おすすめの受発注システム11選を徹底比較!導入のメリット・デメリット、選ぶポイントを解説
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
受発注システムを導入することで、在庫や売上、請求などのデータ管理が容易となり、業務効率化が実現できます。受発注システムにはさまざまな種類があるため、自社に適したサービスを選ぶことが大切です。
本記事では、おすすめの受発注システムを11種類ピックアップし、それぞれの特徴や費用、向いている企業について解説します。受発注システムを導入するメリット・デメリットや、導入する際の比較ポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次はこちら
- 受発注システムとは?
- 受発注システムで利用できる機能
- おすすめの受発注システム11選! 特徴や料金を比較
- 販売管理に掛かる時間を1/10に! 株式会社ラクス「楽楽販売」
- 初期費用0円で導入できる! CO-NECT株式会社「CO-NECT」
- 顧客の作業を楽にする! 株式会社アクロスソリューションズ「MOS」
- オンライン&オフラインで簡単受発注! 株式会社ラクーンコマース「COREC」
- 約5万社の導入実績! 株式会社インフォマート「BtoBプラットフォーム受発注」
- 最短即日で導入可能! 株式会社Dai「Bカート」
- 飲食卸業界に特化! 株式会社タノム「TANOMU」
- LINEで簡単発注! クロスマート株式会社「クロスオーダー」
- 30年以上のノウハウが詰まったBtoB専用システム! 株式会社アイル「アラジンEC」
- 低コストで導入できる! JFEエンジニアリング株式会社「らくうけーる」
- 自由にカスタマイズできて便利! SAVAWAY株式会社「TEMPOSTAR」
- 受発注システムを導入するメリット
- 受発注システムを導入するデメリット・注意点
- 受発注システムを導入する際の比較ポイント
- 受発注システムに関するQ&A
- まとめ
受発注システムとは?
受発注システムとは、受発注業務で発生する一連の取引を効率化するシステムのことです。受発注システムを導入することで、電話やFAX、メールでの人為的ミスや遅延を解消し、スムーズなやり取りが実現できます。
受発注システムは、受注側と発注側で使える機能が異なります。例えば、受注側には在庫や請求、顧客を管理するための機能などが搭載されています。一方、発注側はマイページや注文履歴から再発注する機能などを使用することが可能です。ただし、システムの種類によって機能や対応範囲は異なります。「自社に必要な機能が搭載されているか」「受注側・発注側ともに使い勝手に問題はないか」などを確認した上で、自社に合ったシステムを選びましょう。
受発注システムで利用できる機能
受発注システムの主な機能は下記のとおりです。
機能 | 内容 |
受注管理機能 | 受注した商品を一元管理し、リアルタイムで確認できる機能 |
発注管理機能 | 発注した商品を一元管理し、再注文などができる機能 |
商品・在庫管理機能 | 品名や品番などの商品情報を登録し、在庫を管理する機能 |
請求管理機能 | データから請求書を作成する機能 |
顧客管理 | 顧客ごとの取引履歴を管理する機能 |
注文用Webページ | オンライン上に注文用Webページを設置する機能 |
マイページ | マイページを提供し、お知らせなどを通知できる機能 |
ただし、これらはあくまで一例です。システムの種類によって搭載されている機能が異なるため、詳細はそれぞれのサービスで確認してください。
おすすめの受発注システム11選! 特徴や料金を比較
受発注システムにはさまざまな種類があります。ここからは、おすすめの11社が提供する受発注システムの特徴や料金、機能を解説します。それぞれの強みや向いている企業についても触れているので、サービスの比較検討にお役立てください。
販売管理に掛かる時間を1/10に! 株式会社ラクス「楽楽販売」
株式会社ラクスは、「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽勤怠」などのクラウドサービスを提供している会社です。受発注システムとして「楽楽販売」が用意されています。楽楽販売の導入より、原価計算や請求処理が自動化され、販売管理に掛かる時間を大幅に削減できるでしょう。2024年6月時点の累計導入社数は4,400社突破しており、製造・流通・医療をはじめ、幅広い業界で導入実績があります。
