BtoBサービス、SaaS、IT製品を徹底比較!企業のDX推進、課題を解決!

SFA JOURNAL by ネクストSFA/CRM

転職サイトの悪い口コミへの対策方法は? 採用への影響・削除基準・Webサイト別の対応を解説

転職会議やOpenWorkなどに自社の悪い口コミが掲載され、応募の減少や選考・内定辞退への影響を心配している人事・採用担当者もいるのではないでしょうか。削除を申請できるのか、どこまで自社で対応すべきか、判断に迷うこともあるでしょう。

企業にとって不都合な口コミでも、削除が認められるとは限りません。削除申請だけでなく、返信や採用情報の発信、職場環境の改善を通じて、求職者の不安を減らすことも大切です。

本記事では、悪い口コミが採用に与える影響や削除の判断基準、主要Webサイトごとの対応方法を解説します。自社での対応が難しい場合の相談先と選び方も紹介するので、状況に合った対策を検討する際にお役立てください。

【比較】おすすめの風評被害対策サービス

scroll →

会社名 特長 費用 主なサービス
株式会社クラッド 株式会社クラッド 公式サイト
  • 課題に合わせた柔軟な監視体制を提案
  • AIツール×リスク専門スタッフによる独自のSNS監視体制で炎上予防!
  • 追加料金なしで、炎上発生時の分析・助言・レポート作成・鎮静化まで徹底サポート
  • 風評被害の炎上リスクに対して、最大300万円の費用補償ができる保険を標準装備
AI-mining:17.5万円~
有人監視代行:10万円~
炎上アラート:5.5万円~
※すべて月額費用
※詳細は要お問い合わせ
SNS監視ツール
有人監視代行サービス
なりすましアカウント監視・被害サービス
SNSリスク規定類策定
SNSリスク研修プログラム
公式アカウント投稿事前チェック
逆SEO対策

<提供先>
法人企業 / 医療施設 / 学校法人 / 地方自治体 / 政治家 / 芸能人
株式会社エフェクチュアル 株式会社エフェクチュアル 公式サイト
  • 対策実績は累計20,000件以上。専門スタッフによる目視検知から、リスク分析・コンサルティング・再発防止まで幅広く対応
  • 初期費用0円、月額定額制で無理なく導入可能! 年間コストを最大72%削減した事例も
  • X(旧Twitter)・Instagram・TikTok・YouTube・LINE・楽天・Amazonなど、主要メディアに対応したサジェスト・検索対策を実施
  • 最短で翌日から対策開始可能。現在進行中の炎上や誹謗中傷にも迅速に対応
  • >サービスの詳細について知る
要お問い合わせ ネガティブサイト対策
ネガティブキーワード対策
リスク検知ツール

<主な提供先>
法人企業/インフルエンサー/政治家/スポーツ選手/アーティスト/芸能人/著名人
株式会社アクシアカンパニー 株式会社アクシアカンパニー 公式サイト
  • 逆SEOの成功率は国内トップレベルの85%! 最短即日で着手可能、最短30日で検索結果1ページ目から悪質サイトを除外可能
  • 初期費用は0円! SEO専門会社グループだからこそ弁護士に削除が難しいといわれたWebサイト対策もできる
  • PR効果もあり! 強力な自社メディア×大手メディアを活用して良質なWebサイトの順位を上げられる
  • スピーディなサジェスト対策も可能! Googleは最短約1カ月~、Yahoo!は最短約3日で非表示化に成功した実績あり
  • >サービスの詳細について知る
個人名の対策:5万円~(月額)
法人名の対策:10万円~(月額)
サービス名の対策:12万円~(月額)
※詳細は要お問い合わせ
WEB風評対策
逆SEO対策
サジェスト対策
監視ツール
PRメディア戦略
メディア掲載サービス

