更新日:2025/01/08
BPOサービスで経費削減を目指そう! 効果が期待できる項目や業務を紹介
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
近年、業務効率化やコスト削減の手段として注目されているBPOサービスをご存知でしょうか。自社の業務を専門業者に任せることで、人件費や採用・教育研修費用、オフィス賃料、設備費・備品代など、さまざまなコストを削減できる可能性があります。
本記事では、会社の経費を削減したい企業担当者様に向けて、BPOサービスで経費削減効果が期待できる項目や業務をわかりやすく解説します。BPOサービスの導入を視野に入れている場合は、ぜひ参考にしてください。
【比較】おすすめのBPOサービス一覧
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会社名 | 特長 | 費用 | 依頼できる主な業務 | 無料トライアル |
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ファイブスターネット株式会社 |
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【初めてのお申し込みで月額利用料金がリーズナブルに!】 ライトプラン(3カ月契約):93,000円(税別) べーシックプラン(6カ月契約):81,000円(税別) プレミアムプラン(12カ月契約):72,000円(税別) カスタマイズプラン:要お問い合わせ ※全プラン共通メニュー:実働時間30時間~/月 |
・秘書業務 ・経理 ・Webサイト運用 ・人事 ・営業アシスタント ・営業事務 ・採用業務 ・資料作成 ・SNS運用 ・マーケティング ・お電話一次受付代行 ・郵送準備などのオフライン業務 その他アシスタント業務 |
あり ※利用期間1週間(計3時間) |
株式会社ニット |
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初めてのお客様には「トライアルプラン」もあり チームプラン:10万円(/30時間)、15万円(/45時間) 1名専属プラン:15万円(/45時間)、20万円(/60時間) |
・営業事務 ・秘書・総務・翻訳 ・経理 ・人事・労務・採用 ・マーケティング ・広報 ・ECサイト運用 ・資料作成 その他、オンラインで完結できる業務に幅広く対応 |
要お問い合わせ |
株式会社Enigol |
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月額90,000円~ |
・スケジュール調整 ・メール対応 ・リサーチ調査 ・データ入力・データ編集 ・翻訳 など |
無 |
トランスコスモス株式会社 |
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要お問い合わせ |
・セールスバックオフィスサービス ・コーポレートバックオフィスサービス ・SCMバックオフィスサービス ・金融・公共向けバックオフィスサービス など |
要お問い合わせ |
株式会社パソナ |
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要お問い合わせ |
・カスタマーサポート ・人事・労務 ・受付 ・営業・販売 ・営業事務・受発注 など |
要お問い合わせ |
凸版印刷株式会社 |
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要お問い合わせ |
・DM発送代行 ・コンタクトセンター ・書類チェックシステム ・キャンペーン事務局 ・EC運営 など |
要お問い合わせ |
株式会社ネオキャリア |
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要お問い合わせ |
・データ入力 ・DM送付代行 ・カスタマーサポート・問い合わせ対応 ・テクニカルサポート ・キャンペーン事務局 など |
要お問い合わせ |
株式会社キャスター |
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要お問い合わせ |
・問い合わせ代行 ・架電・メール代行 ・オンボーディング代行 ・データ入力 ・レポート作成 など |
要お問い合わせ |
アデコ株式会社 |
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要お問い合わせ |
・シェアード事務 ・受注センター ・コールセンター ・ルート営業 ・企業受付 など |
要お問い合わせ |
株式会社TMJ |
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要お問い合わせ |
・経費精算・伝票処理 ・採用・面接・研修 ・給与・勤怠管理 ・受付・代表電話窓口 ・契約書管理 など |
要お問い合わせ |
アルティウスリンク株式会社 |
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要お問い合わせ | ・カスタマーサポート ・アウトバウンドコール ・インサイドセールス ・テクニカルサポート ・社内ヘルプデスク など | 要お問い合わせ |
株式会社ベルシステム24 |
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要お問い合わせ |
・CRMコンサルティング業務 ・セールス・マーケティング業務 ・コンタクトセンター業務 ・バックオフィス業務 など |
有 |
株式会社コンフィデンス |
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要お問い合わせ |
・新規事業立ち上げ代行 ・営業一括代行 ・事業再構築代行 ・TELアポ代行 ・ナーチャリング代行 など |
要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
経費削減を目指せる「BPOサービス」とは?
