車両管理システムのおすすめ12選！　導入のメリットや比較ポイントも紹介

営業車・配送トラック・送迎者などの社用車をもっと効率よく運行管理したいと悩む企業担当者も多いのではないでしょうか。

運行管理を効率化するなら、車両管理システムの導入がおすすめです。運行管理がデジタル化できれば、これまで手動でおこなっていた煩雑な管理業務を自動化でき、業務時間の大幅な短縮が可能となります。危険運転を検知する機能で大事な従業員の安全も守ることにもつながるでしょう。

この記事では車両管理システムのおすすめ12選やおもな機能、導入するメリット、選び方や比較のポイントについて解説します。

車両管理システムとは

車両管理システムとは、企業が事業で運用する車を効率的に管理するシステムです。通常、車両管理には以下のような業務が発生します。

• 運行計画の作成やドライバーや車両・ドライバーの稼働率の把握
• 運転記録、日報の管理
• 運転者教育や事故が起こった際の対策・再発防止策の実施
• 車両の保険加入や見直し・車検の実施

運行管理業務を紙やExcelを使って手動でおこない、膨大な手間と時間に困っている企業は少なくありません。その場合、必要な情報がどこにあるかもわかりづらく、人為的ミスが起こる可能性もあります。

車両管理システムを導入すると、さまざまな業務の効率化が可能です。たとえば、日報が自動作成でき、アルコールチェックの結果も一括管理できます。

対象車両がどこにいるかをリアルタイムで把握でき、いつ着くかといった問い合わせにもスムーズに対応可能です。運転状況記録に基づき、効果的な安全指導ができる点も大きなメリットといえるでしょう。

車両管理システムは対象車両を限定しません。配送トラックやバン、営業車や社用車など緑ナンバーも白ナンバ―に加え、リース車も管理可能です。

おすすめ車両管理システム12選

多くの企業が車両管理システムを提供しており、サービスの内容や特徴はそれぞれで異なります。業務を効率化するためには、自社のニーズにマッチする車両管理システムを選ぶことが大切です。

ここでは、おすすめの車両管理システム12選を紹介します。参考にして、ぴったりのシステムを選んでください。

現場の業務効率化につながる！　株式会社フレクト「Cariot」

サービス名	Cariot
料金	・導入費用：0円 ・月額料金：問い合わせ
おもな機能	・車両の現在地や到着時刻の把握 ・車両予約 ・到着・出発通知や遅延時の検知・通知 ・業務開始・終了時刻や走行距離などの自動記録 ・日報作成

出典：

Cariot 「機能」.https://www.cariot.jp/function/, (2024/9/27).

Cariot 「料金・サポート」.https://www.cariot.jp/price/ ,(20249/27).

状況把握がスムーズ

3秒ごとに車両情報を取得して管理画面で表示するので、全車両の現在地や目的地への到着時間、状況などがスムーズ把握できます。

月報・日報の管理が楽

運転日報・月報は自動で作成されます。日報に入れたい項目を任意で追加したり、画像を挿入したりすることも可能です。管理者は、日報のデータを集計し出力することもできます。

ドライバー、管理者の双方の手間が大幅に削減します。

便利なサクセスパッケージ

Cariotでは、過去の事例から特に活用されている機能を集めたサクセスパッケージを用意しています。複数のパッケージがあり、企業の用途や課題に合わせて選ぶことが可能です。

システム導入時にサクセスパッケージを設定すると、細かな設定をしなくても、利用用途や課題に合わせた機能が利用できるようになります。

こんな企業におすすめ

• 遅延のクレームに悩まされている
• 車両管理をスマートにデジタル化したい
• 設定しやすいシステムを導入したい

運営会社	株式会社フレクト
サービスサイトURL	https://www.cariot.jp/

課題解決力がポイント！　NTTコミュニケーションズ株式会社「LINKEETH」

サービス名	LINKEETH
料金	・買い切りプラン 　・Safety　1,980円（税込）/月 　・Location　1,980円（税込）/月 　・セット　3,080円（税込）/月 ・レンタルプラン：問い合わせ ・初期費用：問い合わせ
おもな機能	・AIによる危険運転の検知・警告 ・リアルタイムで車両位置を表示 ・自動で日報作成

出典：docomoBusiness 「LINKEETH」.https://www.ntt.com/business/services/linkeeth/lp/linkeeth/service/drive.html, (2024/9/27).

