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物流顧問とは?メリット・選び方・費用まで徹底解説

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

物流はもはや単なるコストセンターではなく、企業の競争力を左右する戦略的要素です。しかし、燃料費高騰やドライバー不足、「2024年問題」など、企業を取り巻く物流課題は深刻化しています。こうした状況に対応するには、外部の専門家である「物流顧問」の力が欠かせません。物流顧問は課題の分析から解決策の提示・実行支援までを担う、経営の心強いパートナーです。

本記事ではその役割やメリット、選び方まで詳しく解説します。

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顧問派遣
-20万円~/月

業務領域ごとの費用
-営業支援(販路紹介):20万円/1件紹介~
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ものづくり
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  • 専門分野の異なる複数の顧問でチームを組成することも可能
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経営支援
財務支援
営業支援
技術支援
  • レベルの高い人材と長い期間つながりたい企業
  • いずれ社員として受け入れたいなどの希望がある企業
  • 自社にさまざまな経営課題がある企業
株式会社サーキュレーション プロシェアリング
  • 登録時の情報に加えて、対面での面談実施によってスキルや実績はもちろん、志向性や性格、ネットワーク情報を把握
  • プロジェクト関連データをあらゆる角度から取得・分析し、マッチング精度を向上
  • 女性やシニアなど、年齢や性別によらずに様々な業種、業界出身者が登録されている
要問い合わせ 新規事業開発/企画
営業
マーケティング
  • 採用したい人材がいても年収が見合わないなどの悩みを抱える企業
株式会社クラウドワークス クラウドリンクス
  • 転職市場に未出のハイクラス人材が在籍
  • スカウトが絶えない大手企業部門長以上や専門職主席以上の経営幹部人材が在籍
  • 業界セミナーでの登壇経験者が在籍
  • 年収1,000万以上の登録者多数
要問い合わせ
※手数料・成功報酬などは発生しない
要問い合わせ
  • 顧問だけではなく、さまざまな人材を探している企業
パーソルキャリア株式会社 HiPro Biz
  • 経営課題のヒアリングから具体的な解決策を提示、最終的な課題解決までサポート
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要問い合わせ 新規事業開発 コンサルティング・支援・プロ人材
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法務・ガバナンス
海外の販路開拓、海外拠点(生産拠点含む)・オフショア開発拠点の立ち上げ
M&A関連
社外取締役・社外監査役紹介
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匠ワランティアンドプロテクション株式会社 オフィスサポートパック
  • 30分無料で専門家に悩み相談ができる
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  • 企業のステージ別(参入期・参入成長期・成長成熟期・成熟再生期)に企業の課題を考慮
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  • 長期的には、顧問として契約した人を直接雇用したいと考えている企業

この記事の目次はこちら

物流顧問とは?

物流顧問とは、企業が抱える物流・サプライチェーンに関する課題に対し、外部の専門家としてアドバイスや実行支援を行うプロフェッショナルです。豊富な実務経験と業界知識をもとに、物流の最適化、コスト削減、業務効率化、DX推進、BCP(事業継続計画)対応など、経営戦略と直結する幅広いテーマに対応します。社内に専門人材やノウハウが不足している場合でも、物流顧問を活用することで、客観的な視点と専門知見に基づいた改善が可能になります。短期的な課題解決から、中長期的な改革まで、企業の成長を支える存在として注目されています。

物流顧問の役割

物流顧問の最も基本的な役割は、物流に関する高度な専門知識、豊富な経験、そして客観的な視点を提供し、企業が抱える物流課題の解決を支援することです。具体的には以下のような役割を担います。

現状分析と課題特定

データ分析、現場ヒアリング、業務プロセスの可視化を通じ、物流の問題点やボトルネック、改善機会を客観的に特定します。社内では見過ごされがちな課題や、部門間の連携不足に起因する問題を浮き彫りにします。

戦略立案と方向性提示

特定された課題に基づき、経営戦略と連動した中長期的な物流戦略や具体的な改善計画を策定します。コスト削減、リードタイム短縮、品質向上、DX推進など、目指すべきゴールとロードマップを明確化します。

実行支援と伴走

策定した計画が絵に描いた餅で終わらないよう、具体的な施策の実行をサポートします。新業務プロセスの導入支援、システム選定・導入、協力会社との交渉、現場トレーニングなど、改革が現場に根付くまで伴走します。

専門知識の提供と人材育成

最新の物流技術、法規制、業界ベストプラクティスなどの情報を提供し、社内の物流担当者のスキルアップや組織力強化に繋がる人材育成を支援することもあります。

経営層へのレポーティングと意思決定支援

改善の進捗や効果測定結果を経営層に分かりやすく報告し、次の打ち手に関する意思決定をサポートします。物流の専門的な内容を経営的視点から解釈し、説明する能力が求められます。

