更新日:2025/01/08
中小企業がアプリ開発をするメリットとは? 開発の流れや利用できる補助金についても紹介
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
スマートフォンの普及により、インターネットへのアクセスが誰でも簡単にできるようになりました。中小企業が自社アプリを導入することにより、さまざまなメリットが期待できます。アプリ開発ツールを利用したり外注したりすれば、自社でリソースを確保できない場合もアプリ開発が可能です。
この記事では、中小企業がアプリ開発をするメリットや開発の流れ、利用できる補助金に関して解説します。
※2024年12月時点の情報です
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サービス名 | 区分 | 特徴 | 費用 | 主なサービス/機能 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|---|
GMOデジタルラボ株式会社 (GMOおみせアプリ) |
ツール |
|
月額22,000円~ |
・スタンプ ・会員証 ・会員ランク ・お友達紹介 ・プッシュ通知 など |
無 |
株式会社USEN (アプリンク) |
ツール |
|
初期費用50,000円~ 月額6,000円~ |
・プッシュ通知 ・オンライン決済 ・チケット発行 ・テクアウト ・スタンプカード など |
無 |
株式会社ドリームネッツ (アプスタ) |
ツール |
|
月額15,400円~ |
・プッシュ通知 ・店舗情報 ・クーポン ・リマインダー ・ダイレクトトーク など |
無 |
アイユー株式会社 (アプリメンバーズ) |
ツール |
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初期費用30,000円 月額19,800円~ |
・オリジナルアプリアイコン ・プッシュ通知機能 ・ポイント/スタンプ機能 ・クーポン機能 ・i-Beacon機能 など |
無 |
アステリア株式会社 (Platio) |
ツール |
|
月額20,000円~ |
・営業日報 ・勤怠連絡 ・商品修理受付 ・配送報告 ・顧客対応記録 など |
有 |
マジックソフトウェア-ジャパン株式会社 (Magic xpa) |
ツール |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社アプリクッキング (APPCOOKING CMS) |
制作会社 |
|
要お問い合わせ |
・ニュース配信/プッシュ通知 ・チャット ・お知らせ/POPUP ・メニュー ・タブレット管理画面 など |
無 |
フェンリル株式会社 | 制作会社 |
|
要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社ブレイブソフト | 制作会社 |
|
要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社モンスターラボ | 制作会社 |
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要お問い合わせ |
・iOSアプリ ・Androidアプリ ・Webアプリ(PWA) ・LINEアプリ など |
要お問い合わせ |
株式会社CyberCats (CHACO-WEB) |
制作会社 |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社ジークス | 制作会社 |
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要お問い合わせ |
・iOS/Androidアプリ開発 ・EC(通販)アプリ開発 ・Flutterアプリ開発 ・ウェアラブルデバイス対応アプリ開発 ・業務アプリ開発 など |
要お問い合わせ |
株式会社ガラパゴス | 制作会社 |
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要お問い合わせ |
・新規制作 ・リニューアル・改善 ・UI/UXデザイン など |
要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
中小企業がアプリ開発をするメリット
スマートフォンの普及に伴い、大企業のみならず中小企業でもアプリ導入をするケースが増えています。中小企業がアプリ開発をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。期待できる主なメリットを3つ紹介します。
顧客の満足度向上
アプリを導入することにより、顧客満足度の向上が期待できます。企業にとっては、新規で獲得したユーザーを一過性の顧客として終わらせるのではなく、いかにリピーターになってもらうかが重要です。
スマートフォンのアプリでは、プッシュ通知などを利用して新機能や新情報をリアルタイムで顧客に知らせることができます。顧客の属性に合わせてニーズの高い情報を送ることができることがメリットです。
リアルタイムで顧客に情報を送りながら、実際のアクセスを元に分析し、顧客のニーズをくみ取ったサービスに改善していくことで、顧客満足度の向上を目指すことが可能です。