安全運転をサポート

ドライバーの安全運転を支援する多彩なサービスが充実しています。危険な挙動を検知して警告するほか、高精度な診断ロジックを採用しており、ドライバーごとの運転のクセを解析することも可能です。

効率的な運行管理

15秒ごとに車両情報を取得して管理画面に反映するため、ほぼリアルタイムでの把握が可能です。

車両ごとの走行距離やルートも表示でき、運行管理を効果的におこなえます。

アプリでデータ管理

スマホアプリを活用して、業務報告や日報の作成がスムーズできるようになります。走行に関する細かなデータや運転診断結果なども確認可能です。

使い慣れたスマホを活用するので、ドライバーの負担を増やしません。

こんな企業におすすめ

• ドライバーの事故が減らず困っている
• 非効率な走行ルートを改善したい
• 運転日報の手間を短縮したい

運営会社	エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
サービスサイトURL	https://www.ntt.com/business/services/linkeeth/lp/linkeeth.html

車両の状態を見える化！　株式会社アクシス「KITARO」

サービス名	KITARO
料金	・アダプタ：初期費用 0円、月額 3,696円（税込）/台 ※買取プランもあり ・デジタコ：本体価格 102,8500円（税込）/台、月額 3,388円（税込）/台 ・ドラレコ：問い合わせ ・バイク：初期費用 0円、月額 3,696円（税込）/台
おもな機能	・位置情報や走行距離をマップで瞬時に確認 ・日報を作成 ・ドライバーの運転成績をランキング付け

出典：KITARO 「トップページ」.https://kitaro-sdp.com/index.html, (2024/9/27).

日報作成が簡単

日報作成が簡単にできます。運転終了時には当日の運転履歴を反映した日報のひな型が出来上がっているので、内容を確認するだけでOKです。ドライバーの作成の手間が大幅に削減できます。

安全運転についてランキングで評価

危険挙動の少ない安全運転をしているか、エコドライブしているかを軸に、運転を評価してランキング形式で表示します。

管理者は、運転データに基づいた適切な指導が可能です。

アプリのチャット機能

スマホに専用アプリを入れれば、チャット機能を使ってドライバーとスムーズに連絡が取れます。「指示を出したい」「確認したいことがある」といったときに便利です。

こんな企業におすすめ

• 日報作成などの業務を効率化し生産性を上げたい
• ドライバーの安全意識を向上させたい
• バイクも利用する

運営会社	株式会社アクシス
サービスサイトURL	https://kitaro-sdp.com/index.html

ペーパーレスで管理が楽に！　株式会社スマートドライブ「SmartDrive Fleet」

サービス名	SmartDrive Fleet
料金	問い合わせ
おもな機能	・リアルタイムで走行位置を把握 ・車両ごとに一日の運行工程を作成 ・運転日報・月報を自動作成 ・専門家によるオプションレポートの提供

出典：SmartDrive 「運転日報もアルコールチェックもこれひとつでペーパーレスに」.https://smartdrive.co.jp/fleet/, (2024/9/27).

あらゆる情報を取得可能

GPSを通して位置情報を取得し、地図上に全車両を表示します。渋滞情報も取得可能。ほぼリアルタイムで状況が把握でき、ルートの変更指示を出したり到着予定時刻を予測したりとさまざまな面で活用できます。

移動経路の作成

ドライバーや車両ごとに、その日の移動経路の作成が可能です。作成時に車両を設定すれば、自動的に車両予約もでき、予約手続きを別でおこなう手間がかかりません。

データのレポート化

取得したデータを専門化が分析してまとめたレポートが閲覧できます。管理画面では確認できない多様なデータが把握でき、車両台数を適性化したり安全運転指導をしたりとさまざまな活用が可能です。