<主な提供先>
法人企業/著名人/個人
株式会社BLITZ Marketing 株式会社BLITZ Marketing 公式サイト
  • 創業10年以上、1,000社以上の風評被害・誹謗中傷対策の豊富な実績
  • 改善率99%を誇る高い施策成功率、利用満足度98.6%
  • 初期費用0円で最短即日着手可能
  • 10個以上の誹謗中傷対策専用メディアによる対策やネットのAI監視が可能
  • >サービスの詳細について知る
要お問い合わせ 逆SEO
サジェスト対策
口コミ、掲示板対策
関連キーワード対策

<主な提供先>
法人企業/インフルエンサー/芸能人/著名人
株式会社アールエーネクスト 株式会社アールエーネクスト 公式サイト
  • ブログ関係の非表示実績約1,000件、2ちゃんねる(ミラー含む)削除実績1,500記事
  • Yahoo!サジェストやGoogle サジェストにおいて95%超の非表示成功実績あり
  • 初期費用無料! 監視ツールや削除依頼コンサルティングなどの併用も可能
  • >サービスの詳細について知る
要お問い合わせ 逆SEO対策
サジェストクリーニング
ネガティブサイト対策

<提供先>
法人企業/インフルエンサー/政治家/スポーツ選手/アーティスト/芸能人/著名人/個人
株式会社ブランドクラウド 株式会社ブランドクラウド 公式サイト
  • 米国発のORM手法を用いて世界基準の風評被害対策を実現
  • PR TIMESやAmebaなどの第三者メディアと連携し、ポジティブなコンテンツを拡散
  • 独自のノウハウにより対策成功率94%! 提案内容満足度など、3つの顧客満足度項目で高い評価を獲得
  • ※調査概要:誹謗中傷対策コンサルティング10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
    提供元:ゼネラルリサーチ
  • >サービスの詳細について知る
要お問い合わせ 風評被害クラウド
ブランドリフティング

<主な提供先>
法人企業/医療施設/学校法人/インフルエンサー/政治家/スポーツ選手/アーティスト/芸能人/著名人
株式会社DYM 株式会社DYM 公式サイト
  • 相談着手金0円! 最短1営業日で日本全国どこでも風評被害をスピード解決
  • 逆SEOからYahoo!知恵袋、5ch対策まで幅広く対応! 24時間365日の風評監視サービスも提供
  • 製造業や小売業、医療など全業種に対応! 簡単30秒入力で無料相談・見積もりを実施
  • >サービスの詳細について知る
要お問い合わせ 逆SEO
サジェスト対策
評判・口コミ監視

<主な提供先>
法人企業
株式会社ライフデザイン
  • 完全成果報酬
  • SNSや口コミの常時監視が可能
要お問い合わせ 逆SEO
キーワード対策
インターネット監視
株式会社エルプランニング
  • 監視・分析に特化した風評被害対策
  • 専門コンサルタントによるSNSリスクリテラシー研修も対応
要お問い合わせ 風評被害対策
炎上監視ツール
エクスファクション株式会社
  • Yahoo!サジェスト・Bingサジェストは非表示率99.9%
  • 初期費用・相談料が無料、成果プランあり
要お問い合わせ サジェスト対策
株式会社ジールコミュニケーションズ
  • 伴走支援型のサポートが充実している
  • 累計4,200社以上の取引実績
要お問い合わせ 逆SEOサジェスト対策
Webモニタリング
SNS研修
SNSルール策定
株式会社SORIX
  • 下層ワードのサジェスト対策も可能
  • 関連キーワードは成果報酬型
要お問い合わせ サジェスト対策
株式会社ロードマップ
  • 検索エンジンから高評価を得やすいノウハウを持っている
  • 弁護士との連携が可能
要お問い合わせ 逆SEO
サジェスト対策
Webモニタリング
アディッシュ株式会社
  • SNSや動画、コメント、口コミなどの常時監視が可能
  • 監視基準の設計から運用改善まで支援してもらえる
ソーシャルリスニング:初月10万円〜/月額5万円〜
SNS監視:初月10万円〜/月額8万円〜
リアルタイム配信動画コメント監視:単発10万円〜
ソーシャルリスクモニタリング
オウンドリスクモニタリング
サービス支援・代行
有限会社アスプロ
  • 成果報酬型
  • 弁護士と連携した対応が可能
要お問い合わせ 逆SEO
サジェスト対策
サイト監視
書き込み者特定
株式会社プロモスト
  • サジェスト対策や関連キーワード対策ができる
  • サジェストチェックツールで常時監視が可能
要お問い合わせ サジェスト対策
関連キーワード対策
ソルナ株式会社
  • 内閣府認証資格をもつスペシャリストが対応
  • 世界レベルのSEO技術を活用
要お問い合わせ Web監視サービス
Web適性化サービス
Web顧問サービス
シエンプレ株式会社
  • 累計取引実績は8,000社超、対策サイトは20万以上! 警視庁への捜査協力実績もあり
  • 実績豊富な専門家がアドバイザーを務める企業のコンサルタントが真摯に対応
  • 高品質な記事を制作! 30以上の自社・提携メディアの中から、業界や目的に応じて適した媒体へ展開
  • 炎上を防止する24時間365日監視の依頼も可能! 予防から対策までのソリューションを提供
要お問い合わせ 風評被害対策・誹謗中傷対策
Webサイト・SNSモニタリング
危機管理体制構築支援
口コミ回答代行
SNS研修
ガイドライン・マニュアル策定
など