カスタマイズ自由度の高さ
楽楽販売は、カスタマイズ自由度の高さが魅力です。自社の業務フローに合わせた販売管理システムを、マウス一つで簡単に作り上げることができます。「プロジェクトごとに収支を管理したい」「発注業務を見直したい」など、目的に合わせたフロー例も紹介されているので、専門的な知識がなくても業務効率化が図れます。
ルーティンワークも効率化できる
ルーティンワークが効率化できるところも、楽楽販売の特徴です。複雑な計算式も事前に設定しておくことで、計算ミスによるヒューマンエラーの削減が期待できます。他にも、帳票の自動発行やステータスの自動変更、アラートメールなどの機能により、ルーティンワークの負担を大きく減らせるでしょう。
費用・機能
初期費用 | 150,000円(税抜) |
月額費用 | 70,000円~(税抜) |
機能 | 受注管理 発注管理 請求管理 売上管理 プロジェクト管理 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 高い柔軟性を持つシステムを低コストで利用したい
- データ更新や集計作業といった受発注に関わるルーティンワークを効率化したい
運営会社 | 株式会社ラクス |
公式URL | https://www.rakurakuhanbai.jp/ |
初期費用0円で導入できる! CO-NECT株式会社「CO-NECT」
受発注領域を中心に事業を展開しているCO-NECT株式会社は、スマートフォンやパソコンから簡単に注文できる「CO-NECT(コネクト)」をリリースしています。CO-NECTは初期費用0円で導入でき、インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応。取引先の会員登録も必要ないため、気軽に始められます。
初期費用0円で受発注業務を効率化
CO-NECTは受注側・発注側で異なる料金プランが用意されています。それぞれ初期費用0円で利用できるフリープランがあり、費用を掛けずに受発注業務の効率化が可能です。発注側のフリープランは、メール発注数や管理ユーザー数が無制限となっており、発注履歴は過去90日間まで対応しています。一方、受注側のフリープランは、月間受注件数が10回かつ取引先数が1件のみとなるため、本格的に使用したい場合は有料プランに移行する必要があります。
取引先(発注側)への負担なく導入できる
取引先(発注側)は基本的に無料でCO-NECTを使えます。高機能のビジネスプランも月額3,000円なので、取引先へのコスト負担を最小限に抑えてシステムを導入できます。また、取引先は商品を選択するだけで簡単に発注できるので、発注書の作成やFAX送信の手間も掛かりません。
費用・機能
初期費用(受注側) | 0円 |
初期費用(発注側) | 0円 |
月額費用(受注側) | 要問い合わせ |
月額費用(発注側) | フリープラン:0円ビジネスプラン:3,000円 |
機能 | 受注管理 発注管理 伝票作成 販売管理・分析 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 初期費用を掛けずに受発注システムを利用したい
- 直感的に操作しやすいシステムを探している
運営会社 | CO-NECT株式会社 |
公式URL | https://biz.conct.jp/ |
顧客の作業を楽にする! 株式会社アクロスソリューションズ「MOS」
株式会社アクロスソリューションズは、モバイル端末に特化した業務用Web受発注システム「MOS(Mobile Ordering System)」を開発しています。スマートフォンやタブレットからの注文に適していることから流通・小売業界での実績が豊富にあり、他社システムからの乗り換え・移行についてもサポートが受けられます。
発注者視点にこだわったシステム
MOSは、取引先である発注者の視点を重視してシステムを構築していることが特徴です。受発注システムの多くは、受注者企業によって選定されますが、発注者の負担になってしまうと良好な関係は築けません。MOSは注文する頻度が高い商品を上位表示できる機能などが搭載されており、デジタル操作に不慣れな発注者でも使いやすいようデザインされています。
自社に合わせたカスタマイズが可能