こんな企業におすすめ

• 直感的な操作が可能な機器を導入したい
• サポートが充実しているシステムを選びたい
• すでに導入しているシステムと連携させたい

運営会社	株式会社スマートドライブ
サービスサイトURL	https://smartdrive.co.jp/fleet/

手軽さが魅力！　株式会社システック「ロジこんぱすLite」

サービス名	ロジこんぱすLite
料金	・初期費用：0円 ・月額料金：問い合わせ
おもな機能	・走行軌跡の確認・位置管理 ・危険運転の検知 ・日報・月報の作成

出典：ロジこんぱすLite 「挿すだけ簡単。手軽に社用車管理」.https://logilite.net/

, (2024/9/27).

状況にあわせて選択可能

ロジこんぱすLiteにはOBD-Ⅱタイプとシガーソケットタイプがあり、一部の機能が異なります。

OBD-Ⅱタイプは日報・月報の作成ができるなど機能が充実しています。シガーソケットタイプはコスパを抑えたい人向きです。状況にあわせて選びましょう。

スピーディーに管理画面に反映

OBD-Ⅱタイプは、10分ごとに通信で車両の位置を管理画面に反映します。走行履歴の確認や、登録したエリアへの接近・離脱情報の取得が可能です。運転日報・月報の出力もできます。

危険運転を通知

シガーソケットタイプは、現在位置表示や走行軌跡の確認機能に加え、急加速や急ブレーキ、スピードの出し過ぎといった危険な挙動の検知が可能です。危険運転があれば管理画面に通知がいくので、管理者はデータをもとに指導できます。

ただし、運転日報・月報の出力はできません。

こんな企業におすすめ

• 車両位置を把握して適切に管理したい
• 事故を減らしたい
• 社用車の業務外使用を防ぎたい

運営会社	株式会社システックHP
サービスサイトURL	https://logilite.net/

クラウド型で使いやすい！　パイオニア株式会社「ビークルアシスト」

サービス名	ビーグルアシスト
料金	・購入プラン 　・端末費用：別途見積 　・月額料金：1,078円（税込）より ・レンタルプラン 　・初期費用：0円 　・月額料金：別途見積
おもな機能	・危険挙動の可視化・警告 ・リアルタイムで車両の位置情報や状況を把握・管理 ・管理者からドライバーへメッセージを送信

出典：Vehicle Assist 「クラウド型運行管理サービス　Vehicle Assist」. https://mobility-service.pioneer.jp/, （2024/09/27).

安全運転の意識向上

危険な挙動があると通知がいく、運転傾向レポートを作成する、前日の運転評価メールが届くなど、ドライバーが自分の運転を振り返る機能が豊富にそろっています。安全運転に対する意識の向上につながるでしょう。

スムーズな業務連絡

ドライバーへのメッセージ送信がスムーズにおこなえる点も、特徴の一つです。管理画面でドライバーの位置や状況を把握し、業務連絡や指示を出せます。

サポートが充実

ビーグルアシストはサポートも充実しています。導入時の取付や設定といった初期支援のほか、操作が学べる動画やオンラインセミナーを用意しており、従業員への教育の手間が省けます。

運用時のトラブルは、サポートデスクに相談可能です。

こんな企業におすすめ

• 運行業務・管理業務のどちらも効率化して生産性を上げたい
• ドライバーが交通事故を起こさないようにしたい

運営会社	パイオニア株式会社
サービスサイトURL	https://mobility-service.pioneer.jp/

配送状況を可視化！　都築電気株式会社「ティークラウドフォーエスシーエム」

サービス名	ティークラウドフォーエスシーエム
料金	初期費用：0円月額料金：問い合わせ
おもな機能	・リアルタイムで車両位置や配送状況を把握 ・未到着・遅延など各種アラート ・車内の商品温度のモニタリング ・ドライバーと管理者の連携支援 ・日報の自動作成

出典：TSUZUKI 「TCLOUD FOR SCM」. https://tsuzuki.jp/jigyo/scm/service_function/

, (2024/09/27).