<主な提供先>
法人企業/官公庁

転職口コミサイトの悪い口コミが企業に与える影響

求職者は、求人票や公式サイトに加え、従業員・元従業員の口コミも参考にして企業を選びます。悪い口コミによって不安が生じると、応募や入社の判断に影響することがあります。ここでは、採用活動や企業イメージへの主な影響を解説します。

求職者が応募を見送るきっかけになる

求人に興味を持っていても、給与や職場環境に関する悪い口コミを見て、応募を見送る求職者もいます。応募前の段階では企業とのやり取りがないことも多く、採用担当者がその理由を知るのは難しいでしょう。

エン・ジャパンが2023年12月~2024年1月に「エン転職」の利用者4,513名から回答を得た調査では、転職活動中に従業員の口コミを見る人の67%が、口コミの影響で応募をやめた経験があると回答しています(※1)。

このように、求人で自社の魅力を伝えていても、口コミをきっかけに応募候補から外される可能性があります。ただし、応募数は求人条件や募集時期などにも左右されるため、減少の原因がすべて口コミにあるとは限りません。

※参考:エン・ジャパン.「社会人4500人に聞いた「転職活動時のクチコミ閲覧」実態調査」.https://corp.en-japan.com/newsrelease/2024/36037.html ,(参照2026-11-04).

選考辞退・内定辞退につながる

口コミは、応募後の判断にも影響します。求職者が面接前や内定承諾前に口コミを読み、企業から受けた説明との違いを感じると、選考を続けることや入社に不安を抱く場合があります。

前述の調査では、口コミの影響で応募・選考・内定を辞退した人の85%が、不安を感じた内容などを企業に質問していませんでした(※)。

そのため、面接では入社に前向きに見えた候補者でも、不安を伝えないまま辞退する可能性があります。企業側が説明する機会を持てず、選考を通じて採用したいと考えていた人材を迎えられなくなることも、口コミによる影響の一つです。

採用のブランド力や企業イメージが損なわれる

悪い口コミは、個々の応募や辞退だけでなく、求職者が企業に抱く印象にも影響します。職場への不満が目立つと、仕事内容や待遇に魅力を感じていても「安心して働ける会社なのか」と疑問を持たれる可能性があります。

例えば、採用サイトで「働きやすい職場」と紹介している一方、口コミに長時間労働や人間関係への不満が並んでいれば、企業の説明そのものを信用しにくくなることも考えられるでしょう。

その結果、採用活動で伝えてきた強みが十分に評価されず、他社と比較する際に候補として選ばれにくくなるおそれがあります。口コミは、企業が築いてきた「働く場所としての魅力や信頼」にも関わる情報です。