MOSは、スマートフォンやiPad、タブレットPCからの受発注に対応しています。業種ごとに用意されているパッケージをベースに、自社の運用に合わせたカスタマイズも可能です。無理なく安価にアドオンできるように設計されており、自社の課題やニーズに合わせてシステムを構築できます。
費用・機能
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 | 受注管理 発注管理 拡張オプション カスタマイズ など |
無料トライアル | 要問い合わせ |
こんな企業におすすめ
- 取引先の環境がパソコンよりスマートフォンやタブレットからの発注に適している
- 自社の運用に合わせてシステムをカスタマイズしたい
運営会社 | 株式会社アクロスソリューションズ |
公式URL | https://www.mosjapan.jp/ |
オンライン&オフラインで簡単受発注! 株式会社ラクーンコマース「COREC」
株式会社ラクーンコマースは、東京プライムに上場している株式会社ラクーンホールディングスの100%子会社です。COREC(コレック)は、2014年3月に提供が始まった事業者間(BtoB)の受注・発注サービスで、2024年9月時点で74,000社以上の導入実績があります。
簡単にWeb受注を始められる
CORECは、自社のホームページに注文フォームのバナーやリンクを貼るだけで簡単にWeb受注が開始できます。公開範囲を限定したい場合は、パスワードを設定することも可能です。取引先ごとに商品や価格を変更する際は、メール配信機能を使うことで、特定の取引先に専用の注文フォームを案内できます。
対面販売でも利用できる
対面販売で利用できる点も、CORECの強みです。スマートフォンやタブレットにも対応しているため、展示会や受注会においても取引先と数量を選択するだけで簡単に受注を記録できます。取引先への控えも自動発行されるので、ミスや漏れの削減にもつながるでしょう。取引先は会員登録なしでも発注でき、無料プランであれば費用も掛かりません。
費用・機能
初期費用(受注側) | 0円 |
初期費用(発注側) | 0円 |
月額費用(受注側) | 無料プラン:0円ビジネスプラン:2,980円 |
月額費用(発注側) | 無料プラン:0円ビジネスプラン:1,480円 |
機能 | 受注管理 発注管理 出荷・請求処理 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 取引先ごとに注文フォームをカスタマイズしたい
- 展示会や受注会などの対面販売でも利用できる受発注システムを導入したい
運営会社 | 株式会社ラクーンコマース |
公式URL | https://corec.jp/ |
約5万社の導入実績! 株式会社インフォマート「BtoBプラットフォーム受発注」
株式会社インフォマートは、BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営している会社で、札幌から沖縄まで全国に拠点を持っています。受発注システム「BtoBプラットフォーム受発注」は、約5万社の導入実績があり、大手企業から中小企業まで幅広い業界で利用されています。
さまざまなシステムと連携可能
BtoBプラットフォーム受発注は、社内システムや販売管理システムとのデータ連携が可能です。「発送アップロード機能」を利用して、出荷データをそのままシステムへ取り込むことで、業務の効率化やコストダウンを実現できます。
導入実績が豊富
BtoBプラットフォーム受発注は、2024年9月時点で49,640社、392,186事業所で導入されています。特に飲食業界での導入実績が豊富で、レシピ情報を一括管理できる機能なども充実しています。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、導入後のフォロー体制も整っているので、安心して利用できるでしょう。
費用・機能
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 | 受注管理 発注管理 システム連携 など |
無料トライアル | 要問い合わせ |
こんな企業におすすめ
- 飲食業界での実績が豊富な受発注システムを導入したい
- 導入後のサポート体制やセキュリティ対策を重視したい
運営会社 | 株式会社インフォマート |
公式URL | https://www.infomart.co.jp/asp/index.asp |