企業経営において、経費削減は常に重要な課題です。人件費やオフィスコストの高騰、リソースの効率活用など、多くの企業がコストの削減頭を悩ませています。そこで注目されているのが「BPOサービス」です。
BPOとは、BusinessProcessOutsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の略で、企業活動における業務プロセスの一部を外部の専門業者に委託することです。自社の業務を専門業者に任せることでコスト削減をはじめ、人材不足の解消や業務効率の向上や、業務効率化、社内リソース確保によるコア業務の強化などさまざまなメリットが得られます。
業務委託・人材派遣との違い
BPOサービスは、「業務委託」や「人材派遣」と混同されがちですが、それぞれ特徴が異なります。
業務委託は、業務を外部に依頼する形態で、業務代行を目的として契約。成果物に対して報酬を支払います。業務の進め方は委託先に任せるため、自社で細かく指示する必要はありません。
人材派遣は、派遣会社から人材が派遣され、自社の指揮命令下で業務に従事してもらう形態です。労働力を提供することを主な目的としており、一時的に人手が足りない場合に有効です。
業務委託でも人材派遣でも、人材への業務内容の指定や指示はクライアント企業が行います。
対して、BPOサービスでは、業務プロセス全体を外部に委託します。BPO業者は業務の代行に留まらず、業務の企画・設計から実行、管理、改善まで担います。業務を代行するスタッフの指揮命令権を持つのも、作業環境を整備するのもBPO業者です。
BPOサービスは、業務委託や人材派遣よりも包括的なサービスであり、業務効率化やコスト削減、コア業務への集中を可能にします。それぞれのサービスの特徴を理解し、自社のニーズに合ったサービスを選択しましょう。
アウトソーシングとの違い
「アウトソーシング」も外部委託という意味ではBPOサービスと似ていますが、BPOの方がより広範囲で戦略的な取り組みといえます。
アウトソーシングは、個別の業務を効率化することを目的として、業務プロセスの一部の業務を外部に委託します。一方、BPOサービスは、業務プロセス全体を外部に委託できる形態です。単なる業務代行ではなく、業務改善のコンサルティング要素も含み、企業全体の効率化や競争力強化を目指します。
つまり、BPOサービスはアウトソーシングの一種ですが、より戦略的な意味合いを持ちます。個別の業務効率化にとどまらず、企業全体の成長に貢献するのがBPOサービスといえるでしょう。
経費削減の重要性
厳しい経済環境の中、企業が成長するには経費削減が必要不可欠です。経費削減はすなわち利益増を意味するため、単にコストをカットするためだけではなく、企業体質を強化し、競争力を高めるための戦略といえます。
経費を削減すれば、一時的な利益増ではなく、恒常的に得られる利益を増加させることができます。
近年は、グローバル競争の激化や国内市場における競争の激化により、売上増による利益増が難しくなっています。そのため、経費削減による利益の確保が、企業の存続と発展を左右する重要な要素となっているのです。
また、経費削減には、収益性向上や経営の安定化、競争力強化などの効果があります。利益率向上によって生まれた資金を新たな投資に回し、事業を拡大したり、不況時にも対応できる安定した経営基盤を築いたり、価格競争力を高めたりすることが可能になります。
BPOサービスの活用によって経費削減が見込める項目
BPOサービスを導入すると、主に以下5つの項目で経費削減効果が見込めます。
- 人件費
- 採用・教育研修費用
- オフィス賃料
- 設備費・備品代
- 業務効率化による各種コスト
ここでは、代表的な項目について詳しく解説します。
人件費
人件費は、多くの企業にとって大きな負担となっています。BPOサービスを活用することで、給与や賞与、社会保険料はもちろん、残業代や休日出勤手当、出張費、交通費などの直接的な人件費を大幅な削減が可能です。
また、BPOサービスを利用すると、不足しているリソースを補う人材を雇用した場合にかかるであろう給与や社会保険料、福利厚生費なども含めた、さまざまな経費の削減が可能です。
BPOサービスを活用することで、人材に関わる様々なコストを削減し、経営資源をコア業務に集中させられます。
採用・教育研修費用
新規事業の立ち上げや繁忙期など一時的に人材が必要となる場合、採用活動には多くの時間と費用がかかります。しかし、BPOサービスを利用すれば、採用活動を行う必要がないため、求人広告費や面接費用も削減できます。
また、実際の業務は、業務に必要なスキルや知識、経験のある人材が担当します。自社で雇用するとなると、採用後に教育研修を行って育成するプロセスが必要ですが、教育研修にかかる金銭的コスト・時間的コストもカットできます。
オフィス賃料
BPOサービスによって社内で働く社員数を減らすことで、生産性を向上させつつ、オフィス規模は維持または縮小できます。