企業が確認しておきたい転職口コミサイトの投稿内容

採用への影響を考えるには、まず自社についてどのような口コミが書かれているかを把握する必要があります。

ここでは、労働条件への不満や人間関係への批判、在籍当時の状況に基づく口コミ、事実と異なる情報など、確認しておきたい投稿内容を整理します。

給与・残業・休日などの労働条件に関する不満

給与や賞与への不満、残業・休日出勤の多さ、人手不足などは、求職者の応募判断に関わる内容です。自社の口コミにこうした指摘があれば、求人票で伝えている条件と実際の働き方に食い違いがないかを確認しましょう。

その際は、部署や職種、雇用形態、勤務時期にも目を向ける必要があります。一部の部署での経験が書かれている場合もあるため、会社全体の状況と分けて捉えることが大切です。

勤怠記録や給与・制度に関する資料と照らし合わせ、事実に沿う指摘なら改善を、誤解があるなら説明を検討します。労働条件への批判というだけで、削除すべき投稿と判断しないようにしましょう。

人間関係・ハラスメント・人事評価への批判

上司や同僚との関係、相談のしにくさ、人事評価への不満も、確認しておきたい内容です。職場の雰囲気や評価の仕組みは求人票だけでは分かりにくいため、求職者が口コミを判断材料にすることがあります。

投稿を読む際は「上司に相談しにくい」といった感想と、実際にあった言動や出来事を分けて確認しましょう。ハラスメントが疑われる内容は、厳しい言葉で書かれていても、誹謗中傷と判断せずに社内で事実関係を確かめることが大切です。

併せて、個人を特定できる情報や侮辱的な表現が含まれていないかも確認してください。投稿の表現に問題があっても、職場で改善すべき課題がないかは別に考える必要があります。

元従業員の在籍当時の状況に基づく口コミ

元従業員の口コミは、投稿日だけでなく、いつ働いていたときの内容なのかも確認しましょう。最近の投稿でも、書かれている制度や職場環境は数年前のものという場合があります。

現在の状況と違っていても、在籍当時の事実であれば、誤った情報とはいえません。例えば「転職会議」では、企業が過去からどのように変わったかも企業文化を知る手がかりになると考え、過去の状況を記した投稿も残す方針を示しています(※)。

元従業員の投稿を客観的に受け止め、指摘された問題が現在も続いているのか、すでに改善されているのかを確認することが大切です。改善済みの場合は、いつ、何を変えたのかを整理し、採用サイトや面接で現在の状況を伝えましょう。

※参考:転職会議.「口コミ・ランキングの信頼性への取り組み」.https://info.jobtalk.jp/policy/rating ,(参照2026-11-04).

事実と異なる情報や個人への誹謗中傷

実際には起きていない出来事を事実として書いた投稿や、噂に基づく内容、特定の個人を侮辱する表現にも注意が必要です。「転職会議」や「エン カイシャの評判」は、実体験に基づく投稿と、個人情報・プライバシーへの配慮を求めています(※)。

確認する際は、「事実と異なる記載」「個人への侮辱」「個人情報の公開」を分けて捉え、どの文章に問題があるのかを整理しましょう。内容が事実であっても、個人のプライバシーに関わる情報が含まれている場合があります。

ただし、企業側の認識と違うだけで虚偽と決めつけず、社内の記録や資料で事実関係を確かめることが大切です。削除を検討する際の判断基準は、次章で詳しく解説します。

※参考:転職会議.「口コミ投稿ガイドライン」.https://info.jobtalk.jp/policy/guideline ,(参照2026-11-04).

※参考:エン カイシャの評判.「口コミ投稿ガイドライン」.https://en-hyouban.com/guideline/ ,(参照2026-11-04).