スマホがあれば利用可能

専用の車載デバイスを取り付ける必要がなく、スマホがあればすぐに利用できます。また、温度センサーと連携させることも可能です。

積み込んだ商品の温度をリアルタイムでモニタリングでき、品質管理に役立ちます。温度の推移が記録されて残るため、トラブルが発生したときも迅速に調査できるでしょう。

コミュニケーションが取りやすい

メッセージと画像が送信できるため、管理者とドライバーがスムーズにコミュニケーションをはかれます。ナビ機能で配送ルートを指示するといったこともできます。

ミス防止対策

納品先ごとの注意点や契約条件を登録でき、ドライバー間で共有できます。すぐに確認できるため納品前に調べる手間が省け、ミスが防げます。

こんな企業におすすめ

• スムーズに導入できるシステムを求めている
• 商品温度を管理する必要がある
• 注意事項や伝達事項をスムーズにドライバーに伝えたい

運営会社	都築電気株式会社
サービスサイトURL	https://tsuzuki.jp/jigyo/scm/

BtoBの配送会社に特化！　株式会社オンラインコンサルタント「ODIN 動態管理」

サービス名	ODIN 動態管理
料金	・初期費用：0円 ・月額料金：1,200円（税込）/1ドライバー ※2024/11/1より1,500円（税込）
おもな機能	・配送員の最新の位置情報を表示 ・走行履歴を1年間保存 ・ドライバーの状況（徒歩・駆け足・車走行）を管理 ・運転日報が自動で作成・残業を自動で計算 ・メッセージ機能が充実

出典：ODIN動態管理 「動態管理システム　配送業向け」. https://doutaikanri.com/, (

2024/09/27).

配送業の諸問題を解決

AORINO BizはBtoBの配送会社に特化したシステムで、業務効率化のために得られた情報をどう活用するかにフォーカスしています。配送業の諸問題を解決するためにつくられていて、さまざまな課題に対応しており、使いやすいと評判です。

使いやすいメッセージ機能

メッセージ機能が充実しているのも特徴の1つです。複数のドライバーに対して一斉送信することも、マップ上で選んだ特定のドライバーにピンポイントで送信することもできます。

スマートウォッチにも送信でき、ドライバーは音声で返信することも可能です。

返金保証制度

安心の1年間全額返金保証があります。「システムが業務に合わなかった」「期待した効果が出なかった」など、どのような理由でも返金可能です。

合わなければ返金されるので、安心して試せるでしょう。

こんな企業におすすめ

• BtoBで配送事業をおこなっている
• できるだけ管理システムの費用を抑えて導入したい
• ドライバーがすぐに使えるシステムがよい

運営会社	株式会社オンラインコンサルタント
サービスサイトURL	https://doutaikanri.com/

安全運転を支援！　スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社「AORINO Biz」

サービス名	AORINO Biz
料金	・フロントカメラ 　月額料金：1,650円（税込） ・フロントカメラ・リアカメラのセット 　月額料金：1,980円（税込） ・フロントカメラ・ドライバーモニタリングカメラのセット 　月額料金：1,980円（税込）
おもな機能	・ドライバーの現在位置・走行履歴の確認 ・ドライバーの運転状況の把握 ・緊急時110番通報 ・危険運転、脇見・居眠りアラート

出典：AORINO 「法人のお客さま」.https://aorino.smamoba.jp/biz/,（2024/09/27).

データを一元管理

管理者はドライブレコーダーが取得したデータを一元管理できます。必要な情報を抽出して解析し、業務改善に活かすことが可能です。

あんしん運転通信簿

走行ごとにドライバーの運転を評価するあんしん運転通信簿が作成されます。通信簿はA～Dで評価されたわかりやすい内容です。

運転状況が把握でき、データをもとに必要に応じて指導がおこなえます。

ドライバーを守る充実した機能

大切なドライバーを守る機能が充実している点も特徴の1つです。危険な急加減速やふらつき、脇見運転などの危険な挙があったときは危険運転アラートで知らせます。オプションに加入すると、事故などの緊急時には緊急ボタンを押すことで110番通報も可能です。

