク給与では、土日祝日も営業しているコールセンターが完備されており、365日いつでも問い合わせができます。他にも、FAQのヘルプページや利用ガイド、販促ポスター・チラシなどを用意しており、導入をスムーズにするためのサポートが充実しています。
こんな企業におすすめ
- 充実したサポート体制が完備されている給与前払いサービスを導入したい企業
- 利用に応じてポイント付与などの特典がある給与前払いサービスを導入したい企業
運営会社 | 楽天カード株式会社 |
公式サイト | https://salary.rakuten.co.jp/ |
小規模事業者や個人事業主におすすめ! 「前払いできるくんLITE」
前払いできるくんLITEは、株式会社Payment Technologyが提供する給与前払いサービスです。運営会社は、給与前払いサービスの他にも、給与デジタル払いサービスやキャッシュフロー改善サービスなどの各種サービスを提供しています。前払いできるくんLITEは、法人用クレジットカード決済に対応しており、個人事業主や設立直後の企業でも無審査で即時導入ができます。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | 前払いできるくんLITE |
支払いタイプ | 立替払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 |
手数料 | 前払申請額×6% |
無料トライアル | 要問い合わせ |
クレジットカード払いに対応
前払いできるくんLITEは、法人用のクレジットカードで支払えます。クレジットカードの利用時に付与されるポイントも貯められてお得です。従業員の少ない小規模事業者や個人事業主、設立直後の企業も利用しやすいでしょう。
初期費用・ランニングコスト0円
前払いできるくんLITEは、企業側の初期費用とランニングコストが無料で導入できます。給与の前払いを申請する従業員は、申請額に応じたシステム利用手数料が発生します。手数料は前払申請額の6%です。
こんな企業におすすめ
- 法人用のクレジットカードで決済できる給与前払いサービスを導入したい企業
- 小規模事業者や個人事業主、設立直後の企業
運営会社 | 株式会社Payment Technology |
公式サイト | https://pay-tech.co.jp/lite/ |
低コスト&多言語対応! 「Q給」
Q給は、フィンテック事業やデジタルマーケティング事業を行っている株式会社デジタルプラスが提供する給与前払いサービスです。初期費用は不要で、導入企業も従業員も月額の固定料金だけでサービスを導入できます。専用のシステムは英語や中国語をはじめとする多言語に対応しており、外国人労働者にも給与前払いサービスを利用してもらえます。
支払いタイプ・費用(手数料)
サービス名 | Q給 |
支払いタイプ | 立替払い |
初期費用・月額費用 | 初期費用:0円 月額費用:10,000円(企業)、550円(従業員) |
手数料 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
初期費用無料、利用料も半年無料!
Q給の初期費用は0円で、導入企業が支払う月額のサービス利用料は10,000円です。導入後6カ月間は無料になる特典もあるため、少ない負担で利用できます。従業員の利用料は月額550円と比較的安い価格設定なことも特徴です。
7つの言語に対応
Q給は7つの言語に対応しているため、既存の外国人労働者もサービスを利用しやすくなります。対応している言語は以下のとおりです。
- 英語
- 中国語(繁体字、簡体字)
- 韓国語
- スペイン語
- ポルトガル語
- ベトナム語
- タガログ語
こんな企業におすすめ
- お得な無料キャンペーンのある給与前払いサービスを導入したい企業
- 従業員に外国出身者が多い企業
運営会社 | 株式会社デジタルプラス |
公式サイト | https://www.qqp.jp/ |
給与前払いサービスを選ぶときの比較ポイント
給与前払いサービスを導入する際は、複数のサービスの特徴や費用などを比較した上で決めることが大切です。ここでは、どのようなポイントを比較すれば良いのか、比較する際の注意点などを解説します。
従業員が負担する手数料
立替払いタイプの給与前払いサービスでは、導入企業だけでなく従業員がサービスを利用するたびに手数料が発生することがあります。手数料の支払いはサービスによって異なり、定額制や従量課金制(定率制)、一定額を超えると有料になるなどの種類が挙げられます。
従業員にとって手数料が負担にならないかを考えて給与前払いサービスを選ぶことが大切です。立替払いタイプでは、一般的に前払申請額に対して3~6%の手数料が発生します。
従業員のニーズに応えているか
給与前払いサービスを導入する際は、給与の前払いを申請する従業員の視点に立って利用しやすいサービスを選ぶ必要があります。例えば、給与前払いの申請から振り込まれるまでにどのくらい時間が掛かるのか、最短即日の振り込みが可能か、24時間365日対応しているかなど、利便性を比較すると最適なサービスを選べます。また、パソコンだけでなくスマートフォンでも申請できる給与前払いサービスを選ぶと便利でしょう。
他のシステムとの連携のしやすさ