転職口コミサイトの口コミは削除できる? 削除基準と判断のポイント

口コミの削除は、企業にとって不都合かどうかではなく、投稿ガイドラインへの違反や権利侵害の有無などに基づいて判断されます。

ここでは、削除を検討する際に押さえておきたい4つのポイントを解説します。

悪い口コミという理由だけでは削除されない

転職口コミサイトでは、求職者が企業の実態を知るための情報として、働いた人の率直な意見を掲載しています。企業にとって厳しい評価もその一つです。「転職会議」も、誹謗中傷や個人特定に当たらない限り、厳しい意見をできる限り掲載する方針を示しています(※)。

そのため「評価が低い」「採用に影響しそう」という理由だけでは、削除が認められるとは限りません。削除を検討する際は、口コミのどの部分に問題があり、なぜ規約違反や権利侵害に当たると考えるのかを具体的に整理しましょう。

※参考:転職会議.「口コミ投稿ガイドライン」.https://info.jobtalk.jp/policy/guideline ,(参照2026-11-04).

投稿ガイドラインに違反する口コミは削除対象になり得る

実体験に基づかない噂や事実と異なる記載、個人情報、誹謗中傷などを含む口コミは、投稿ガイドラインに違反する可能性があります。ただし、禁止事項や削除の判断はWebサイトごとに異なるため、対象Webサイトの規定を確認することが先決です。

確認する際は「どの文章が、どの規定に反するのか」を対応させて整理しましょう。事実と異なる内容であれば、説明を裏付ける資料も必要です。違反が疑われる場合でも、申請すれば必ず削除されるわけではありません。

権利侵害が疑われる口コミは法的な観点から削除の可否を確認する

企業や個人の名誉、プライバシーなどを侵害している可能性がある場合は、投稿ガイドラインに加え、法的な観点からも削除の可否を確認します。運営会社への申請で解決しない場合には、裁判所を通じた削除請求が選択肢になることもあります。

ただし、否定的な評価や不満が、直ちに権利侵害になるわけではありません。具体的に何が書かれているか、その内容が事実か、どのような表現が使われているかなどによって判断は変わります。

自社で判断しにくいときは、投稿内容と関連資料を整理して弁護士に相談し、削除を求められる見通しや必要な対応を確認しましょう。

古い情報や主観的な評価というだけでは削除が難しい

削除を検討する際は「現在と違う情報」と「当時から事実に反する情報」を区別しましょう。前述のとおり「転職会議」は過去の状況を記した投稿も残す方針のため、制度を改善したことだけでは削除の根拠になりません(※)。

また「働きにくい」「評価に納得できない」といった感想は、人によって受け止め方が異なります。企業側が同意できないという理由だけで、誤った情報とは判断できません。

こうした口コミには、現在の制度や改善状況を補足し、求職者が実態を理解できるようにする対応も検討しましょう。

※参考:転職会議.「口コミ・ランキングの信頼性への取り組み」.https://info.jobtalk.jp/policy/rating ,(参照2026-11-04).

転職口コミサイトの悪い口コミへの対策方法

悪い口コミを見つけたら、まずは投稿内容を記録し、事実関係を確認しましょう。その上で、削除申請や返信、採用情報の発信、職場環境の改善など、状況に合う対策を進めます。

ここでは、確認から対応、その後の見直しまでの進め方を紹介します。

口コミの内容を記録し、社内で事実関係を確認する

まずは、口コミのURL、投稿日時、本文を記録し、スクリーンショットを保存しましょう。問題のある一文だけでなく、前後の文章も残しておくと、社内で共有したり、専門家に相談したりする際に内容を正確に伝えられます。

次に、人事・労務担当者や関係部署に確認し、勤怠記録や制度に関する資料と照らし合わせます。部署や雇用形態、勤務時期によって実態が異なる場合もあるため、どのような状況について書かれた投稿なのかを確かめてください。

確認した内容は、「事実に沿った指摘」「説明不足などから誤解が生じている内容」「事実と異なる内容」に整理します。削除を検討する箇所と、説明や社内での改善が必要な点を分けておくと、次の対応を決めやすくなります。

