更新日:2025/01/09
SMS送信サービスの料金相場は?代表的なサービスの料金プランや選び方を紹介
【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
SMS送信サービスを導入したくても、料金相場が分からず導入をためらっている企業は多いのではないでしょうか。
SMS送信サービスは、顧客とのコミュニケーションを活性化し、ビジネスの成果に繋げるための有効なツールです。しかし、いざ導入を検討するとなると「料金体系はどうなっているのか」「どれくらいの費用がかかるのか」など、さまざまな疑問が出てくるでしょう。
そこで今回は、SMS送信サービスの料金相場について、初期費用や月額費用、送信費用、オプション費用など、さまざまな角度から詳しく解説していきます。さらに、費用を抑えてSMS送信サービスを選ぶためのポイントや、代表的なサービスの料金プランも解説します。本記事を読めば、SMS送信サービスの料金体系をしっかりと理解し、自社に最適なサービスを選べるはずです。
【比較】おすすめのSMS送信サービス一覧
scroll →
サービス名 | 特長 | 費用 | 主な機能 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
MediaSMS |
|
要お問い合わせ |
・全キャリア長文SMS ・双方向SMS ・短縮URL機能 ・CSVフォーマット可変機能 ・予約送信/再送信機能 など |
有 |
Cuenote SMS |
|
1通6円~ |
・配信リスト登録・管理 ・属性差し込み ・URLクリックカウント機能 ・URLの短縮機能 ・キャリア直収接続 など |
有 |
SMSLINK |
|
1通6円~ |
・個別/一括送信 ・ファイルアップロード ・結果確認 ・短縮URLの自動生成 ・配信停止希望URLの自動生成 など |
有 |
絶対リーチ!SMS |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS(送信受信) ・長文SMS送信 ・SMS自動再送 ・SMS予約送信 ・SMS個別送信・一括送信 など |
有 |
空電プッシュ |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・IVR連携 ・キャリア共通番号 ・携帯番号履歴判定 ・オプトアウト機能 など |
要お問い合わせ |
SMS Publisher |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS ・長文SMSサービス ・SMS認証 ・短縮ドメイン選択機能 ・送信元番号追加登録・修正作業 など |
有 |
SMS HaNa |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・長文SMS ・簡単宛先取り込み ・短縮URL・独自ドメイン ・クリックカウント・トラッキング など |
有 |
fonfun SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・API連携 ・長文送信 ・予約送信 ・差し込み送信 など |
有 |
SMSコネクト |
|
要お問い合わせ |
・一斉送信 ・差し込み送信 ・URL自動短縮 ・テンプレート登録機能 ・予約送信 など |
有 |
KYUSMS |
|
要お問い合わせ |
・長文SMS ・海外SMS送信 ・自動音声応答(IVR) ・システム連携 ・他人判定機能 など |
要お問い合わせ |
SMS FourS |
|
1通5.8円~ |
・API送信 ・らくらく2段階認証プラン ・個別送信 ・一括送信 ・長文対応 など |
有 |
SMS送信Web |
|
初期費用50,000円~ 月額20,000円~ |
・送達確認 ・携帯キャリア自動判定機能 ・国内全携帯キャリア対応 ・番号ポータビリティ対応 ・短縮URL対応 など |
有 |
WEBCAS SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別送信 ・一斉送信 ・APIを介した送信 ・キャリア共通番号 ・氏名などの差し込み など |
有 |
Push!SMS |
|
要お問い合わせ |
・長文送信 ・簡単配信 ・Webページ作成機能 ・予約配信機能 ・特定キャリア配信機能 など |
要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
