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SFA JOURNAL by ネクストSFA/CRM

FAX営業とは?違法にならないやり方や反応率を高める鉄則

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

B2B企業の新規開拓において、テレアポの受付突破率が低下していたり、Web広告の費用対効果が合わなくなったりして悩んでいる担当者は少なくありません。デジタル全盛の現代だからこそ、あえてアナログな手法である「FAX営業」が、決裁者に直接届く独自の強みを発揮する場面が増えています。しかし、多くの企業が導入して成果を上げている一方で、間違ったやり方をするとクレームにつながるリスクがあるのも事実です。この記事では、FAX営業の基礎的な仕組みから、法律を守った安全な運用方法、そして反響率を劇的に高める原稿作成のコツまでを網羅的に解説します。

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この記事の目次はこちら

FAX営業とは?現代でも有効な理由と仕組み

FAX営業とは、FAX DMとも呼ばれ、見込み顧客の企業に対して商品やサービスの案内をFAXで一斉送信する営業手法のことです。インターネットやスマートフォンの普及により、メールやチャットでの連絡が主流となった現代において、なぜ旧来の通信手段であるFAXがビジネスの現場で活用され続けているのでしょうか。その背景には、デジタルマーケティングだけではカバーしきれない、アナログ媒体特有の「情報の届きやすさ」や「即効性」という強固なメリットが存在しています。ここでは、FAX営業が持つ基本的な仕組みと、他の営業手法と比較した際に見えてくる独自の優位性について詳しく掘り下げていきます。

FAX営業の仕組みと「開封率100%」に近い理由

FAX営業の最大の特徴は、受信側の複合機から物理的な紙として出力されるという点にあります。メールマガジンやダイレクトメールの場合、件名だけを見て開封されずにゴミ箱へ捨てられたり、そもそも迷惑メールフォルダに振り分けられて気づかれなかったりすることが頻繁に起こります。しかし、FAX営業の場合は、受信した企業が内容を確認するために必ず一度は用紙を手に取る必要があります。業務に必要な書類と混ざって出力されることも多いため、仕分けの段階で人の目に触れる確率は極めて高く、実質的な開封率はほぼ100パーセントに近いと言えるでしょう。この「強制的な視認性」こそが、他の媒体にはない強力な武器となります。

なぜ今、アナログなFAX営業が見直されているのか

デジタル化が進んだ現代においてFAX営業が見直されている理由は、情報過多によるデジタルの疲弊と、オフライン媒体の希少性にあります。企業の担当者は毎日膨大な数の営業メールやWeb広告にさらされており、デジタル上の情報はスルーされる傾向が強まっています。そのような状況下で、物理的な「紙」として手元に届くFAXは、他社との差別化を図りやすく、強いインパクトを残すことができます。また、ITリテラシーがあまり高くない業界や、現場作業が中心でPCを常時開かない業種の企業に対しては、メールよりもFAXの方が確実に情報を届けられるという事情もあります。

テレアポやメール営業と比較したFAX営業の強み

FAX営業は、テレアポやメール営業と比較した際に、効率と精神的負担の面で大きな強みを持っています。テレアポは一件ずつ架電する必要があり、担当者につながるまでの時間的コストや、断られ続けることによる精神的な負担が非常に大きい手法です。一方でFAX営業は、原稿さえ作成すれば一斉に数千件へのアプローチが可能であり、営業担当者の時間を奪いません。また、メール営業と比較しても、前述の通り視認性が高く、画像や図解を用いて直感的にサービス内容を伝えられる利点があります。以下の表に各手法の特徴を整理しましたので、自社のリソースと照らし合わせて確認してください。

特徴FAX営業テレアポメール営業
アプローチ数大量(一斉送信)少量(1件ずつ)大量(一斉送信)
開封・視認性非常に高いつながれば高い低い(未読多)
担当者の負担少ない大きい少ない
コスト低い(数円/枚)高い(人件費)非常に低い

FAX営業を導入する3つのメリット

新規開拓の手法としてFAX営業を選択する企業が増えているのは、単に「手軽だから」という理由だけではありません。経営戦略として見た場合にも、コストパフォーマンスやアプローチの質において合理的なメリットが複数存在します。特に、リソースが限られている中小企業や、短期間で認知を拡大したいスタートアップ企業にとって、FAX営業は強力なツールとなり得ます。ここでは、数あるメリットの中でも特に重要度が高い「決裁者への到達力」「圧倒的なコストパフォーマンス」「視覚的な伝達力」の3点に絞って、具体的な導入効果を解説していきます。