最短即日で導入可能! 株式会社Dai「Bカート」
1980年創業の株式会社Daiは、インターネット分野にもいち早く参入した老舗企業です。BtoB ECプラットフォーム「Bカート」は、高機能・低コストが魅力のサービスで、2,000社以上の企業での導入実績があります。BtoCのカートシステムでは対応しきれないBtoBならではの機能が豊富に備わっており、電話やFAX受注で起こりやすい人為的ミスの削減に貢献します。
BtoBに特化した受発注システム
Bカートは、BtoB特有の商習慣に適応した設定や対応ができます。システムをカスタマイズするのではなく、アプリを組み合わせることで、柔軟な運用を実現するのが特徴です。連携できるアプリは「Bカートアプリストア」から探すことができ、業務の変化にも臨機応変に対応できます。
最短即日でサービス開始
最短で即日にサービスを利用開始できるところも、Bカートの強みです。月額9,800円からのスモールスタートが可能で、事業の拡大に合わせてプランを変更できます。請求書をはじめとする帳票の自動発行や、ステータスの自動変更といった機能で業務をオートメーション化することで、作業時間の大幅短縮が期待できます。
費用・機能
初期費用 | 80,000円 |
月額費用 | ライト:9,800円 プラン10:19,800円 プラン30:29,800円 プラン50:39,800円 プラン100:49,800円 プラン300:79,800円 |
機能 | カート 商品管理 マイページ 顧客管理 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 手間を掛けず最短の日数で受発注システムを導入したい
- BtoBに特化した機能を利用したい
運営会社 | 株式会社Dai |
公式URL | https://bcart.jp/ |
飲食卸業界に特化! 株式会社タノム「TANOMU」
株式会社タノムは、飲食卸業界向けの業務支援SaaS「TANOMU」を開発しているスタートアップ企業です。電話やFAXなどによるアナログな受発注をスマートフォンで効率化できることから、個人経営店舗を中心に幅広い業種で導入されています。
商品案内機能を搭載
TANOMUには、商品案内機能が搭載されています。日々の業務に追われて新商品やおすすめ品の提案ができていないと、売上は伸ばせません。TANOMUは、新商品や特価品の案内をスマートフォンでできるので、人員を増やさなくても売上につながる営業活動が行えます。また、顧客との接触回数を増やすことで、「ついで買い」による顧客単価アップも見込めます。
個人経営店舗で多くの導入実績
TANOMUには、「個人経営店舗の導入率が圧倒的に高い」ことが特徴です。売上のリアルタイム集計機能をはじめ、小規模事業者に役立つさまざまな機能が搭載されており、世の中の変化に合わせて日々アップデートされています。あらゆる操作がスマートフォンで行えるので、場所や時間に縛られずに対応できます。
費用・機能
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 | 受注管理 商品案内 集計管理 など |
無料トライアル | あり(無料デモ) |
こんな企業におすすめ
- 飲食店や個人経営店舗で役立つ受発注システムを導入したい
- 電話やFAXからの発注をデジタル化して、スマートフォンで管理したい
運営会社 | 株式会社タノム |
公式URL | https://lp.tano.mu/ |
LINEで簡単発注! クロスマート株式会社「クロスオーダー」
クロスマート株式会社は、「想像力とテクノロジーで外食産業の発展に貢献する」をビジョンとして掲げ、食品流通のDXを推進しています。オンライン受発注システム「クロスオーダー」は、LINEだけで卸売業者と飲食店のやり取りが一元管理できるプラットフォームです。
LINEだけで発注業務を完結できる
クロスオーダーは、LINEでクロスオーダーを「お友だち追加」し、マイリストに載っている商品を選ぶだけで発注業務が完結できます。発注者である飲食店側は、注文履歴の確認をLINE上で行うことで、誰が何を注文したかが簡単に分かります。受注者である卸売業者は、LINEでお買い得商品の案内を送ることで、売上アップが見込めます。
豊富な導入実績と使いやすさ