法人向けSMS送信サービスの料金相場
法人向けSMS送信サービスは、顧客への連絡やマーケティング、業務効率化など、さまざまな用途で活用されています。導入を検討する上で気になるのが料金でしょう。
ここでは、法人向けSMS送信サービスの料金相場を、初期費用、送信費用、オプション費用に分けて詳しく解説します。
初期費用
近年は初期費用無料のサービスが増えており、導入のハードルは下がっています。しかし、初期費用は無料〜20万円程度と幅広く、契約形態やオプションサービスによって大きく異なります。
送信費用
SMS送信サービスの送信費用は、大きく分けて従量課金制と定額制の2種類があります。
従量課金制は、実際に送信したSMSの通数に応じて料金が発生する仕組みです。1通当たりの単価は10円~18円程度が相場ですが、サービスによっては6円と低価格な場合もあります。従量課金制では、実際に送信に成功したSMSのみが課金対象となります。エラーや未達などで送信に失敗した場合は、料金は発生しません。
一方、定額制は、毎月固定の料金を支払うことで、一定量のSMSを送信できる仕組みです。1,000通/月で1万円~2万円程度が相場ですが、規定の送信通数を超えた場合は、1通当たり10円前後の追加料金が発生します。
どちらの料金体系を選択するかは、SMSの送信量や利用頻度によって判断すると良いでしょう。
オプション費用
SMS送信サービスには、基本的な送信機能に加えて、さまざまなオプション機能が用意されています。オプション機能は、追加料金を支払うことで利用可能となり、サービスをより便利に、そして効果的に活用できるようになります。
例えば、API連携機能を利用すれば、自社のシステムやアプリケーションとSMS送信サービスを連携させることで、業務の自動化や効率化が可能です。ECサイトでの注文確認メールをSMSで自動送信したり、顧客管理システムと連携して誕生日メッセージを自動配信したりすることもできます。
他にもレポート機能やテンプレート機能など、多彩なオプション機能が用意されています。オプション機能を追加することで、必要な機能を必要なだけ追加できるため、柔軟なサービス構築が可能です。ただし、オプション機能を追加すればするほど、費用が積み重なってしまうため機能の取捨選択が求められます。
費用を抑えてSMS送信サービスを選ぶには?
SMS送信サービスを導入する際に、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然のことでしょう。費用を抑えてSMS送信サービスを選ぶためのポイントは、以下4つです。
- 送信頻度・1日の送信数を確認する
- 必要な機能を確認する
- 上限文字数と料金の算出方法を確認する
- 非直収(国際網接続)を検討する
- 無料トライアルやキャンペーンを活用する
それぞれ詳しく解説するので、サービス選びの参考にしてください。
送信頻度・1日の送信数を確認する
SMS送信サービスを選ぶ最初のステップは、どれくらいの頻度で、1日に何通のメッセージを送信するかを把握することです。
実は、携帯電話やスマートフォンからSMSを送信する場合、1日の送信件数は200件までに制限されています。もし、ビジネスで大量のSMSを送信する予定がある場合は、SMS送信サービスの利用が必須となります。
例えば、送信頻度や送信量が少ない場合は、従量課金制のサービスを選ぶ方が費用を抑えられます。従量課金制では、実際に送信したSMSの通数に応じて料金が発生するため、無駄なコストが発生しません。
一方、送信頻度や送信量が多い場合は、定額制のサービスを選ぶ方がお得になる可能性があります。定額制では、毎月固定の料金を支払うことで、一定量のSMSを送信できます。送信量が多いほど、1通あたりの単価が安くなるプランも多いので、事前に確認しておきましょう。
必要な機能を確認する
SMS送信サービスを選ぶ際には、どのような費用が必要なのかを明確にすることが重要です。SMS送信サービスには、基本的な送信機能に加えて、多彩なオプション機能が用意されています。
機能の有無や内容はサービスにもよりますが、代表的な機能は以下の通りです。
オプション機能 | 概要 |
一斉送信機能 | 複数の相手に一斉にSMSを送信できる機能 |
長文対応 | 70文字以上の長文SMSを送信できる機能 |
API連携機能 | 自社のシステムと連携してSMSを送信できる機能 |
