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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/03/04 

適性検査とは? 採用時に実施する方法や注意点、適性検査の選び方を紹介

適性検査とは?【2025年最新】採用成功への完全ガイド – 実施方法・注意点・選び方をプロが解説

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

多くの企業が採用選考で導入している適性検査。メリットは大きいものの、「本当に自社に必要なのか?」「具体的な導入・活用方法がわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、適性検査の目的や具体的な方法、注意点などを紹介します。最後に適性検査の選び方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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(年間の見込み利用者数が100名以上)
年間基本料:¥110,000、受検費用:¥1,100/名
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(年間の見込み利用者数が100名以下)
受検料:1科目¥275/名
(年間の見込み利用者数が100名以上)
年間基本料:¥55,000、受検料:1科目¥275/名
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SCOA
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要お問い合わせ 2,200円(税込)/名
検査方法でテストセンター方式を使うときや、セット料金の適用を受けるときは¥3,300〜¥5,390
ペーパーテスト
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パーソナリティ形式のみWebテストに対応
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  • 問題の中心になるのは数理問題
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要お問い合わせ 初回登録料:¥33,000
タイプごとの採点料:¥1,100~¥1,320
各種オプション:¥605~¥660
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  • 業界唯一の不適性検査
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標準プラン 0円
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プライムプラン 25,660円/年
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マークシート回答方式
紙の回答用紙記入方式
HRベース
  • 各社で異なる、求める人材像とのマッチ度合いをカスタマイズ設定で把握可能
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WEBプラン 20,000円
紙冊子プラン 20,000円
WEB使い放題プラン 50,000円
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  • 面接で見抜きづらい内面的特徴を可視化
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10,000円(税別) 3,500円/人(税別)受検者数による従量課金 Webテスト

適性検査とは?【基礎知識と導入メリット】

適性検査とは?

適性検査とは、応募者の能力や性格特性を客観的に測定し、採用のミスマッチを防ぐためのテストです。単なる学力だけでなく、ストレス耐性、コミュニケーション能力、職務適性など、多角的な視点から評価します。入社後の活躍を予測し、企業と応募者双方にとって最適な採用を実現するために、適性検査は重要な役割を果たします。

適性検査で分かること

適性検査には、主に能力検査と性格検査の2つがあります。能力検査では論理性や数値能力、一般常識、思考力などを測り、これから仕事を覚える上で必要となる知識や能力が足りるのかを確認します。

また性格検査では、応募者のパーソナリティや仕事に対する価値観、対人関係の傾向などを測ります。入社後に組織になじめそうか、向上心を持って仕事に取り組めるのかなど、その人の考え方や行動が企業に合っているのかどうかを確認することが可能です。

適性検査を実施する目的

適性検査を実施する目的は、新卒・第二新卒採用の場合と、中途採用の場合とで異なります。以下で詳しく解説します。

新卒・第二新卒採用の場合

新卒・第二新卒採用では、多くの応募者の中から面接に進む人材をふるいにかけるために適性検査を行うことが多いです。またポジションを決めずに採用する場合も多いため、配属先を決める目的で適性検査を実施する場合もあります。

最近では、応募者を集める目的で適性検査を実施する場合もあります。例えば適性検査後に応募者に対してフィードバックを行うサービスは、「フィードバックをもらって今後に生かしたい」と考えている新卒・第二新卒者を集めたいときに効果的です。

中途採用の場合

中途採用の場合、適性検査は、応募者が自社の社風や企業文化に適合するか、また、募集ポジションに求められるスキル・経験とマッチするかを、客観的なデータで確認するために実施されます。即戦力性を重視する中途採用では、入社後の早期活躍や定着を見極める上で、性格特性や潜在的な能力を把握することが非常に重要です。

適性検査の実施方法と所要時間

適性検査の実施方法と所要時間

適性検査には、主にWebテスト形式とテストセンター形式、ペーパーテスト形式の3つの実施方法があります。適性検査の形式によって所要時間は異なり、短いもので5分、長いもので2時間以上かかる検査もあります。

