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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/01/07 

ペーパーレス会議の導入でよくある7つの失敗とは? 導入を成功させるためのポイントも解説

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

近年、ITが急速に発展していることもあり、多くの企業がペーパーレス会議を導入しています。ペーパーレス会議によって業務の効率化やコスト削減が期待できると、利益率の向上なども目指せるでしょう。とはいえ、ペーパーレス会議の導入には多くの企業が問題を抱えており、成果につながらないと感じている方もいます。ペーパーレス会議を有効活用するためには、どのような失敗が生じやすいのかを事前に把握しておき、成功のコツを理解しておくのがおすすめです。

そこで今回は、ペーパーレス会議の導入でよくある失敗例を7つ紹介します。導入を成功させるためのポイントも紹介しているので、ペーパーレス化を検討している方や課題を感じている方はぜひ参考にしてください。

【比較】おすすめのペーパーレス会議システム一覧

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サービス名称 特長 費用 主な機能 無料トライアル
スマートセッション
  • 直感的に操作できる画面と機能で誰でも使いやすい
  • 国際規格ISMSとISMSクラウドセキュリティの認証を取得しているから安心
  • 小規模運用から大規模運用まで幅広く対応できる豊富な機能
初期費用50,000円~
月額30,000円~
・ページ同期
・メモ機能
・行固定・列固定表示
・マルチデバイス対応
・アップローダーツール など
ConforMeeting
  • 柔軟な権限設定で会議資料の不正アクセスを防ぐ
  • 個人作業モードで先読み・メモ書きができるから紙資料のような感覚で会議できる
  • 会議資料の登録・差し替えが簡単だから管理者の負担が少ない
月額30,000円~ ・ユーザ認証
・資料共有
・個人作業
・手書き・キーボード入力
・ユーザ情報管理 など
letaria
  • 予約・スケジュール作成をしなくてもすぐに会議を始められる常設会議室
  • 共有された資料を各参加者が自分のペースでページをめくって閲覧できる
  • NTTグループが提供しているサービスだからセキュリティ面も安心
月額5,000円~ ・ミーティング準備
・映像モード
・資料モード
・リアクション
・選べるチャット など
スマートAIボード
  • 画面に直接書き込めるAI搭載のインタラクティブホワイトボード
  • 書き込んだ画面をPDF化してスムーズに共有できる
  • パソコンだけでなくスマートフォン・タブレットからも簡単に資料を共有できる
要お問い合わせ ・ホワイトボード機能
・プロジェクター機能 など
要お問い合わせ
moreNOTE
  • 利用実績5,000件以上! 官公庁や自治体でも使われているペーパーレスシステム
  • カレンダーからのアクセスで過去や未来の会議資料も簡単に探し出せる
  • 削減できた紙のコストを数値で見られるからペーパーレス化の効果を実感できる
初期費用36,000円~
ライセンス費用月額1,200円~
ディスク費用月額1,200円~
・資料のアップロード
・フォルダビュー・カレンダービュー
・手書き
・ユーザー管理・グループ管理
・IP アクセス制限 など
SmartDiscussion
  • 端末の調達から運用サポートまでワンストップ
  • 企業・官公庁向けや従業員規模ごとなど豊富なメニューでニーズに合ったサービスを選択できる
初期費用20,000円~
月額20,000円~
・会議準備
・資料閲覧機能
・会議(画面同期)
・システム管理
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ECO Meeting
  • 大学やJA、金融、医療で多く利用されているペーパーレス会議システム
  • クラウド版とオンプレミス版を希望に合わせて選択可能
  • デバイスやサーバーの各セキュリティ機能が充実しているから安心
初期費用50,000円~
アカウント費用月額1,000円~
・見開き表示
・複数資料比較
・マーカー・テキストメモ(付箋)
・マルチデバイス
・多要素認証機能 など
MetaMoJi Share
  • プレゼンテーションからブレインストーミングまで多様な会議に対応可能
  • レーザーポインター機能で資料には残さずに参加者へ重要なポイントを伝えられる
  • 会議中でも資料を追加できるから万が一抜け漏れがあっても安心
初期費用100,000円
年額12,000円~
・共有・プライベートメモ
・発表者機能
・レーザーポインター
・会議中の資料追加 など
Handbook
  • 業界・業種を問わず1,600件以上の利用実績、数々のNo.1受賞歴を持つモバイル端末向けシステム
  • 資料の作成、活用、フィードバックの収集、分析の四つの機能を搭載
  • タッチ操作だから誰でも直感的に使いやすい
月額25,000円~ ・アカウント切り替え
・アクセスコードによる配信管理
・壁紙設定
・ブックのソート
・アンケート など
ABookBiz
  • コンテンツを一元管理できるドキュメント共有アプリ
  • ドキュメントの暗号化、ユーザー・端末認証など充実のセキュリティ対策
  • 写真・動画の挿入やリンクの設置などの編集をノーコードで簡単にできる
要お問い合わせ ・ドキュメント管理
・ノーコード編集
・ID/PW認証
・閲覧ログ集計
・リンク表示 など
TIMO Meeting
  • アジェンダの登録から議事録の共有までをワンストップで管理できる
  • AI搭載で文字起こしや要約機能により議事録を効率良く作成できる
  • 会議での決定事項をその場でTodo登録、リマインド機能で抜け漏れを防ぐ
要お問い合わせ ・会議体作成
・アジェンダ登録・申請
・コメント
・AI文字起こし
・議事録作成・展開 など
VISITS forms
  • 社内外の意見収集から相互フィードバック、結果の可視化までをオンラインで完結できる企業変革ツール
  • 従業員個人の経験やノウハウを収集・蓄積して組織の課題解決に生かせる
  • 大学や企業など300社以上の導入実績あり
要お問い合わせ ・ランキング表示
・統計グラフ
・AI要約機能 など
ConforMeeting/e
  • 役員会議での利用を想定したペーパーレス役員会議システム
  • ワンタッチ・ワン操作で誰でも簡単に画面を同期できる
  • 資料の登録、切り替えなど会議事務局の負担を軽減する機能が豊富
月額30,000円~ ・ユーザ認証
・資料共有
・個人作業
・手書き・キーボード入力
・ユーザ情報管理 など