個別情報差し込み機能 | SMSに記載したURLのクリック数を計測できる機能 |
外部システムとの連携機能 | 顧客名などをSMS本文に差し込んでパーソナライズ化できる機能 |
双方向SMS痩身 | 顧客とSMSで双方向のやり取りができる機能 |
これらの機能は、業務効率化や顧客満足度向上に役立ちますが、全ての機能が必要とは限りません。必要な機能を絞り込めば、月額料金やオプション費用を抑えられる可能性があります。
上限文字数と料金の算出方法を確認する
SMS送信サービスを選ぶ際には、上限文字数と料金の算出方法も確認しておきましょう。なぜなら、サービスによってこれらの設定が大きく異なるためです。
上限文字数とは、1通のSMSで送信できる文字数の上限を指します。この上限文字数はサービスによって大きく異なり、70文字までしか送信できないサービスもあれば、670文字まで送信できるサービスもあります。
多くのサービスでは、1通の送信単価を全角70文字(半角140文字)まででカウントしています。70文字を超えるSMSを送信した場合、2通分の費用が発生してしまうケースもあるため注意が必要です。
そのため、1通の文字数が多いSMSを送信する予定がある場合は、上限文字数が大きいサービスを選んだほうがお得になるでしょう。
非直収(国際網接続)を検討する
SMS送信サービスには、国内キャリアに直接接続する「国内直収(キャリア直接接続)」と、海外のキャリアを経由する「非直収(国際網接続)」の2種類があります。
費用を抑えるという観点では、非直収(国際網接続)のサービスも選択肢の1つです。非直収は国内キャリアの回線を利用しないため、国内直収に比べて低価格でSMSを送信できることが多いのです。
しかし、非直収には到達率が低下するというリスクがあります。海外のキャリアを経由してSMSを送信するため、国内の携帯電話会社に届くまでに時間がかかったり、途中でメッセージが消失したりするリスクが起こり得ます。
一方、国内直収は、国内の携帯電話会社に直接接続してSMSを送信するため、高い到達率を実現できます。しかし、非直収に比べて単価は高めです。
どちらの接続方式を選ぶかは、費用と到達率のバランスを考慮して判断しましょう。
SMS送信の費用対効果を高めるポイント
多くの企業では、顧客とのコミュニケーションを活性化し、ビジネスの成果に繋げることを目的にSMS送信サービスの導入を検討しています。導入の効果を最大化するためには、SMS送信の費用対効果を高めることが重要です。
最後は、費用対効果を高めるための具体的なポイントを2つ紹介します。
メール配信やFAXDMなどと使い分ける
SMS送信サービスを導入する際は、メール配信やFAXDMなど、他のコミュニケーションツールと目的や内容に応じて使い分けることが重要です。それぞれのツールには得意・不得意分野があり、SMSの長所を活かせる場面に絞って活用することで、費用対効果を高められます。
SMS送信は、開封率の高さと即時性に優れたメッセージツールです。そのため、予約確認やリマインダー、配送状況の通知など重要な情報、緊急性の高い情報を届ける際に適しています。一方、メール配信は、SMSに比べて1通あたりの文字数制限がなく、画像や動画などを含めることも可能です。そのため、メルマガなど、比較的多くの情報を伝えたい場合に向いています。
FAXDMは紙媒体で情報を届けられるため、サービス認知を高めたい場合や、高齢者層など、デジタルツールに慣れていない顧客にアプローチしたいときに有効です。
顧客属性に適した時間帯や頻度で送信する
SMSを送信する際は、顧客属性に合わせた時間帯と頻度が重要です。ターゲット層によって、SMSを確認しやすい時間帯や、受け取りたいと感じる頻度が異なるためです。
ターゲット別に開封されやすい時間帯の例は、以下の通りです。
ターゲット | 開封されやすい時間帯 |
会社員 | 朝7時〜9時昼12時〜13時18時以降 |
学生 | 朝夕方以降 |
主婦 | 午前中子供が昼寝をしている時間帯 |
高齢者 | 午前中昼過ぎ |
また、SMSの送信頻度も重要です。あまりにも頻繁に送信すると、顧客に迷惑がられてしまい、ブロックされてしまう可能性があります。反対にごく稀にしか送信しないと、顧客に忘れ去られてしまいます。
最適な送信頻度は、業種やサービス内容によっても異なりますが、一般的には週に1回程度が良いと言われています。ただし、キャンペーン情報や緊急性の高い情報など、顧客にとって有益な情報であれば、より頻繁に送信しても問題ないでしょう。
まとめ