こんな企業におすすめ

• 社用車の管理を楽にしたい
• ドライバーに安全運転してほしい

運営会社	スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社
サービスサイトURL	https://aorino.smamoba.jp/biz/

運行効率化が捗る！　株式会社ナビタイムジャパン「ビジネスナビタイム」

サービス名	ビジネスナビタイム
料金	問い合わせ
おもな機能	・位置情報や遅延状況を管理画面で一目で把握 ・配車計画立案 ・リアルタイムで交通情報や天候情報を把握

出典：BUSINESS NAVITIME 「運行の効率化を支援するナビタイムの動態管理システム」. https://fleet.navitime.co.jp/, （2024/09/27).

状況をすばやく把握

ナビタイムならではの技術が活かされており、管理画面で車両の位置情報や状況がすぐに把握できます。また、精度の高い渋滞予想や最適ルートの検索が可能です。

交通状況を考慮した効果的な配送計画の作成も可能です。効率的に配送先を回れるようになるでしょう。

初心者ドライバーでも安心

カーナビ機能が優れているため、初心者のドライバーでも迷わずに目的地まで走行できます。初心者ドライバーの教育コストが削減でき、すぐに戦力として投入できるようになります。

スマホとPCがあれば導入可能

車載デバイスを購入する必要はなく、スマホとPCがあれば導入できます。直感的に操作が理解できるわかりやすいUIなので、機器の操作が苦手な従業員でも、すぐに使いこなせるようになるでしょう。

こんな企業におすすめ

• スマホ操作に慣れていない高齢者ドライバーでも使いやすいサービスを探している
• 到着時刻の問い合わせにスムーズかつ正確に対応したい
• 配送状況を常に把握しておきたい

運営会社	株式会社ナビタイムジャパン
サービスサイトURL	https://fleet.navitime.co.jp/

無料で利用可能！　ジェネクスト株式会社「AI-Contact」

サービス名	AI-Contact
料金	・AI-Contacフリート：完全無料 ・AI-Contactモバイル：月額1,078円（税込）～ ・AI-Contact Now：月額1,628円（税込）～ ・AI-Contactプラス：各シリーズにプラス550円（税込）
おもな機能	・ドライバーの現在位置を把握 ・車両ごとの車検の終了日やドライバーの更新期限などを管理 ・運転日報の作成 ・アルコールチェックの記録・管理

出典：AI-Contact 「無料で使える運行管理システム」. https://ai-contact.jp/,（ 2024/09/27).

無料で気軽に活用

AI-Contact フリートは、無料で利用でき、運行管理や動態管理、日報作成、アルコールチェックの記録管理が可能です。

車載機の導入は不要で、スマホアプリを使って運用します。200円で電話やZOOM相談、運用コンサルへの相談、設定代行などが利用できるサポートプランに加入できます。

交通違反防止機能

AI-Contactモバイルは、ドライバーの交通違反防止機能が充実している点が特徴です。運行管理・動態管理・車両管理といった基本機能のほかに、交通事故違反時のアナウンス機能があり、走行ごとの違反状況も細かく記録されます。

スマホで使える交通安全システム

AI-Contact Nowは、スマホで使える交通安全システムです。ドライバーが危険な動きをしたときは逐一アナウンスし、交通事故や違反ゼロを目指します。

損害が削減できれば、自動車保険料の負担が減らせるため、コストを削減できるでしょう。

こんな企業におすすめ

• 導入コストをあまりかけずにシステムを導入したい
• ドライバーの交通違反や交通事故を減らしたい

運営会社	ジェネクスト株式会社
サービスサイトURL	https://ai-contact.jp/

次世代AIが強み！　GO株式会社「ドライブチャート」

サービス名	ドライブチャート
料金	購入プラン：要問い合わせレンタルプラン：要問い合わせ
おもな機能	・危険運転を検知・映像で保存 ・日報・月報を自動で作成 ・ライブマップ機能 ・危険運転数を管理者とドライバーにメール送信

出典：DRIVE CHART 「安全運転をあたりまえの習慣に」. https://drive-chart.com/

,（2024/09/27).