物流コンサルタントとの違い

「物流顧問」と似た存在に「物流コンサルタント」がありますが、関与の仕方に違いが見られる場合があります。

一般的に物流コンサルタントは、特定のプロジェクト(例: 倉庫移転、システム導入)に対し、期間を定めて課題解決策の提案や実行支援を行うことが多いです。プロジェクト完了とともに契約終了となるケースが典型的です。

一方、物流顧問は、より中長期的な視点で企業と関わるケースが多く見られます。特定のプロジェクトだけでなく、日常的な物流オペレーション改善、継続的なコスト削減、戦略見直しなど、幅広いテーマに対し、月単位や年単位の顧問契約に基づき継続的にアドバイスや支援を提供します。経営者の良き相談相手、あるいは社外取締役のような立場で、経営と現場の橋渡し役を担うこともあります。

どちらが良いというわけではなく、企業の課題や求める関与の度合いによって適切な形態を選ぶことが重要です。

物流顧問に求められる専門性とスキル

優れた物流顧問は、単に物流業務に詳しいだけではありません。経営課題を解決に導くためには、多岐にわたる専門性とスキルが求められます。

  • 深い物流知識と経験: SCM、倉庫管理、輸配送管理、在庫管理、国際物流、関連法規など広範な知識と実務経験。
  • 課題分析力と論理的思考力: データや情報から本質的な課題を抽出し、論理的な解決策を構築する力。
  • 経営的視点: 物流改善が経営指標(コスト、利益、キャッシュフロー、企業価値など)にどう貢献するかを理解し説明できる能力。
  • コミュニケーション能力: 経営層から現場、協力会社まで、多様な関係者と円滑に連携し、合意形成を図る力。
  • プロジェクトマネジメント能力: 計画を実行に移し、管理するスキル。
  • IT・DXリテラシー: WMS、TMS、自動化機器、AI、IoTなど最新技術への理解と評価能力。
  • 業界知識: 対象企業の業界特有の商習慣や物流特性への理解。

これらのスキルを持つ物流顧問は、貴社にとって強力な武器となり得るでしょう。

物流顧問を導入するメリット

外部の専門家である物流顧問を活用することは、現代の企業経営において、単なるコスト削減策に留まらない戦略的な意義を持ちます。役員・決裁者の皆様が特に注目すべき導入メリットを解説します。

客観的な視点による「当たり前」の打破と本質的な課題発見

社内では見過ごされがちな非効率や、「聖域」とされてきた領域にも、外部の客観的な視点からメスを入れ、本質的な課題を特定します。部門横断的な視点で全体最適の解決策を提示できます。

最新の知識・ノウハウの迅速な導入と活用

技術革新や法規制変更が激しい物流業界の最新動向を常に把握しており、その専門知識へ容易にアクセスできます。新技術導入のリスクを低減し、他社事例も参考に最適なアプローチを提案します。

コスト削減と業務効率化による直接的な収益貢献

物流コスト構造を可視化・分析し、輸配送、保管、荷役、在庫など多岐にわたる具体的な削減策を提案・実行支援します。実現されたコスト削減は、企業の利益増に直結します。

経営戦略と連動した戦略的物流体制の構築

物流を単なる後方支援ではなく、経営戦略を実現する武器と捉え、SCM全体の最適化、顧客満足度向上、新規事業対応などを支援し、競争力強化に貢献する体制を構築します。

物流DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の加速

「何から手をつけるべきか分からない」といったDXの悩みに応え、戦略策定から最適なシステム・ツールの選定、導入プロジェクト管理、データ活用まで、効果的なDX推進を専門知識に基づきサポートします。

リスクマネジメント強化と事業継続性の確保

多様化・深刻化するサプライチェーンリスク(自然災害、地政学リスク等)を評価し、BCP(事業継続計画)策定・見直し、サプライチェーンの冗長化、コンプライアンス対応などを支援し、有事への備えを強化します。

経営層・管理職の負担軽減とコア業務への集中

専門性の高い物流課題の分析や解決策検討を物流顧問に任せることで、経営層や管理職は本来注力すべきコア業務に集中でき、企業全体の生産性向上に繋がります。

物流顧問に依頼できること

物流顧問が提供する価値は多岐にわたります。企業が物流顧問に依頼できる具体的なサービス内容を解説します。

物流戦略の策定・見直し

経営戦略と連動した中長期的な物流の”あるべき姿”を描き、現状分析、課題特定、ベンチマーキングを経て、実現に向けた戦略オプション提示、KPI設定、中期計画策定などを支援します。