効率的な業務管理
アプリを導入することにより、人の手で行っていたことをアプリに置き換えられるため、業務の効率化が図れます。
例えば、DMを発送する場合は、印刷してから発送するという手続きが必要です。アプリを導入すれば配信するだけで良いため、手間が省けるだけでなく時間短縮にもつながります。同様に、紙のクーポンを作成する場合は複数枚を作成・印刷する手間が必要ですが、アプリは配信するだけで完了です。
飲食店の予約や会計も、アプリを利用することで従業員の負担軽減につながります。また、顧客データや売り上げなどのデータ収集や分析もアプリに集約されるため、顧客管理がしやすくなることもメリットです。
売り上げアップの可能性
アプリを導入することにより、新規顧客の獲得につながる可能性があります。例えば、地域限定で営業する店舗が対象地域の住民をターゲットとしてアプリをリリースすることで、チラシ配布などでは獲得できなかったであろう顧客層へのアプローチが可能です。ポイントカードやクーポンなどアプリならではの機能を利用することで、顧客の来店を促すきっかけになるかもしれません。
また、自社サービスや商品の販売、広告掲載など、アプリならではのマネタイズも期待できます。アプリの利用により蓄積したデータを元に経営戦略を立てたり営業活動に生かしたりすることで、売り上げアップを図ることも可能です。
中小企業でアプリ開発をする際の基本的な流れ
中小企業でアプリ開発をする際に、どのようなプロセスが必要となるのかを紹介します。
企画
まずは、どのようなアプリを作りたいのか、アプリの完成イメージをしっかりと決めて企画を立てるところから始めます。アプリ開発の目的、必要な機能、ユーザーターゲット、競合状況の4つを明確にしましょう。
企画が曖昧な状態で進めてしまうと、最初に意図していたものとは違うアプリに仕上がってしまう可能性があります。アプリ開発を外注する場合は、外注先との意思疎通をしっかり行って明確に伝えることが大切です。
設計
企画が決まったら、要件定義と設計を行います。要件定義とは、アプリに搭載する機能を決定し、システム化の方法を検討することです。開発を進める元となるため、要件定義書は詳細に決めていかなければなりません。
設計は、外部設計と内部設計の2種類です。外部設計はデザインや操作方法など、ユーザーが直接目にする部分でアプリの使い勝手の良し悪しに関わります。内部設計は外部設計を実現化するためのプログラミングに関わる設計です。アプリ開発を外注する場合は、ここでも丁寧なコミュニケーションが必要になります。
開発
ここまで決めてきた要件定義や設計に基づいて、実際にプログラミングをしてアプリ開発を行います。開発途中の急な仕様変更はできる限り避け、設計に忠実にアプリ開発をしていくことが望まれます。仕様変更をしてしまうと、当初の設計で予定していたものとは違ったものになってしまう可能性があるためです。
開発をスムーズに進めていくためには、ここまでの計画を綿密に行うことが重要です。
テスト
アプリ開発が終了したら、動作を確かめるテストをします。外注の場合にテストを行うのはアプリ開発会社です。アプリ単体として、当初計画していた設計の仕様に合っているか、正常に動作するか、データベースに正常にデータが登録されるかを確かめます。
ユーザーテストは、完成したアプリが要望に合っているかを確かめるテストです。アプリが目的に合ったものか、ユーザーの使い勝手はどうかを確かめます。外注の場合にユーザーテストを行うのは発注側です。
リリース
開発したアプリをユーザーが利用できるようにするために、アプリのリリースを行います。iOSとAndroidでリリースの方法が異なることを押さえておきましょう。
iOSアプリの場合はAppleStoreに申請をし、審査を受けなければなりません。審査にかかる期間は1~2週間です。一方Androidアプリの場合はGooglePlayに登録しますが、審査はなくストア登録から数時間で公開されます。
アプリをリリースした後は、ユーザーにダウンロードしてもらえるよう告知・宣伝を行いしょう。
運用・保守
アプリを公開した後は、ユーザーが快適にアプリを利用できるよう運用・保守をしていかなければなりません。不具合が発生した場合は修正作業を行い、ユーザーから問い合わせがあった場合は対応します。
アプリをより良いものにし、ユーザーの満足度を上げるために改良できる箇所は改良を重ねてアプリの完成度を上げていきましょう。
中小企業がアプリ開発で利用できる可能性のある補助金
中小企業がアプリ開発をする際に、利用できる可能性がある補助金を紹介します。なお、タイミングによっては補助金が終了している可能性があるため、各補助金の詳細は公式サイトを確認してください。
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、主に中小企業や小規模事業者を対象として中小企業庁が実施している補助金制度です。働き方改革やインボイス導入など、さまざまな制度変更に対応するため、製品・サービスの開発や生産プロセス等を省力化し、生産性を向上させるための設備投資等を支援することが目的です。
ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者のさまざまな経営課題を解消することを目的として、ITツール導入を支援するための補助金制度です。ITツールを導入することで事業の効率化・売り上げアップをサポートする通常枠は2つの部門に分かれており、ITツールの導入によって担うプロセス数によって補助金額が異なります。