掲載状況と採用への影響から、対応の優先順位を決める

複数の口コミがある場合は、内容の深刻さと求職者の目に触れやすさを踏まえて、対応する順番を決めましょう。個人情報が掲載されているなど、早急に対処すべき投稿がないかを確認した上で、掲載されているWebサイトや投稿日時、社名検索での表示状況を整理します。

併せて、応募数の変化や選考・内定辞退の状況、候補者から寄せられた質問も確認してください。例えば、残業に関する口コミが目立ち、面接でも同じ質問が多い場合は、現在の働き方について説明を充実させる必要があると考えられます。

ただし、採用状況には求人条件や選考中の対応なども関わります。口コミだけに原因を求めず、ほかに見直すべき点がないかも確認しましょう。

削除基準に該当する場合は根拠を添えて削除を申請する

削除を申請する際は、対象の口コミのURLと問題のある文章を示し、どのガイドラインに違反するのか、どのような権利侵害が疑われるのかを具体的に説明しましょう。事実と異なる記載については、勤怠記録や制度に関する資料など、誤りを裏づける根拠を用意します。

必要な企業情報や書類、申請方法はWebサイトによって異なります。公式の案内を確認し、指定された窓口から手続きを進めてください。

申請後は、送信した内容や運営側からの回答を記録し、追加の説明や資料を求められた場合に対応します。削除が認められなければ、説明や証拠に不足がないかを見直し、必要に応じて弁護士に相談しましょう。Webサイト別の手続きは、次章で詳しく紹介します。

返信できるWebサイトでは事実や改善状況を冷静に伝える

企業から返信できるWebサイトでは、利用条件を確認した上で、口コミに対する説明を伝えましょう。返信は投稿者だけでなく求職者も読むため、指摘にどう向き合っているかを示す機会になります。

返信には、確認できた事実や現在の対応、改善した点を簡潔にまとめます。誤解がある場合も、相手を責めるのではなく、根拠を示しながら丁寧に説明してください。未確認の内容を断定したり、投稿者や従業員の個人情報を書いたりしないよう注意が必要です。

直接返信できない場合は、自社の採用ページや面接で、口コミを読んだ求職者が不安に感じそうな点を説明しましょう。

採用サイトや面接で現在の職場環境を具体的に説明する

残業や休暇、人事評価など、口コミを読んだ求職者が不安に感じやすい点は、現在の制度と実際の運用を説明しましょう。例えば、残業時間を数値で示す場合は、対象部署や集計期間も添えると、働き方をより正確に伝えられます。求人票の説明と食い違いがないかも確認してください。

情報を伝える場としては、採用サイトのFAQや従業員インタビュー、説明会などを活用できます。すでに改善した問題については、いつ、何を変えたのかを示すと、過去の口コミとの違いが伝わりやすくなります。

面接では、候補者が気になる点を質問できる時間を設けましょう。良い面だけでなく、改善に取り組んでいる課題も説明することで、入社後の働き方を具体的にイメージしてもらうことが大切です。

口コミで指摘された課題を改善し、変化を継続的に確認する

同じ指摘が繰り返される場合は、社内の声とも照らし合わせ、改善が必要な課題を確認しましょう。残業の偏りなら業務分担、評価への不満なら基準や説明方法など、原因に応じた見直しを進めます。

担当部署や進め方を決め、実施した改善は従業員や採用候補者にも伝えられるよう整理してください。情報発信と並行して、職場の実態を改善していくことが重要です。

その後も、新しい口コミや同じ指摘の再発、候補者からの質問・辞退理由を継続して確認します。短期間の評価点の変動だけで成否を判断せず、改善の進み具合と周囲の反応を見ながら、対応や発信内容を見直していきましょう。

【Webサイト別】企業の口コミを削除申請する方法と対応のポイント

口コミの削除を申請する窓口や必要書類は、Webサイトによって異なります。ここでは、転職会議・OpenWork・エン カイシャの評判と、社名検索で求職者の目に触れることもあるGoogleマップについて、申請方法と対応時の注意点を解説します。