物流コストの分析と削減策の提案・実行

コスト構造を詳細に可視化・分析し、輸配送(ルート最適化、運賃交渉支援等)、保管・荷役(レイアウト改善、マテハン検討等)、在庫(適正化、削減策)、梱包など、具体的な削減策を立案・実行します。

倉庫・輸配送オペレーションの改善

倉庫内の入庫から出庫までの各プロセスや、輸配送ネットワーク、配車計画などを分析し、効率化、品質向上(誤出荷削減、遅延防止)、安全性向上、標準化(マニュアル作成)を実現します。

物流システムの選定・導入支援(DX推進)

現状業務分析と要件定義に基づき、WMS、TMS等の最適なシステムや自動化機器を中立的な立場で選定し、導入プロジェクト管理、導入後の効果測定と活用まで支援します。

サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築・最適化

調達、生産、販売、物流のプロセスを統合的に管理し、サプライチェーン全体の可視化、需要予測精度向上、在庫最適化、リードタイム短縮、情報共有基盤構築、S&OPプロセス導入などを通じて全体最適を目指します。

物流人材の育成支援

物流部門に必要なスキルを定義し、育成計画策定、研修プログラム企画・実施、OJT支援などを通じて、組織全体のレベルアップを図ります。(オプションとして提供されることが多い)

物流顧問の選び方

期待した成果を得るためには、どの物流顧問を選ぶかが極めて重要です。失敗しないための重要な選定ポイントを5つに分けて解説します。

専門性と実績:自社の課題領域と業界への深い理解

最も重要なのは、顧問が持つ専門性が自社の課題(コスト削減、DX、オペレーション改善等)や業界特性(食品、医薬品、小売等)に合致しているかです。具体的な解決実績や成果(数値)を確認しましょう。

提案の質と具体性:課題の本質を捉え、実行可能な計画か

提案が一般論でなく、自社の状況を踏まえた本質的な課題認識に基づいているか、そして解決策が具体的なアクションプラン、スケジュール、期待効果として示され、現実的に実行可能かを見極めます。費用対効果の説明も重要です。

コミュニケーション能力:経営層・現場との円滑な連携

経営層への分かりやすい説明、現場担当者からのヒアリング、関係者との合意形成など、円滑なコミュニケーション能力は不可欠です。面談等で相性も含めて確認しましょう。

契約形態と料金体系:透明性と納得感

契約期間、稼働頻度、料金体系(固定、タイムチャージ、成果報酬等)、費用内訳(諸経費含む)、解除条件などを明確に確認し、内容と費用対効果に納得できるか、複数の候補と比較検討します。

相性と信頼関係:長期的なパートナーとしての適性

特に中長期契約の場合、企業の理念や文化への共感、課題解決への熱意、誠実さ、倫理観、柔軟性など、信頼して任せられるパートナーとなり得るか、感覚的な部分も含めて判断します。

5. 物流顧問活用の一般的な流れ

物流顧問の活用を決めた後、一般的に以下のプロセスで進みます。

  • お問い合わせ・初回相談:関心のある顧問に連絡し、課題感や期待を伝え、顧問の専門性や進め方を確認します。
  • ヒアリング・現状分析・課題特定: 顧問がデータ分析、関係者ヒアリング、現場視察などを通じて、物流の実態と課題を深く理解します。(NDA締結が一般的)
  • ご提案・契約: 分析結果に基づき、具体的な改善提案、支援内容、スケジュール、費用などが提示されます。内容を精査し、合意すれば契約締結となります。
  • プロジェクト実行支援: 社内に推進体制を構築し、顧問と連携しながら改善策を実行します。定例会議で進捗確認や課題共有を行います。企業側の主体性が鍵となります。
  • 効果測定・評価: 設定したKPIに基づき改善効果を測定・評価し、レポートを受けます。目標達成度を確認し、必要に応じて追加策を検討します。
  • 定着化支援・継続的な改善: (顧問契約の場合)改善効果を持続させ、自律的な改善サイクル構築や新たな課題への対応を支援します。

各ステップで顧問と企業が密に連携し、共通の目標に向かうことが成功に繋がります。

6. まとめ

本記事では、経営層・決裁者の皆様へ「物流顧問」の役割、メリット、サービス、選び方、活用プロセスを解説しました。変化が激しく課題が山積する現代において、物流は企業の競争力と成長を支える戦略機能です。しかし、その高度な課題に社内だけで対応するのは困難です。専門知識と客観性を持つ物流顧問は、コスト削減、DX推進、リスク対応などを通じ、貴社の物流、ひいては経営全体の課題解決を導く羅針盤となります。最適な顧問を選び、主体的に連携することで、物流改革は大きな成果を生み、企業の持続的成長に貢献するでしょう。物流顧問の活用は、未来を切り拓く重要な経営判断となり得ます。

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