事業再構築補助金
事業再構築補助金は、コロナの影響で売り上げが減少した事業者やポストコロナに対応して事業を再構築する事業者に対する支援を目的とした補助金です。比較的補助金額が高く、これまでにさまざまな業種や業態で採択されてきました。例えば、飲食店が新規事業としてデリバリーを始めるためにアプリ開発をする場合なども対象です。
まとめ
中小企業がアプリを導入することにより、売り上げアップをはじめとしてさまざまなメリットが期待できます。アプリ開発の際は、補助金を利用することで開発にかかる資金の負担を軽減できるでしょう。
しかし、アプリ開発を自社で行うのか、アプリ制作会社に外注するかは悩むところです。自社でアプリ開発を行う場合は、ツールを利用することも選択肢の一つになります。ツールを利用する場合は、複数のツールを比較検討し、自社に合ったものを選ぶことがおすすめです。開発ツールや制作会社の比較検討ができるこちらのサイトをご覧ください。
【2025年最新比較表あり】おすすめのアプリ開発ツール13選! 導入するメリットや注意点、選び方についても解説
おすすめのアプリ開発ツール・制作会社
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サービス名 | 区分 | 特徴 | 費用 | 主なサービス/機能 | 無料トライアル |
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GMOデジタルラボ株式会社 (GMOおみせアプリ) |
ツール |
|
月額22,000円~ |
・スタンプ ・会員証 ・会員ランク ・お友達紹介 ・プッシュ通知 など |
無 |
株式会社USEN (アプリンク) |
ツール |
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初期費用50,000円~ 月額6,000円~ |
・プッシュ通知 ・オンライン決済 ・チケット発行 ・テクアウト ・スタンプカード など |
無 |
株式会社ドリームネッツ (アプスタ) |
ツール |
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月額15,400円~ |
・プッシュ通知 ・店舗情報 ・クーポン ・リマインダー ・ダイレクトトーク など |
無 |
アイユー株式会社 (アプリメンバーズ) |
ツール |
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初期費用30,000円 月額19,800円~ |
・オリジナルアプリアイコン ・プッシュ通知機能 ・ポイント/スタンプ機能 ・クーポン機能 ・i-Beacon機能 など |
無 |
アステリア株式会社 (Platio) |
ツール |
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月額20,000円~ |
・営業日報 ・勤怠連絡 ・商品修理受付 ・配送報告 ・顧客対応記録 など |
有 |
マジックソフトウェア-ジャパン株式会社 (Magic xpa) |
ツール |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社アプリクッキング (APPCOOKING CMS) |
制作会社 |
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要お問い合わせ |
・ニュース配信/プッシュ通知 ・チャット ・お知らせ/POPUP ・メニュー ・タブレット管理画面 など |
無 |
フェンリル株式会社 | 制作会社 |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社ブレイブソフト | 制作会社 |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社モンスターラボ | 制作会社 |
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要お問い合わせ |
・iOSアプリ ・Androidアプリ ・Webアプリ(PWA) ・LINEアプリ など |
要お問い合わせ |
株式会社CyberCats (CHACO-WEB) |
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要お問い合わせ | - | 要お問い合わせ |
株式会社ジークス | 制作会社 |
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・iOS/Androidアプリ開発 ・EC(通販)アプリ開発 ・Flutterアプリ開発 ・ウェアラブルデバイス対応アプリ開発 ・業務アプリ開発 など |
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株式会社ガラパゴス | 制作会社 |
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