企業にとって、オフィス賃料は人件費に次ぐ大きな固定費であり、一般的に売上の5~10%を占めます。BPOサービスを活用することで、このオフィス賃料を効果的に削減できる可能性があります。オフィス賃料を削減できれば、大幅な利益増につながるでしょう。
設備費・備品代
BPOサービスを利用すれば、設備投資に関するコストを大幅に削減できます。BPO業者は、業務に必要な設備や備品を保有しているため、クライアント企業が新たに購入する必要はありません。
新たに人を雇うとなると、当然ながら、その人が働くために必要な設備や備品を揃える必要があります。さらに、設備や備品の維持管理や更新にも継続的なコストが発生します。BPOサービスを導入することで、初期投資を抑えることができ、さらに、設備の維持管理費用も削減できるのです。
業務効率化による各種コスト
BPOサービスは、単なる業務の代行ではなく、業務プロセスの改善や業務システムの開発など、自社が抱える課題の根本的な解決をサポートしてくれる存在です。BPO業者は、専門的な知識やノウハウ、最新のITツールを活用することで、業務を効率的に遂行します。
結果、業務時間の短縮や人材の有効活用が可能となり、課題を解決しながら時間的・肉体的・経済的なコスト削減を実現できます。
経費削減効果が期待できる業務
BPOサービスを効果的に活用するには、どのような業務を委託するのが適切かを見極めることが重要です。
一般的に、BPOサービスに向いているのは、コア業務以外のノンコア業務です。コア業務に注力するための時間とリソースを確保するために、ノンコア業務を外部に委託するケースが多く見られます。
また、社内にノウハウがない業務もBPOサービスの活用が有効です。専門性の高い業務を外部に委託することで、ノウハウ不足を補い、質の高いサービスを提供できます。
外部に任せることで、社内でマニュアル化やチェックフローに大きなコストが発生しない業務もBPOサービスに向いています。コスト削減効果が見込めるだけでなく、業務効率化やリスク軽減にもつながるでしょう。
具体的に経費削減効果が見込まれる業務は、以下の通りです。
- 事務系(データ入力、給与計算)
- 倉庫系
- IT系(Webサイトの制作や保守運用、システム運用、サーバ管理、アプリ開発)
- 人事や財務
- 営業(営業代行、顧客データ管理)
- コールセンター(カスタマーサポート、テレアポ)
- カスタマーサービス
- マーケティング(広告運用、データ分析)など
※引用:ネクストSFA.「【2024年最新比較表あり】おすすめのBPOサービス9選! 導入するメリットや選び方も解説」.
https://next-sfa.jp/journal/bpo/bpo-service-comparison/ ,(参照2024-12-10)
反対に、専門性・技術性の高い業務を委託すると、社内にノウハウが蓄積されにくくなる可能性があります。また、マニュアル化しにくい業務は、説明・修正・確認などに時間がかかり、コスト増につながる可能性があります。
低コストで依頼しやすい業務
BPOサービスは、業務内容や必要な専門性によって費用が異なります。一般的に、コールセンター業務やテレアポ業務、事務処理などの業務は、長期間の経験や専門的な知識がなくてもこなせるため、比較的低コストで依頼しやすい傾向があります。
一方、マーケティングや人事業務、営業など、十分な経験と専門的な知識が求められる業務は、費用が高くなる傾向があります。これらの業務で成果を出すには、高度な分析力や戦略立案能力、コミュニケーション能力など専門的な経験や知識が求められるため、人材の育成に時間とコストがかかるためです。また、業務内容も複雑で、個々の企業のニーズに合わせたカスタマイズが必要になることも、費用が高くなる理由として挙げられます。
BPOサービスを導入する際は、費用対効果を考慮し、自社の予算に合わせて適切な業務を選択することが重要です。低コストで依頼しやすい業務から着手し、段階的にBPOサービスの活用範囲を広げていくことも有効な戦略といえるでしょう。
まとめ
BPOサービスとは、企業活動における業務プロセスの一部を外部の専門業者に委託することです。自社の業務を専門業者に任せれば、人件費や採用・教育研修費用、オフィス賃料、設備費・備品代など、さまざまな経費を削減できます。
BPOサービスを利用することにより、業務時間の短縮や人材の有効活用が実現します。企業はコア業務に集中できるので、生産性の向上や競争力の強化にもつながります。経費の削減とコア業務への注力により、利益の増加も期待できるでしょう。
BPOサービスについて、さらに詳しく知りたい方向けに「【2024年最新比較表あり】おすすめのBPOサービス9選! 導入するメリットや選び方も解説」をご用意しました。おすすめ企業の具体的なサービス内容や特徴、価格を一覧表で確認できます。BPO提供会社の選び方も詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてください。
【2025年最新比較表あり】おすすめのBPOサービス9選! 導入するメリットや選び方も解説
【比較】おすすめのBPOサービス一覧