事故防止を支援

AIが常に運転を解析し、脇見運転や一時不停止などのリスク行動があれば検知してドライバーに知らせるので、事故の防止につながります。さらに、記録された映像をもとに、専門チームが事故防止を支援します。

毎週届くサマリーメール

ドライバーの運転のクセを可視化してレポートとして表示するので、いつでもチェックできます。

また、1週間の運転評価をまとめたサマリーメールが毎週届くのも特徴です。自分の運転を振り返る機会が毎週訪れることで、ドライバーの安全に対する意識向上につながります。

運用コンサルサポート

導入したシステムを最大限に活かすためには、企業の状況に合わせた設計や運用、定期的な改善が不可欠です。DRIVE CHARTでは運用コンサルサポートを実施し、効果的に活用できるよう支援しています。

こんな企業におすすめ

• 交通事故の予防に力を入れたい
• 交通違反や事故を減らしたい
• システム導入後もサポートがほしい

運営会社	GO株式会社
サービスサイトURL	https://drive-chart.com/

車両管理システムの種類や選び方

車両管理システムはたくさん存在し、特徴はさまざまです。デバイスの形ひとつとっても、OBD-Ⅱポート型やシガーソケット型、アプリ型などいろいろな種類が存在します。

システムを選ぶ際は、スムーズに導入できるタイプを選ぶことが大切です。ここでは、車載デバイスの種類ごとの特徴や選び方について解説します。

OBD-Ⅱポート型

SIMカードを装填し、車内のOBD-Ⅱポートに挿しこんで使います。通常、取付工事は不要です。

OBDは、もともと車に設置されている自己診断システムのこと。メーカーによって規格がバラバラでしたが、OBD-Ⅱになってほぼ統一されました。車両管理システム用のOBD-Ⅱポート型デバイスも、一般的な国産ガソリン車であればほぼ使えます。

ただし、記載のある車両以外への接続は推奨されていないこともあり、さまざまな車種を保有している場合はあまり適していません。

ドライバーから見えない位置にポートがあるため、デバイスを設置しても監視されていると感じにくい点がメリットです。

デジタルタコグラフ搭載型

デジタコは、メモリーカードに運行情報を記録できる機器のことです。大型・中型の事業用トラックや大都市部を走る法人タクシー、ハイヤー、バスなどは設置が義務付けられています。

デジタコ搭載型は、走行中の速度や時間、距離、位置情報や走行記録などをリアルタイムで取得し、記録できます。ただし、デバイスそのものが高額で、取付工事が必要な点がネック。デジタコの設置が義務付けられている車両を所有している場合は検討するとよいでしょう。

アプリ型

スマホやタブレットに入れ、乗車時にアプリを起動して使用します。所有する車両台数分のデバイスを別途用意したり取り付けたりする必要がなく、スムーズに導入できるのが大きなメリットです。手間も価格も抑えられます。

ただし、端末が充電切れを起したり誤操作でGPSを切ったりするとシステムが稼働しません。よく注意するよう、ドライバーに事前に説明する必要があります。

ドライブレコーダー型

ドライブレコーダーに動態管理や走行記録などの機能がついたタイプです。映像はクラウドを通してリアルタイムで共有されるため、管理者はドライバーや車両の状態を逐一正確に把握できます。

事故の発生時も、デバイスで録画した映像を状況確認や証拠として利用可能です。録画映像は、内容によってはドライバー達におこなう安全指導教習で使うこともできるでしょう。実際に起こりえる状況を踏まえた指導が可能です。

急発進・急ブレーキ、脇見、居眠りなどの危険運転やあおり運転時には、自動で検知して警告する機能が搭載されていることも多いです。

シガーソケット型

車内に搭載されたシガーソケット（アクセサリーソケット）に挿すだけで使えるタイプです。シガーソケットは車内で使う電気製品の電源として設置されている設備で、車載デバイスを取りつける際も配線工事などは要りません。