転職会議の口コミ削除申請と対応のポイント

転職会議で削除を申請する際は、まず公式の投稿ガイドラインを確認しましょう。企業への厳しい意見も掲載する方針ですが、個人のプライバシーを侵害する内容や、誹謗中傷、実体験に基づかない投稿などは削除対象になり得ます。

申請に向けて、対象の口コミのURL、問題のある文章、削除を求める理由、事実関係を裏づける資料を整理します。具体的な手続きや必要書類は、転職会議の公式ヘルプで案内を確認し、不明な点は運営窓口に問い合わせましょう。

転職会議は、権利者や代理人弁護士からの送信防止措置(口コミ投稿削除)の申請を受け付け、客観的な証拠に基づいて審査しています。例えば、残業代が支払われていないという投稿に対しては、支払実績などが確認材料になります。ただし、申請しても削除が認められるとは限らず、問題のある文章だけが削除される場合もあります。

削除が難しい場合は、採用サイトや面接で現在の制度や改善状況を説明し、求職者の理解を補いましょう。

※参考:転職会議.「口コミ投稿ガイドライン」.https://info.jobtalk.jp/policy/guideline ,(参照2026-11-04).

※参考:転職会議.「口コミ・ランキングの信頼性への取り組み」.https://info.jobtalk.jp/policy/rating ,(参照2026-11-04).

OpenWorkの口コミ削除申請と対応のポイント

OpenWorkでは、投稿時の事実と明らかに異なる内容や、誹謗中傷に当たる表現などについて、権利侵害を理由とする削除申請を受け付けています。企業にとって不都合という理由だけでは対象にならないため、公式案内で判断基準を確認しましょう。

申請では、対象の口コミのURLや問題のある文章、権利侵害の理由などを「侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書」に記載し、PDFにしてメールに添付します。メール本文には、企業名や住所、担当者の氏名・連絡先など、指定された申請者情報を記載してください。

添付書類として、発行後3カ月以内の印鑑登録証明書と登記簿謄本も必須と案内されています。事実と異なる内容を理由に申請する場合は証拠資料を、第三者が代行する場合は実印を押した委任状もそろえ、専用窓口へ送信します。

なお、投稿者本人からのレポートの編集・削除も受け付けていません。企業側の申請で削除が認められない場合は、説明や証拠を見直し、必要に応じて弁護士に相談しましょう。

※参考:OpenWork.「お問合せ 掲載情報の削除依頼」.https://www.openwork.jp/contact5.php ,(参照2026-11-04).

エン カイシャの評判の口コミ削除申請と対応のポイント

エン カイシャの評判では、実体験に基づかない投稿や事実と異なる内容、誹謗中傷などを禁止しています。ただし、否定的な意見も求職者に役立つ情報として扱われるため、企業に不利な内容というだけでは削除が認められるとは限りません。

問題のある口コミを見つけたら、投稿の「報告する」や公式ヘルプの問い合わせフォームから運営へ連絡しましょう。対象の口コミと問題のある文章を示し、どの規定に違反すると考えるのかを具体的に説明します。事実と異なる場合は、説明を裏付ける資料も準備してください。企業側で自由に削除できるわけではなく、運営側が内容を確認して判断します。

削除が認められない場合は、自社の採用ページや面接で、現在の制度や改善状況を説明しましょう。口コミで指摘された内容を社内でも確認し、実際に課題がある場合は改善を進めることが大切です。

※参考:エン カイシャの評判.「口コミ投稿ガイドライン」.https://en-hyouban.com/guideline/ ,(参照2026-11-04).