適性検査の形式ごとのメリット・デメリットは以下の通りです。

実施方法概要メリットデメリット
Webテスト形式応募者へ受験案内メールを送り、各自のパソコンでテストを受けてもらう・どこからでも受験できるため、応募者が受験しやすい
・試験会場を用意する必要がない
・オンライン上で簡単に検査結果の集計・分析ができる
・身代わり受験やカンニングなどの不正を防ぎにくい
テストセンター形式委託先の適性検査運営会社が用意したテスト会場へ応募者を案内し、会場のパソコンでテストを受けてもらう・試験を受けるために本人確認が必要なので身代わり受験を防げる
・試験監督が見回りをするので試験中の不正を防げる
・適性検査を他社へ委託できるので採用担当者の手間を減らせる
・他の形式に比べるとコストがかかる
・場所と時間を制約されるので、応募者が受験を避ける可能性がある
ペーパーテスト形式自社の会議室などをテスト会場にして応募者を招き、用意したテストを受けてもらう・試験中の様子を見守れるので不正を防げる
・本人確認を行えば身代わり受験を防げる
・紙のテストの準備や試験会場の設営、試験の監督など手間がかかる
・検査結果の集計・分析が手作業になる

適性検査の実施方法は、手間や費用を加味して選ぶことが大切です。また応募者が受験しやすい形式と、不正しにくい形式のどちらを取るかによって、選択すべき実施方法も変わります。

適性検査を実施するタイミング

適性検査を実施する適切なタイミングは、適性検査で得たい効果や情報によって異なります。以下の3つのタイミングごとに詳しく解説します。

書類選考時

多くの応募者に検査を受けてもらいたい場合は、書類選考時に適性検査を実施するのがおすすめです。「試しに受けてみよう」「練習として受けてみよう」といった応募者を集めることができるでしょう。また、多くの応募者をふるいにかけなければならない場合にも役立ちます。適性のない応募者を初期段階で落とせるので、見込みのある応募者の選考に注力できるでしょう。また適性検査によって応募者の特性や性格をある程度判断できるので、面接の際に応募者に適した質問をすることができます。

一方、書類選考時に適性検査を実施すると受験人数が増えるため、コストがかかりやすいというデメリットもあります。書類選考時の適性検査には、結果がシンプルで低価格なものを選ぶのがおすすめです。

一次面接時

二次面接・最終面接に進む応募者を絞りたい場合は、一次面接時に適性検査を実施しましょう。一次面接と同じ日に適性検査を行うことで、試験会場の設営やスケジュール管理の手間が減る上に、応募者も受験しやすくなります。

なおこの段階では、書類選考時に比べて適性検査を受ける人数が絞られてくるため、応募者のパーソナリティや業務への適性をしっかり見極められる検査を実施するのがおすすめです。

最終面接時

内定を出すかどうかの判断材料が必要な場合は、最終面接時に適性検査を実施するのがおすすめです。一次面接時と同様に、面接と同じ日に適性検査を実施すると手間を減らせます。

また適性検査を実施することで、入社して欲しい応募者との接触を増やす目的で適性検査を行うケースもあるでしょう。適性検査の結果と一緒に応募者へフィードバックを送れば、入社後のイメージを持ってもらえる可能性もあります。

適性検査を実施する際の注意点

適性検査の効果を最大限に生かすためにも、実施する際には以下の点に注意して行いましょう。

求める人物像を明確にしておく

適性検査を実施する前に、求める人物像を明らかにしておきましょう。必要な知識やスキル、性格など、採用したい人物に求める特徴を具体的に洗い出します。その結果、選ぶべき適性検査が明確になったり、分析の際に適切な判断ができたりといった効果が期待できます。

適性検査の結果だけで合否を決めない

適性検査の結果は、あくまでも参考程度にとどめておくことが大切です。応募者の性格や組織内での振る舞い方は、数字だけでは判断が難しい部分です。適性検査の結果だけを頼りに採用の合否を出すのではなく、面接やグループディスカッションでの結果を踏まえて、総合的に判断することが大切です。適性検査はあくまで判断材料の一つとして利用するようにしましょう。

適性検査の選び方

適性検査を選ぶ際は、検査内容やテスト形式、所要時間など見るべき項目が多数あります。適性検査サービスと一口にいってもさまざまな種類があるので、各項目を確認して、自社のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

検査内容

適性検査の内容が、採用時に適性検査を利用する目的・採用基準に合っているのかを確認しましょう。例えば、特に把握したいのが能力と性格のどちらなのかによって、選ぶべき適性検査は変わります。また、適性検査の評価項目が、自社の採用基準に合っているかどうかも重要なポイントです。