決裁者の手元に直接届きやすい(アプローチの確実性)

B2B営業において最も高いハードルの一つが、受付や事務担当者によるブロック、いわゆる「ゲートキーパー」の存在です。電話営業では、受付担当者が用件を聞いて断ることがマニュアル化されているケースが多く、決裁者にたどり着く前に終わってしまうことが少なくありません。しかしFAX営業の場合、複合機から出力された紙は、社内の郵便物や書類と一緒に決裁者のデスクへ配布される可能性が高くなります。特に中小企業や小規模事業者では、社長や責任者が自らFAXを確認することも珍しくないため、トップアプローチを効率的に行うための手段として非常に有効です。

1件数円〜と低コストで大量配信ができる

営業活動におけるコスト削減は、利益率を高めるための重要な課題です。FAX営業は、1通あたりの送信コストが非常に安価であり、一般的には数円から高くても10円程度で送信することができます。郵送のダイレクトメールが一通あたり数+円から百円以上のコストがかかることを考えると、その差は歴然としています。例えば、1万件のアプローチを行う場合、郵送DMでは数十万円の予算が必要になりますが、FAX営業であれば数万円で収めることが可能です。この圧倒的なコストパフォーマンスにより、予算が限られているプロジェクトでも、広範囲のターゲットに対して大規模なマーケティング施策を展開することができます。

視覚的に訴求できるため商材の魅力が伝わりやすい

電話営業のような音声のみのコミュニケーションでは、複雑なサービスや商品の魅力を瞬時に伝えることは困難です。相手が忙しい場合、長々とした説明は逆効果になりかねません。その点、FAX営業はA4サイズの紙面全体を使って情報を伝えることができるため、図解やイラスト、グラフなどを駆使した視覚的なアプローチが可能です。サービス導入前後の比較や、具体的な料金プラン、実績のグラフなどを一目でわかるようにレイアウトすることで、読み手の理解を助け、興味を喚起しやすくなります。文字を読む時間を取らせずとも、パッと見た瞬間のインパクトで勝負できるのがFAX営業の利点です。

FAX営業の平均的な反応率と費用対効果の目安

FAX営業をこれから始める担当者にとって、最も気になるのは「実際にどれくらいの反響があるのか」という数値的な目安でしょう。過度な期待を持って施策を始めると、想定よりも反応が少なかった場合に早期撤退してしまう可能性があります。しかし、FAX営業には「平均的な成功ライン」が存在し、それを理解した上で長期的な視点で改善を繰り返すことが重要です。ここでは、一般的に言われている反応率の相場や、どのような条件で反応率が変動するのか、そして費用対効果(CPA)を正しく評価するための計算方法について詳しく解説します。

一般的なFAX営業の反応率(0.1%〜0.3%)の現実

FAX営業における平均的な反応率は、一般的に0.1%から0.3%程度と言われています。これは、1,000件の送信を行って、1件から3件程度の問い合わせや資料請求が獲得できるという計算になります。一見すると非常に低い数字に思えるかもしれませんが、これは新規開拓営業における平均的な数値と比較しても決して悪い数字ではありません。重要なのは、この数字を前提として送信数を設計することです。例えば、月に10件の新規リードが必要であれば、逆算して約3,000件から10,000件の配信が必要になると計画を立てることができます。低い反応率を数でカバーできるのがFAX営業の特徴であることを理解しましょう。

反応率が高くなりやすい業種・商材の特徴

FAX営業の反応率は、アプローチする業種や取り扱う商材によって大きく変動します。一般的に反応率が高くなりやすいのは、建設業、製造業、不動産業、運送業、卸売業など、日常業務でFAXを頻繁に使用している業界です。これらの業界では、受発注や連絡手段としてFAXが現役で活躍しているため、届いたFAXに目を通す習慣が根付いています。一方で、IT企業やベンチャー企業など、ペーパーレス化が進んでいる企業に対しては、反応率が下がる傾向にあります。また、商材としては、コスト削減や業務効率化など、メリットが明確で決裁権限者が即断しやすいものが好まれます。