直接挿し込む部分がついている小型のデバイスと、コードを挿しこんで本体は車内に置く大型のデバイスの2種類があります。

大型タイプの場合は、車内に設置する空間が必要です。車内の状況などを考慮して選びましょう。

車両管理システムで利用できる機能一覧

運営会社やデバイスによって多少は異なりますが、車両管理システムで利用できる機能には以下のようなものがあります。

機能	機能詳細
位置情報の取得	すべての登録車両の位置を表示
走行記録の取得	実際の走行ルートを自動で記録
到着予定時刻の予想	目的地に着く時刻を予想
危険運転アラート通知	居眠り、脇見、急発進といった危険運転を検知・警告
ヒヤリハットマップ	事故を起こしやすい場所を地図上にマーク
運転傾向分析	運転技術や危険運転の頻度などをドライバーごとに分析
運転成績・ランキング表	安全運転・エコドライブの傾向を点数化して運転成績を表示、ランキング作成
車両稼働管理	社用車の稼働状況を一覧表示
日報自動作成	取得したデータをもとに日報や月報を自動で作成

車両管理システム導入のメリット

車両管理システムの導入は、管理者・ドライバーの双方にさまざまなメリットをもたらします。

ここでは、システム導入で得られるおもなメリットを5つ紹介します。

事故防止に役立つ

車両管理システムは事故防止役立ちます。以下のような、危険運転を防止するさまざまな機能が搭載されているためです。

• 危険運転を自動で検知し、ドライバーに警告
• 管理者に危険運転があったことを通知
• ドライバーごとの運転傾向を分析し、結果を管理者やドライバーに通知

管理者はドライバーごとの運転傾向を踏まえた安全運転指導が可能です。ドライバーも、自分の運転を振り返り改善に努められます。また、交差点やカーブなど危険運転が起こりやすい場所がマッピングできるため、意識して運転することで事故の防止につながります。

コスト削減につながる

コスト削減につなげられる点も大きなメリットです。車両管理システムを導入すると、車両やドライバーの稼働状況が把握でき、余剰や不足がチェックできます。余剰車両を削減すれば、コストカットが可能です。

安全運転やエコドライブの評価・ランキング機能などにより、ドライバーの意識が向上すれば燃費も改善するでしょう。

また、日報が自動で作成されるので、帰社後に手入力する必要がなく、残業代の削減にもつながります。

効率の良い配送・配車計画が実現

車両管理システムのなかには、道路状況を考慮して目的までの最適ルートを提案する機能を搭載しているものがあります。ルート最適化機能を活用すれば、実際の道路状況に即したルートが選択でき、最短で目的への到着が可能です。

状況に即して無理のないルートで運行できるため、業務効率がアップします。

また、車両やドライバーの稼働状況が確認できてバランスよく仕事を割り振れるようになるため、特定の人員に業務が偏ることも防げるでしょう。

従業員の働きやすさが向上

従業員の働きやすさが向上する点も、車両管理システムを導入するメリットの一つです。

管理者や事務員は動態管理や車両管理がスムーズにできるようになり、負担が減ります。ドライバーは最適なルートで運行ができるため、予定通りに帰社できる日が増えるでしょう。

システムの導入前は帰社後に作成していた日報も、自動で作成されるため内容を確認するだけでよく、時間がかかりません。

残業が減り、従業員はワークライフバランスの取れた働き方が可能になります。働きやすい環境であれば、定着率も向上するでしょう。

従業員が安心感を得られる

車両管理システムは、管理者が社用車を効率よく管理するためだけに導入するものではありません。危険運転の検知やヒヤリハットマップの作成など、ドライバーの安全運転を支援する機能も多く、ドライバーの安全を守る面でも役に立ちます。

導入にあたっては、この点を十分に説明することが必要です。ドライバーたちは安心して業務に従事できるようになるでしょう。

事前に十分に説明しないまま導入すると、ドライバーが監視されていると感じる可能性があるため、注意してください。

車両管理システムの選び方と比較ポイント

いざ車両管理システムを導入しようと思っても、どのサービスがよいか判断できず迷っている管理者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、各サービスを比較するポイントを紹介します。ポイントごとに比べて検討し、自社にぴったりのサービスを選びましょう。