テスト形式と所要時間

適性検査を選ぶ際には、テスト形式と所要時間も確認することが大切です。先述したように、テスト形式ごとにそれぞれメリット・デメリットが異なります。応募者が適性検査を受けるハードルを下げることを重視するのか、採用担当者側の負担を減らすのか、といった優先順位によって選ぶべきテスト形式は変わります。

また適性検査の所要時間も、応募者と社内の運営側の負担を考慮することが大切です。長い時間をかけなくとも、応募者の適性を判断できる検査もあるので、適性検査を行う目的に合わせて選択しましょう。

不正行為への対策

不正行為を防止できる適性検査を選ぶことも、企業が求める人材を採用するためには重要です。能力検査では、テストの点数を上げるためにカンニングや身代わり受験が起こる可能性があるため、防止・検知機能が付いているサービスを選ぶとよいでしょう。

また性格検査では、企業が求める人物像に合う結果になるように回答を操作する応募者もいます。そのため、虚偽傾向を測れる適性検査を選ぶのがおすすめです。

検査結果への信頼性

適性検査自体の信頼性も事前に確認したい項目です。応募者の能力や適性が正しく判断できないものは避けましょう。信頼性のある適性検査なのかどうかは、実績や口コミを確認するとよいでしょう。

費用

適性検査を導入する際は、事前に費用を確認しておきましょう。適性検査にかかる費用の主な内訳は以下の通りです。

  • 初期費用
  • システム利用料
  • 受検料(受験人数・科目数により異なる)

サービスによっては初期費用がかかることがあります。また受験料は受験人数や科目数によって異なるので、過去の応募者数を参考に受験人数を割り出したり、実施したい検査の科目数を確認したりして、想定費用を出しておきましょう。毎月かかる費用をシミュレーションして、予算内に収まるかどうか確認しておくことが大切です。

その他にも、契約する期間や検査を受ける回数によって、割引を受けられるサービスもあります。

まとめ:適性検査で採用成功へ!

適性検査は、自社に最適な人材を見極め、採用のミスマッチを防ぐ強力なツールです。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、明確な目的意識を持ち、適切な検査を選び、結果を総合的に判断することが不可欠です。

本記事で解説したポイントを参考に、貴社の採用戦略に適性検査を効果的に取り入れ、採用成功へとつなげてください!