SMS送信サービスの料金は、送信先や送信量、接続方式、オプション機能などによって異なります。費用を抑えるためには、送信頻度や送信量、必要な機能を考慮し、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。上限文字数や料金の算出方法、接続方式などもサービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
SMS送信サービスを効果的に活用すれば、顧客とのコミュニケーションを活性化し、ビジネスの成果に繋げることが期待できます。
より詳しくSMS送信サービスについて知りたい方は「【2024年最新】SMS送信サービスおすすめ10選を徹底比較!選び方や料金相場も解説」を参考にしてください。この記事では、おすすめのSMS送信サービスを10個紹介しています。無料トライアルの有無や費用、サービスの選び方について詳しく解説しているので、SMS送信サービス選びに役立ちます。
【2025年最新比較表あり】【法人向け】SMS送信サービスのおすすめ14選! 料金や特長を徹底比較
【比較】おすすめのSMS送信サービス一覧
scroll →
サービス名 | 特長 | 費用 | 主な機能 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
MediaSMS |
|
要お問い合わせ |
・全キャリア長文SMS ・双方向SMS ・短縮URL機能 ・CSVフォーマット可変機能 ・予約送信/再送信機能 など |
有 |
Cuenote SMS |
|
1通6円~ |
・配信リスト登録・管理 ・属性差し込み ・URLクリックカウント機能 ・URLの短縮機能 ・キャリア直収接続 など |
有 |
SMSLINK |
|
1通6円~ |
・個別/一括送信 ・ファイルアップロード ・結果確認 ・短縮URLの自動生成 ・配信停止希望URLの自動生成 など |
有 |
絶対リーチ!SMS |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS(送信受信) ・長文SMS送信 ・SMS自動再送 ・SMS予約送信 ・SMS個別送信・一括送信 など |
有 |
空電プッシュ |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・IVR連携 ・キャリア共通番号 ・携帯番号履歴判定 ・オプトアウト機能 など |
要お問い合わせ |
SMS Publisher |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS ・長文SMSサービス ・SMS認証 ・短縮ドメイン選択機能 ・送信元番号追加登録・修正作業 など |
有 |
SMS HaNa |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・長文SMS ・簡単宛先取り込み ・短縮URL・独自ドメイン ・クリックカウント・トラッキング など |
有 |
fonfun SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・API連携 ・長文送信 ・予約送信 ・差し込み送信 など |
有 |
SMSコネクト |
|
要お問い合わせ |
・一斉送信 ・差し込み送信 ・URL自動短縮 ・テンプレート登録機能 ・予約送信 など |
有 |
KYUSMS |
|
要お問い合わせ |
・長文SMS ・海外SMS送信 ・自動音声応答(IVR) ・システム連携 ・他人判定機能 など |
要お問い合わせ |
SMS FourS |
|
1通5.8円~ |
・API送信 ・らくらく2段階認証プラン ・個別送信 ・一括送信 ・長文対応 など |
有 |
SMS送信Web |
|
初期費用50,000円~ 月額20,000円~ |
・送達確認 ・携帯キャリア自動判定機能 ・国内全携帯キャリア対応 ・番号ポータビリティ対応 ・短縮URL対応 など |
有 |
WEBCAS SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別送信 ・一斉送信 ・APIを介した送信 ・キャリア共通番号 ・氏名などの差し込み など |
有 |
Push!SMS |
|
要お問い合わせ |
・長文送信 ・簡単配信 ・Webページ作成機能 ・予約配信機能 ・特定キャリア配信機能 など |
要お問い合わせ |