費用対効果(CPA)を合わせるための計算式

FAX営業の成否を判断するためには、単なる反応率だけでなく、顧客獲得単価(CPA)を算出して評価する必要があります。CPAは「(リスト代 + 配信コスト + 原稿制作費) ÷ 獲得件数」で算出することができます。例えば、配信コストが合計3万円で、3件の問い合わせを獲得できた場合、1件あたりの獲得単価は1万円となります。この金額が、自社の商材の利益率やLTV(顧客生涯価値)に見合っているかを確認しましょう。テレアポ代行やWeb広告のCPAと比較して、FAX営業の方が安価にリードを獲得できているのであれば、反応率が0.1%であっても、その施策は「成功」と言えます。

FAX営業は違法?知っておくべき法律とクレーム対策

FAX営業を検討する際に、多くの担当者が懸念するのが「法的な問題はないのか」「クレームが殺到して会社の評判を落とさないか」という点です。結論から言えば、FAX営業自体は違法ではありませんが、特定商取引法などの関連法規を遵守せずに配信を行うと、法律違反となるリスクや、受信側とのトラブルに発展する可能性があります。企業としてのコンプライアンスを守り、健全な営業活動を行うためには、法的なルールを正しく理解しておくことが不可欠です。ここでは、FAX営業に関連する法律のポイントと、トラブルを未然に防ぐための具体的な対策について解説します。

特定商取引法とFAX営業の関連性(違法にならないライン)

FAX営業を行う上で必ず意識しなければならないのが「特定商取引法」です。この法律では、事業者間取引(B2B)であっても、勧誘を受ける意思がないことを表明している相手への再勧誘の禁止などが定められています。特に重要なのが、送信元の情報を明記することです。送信者の氏名または名称、住所、電話番号などをFAX原稿内に分かりやすく記載する義務があります。身元を隠して送信したり、虚偽の情報を記載したりすることは法律違反となるだけでなく、受信側の不信感を招き、深刻なクレームにつながる原因となります。透明性のある情報を開示することが、トラブル回避の第一歩です。

クレームを防ぐための「オプトアウト(配信停止)」記載の必須性

FAX営業において、クレームを最小限に抑えるための最も重要な対策が「オプトアウト(配信停止)」の案内を記載することです。これは、受信者が「今後FAXを送らないでほしい」と感じた際に、簡単に配信停止を依頼できる手段を提供することを意味します。具体的には、原稿の下部に「配信停止をご希望の方は、お手数ですがこちらの欄にチェックを入れてご返信ください」といったチェックボックスと返信用の番号を設けます。この仕組みがあることで、受信者のストレスを軽減し、無用な怒りを買うことを防げます。また、配信停止依頼があったリストには二度と送信しないよう、厳格に管理することが求められます。

クレームが来た際の正しい対処法と心構え

万全の対策をしていても、受信側の状況によっては「勝手に紙を使われた」「忙しい時に迷惑だ」といったクレームが発生することは避けられません。もしクレームの電話やFAXが来た場合は、決して反論や言い訳をせず、誠心誠意謝罪することが重要です。「貴重な紙やトナーを使用させてしまい申し訳ございません」と丁重にお詫びし、直ちに配信リストから削除する旨を伝えましょう。この際、迅速かつ丁寧に対応することで、大きなトラブルへの発展を防ぐことができます。クレームは営業活動の副作用として割り切り、担当者が精神的に疲弊しないよう、マニュアル化して淡々と処理する体制を整えておくことも大切です。

反響を獲得するFAX営業の原稿作成のコツとテンプレート

FAX営業の成果は、送信するリストの質もさることながら、送られる「原稿(クリエイティブ)」の出来栄えに大きく左右されます。どれだけターゲットに合った企業に送信しても、原稿が読みづらかったり、魅力が伝わらなかったりすれば、数秒でゴミ箱行きとなってしまいます。反応率を高めるためには、受信者がパッと見た瞬間に「自分に関係がある」「メリットがある」と感じさせる工夫が必要です。ここでは、プロのコピーライターやマーケターも実践している、FAX営業特有の原稿作成テクニックと、すぐに使える構成のポイントを紹介します。