利用店舗数 90,000店舗超、LINE注文ユーザー数20万人以上という導入実績の豊富さもクロスオーダーの魅力です。LINEの操作に慣れている人であれば感覚的に注文できるため、取引先の負担も最小限に抑えられます。また、LINEだけでなくパソコンのブラウザから発注することも可能です。
費用・機能
初期費用(受注側) | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 | 受注管理 発注管理 販促機能 請求書発行 など |
無料トライアル | 要問い合わせ |
こんな企業におすすめ
- 取引先の負担が少ない受発注システムを導入したい
- LINEだけでなく、パソコンやFAXからの発注にも柔軟に対応したい
運営会社 | クロスマート株式会社 |
公式URL | 食品卸売業者向け https://xmart.co.jp/xorder/supplier 飲食店向け https://xmart.co.jp/xorder/shop |
30年以上のノウハウが詰まったBtoB専用システム! 株式会社アイル「アラジンEC」
1991年設立の株式会社アイルは、30年以上のノウハウを詰め込んだBtoB専用システム「アラジンEC」を提供しています。長年の開発経験を基に、さまざまなシステムとのスムーズな連携が実現できるところも、アラジンECのメリットです。
BtoB専用の使いやすさ
アラジンECは、BtoB企業向けに開発されたシステムです。5,000社以上の豊富なBtoBノウハウを基に設計されているため、高い専門性と使いやすさを両立しています。得意先別商品表示や出荷状況表示をはじめ、企業間取引に必要な機能がパッケージ化されており、標準機能だけでも満足感が得られます。
柔軟なカスタマイズが可能
柔軟性と拡張性の高さも、アラジンECの強みです。業界・業種特有の商習慣や、独自の取引方法や要望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、事例も豊富にあります。カスタマイズの内容によって初期費用や月額料金が変動するため、費用対効果を考えた上で、必要な機能を絞り込んでいきましょう。
費用・機能
初期費用 | 300万円〜 |
月額費用 | 8.5万円~ |
機能 | 受注管理 発注管理 出荷状況管理 システム連携 など |
無料トライアル | 要問い合わせ |
こんな企業におすすめ
- 自社の業務に合わせて柔軟にカスタマイズしたい
- システム導入後のフォロー体制が整っている会社を選びたい
運営会社 | 株式会社アイル |
公式URL | https://aladdin-ec.jp/ |
低コストで導入できる! JFEエンジニアリング株式会社「らくうけーる」
JFEエンジニアリング株式会社は、グループ会社を含む社員数が10,000人を超える日本を代表する企業で、社会インフラ関連のプロジェクトを中心に海外でも事業を展開しています。受発注クラウドサービス「らくうけーる」は、厳選された機能が搭載されたシンプルなシステムで、リーズナブルな価格設定が特徴です。
生鮮品向け機能と非生鮮向け機能で機能を分別
らくうけーるは、価格や入荷量が日々変動する生鮮品の受発注に特化した「生鮮品向け機能」と、その他の一般的な商材の受発注に適した「非生鮮向け機能」の2種類が用意されています。商品やサービスごとに分けて活用でき、パソコン、タブレット、スマートフォンで注文状況の確認が可能です。
低コストで導入・利用できる
らくうけーるの利用料金は、月額料金と従量料金の合計で算出されます。従量料金としては、FAX送信単価が1枚当たり10円で設定されています。既存のシステムとの連携も可能で、安価な価格で最新システムを利用できることが魅力です。
費用・機能
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 基本料金:20,000円 担当者ID料金:2,000円/ID 得意先・店舗ID ID×99個までの場合:600円/ID ID×100個以上の場合:100円/ID 独自ログイン画面:10,000円 独自URL:20,000円 FAX送信単価:10円/枚 |
機能 | 受注管理 発注管理 請求管理 システム連携 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 生鮮品の受発注に関する業務を効率化したい
- 安価な月額料金で自社に合った受発注システムを導入したい
運営会社 | JFEエンジニアリング株式会社 |