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Webテスト
GPS-Business
  • 音声・動画による出題で候補者の本来の力を測定
  • 客観的な指標の導入で面接の効率化
  • 会うべき優秀な人材を能力で絞り込み工数削減できる
0円 1名当たり¥4,500(税別) Webテスト(音声・動画、テキスト問題)
新入社員診断カルテ
  • 入社前(直後)と配属後で測定し比較することで、モチベーションの変化や問題点を明確化
  • 早期離職防止や育成計画に生かせる
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HRアナリスト 人材分析
  • 毎月2,500社のご利用
  • 独自のロジックで候補者の潜在能力とカルチャーフィットを可視化
  • 面接CXの向上が期待できる
要お問い合わせ 要お問い合わせ オンラインでのアンケート
My KARTE
  • 職務遂行に必要な特性、向いている仕事が分かる
  • 意欲+対人関係スキルなどを客観的に分析し、会社に貢献する有望な人材を発見できる
  • 強み・弱みはもちろん、仕事に対する責任感、組織への協調性などを見える化する
要お問い合わせ 1名・1シート:4,400円 Webテスト
PETⅡ
  • 組織で活躍できる人材を見極める
  • 性格特性、ストレス耐性、組織文化への適応力を測定し、採用時のミスマッチを防止
要お問い合わせ 1受験1,500円(税別) Webテスト
カオナビ
  • 4,000社の人事ノウハウを凝縮
  • 各社に専任サポートが付き、導入後も継続的に伴走・支援
  • 視覚的、直感的に使えてカスタムも自在に可能
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アドバンテッジインサイト
  • 日本国内で唯一「EQ能力(感情知能)」を測定できる採用適性検査
  • 「コンピテンシー(成果を生み出す行動特性)」を測定可能
  • 全国で受験可能
0円 要お問い合わせ Webテスト
マークシート
テストセンター
タレントパレット
  • 人事に必要な機能がオールインワン
  • データを活用した科学的人事を実現するタレントマネジメントシステム
  • 400ものビックデータを基に開発された適性検査を無料で活用可能
要お問い合わせ 要お問い合わせ Webテスト
DBIT/DPI/DIST
  • 受検者の能力を多面的に診断
  • 企業、受検者それぞれの負担が少ない
  • それぞれのテストで別々の診断表を出力、より深い人物評価が可能
導入費用550,000円(税込)
※大量受検者向けプラン
適性検査の種類によって異なります 適性検査の種類によって異なります
Talentgram
  • アルバイト・パート採用に特化した適性検査
  • 面接ごとに差がつく評定をなくす
  • ハイパフォーマーの特性を分析、採用時の基準にできる
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HCi-AS
  • 記述式中心で受検者の人間性を丸裸に! とにかく当たると評判で累計受検者数240万人超
  • 回答時間はわずか10分! 診断は瞬時に確認できるので、結果を見ながら面接が可能
  • Web版の導入費用0円! 受検人数に応じて単価がリーズナブルに
要お問い合わせ 契約金:¥50,000(初回のみ)
¥4,000円/1人(1人~30人まで)
利用した分だけ・月額料金なし
¥3,500/1人(31人~100人まで)
¥3,000/1人(101人~)
要お問い合わせ
Webテスト
質問紙形式
玉手箱Ⅲ
  • 過去15年間に日本で蓄積されたOPQデータベースで構成
  • 職務適性の予測力と信頼性で国際的に群を抜くOPQのWeb版
  • 出題パターンは100万通り以上
要お問い合わせ 要お問い合わせ Webテスト
V-CAT
  • 60年以上にわたる膨大な臨床データをもとに、経験豊かな専門家の目による独自の解析
  • 受験者の作為が反映されにくい・替え玉受験がほぼ不可能
  • 採用選考から管理職昇格・教育まで幅広く、継続して活用できる
要お問い合わせ 要お問い合わせ 作業検査方式
アンケート方式
BPASSサーベイ
  • 役割期待に合った診断項目で、成長を見える化できる
  • 仕事をする上での『自分の強みと弱み』が、理解しやすく受け取りやすい
  • 人事考課項目と同じ項目設定で、仕事力向上のために何をすればよいか対応策を立てやすい
要お問い合わせ 要お問い合わせ Webテスト
アッテル
  • 対策ができない設問設計
  • データとAIで「活躍可能性」を判断
  • 配置やマネジメントでも活用
要お問い合わせ 要お問い合わせ -
テキカク
  • 組織風土や現社員との相性をチェックできる
  • 今より良い組織にするために貢献するかがわかる
  • 欲しい人材の特性や価値観を数値化し、採用候補者との比較ができる
要お問い合わせ 要お問い合わせ -
SKK式適性検査
  • 作業検査法であるクレペリン検査を、長年の膨大なデータと詳細な臨床により応用・発展させた検査
  • 半世紀以上にわたり多数の学校、企業、官公庁等に採用され、受検者は設立以来1,500万人を超えている
要お問い合わせ 要お問い合わせ マークシート
CUBIC
  • 人や組織の見えにくい側面を可視化
  • 採用から組織活性化までを一元管理
  • 分析から研修・コンサルティングまで
要お問い合わせ 要お問い合わせ マークシート
Web適性検査CPA
  • 性格やストレス耐性、応用力を紐解いて具体例で表示
  • 継続的に定点的に利用することで、離職する人の傾向や合わない人の傾向が捉えられる
要お問い合わせ 要お問い合わせ Webテスト
不適性検査スカウター
  • 業界唯一の不適性検査
  • WEBテスト(WEB受検)と紙の設問冊子、マークシート回答方式の3つの受検方法
標準プラン 0円
プライムプラン 0円
標準プラン 0円
プライムプラン 25,660円/年
Webテスト
マークシート回答方式
紙の回答用紙記入方式
HRベース
  • 各社で異なる、求める人材像とのマッチ度合いをカスタマイズ設定で把握可能
  • 知的能力から基本性格、意欲、コミュニケーション力、価値観、思考スタイル、ストレス耐性まで幅広く人材を把握可能
  • 単なるストレス耐性ではなく人事が真に知りたいメンタル不調が発症するリスクに着目
WEBプラン 20,000円
紙冊子プラン 20,000円
WEB使い放題プラン 50,000円
WEBプラン
1,000円〜3,500円/件

紙冊子プラン
1,500円~3,500円/件

WEB使い放題プラン
900,000円~/上限件数により異なる
Webテスト
TAL
  • 潜在的能力が測れる独自の検査手法
  • 面接で見抜きづらい内面的特徴を可視化
  • 受検者の負担を軽減する設計
10,000円(税別) 3,500円/人(税別)受検者数による従量課金 Webテスト
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