【テンプレートあり】開封させるキャッチコピーの型

FAXを受け取った人が最初に見るのは、用紙の上部に大きく書かれたキャッチコピーです。ここで興味を引けなければ、その下の本文が読まれることはありません。効果的なキャッチコピーを作るためには、「挨拶」ではなく「メリット」を提示することが鉄則です。例えば「〇〇サービスのご案内」というタイトルよりも、「【経費削減】毎月の通信コストを20%削減する方法をご存知ですか?」や、「〇〇業の経営者様へ。人手不足を解決する即戦力人材のご提案」といったように、ターゲットの悩みや利益に直結する言葉を選びましょう。具体的な数字や「限定」「無料」といった強力なキーワードを含めるのも効果的です。

FAX営業特有の「Zの法則」を意識したレイアウト

人の視線は、紙媒体を見る際に左上から始まり、右へ移動し、その後左下、右下へと「Z」の文字を描くように動くと言われています。これを「Zの法則」と呼びます。FAX原稿を作成する際も、この視線の流れを意識して情報を配置することが重要です。まず左上に最も伝えたいキャッチコピーを配置し、右側に関連する画像や補足情報を置きます。そして中央部分で具体的なサービス内容や証拠となる実績を説明し、最終的なゴールである問い合わせ先や申し込みフォームを右下に配置します。この流れに沿って情報を整理することで、読み手がストレスなく内容を理解し、自然にアクションへと誘導されるようになります。

白黒でも目立つフォント選びとデザインの注意点

Webサイトやカラーのパンフレットとは異なり、FAXは基本的に「白黒」で出力されます。そのため、薄い色や淡いグレー、複雑なグラデーションを使用したデザインは、受信側の複合機では潰れてしまい、真っ黒な塊や判読不能な汚れとして出力される危険性があります。文字は太めのゴシック体を使用して視認性を高め、強調したい部分は反転文字(黒背景に白文字)を使うなどの工夫が必要です。また、写真を使用する場合も、解像度やコントラストに注意し、線画やイラストに置き換える方がきれいに印刷されるケースが多いです。「粗い画質の白黒コピー」でも内容が伝わるか、必ずテスト送信をして確認しましょう。

行動を促すオファー(無料相談・限定資料)の設置

原稿の最後には、読み手に具体的な行動を促す「CTA(コール・トゥ・アクション)」を設置します。単に「お問い合わせください」と書くだけでは不十分です。「今なら初期費用無料」「先着50社限定で小冊子プレゼント」「無料シミュレーション実施中」など、今すぐ行動する理由となる強力なオファー(特典)を用意しましょう。また、返信の手間を極限まで減らすために、FAX返信欄には「社名」「担当者名」「電話番号」などを記入するだけの簡単なフォームを用意し、そのまま返信できるようにしておくと、反応率は格段に向上します。

FAX営業の成果を左右する「配信リスト」の準備方法

優れた原稿が完成しても、それを届ける相手、つまり「配信リスト」が不適切であれば、FAX営業の成果は上がりません。例えば、飲食店向けのサービスを建設会社に送っても意味がないように、自社の商材を必要としているターゲットを正確にリストアップすることが成功の鍵を握っています。しかし、質の高いリストを準備するには手間やコストがかかるため、どのような方法で収集するのが最適か迷うことも多いでしょう。ここでは、リストを準備する主な方法である「自社作成」と「業者購入」の違い、そしてリストの質を維持するためのメンテナンスについて解説します。

自社でリストを作成する方法と手間

最もコストを抑えられる方法は、自社のスタッフがインターネット検索や電話帳、業界団体の名簿などを利用して、一社ずつリストを作成する方法です。この方法のメリットは、費用がかからないことと、自社のターゲット条件に合わせて細かく選定できる点です。Webサイトを確認しながらリスト化するため、情報の精度もある程度担保できます。しかし、数千件規模のリストを作成するには膨大な時間と人件費がかかります。営業担当者が本来行うべき商談や追客の時間を削ってまでリスト作成を行うことは、会社全体で見ると非効率になる場合があるため、リソースとのバランスを慎重に検討する必要があります。