公式URL | https://www.rakuuke.com/ |
自由にカスタマイズできて便利! SAVAWAY株式会社「TEMPOSTAR」
SAVAWAY株式会社は、インターネット黎明期よりEC支援サービスの事業を展開してきた企業です。TEMPOSTAR(テンポスター)は、ASP型と開発型のハイブリッドタイプに位置付けられたシステムで、運用に合わせてカスタマイズできます。コスト優先の「スタータープラン」、短期間での業務改善を目指す「クイック導入プラン」、すべての機能が利用できる「スタンダードプラン」、個別のニーズに対応する「カスタマイズプラン」から、自社に適したサービスを選びましょう。
カスタマイズの自由度が高い
TEMPOSTARは、運用に合わせて柔軟にシステムをカスタマイズできます。個別要望で開発したカスタマイズ機能は拡張対応もでき、システムを乗り換えることなく長期間にわたって利用可能です。
手厚いサポート体制
TEMPOSTARは、サポート体制が整っているため、初めての受発注システムでも安心して利用できます。導入から稼動までのサポートはもちろん、カスタマーサクセス担当による導入後の支援も充実。電話やメールでの通常サポートや、対話型セミナーによる個別サポートを活用しながら、より良い運用を目指しましょう。
費用・機能
初期費用(受注側) | 0円 |
月額費用(発注側) | スタータープラン:1,650円 クイック導入プラン:11,000~円 スタンダードプラン:11,000~円 カスタマイズプラン:要問い合わせ |
機能 | 受注管理 在庫管理 複数倉庫連携 サービス連携 など |
無料トライアル | あり |
こんな企業におすすめ
- 複数のインターネットショップの運営ができるシステムを導入したい
- システム導入後も適宜相談しながら運用を見直していきたい
運営会社 | SAVAWAY株式会社 |
公式URL | https://commerce-star.com/ |
受発注システムを導入するメリット
受発注システムを導入することで、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
受発注業務の効率化、負担軽減
受発注システムは、電話やFAX、メールによる受発注に比べて作業時間を短縮することが可能です。例えば、受注データから納品書や請求書などを自動で作成することで、業務の負担が軽減され、入力ミスなどのヒューマンエラーも防げます。在庫管理やスケジュール管理の機能が備わっているシステムであれば、管理コストを削減しながら、組織としての生産性向上も実現できるでしょう。
受発注機会の増加、売上アップ
受発注システムの導入により、24時間いつでも受発注できる環境が整います。例えば、主に電話で受注を行っている場合、深夜や休日など営業時間外は対応できません。深夜・休日に営業している取引先が多いのであれば、24時間対応にすることで、受発注機会が増加し、売上アップにつながるでしょう。発注側も相手の営業時間を気にせず注文できるため、双方にとってメリットがあります。
意思決定の判断材料にデータを活用できる
受発注システムを導入することで、受注や在庫、顧客情報など、さまざまなデータを一元管理できるようになります。リアルタイムでのデータ分析が可能になることで、自社の状態が正確に把握でき、過不足のない適切な在庫数を保ちやすくなることがメリットです。また、受注数や売上金額をはじめとするデータは、自社の意思決定を行うときにも判断材料として活用できます。
受発注システムを導入するデメリット・注意点
続いて、受発注システムを導入するデメリット・注意点を紹介します。自社だけでなく、取引先への影響も考えながら、最適なサービスを選ぶことが大切です。
コストが掛かる
受発注システムの導入にあたって、初期費用や月額費用などのコストが発生します。自社専用に受発注システムを開発する場合は、金額が大きくなるため、相場を確認しておくことが重要です。業種や規模が似ている事例を参考にすると、コスト感をつかみやすくなるでしょう。
取引先の同意を得なければならない
受発注の仕組みを変えるときは、必ず取引先の同意を得なければなりません。独断で進めてしまうと、信頼関係が崩れ、取引を打ち切られてしまう恐れがあります。取引先の企業には、受発注システムの使いやすさや発注側のメリットを伝えることで、前向きに検討してもらいやすくなります。
慣れるまで時間が掛かる