給与前払いサービスが外部システムと連携できるかどうかも選定時のポイントです。勤怠管理システムや給与計算システムなどと連携できるサービスを選べば、従業員の勤怠データの登録や前払い分と残りの給与計算をする際の作業負担を減らせます。給与前払いサービスの多くはAPIやCSVとの連携が可能で、外部システムとの連携を行えます。ただし、サービスの種類によっては、外部システムと連携できないものもあるため、事前に確認しましょう。
サポート体制の有無
給与前払いサービスを導入する際は、運営会社によるサポート体制が充実しているサービスを選ぶことが大切です。導入前や運用後のサポートがない場合、問題が発生した際に自力で解決しなければならず、時間や手間が発生します。
サービスを比較する際は、コールセンターの設置やメール・チャットによるサポート、24時間365日対応など、従業員向けのサポートが整っているかを確認しましょう。また、サポートが無償か有償かも合わせて確認しておくと安心です。
新規口座開設の必要性
自社払いの給与前払いサービスを導入する場合は、前払い分の資金を確保するために口座の開設が必要なケースがあります。法人名義の口座を開設する際は、手続きに時間や手間が掛かるため、事前にチェックしておきたいポイントです。
また、前払い分の給与が既存の給与受取口座に振り込まれるかどうかの確認も必要です。サービスによっては給与受取口座の新規開設が必要な場合もあります。口座新設の手続きは従業員の手間を増やすことになるため、事前に口座新設の必要性を確認しておきましょう。
給与前払いサービスに関するQ&A
給与前払いサービスを導入するに当たり、さまざまな疑問が浮かぶ方もいるでしょう。ここでは、給与前払いサービスを導入する際によくある質問とその回答を紹介します。
給料の前払いは義務ですか?
労働基準法第二十五条には、給料の前借りに関するルールが規定されています。会社は、従業員から急を要する理由によって申請があった場合、前払いに応じる義務が生じます。ただし、前払いが可能なのは働いた分の給料のみです。たとえ緊急事態で従業員から申請があっても、働いていない分は支払う必要がありません。
給与前払いのデメリットは何ですか?
給与前払いサービスのデメリットは、給与支給日に受け取れる給与額が減ることです。給与の前払いは、給与支給日に受け取れる給与額から申請した希望額を事前に受け取る行為です。給与支給日に受け取る給与は、前払い分の給与額と手数料が差し引かれた金額が振り込まれるため、本来受け取れる金額よりも少なくなります。
まとめ
給与前払いサービスは従業員の負担が少なく、ニーズに応えられるサービスを選ぶことが大切です。給与前払いサービスを比較する際は、本ページで紹介したサービスの中から最低でも3つは資料請求をして慎重に比較検討しましょう。
【比較】おすすめの給与前払いサービス一覧
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サービス名 | 企業名 | 特長 | 費用 |
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プリポケ | 株式会社マネーコミュニケーションズ |
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立替払い型:導入費用0円、月額費用0円、前払い申請額×1.5% 直接払い型:月額固定料金1万円、前払利用毎 200円 |
前給 | きらぼしテック株式会社 |
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初期導入費用:無料 月額費用:220円(前給を利用した1人当たり) |
即給 byGMO | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
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要お問い合わせ |
CRIA | 株式会社メタップスペイメント |
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初期費用0円 月額費用0円 |
Payme | 株式会社ペイミー |
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要お問い合わせ |
フレックスチャージ | 株式会社三菱UFJ銀行 |
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要お問い合わせ |
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要お問い合わせ |
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要お問い合わせ |
前払いできるくんLITE | 株式会社Payment Technology |
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要お問い合わせ |
Q給 | 株式会社デジタルプラス |
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月額費用:11,000円 システム利用料:550円 |