ペーパーレス会議の導入でよくある7つの失敗

ペーパーレス会議を導入するとコストの削減や業務の効率化を実現できる一方、思ったほど成果を感じられない方も多いでしょう。ここでは、ペーパーレス会議の導入でよくある失敗例を7つ紹介します。起こり得る失敗を事前に把握しておき、システム導入に役立ててください。

従来のやり方を変えられない

1つ目は、ペーパーレス会議を導入したにもかかわらず、従来のやり方を変えられないことです。今まで紙を使っていた方の中には、ペーパーレス化に抵抗を感じる方もいます。特に従来のやり方に慣れている従業員は、ペーパーレス化への移行に賛同できない可能性もあります。またデータをオンラインで管理することに慣れず、資料を印刷して会議に参加する方もいるでしょう。その結果、ペーパーレス会議を導入した意味がなくなり、失敗するケースがあります。

かえって業務効率が落ちてしまう

2つ目は、業務効率が落ちることです。ペーパーレス会議の導入によってペーパーレス化できると業務効率化が見込めるものの、視認性や一覧性の低下によりかえって効率が落ちる場合もあります。例えば小さなモニターで複数の資料をチェックする場合、紙に印刷した方が確認しやすいと感じる方もいます。特にデスクから離れて作業する機会の多い方や資料を見比べたい方は、紙媒体を好む傾向にあるでしょう。ペーパーレス会議の導入によってオンライン上での資料確認を強いられると業務効率が落ち、結果的に従業員の負担が大きくなります。

想定より導入コストがかかってしまう

3つ目は、想定よりも導入コストがかかってしまうことです。ペーパーレス会議を導入すると資料を紙に印刷する機会が減り、コストの削減につながります。その一方、システムの導入費や周辺機器の購入費などが発生するため、想定以上の予算が必要となるケースがあります。またシステムを導入した直後はペーパーレス化に多くの作業が発生し、人的コストや時間的コストもかかりやすいでしょう。その結果、導入コストが増大してペーパーレス会議の失敗につながりやすくなります。

機能を十分に使いこなせない

4つ目は、ペーパーレス会議の機能を十分に使いこなせないことです。従業員のITリテラシーが不足していると、コストに見合うほど活用できないケースがあります。例えば機能が充実したシステムの場合、操作方法を理解できずに会議が止まってしまうことも考えられます。作成した資料をうまく配布できないと、紙に印刷して乗り越えようと考える方もいるでしょう。その結果、従来のやり方に戻ってしまい、ペーパーレス化が浸透しない場合があります。

電子化できない書類が多い

5つ目は、ペーパーレス化できない書類が多いことです。企業が扱う書類にはさまざまな種類があり、中にはペーパーレス化できないものも存在します。ペーパーレス化できない書類が多いと電子データと紙媒体の二通りで書類を保管しなければならず、管理の手間が増えるでしょう。するとペーパーレス化に反対する声も広がりやすくなり、導入が失敗するケースがあります。

既存の取引先とやり取りしにくい

6つ目は、既存の取引先とやり取りしにくいことです。近年は業務のオンライン化が進んでおり、ペーパーレス化に対応可能な企業が増えています。しかし中には紙媒体での対応を求める企業もあり、既存の取引先とのやり取りに困難さが生じるケースがあります。例えば契約書や発注書などは紙媒体での提出を求められ、結局はデータを印刷しないといけないケースも考えられるでしょう。

また既存の取引先がペーパーレス化を理解していても、具体的なツールや操作方法に違いがあるとデータ形式が合わなかったり、ファイル共有ができずにトラブルにつながったりといった問題も生じやすいです。業務効率化を目指してペーパーレス会議を導入したものの、新たな手間やトラブルが発生しやすくなることもあります。