リスト販売業者から購入するメリットと注意点

効率を最優先する場合は、リスト販売業者からデータを購入するのが一般的です。専門業者は数百万件規模の企業データベースを保有しており、業種、地域、売上規模、従業員数などの条件でセグメントされたリストを即座に入手することができます。これにより、リスト作成の手間をゼロにし、すぐに配信を開始できるのが最大のメリットです。一方で、購入にはコストがかかるほか、業者によってはデータが古く、すでに倒産している企業や移転している企業の情報が含まれている場合もあります。購入前には、データの更新頻度や情報の出所を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

常に最新情報を維持するリストクリーニングの重要性

リストは一度作成して終わりではなく、常に鮮度を保つ努力が必要です。企業は日々、移転、統廃合、倒産、FAX番号の変更などを行っています。古いリストを使い続けると、送信エラーが増えて無駄な配信コストがかかるだけでなく、すでに使われていない番号に送り続けることで、新しい所有者に迷惑をかけるリスクもあります。送信エラー(不達)となった宛先はリストから削除する、定期的に新しい情報を追加するなど、「リストクリーニング」を継続的に行うことで、到達率を高め、無駄なコストを削減することができます。これがFAX営業の費用対効果を維持する秘訣です。

自社配信か代行業者か?FAX営業の効率的な始め方

FAX営業を実行に移す段階になると、「自社の複合機を使って手動で送る」か、「FAX一斉送信代行サービスを利用する」かという選択に直面します。送信数が数十件程度であれば手動でも対応可能ですが、数百件、数千件規模の営業を行う場合、それぞれの方法にかかる手間やコストは大きく異なります。自社のリソースや予算、目指す規模感に合わせて最適な手段を選ぶことが、スムーズな運用につながります。ここでは、代行サービスを利用するメリットや選び方、そして自社配信が適しているケースについて整理して解説します。

FAX営業代行サービスを利用するメリット(一斉配信・原稿相談)

本格的にFAX営業を行う企業の多くは、代行サービスを利用しています。最大のメリットは、パソコンからデータをアップロードするだけで、数千件の宛先に一瞬でFAXを送信できるスピードと手軽さです。自社の複合機を占有することなく、業務時間外や深夜に予約送信を行うことも可能です。また、多くの代行会社では、原稿のテンプレート提供や、反応率を上げるためのアドバイス、不達リストの管理機能などを提供しています。さらに、送信結果がデータとして可視化されるため、効果測定や次回の改善につなげやすいという利点もあります。

失敗しないFAX営業代行会社の選び方と料金相場

代行会社を選ぶ際は、料金だけでなく、機能やサポート体制を比較することが大切です。料金相場は、1枚あたり3円から10円程度と幅がありますが、安さだけで選ぶと「リストの質が悪い」「画質が粗い」「サポートがない」といった問題に直面することがあります。初期費用や月額基本料の有無、保有しているリストの件数と更新頻度、原稿のアドバイスをしてくれるかなどを確認しましょう。また、無料トライアルや少量からの配信に対応している業者であれば、まずはテスト送信を行って、使い勝手や反応を確認してから本格導入することをお勧めします。

小規模スタートなら複合機(自社)からの送信も検討

もし、ターゲットとする企業が特定の地域や狭い業界に限られており、送信数が数十件から百件程度で収まるのであれば、代行業者を使わずに自社の複合機から送信するのも一つの手です。これなら代行業者との契約手続きや基本料金が不要で、思い立ったその日にすぐ実行できます。ただし、送信中は複合機が使用できなくなるため、他の社員の業務に支障が出ないよう配慮が必要です。まずは自社配信で小規模にテストを行い、原稿の反応が良いことを確認してから、リストを拡大して代行業者に依頼するというステップアップ方式も、リスクを抑える賢い方法です。

まとめ:ルールを守ったFAX営業で効率的に新規開拓を成功させよう

FAX営業は、デジタル全盛の現代においても、決裁者に直接アプローチできる強力な営業手法です。開封率の高さや低コストでの大量配信といったメリットを最大限に活かすことで、新規開拓の効率を劇的に向上させることが可能です。一方で、特定商取引法などの法律を遵守し、オプトアウト機能を設けるなど、受信側への配慮を忘れてはいけません。また、反応率を高めるためには、読み手のメリットを第一に考えた原稿作成と、質の高いリストの準備が不可欠です。まずは小規模なテスト配信から始め、原稿やリストを改善しながら、自社に最適な勝ちパターンを見つけ出してください。

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