位置情報の取得頻度

車両管理システムの基本機能の1つに、車の動きや位置情報をリアルタイムで取得する動態管理機能があります。GPSや通信システムを使って車両を追跡し、管理者の画面に表示されます。

ただし、車両情報を取得する頻度は、5秒間隔のものもあれば10分間隔のものもあり、さまざまです。常に位置を把握する必要がある場合は、高頻度で情報を取得するシステムを選びましょう。

高頻度のものは、災害が起きた際などに全ドライバーの位置をすぐに把握できるメリットもあります。

安全運転管理のレベル

危険運転防止の機能の充実度は、システムによって違いがあります。「ドライバーの安全意識を高めたい」「事故が増えているので効果的な指導がしたい」といった場合は、安全運転支援機能が充実したシステムを選びましょう。

システムの中には「危険運転が発生したら警告してクラウドにアップデートする」「管理者に動画とともに通知される」などの機能が備わっているものもあります。ヒヤリハットや事故の動画があれば、あとで原因を分析して効果的な対策を講じることもできるでしょう。

運転分析機能の項目

車両管理システムのなかには、ドライバーごとに運転技術や運転内容を分析・評価する機能が備わったものが数多くあります。ただし、分析項目や機能の内容はサービスによってさまざまです。

危険運転の検知時にアラートがなるだけのシステムもあれば、ドライバーごとの運転評価レポートが管理者と本人に届くシステムもあります。安全運転教育や事故防止に力を入れたいのであれば、ドライバーごとの運転の傾向を分析し、自動でレポートが作成されるシステムを選びましょう。

ルート作成機能の有無

配車業務が負担な企業では、最適なルートを自動で作成する機能が搭載されている車両管理システムを選ぶとよいでしょう。

ルート最適化機能があるシステムなら、車両の位置と道路状況を踏まえて訪問先を効率よく回るベストなルートを提案してくれます。ベテランの勘や経験に頼らずとも、システムの活用で誰でも最適なルートの作成ができるようになり、属人化が防げます。

効率よく回れるようになるので、ドライバー不足の解消にも役立つでしょう。

ドライバーとの連絡方法

頻繁に運行中のドライバーに指示を出したり確認を取ったりする必要がある企業では「連絡の取りやすさ」も重要なポイントの1つです。

メッセージ機能のないシステムの場合、管理画面で車両の位置を確認する・電話をかけるといった2段階の手間がかかります。管理画面で確認してそのままスマホなどにメッセージを送信できるシステムであれば、スムーズに連絡ができて便利です。

なかにはスマートウォッチでメッセージを受信でき、音声で返信できるシステムもあります。

料金システム

車両管理システムの利用システムは、サービスによって異なります。購入プランとレンタル・リースプランがあり、月額料金もさまざまです。

• 購入プラン：導入時に車載デバイスの費用がかかるが、減価償却可能。一般に、月額料金は1台あたり1,000～3,000円かかる。
• レンタルプラン：初期費用は無料か低額で導入費用を抑えられる。月額料金はサービス内容によって異なる。

無料のトライアル期間がある場合は、まず試してみるのがおすすめです。

まとめ

車両管理システムは、車両管理や動態管理を効率よくおこなえ、ドライバーの安全管理もできるシステムです。導入すると、車両の位置確認やルートの作成、日報作成といった業務の効率が大幅にアップします。従業員が働きやすくなるので、定着率の向上も見込めるでしょう。

デバイスの種類や料金体系、利用できる機能はサービスによって異なります。自社にあったシステムを選ぶために、まずはどのような機能が必要か、予算はどの程度出せるかを明確にしましょう。

そのうえで、少なくとも3社程度は資料を請求し、じっくり比較検討することが大切です。無料のトライアル期間やデモ体験を設けているところもあるので、積極的に試してみるとよいでしょう。