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会社名 | 特長 | 費用 | 依頼できる主な業務 | 無料トライアル |
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ファイブスターネット株式会社 |
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【初めてのお申し込みで月額利用料金がリーズナブルに!】 ライトプラン(3カ月契約):93,000円(税別) べーシックプラン(6カ月契約):81,000円(税別) プレミアムプラン(12カ月契約):72,000円(税別) カスタマイズプラン:要お問い合わせ ※全プラン共通メニュー:実働時間30時間~/月 |
・秘書業務 ・経理 ・Webサイト運用 ・人事 ・営業アシスタント ・営業事務 ・採用業務 ・資料作成 ・SNS運用 ・マーケティング ・お電話一次受付代行 ・郵送準備などのオフライン業務 その他アシスタント業務 |
あり ※利用期間1週間(計3時間) |
株式会社ニット |
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初めてのお客様には「トライアルプラン」もあり チームプラン:10万円(/30時間)、15万円(/45時間) 1名専属プラン:15万円(/45時間)、20万円(/60時間) |
・営業事務 ・秘書・総務・翻訳 ・経理 ・人事・労務・採用 ・マーケティング ・広報 ・ECサイト運用 ・資料作成 その他、オンラインで完結できる業務に幅広く対応 |
要お問い合わせ |
株式会社Enigol |
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月額90,000円~ |
・スケジュール調整 ・メール対応 ・リサーチ調査 ・データ入力・データ編集 ・翻訳 など |
無 |
トランスコスモス株式会社 |
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要お問い合わせ |
・セールスバックオフィスサービス ・コーポレートバックオフィスサービス ・SCMバックオフィスサービス ・金融・公共向けバックオフィスサービス など |
要お問い合わせ |
株式会社パソナ |
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要お問い合わせ |
・カスタマーサポート ・人事・労務 ・受付 ・営業・販売 ・営業事務・受発注 など |
要お問い合わせ |
凸版印刷株式会社 |
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要お問い合わせ |
・DM発送代行 ・コンタクトセンター ・書類チェックシステム ・キャンペーン事務局 ・EC運営 など |
要お問い合わせ |
株式会社ネオキャリア |
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要お問い合わせ |
・データ入力 ・DM送付代行 ・カスタマーサポート・問い合わせ対応 ・テクニカルサポート ・キャンペーン事務局 など |
要お問い合わせ |
株式会社キャスター |
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要お問い合わせ |
・問い合わせ代行 ・架電・メール代行 ・オンボーディング代行 ・データ入力 ・レポート作成 など |
要お問い合わせ |
アデコ株式会社 |
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要お問い合わせ |
・シェアード事務 ・受注センター ・コールセンター ・ルート営業 ・企業受付 など |
要お問い合わせ |
株式会社TMJ |
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要お問い合わせ |
・経費精算・伝票処理 ・採用・面接・研修 ・給与・勤怠管理 ・受付・代表電話窓口 ・契約書管理 など |
要お問い合わせ |
アルティウスリンク株式会社 |
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要お問い合わせ | ・カスタマーサポート ・アウトバウンドコール ・インサイドセールス ・テクニカルサポート ・社内ヘルプデスク など | 要お問い合わせ |
株式会社ベルシステム24 |
|
要お問い合わせ |
・CRMコンサルティング業務 ・セールス・マーケティング業務 ・コンタクトセンター業務 ・バックオフィス業務 など |
有 |
株式会社コンフィデンス |
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要お問い合わせ |
・新規事業立ち上げ代行 ・営業一括代行 ・事業再構築代行 ・TELアポ代行 ・ナーチャリング代行 など |
要お問い合わせ |