受発注システムは、慣れるまでに時間が掛かります。短期的な視点で見ると、業務フローが変わったり操作を覚えたりする必要があるため、「負担が増えた」と感じることがあるかもしれません。そのため、企業は現場の不安や不満を解消するため、導入後のサポート体制を整えておく必要があります。事前にマニュアルを用意したり、勉強会を開いたりしながら、システムの定着を図りましょう。
受発注システムを導入する際の比較ポイント
受発注システムにはさまざまな種類があり、提供されるサービスによって備わっている機能が異なります。ここでは、導入する際に意識したい比較ポイントについて解説します。
自社の業界・業務内容に必要な機能があるか
受発注システムによって、得意とする業界や業種が異なります。「飲食店に特化した機能が搭載されている」「個人経営店舗での導入実績が豊富にある」など、サービスごとの特徴を比較しながら、自社に合うシステムを絞り込むことが大切です。業務内容や会社の規模によっても必要とされる機能や対応範囲は変わってくるため、細かい部分までしっかりとチェックしましょう。
導入・運用コストが予算内か
受発注システムを利用するには、導入コストと月々の運用コストが掛かります。導入コストでは、設備や環境を整えるための費用が発生しないかも確認しておきましょう。運用コストは、基本料金以外の項目をチェックすることも大切です。例えば、基本料金は安価でも、サービスの利用量に応じて金額が変動する従量課金が採用されていると、トータルコストが高くなる可能性があります。
取引先が導入しやすいか
取引先にとって負担にならない受発注システムかどうかも、重要なポイントです。操作性や費用、導入後の効果など、複数の項目を比較して、取引先にとってもメリットのあるシステムを選びましょう。
発注者向けのマニュアルや専用ページが用意されているシステムであれば、取引先企業もスムーズに移行しやすくなります。また、取引先でトラブルが発生した際の対応フローも事前に確認しておくと安心です。
外部システムと連携できるか
伝票や物流、決算をはじめ、既に何らかのシステムを導入している場合は、連携できる受発注システムを選ぶのがおすすめです。会計システムや顧客管理システムなどと連携できれば、業務効率化や生産性の向上にもつながります。手軽に実装できるCSV連携、自動でデータのやりとりができるAPI連携など、いくつかの種類があるため、どのような方式で外部のシステムと連携できるのかを確認しましょう。
受発注システムに関するQ&A
最後に、受発注システムについて、よくある質問とその回答を紹介します。「EDI」「API」など、受発注システムに関連する用語への理解を深めておくと、選びやすくなるでしょう。
受発注システムのEDIとは何ですか?
EDI(Electronic Data Interchange)は、「電子データ交換」を意味する用語です。受発注システムにおいては、これまで電話やFAXなどアナログな手段でやり取りしていた業務をデジタル化し、電子データで送受信することを指します。
受注側と発注者が異なる異なる販売管理システムを使用していても、EDIシステムを導入することで、取引情報のやり取りが自動化できます。ただし、EDI取引では事前にフォーマットやコードなどのルールを決めておく必要があります。
EDIとAPIの違いはなんですか?
EDIとAPIは、目的や用途が異なります。EDIは受発注システムの種類の一つで、専用回線やインターネットを利用して電子データをやり取りする仕組みを指します。一方、API(Application Programming Interface)は、アプリケーション同士を連携させる際に使用されるインタフェースのことです。
EDIは受注側と発注者をつなぐシステムであるのに対して、APIは受発注システムと基幹システムを連携するときに用いられます。CSVファイルによる連携は基本的に手動での作業が発生しますが、API連携ならエクスポートやインポートの手間が掛からず、自動でデータが反映されることが特徴です。
まとめ
自社に合った受発注システムを導入することで、業務が効率化でき、人為的なミスを削減できます。まずは、今回紹介したサービスの中から、最低でも3つほど資料請求してみてください。
受発注システムの多くは、無料デモや無料トライアルが用意されているので、気になるサービスが見つかったら実際の使い勝手を確かめてみるのもおすすめです。機能やコスト、サポート体制を比較しながら、自社の課題を解決できるシステムの導入を目指しましょう。