セキュリティリスクが高まってしまう

7つ目は、セキュリティリスクが高まることです。ペーパーレス会議はコストの削減や業務効率化が期待できるものの、サーバー攻撃やシステム障害へのリスクが高まる点に注意しなければいけません。セキュリティリスクへの理解が乏しいと情報漏えいなどの重大なトラブルに発展しやすくなり、企業の存続にも大きな影響を与えます。

さらにペーパーレス化による依存度が高まると、システム障害やサーバーダウンが発生した際に業務が完全に停止してしまう可能性があります。すると事業にも大きな影響を及ぼし、利益の低下につながる恐れもあるでしょう。

ペーパレス会議の導入を成功させるためのポイント

ここからは、ペーパーレス会議の導入を成功させるポイントを紹介します。それぞれのコツを押さえておき、業務効率化やコスト削減を目指していきましょう。

導入目的やビジョンを明確にしておく

ペーパーレス会議を導入する際は、導入目的やビジョンを明確にしましょう。ただ闇雲にペーパーレス会議を導入しても失敗を招くリスクが高まり、従業員の不満も募りやすいです。そのため導入前に「なぜペーパーレス会議を利用するのか」「導入によってどのようなメリットを得たいのか」などを具体的に明らかにして、企業全体に浸透させることがポイントです。また導入目的やビジョンを明確にすると、自社に最適なシステムを選定しやすくなります。

トライアル期間を活用する

ペーパーレス会議を導入する際は、トライアル期間を活用しましょう。一度に全ての書類をペーパーレス化すると、ペーパーレス化に抵抗を示す方が増えて従業員からの反感を買いやすいです。段階的に導入していけばペーパーレス化に対応しやすくなり、従業員の受け入れ態勢も整いやすくなるでしょう。またトライアル期間を設けることで、ペーパーレス化に関する問題点や疑問点も明確になるため、より快適な作業環境を構築しやすいのもメリットです。自社内の様子を見ながらペーパーレス化を進めると、よりスムーズにシステムを導入できるでしょう。

なお、トライアル期間中に取引先とコミュニケーションを取り、相手のニーズや業務フローを理解することも重要です。必要に応じて紙とデジタルを併用し、柔軟な体制を構築できると取引先とのトラブルを防ぎながらペーパーレス会議を導入できます。

マニュアル作成や研修を行う

ペーパーレス会議の導入が決まったらマニュアルを作成したり、研修を行ったりしましょう。ペーパーレス会議の導入が失敗する一因に、IT機器への苦手意識が挙げられます。例えば「ペーパーレス会議を導入しても使い方が分からない」「操作方法を覚えられない」といったトラブルは発生しやすいです。その問題を放置しているとペーパーレス会議が浸透せずに、従来のやり方に戻ってしまう可能性が高いでしょう。

そのためペーパーレス会議に関するマニュアルを作成し、誰でも操作できる環境を整えることが大切です。IT機器への苦手意識が高い場合は、研修を通して基礎スキルを身に着けるのも有効策です。少しずつ従業員の意識を変えていけると、ペーパーレス会議への抵抗も感じにくくなるでしょう。

また研修などを通して、ペーパーレス化の必要性を従業員全体に浸透させることも大切です。「なぜペーパーレス化を目指しているのか」を全従業員に説明して、システム導入への理解を得ると失敗を防ぎやすくなります。企業側だけのメリットだけではなく従業員側のメリットも提示して、社内全体でペーパーレス会議を活用しましょう。

セキュリティ対策・教育を徹底する

ペーパーレス会議を導入する際は、セキュリティ対策・教育を徹底してください。ペーパーレス会議はインターネットを活用したやり取りが中心になるため、サイバー攻撃などによる情報漏えいのリスクが高まります。特に社外でペーパーレス会議を活用する場合は、そのリスクはより高まることから従業員のITリテラシーの向上は必須です。例えば情報漏えいが起こる仕組みや、その影響などを理解しておくことも重要といえるでしょう。

そのためペーパーレス会議を導入するときは、サーバーのセキュリティ対策と並行して従業員への教育も徹底的に行うことが重要です。ペーパーレス会議システムを選定する際は、セキュリティ対策の充実度もチェックしておくといいでしょう。

まとめ

ペーパーレス会議を導入すると時間や場所を選ばずに会議を開けるため、生産性の向上を目指せます。対応できる端末を用意するといった負担は生じるものの、従来よりも業務の効率化が期待できるでしょう。しかし無理にペーパーレス会議を導入しても、従業員からの賛同は得にくく失敗につながりやすいです。今回紹介した失敗例や成功させるポイントを参考に、自社に合ったペーパーレス会議の導入を行ってください。

なおペーパーレス会議システムの選び方や比較ポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。自社に合ったペーパーレス会議システムをお探しの方は、併せて参考にしてください。

【2025年最新比較表あり】ペーパーレス会議システムのおすすめ13選!導入のメリットや注意点、選び方を解説

【比較】おすすめのペーパーレス会議システム一覧

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初期費用20,000円~
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