Googleマップの口コミ削除申請と返信のポイント

Googleマップは転職口コミ専用のサイトではありませんが、社名を検索した求職者が口コミを読むこともあります。削除を申請する際は、評価が低いという理由ではなく、Googleのポリシーに違反する内容があるかを確認しましょう。

申請は、ビジネスプロフィールで対象の口コミを開き、報告理由を選んで送信します。その後の審査状況は、クチコミ管理ツールで確認できます。

また、口コミに返信するには、その企業や店舗の情報を管理する権限があることをGoogleに確認してもらう「オーナー確認」が必要です。返信する際は、確認できた事実や改善状況を丁寧に伝え、個人情報の公開や感情的な反論は避けましょう。削除申請だけでなく、口コミを読む人に企業の対応を説明することも大切です。

削除対象となる口コミの条件や詳しい申請手順は、「Googleの口コミを削除する方法は? 削除条件・申請手順・消えない場合の対応を解説」をご覧ください。

※参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ.「ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する」.https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja ,(参照2026-11-04).

※参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ.「ユーザーからのクチコミを管理する」.https://support.google.com/business/answer/3474050?hl=ja ,(参照2026-11-04).

転職口コミサイトの口コミ対策で避けたい対応

悪い口コミへの対応を急ぐあまり、評価を不正に上げようとしたり、投稿者を責めたりすると、企業への信頼を損なうおそれがあります。ここでは、口コミ対策で避けたい3つの対応を紹介します。

従業員に高評価の投稿を強要したり、口コミを自作したりする

従業員に高評価の投稿を強要したり、企業側が従業員を装って口コミを書いたりする行為は避けましょう。「転職会議」では、評価や印象を不正に操作する投稿に対し、アカウントの停止や口コミの非掲載といった対応を行っています。

また、強要でなくても、従業員への投稿依頼には注意が必要です。「Googleマップ」では、現在・過去の雇用関係など、利益相反に基づく投稿が禁止されています。投稿を依頼する際は、各サイトのルールを確認しましょう。

※参考:転職会議.「口コミ・ランキングの信頼性への取り組み」.https://info.jobtalk.jp/policy/rating ,(参照2026-11-04).

※参考:Google マップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー.「禁止および制限されているコンテンツ」.https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?hl=ja ,(参照2026-11-04).

投稿者に感情的に反論したり、削除を迫ったりする

口コミに感情的な反論をすると、そのやり取りを見た求職者にも不安を与えるおそれがあります。内容を確認せずに全面否定したり、投稿者を責めたりせず、確認できた事実を落ち着いて説明しましょう。

投稿者を推測して追及する、個人情報を公開する、威圧的に削除を迫るといった対応も避けてください。社内で聞き取りを行う際は、投稿者を探すのではなく、指摘された出来事や職場の状況を確認することが大切です。問題のある投稿には、運営窓口への申請や弁護士への相談を通じて対応しましょう。

実態を改善せず、採用情報の見せ方だけを変える

採用ページの表現や見栄えを整えても、口コミで指摘された問題が残っていれば、根本的な解決にはつながりません。入社後に説明と実態の違いが分かれば、企業への不信感を招くおそれもあります。

制度の紹介や従業員インタビューを掲載する際は、その制度が実際に利用されているか、紹介する働き方が現場の実態に合っているかを確認しましょう。採用情報を充実させるとともに、社内の課題を改善し、その変化を発信していくことが大切です。

自社での口コミ対策が難しい場合の相談先と選び方

口コミへの対応を自社だけで進めることが難しい場合は、課題に合った専門家への相談を検討しましょう。権利侵害に関する削除請求は弁護士、口コミの監視や検索結果への対策は専門会社が主な相談先です。それぞれに相談できる内容と、依頼先を選ぶポイントを紹介します。

権利侵害に関する削除請求や法的対応は弁護士に相談する

名誉やプライバシーを侵害するおそれのある投稿については、弁護士への相談を検討しましょう。運営会社への削除申請で解決しなかった場合も、法的に削除を求められるか、次にどのような対応を取れるかを相談できます。

相談する際は、口コミのURLやスクリーンショット、事実を裏づける資料、運営会社とのやり取りを用意すると、状況を伝えやすくなります。

依頼先を選ぶ際は、インターネット上の誹謗中傷や企業の口コミに関する相談実績を確認してください。削除できる可能性だけでなく、対応が難しい理由や必要な証拠についても、具体的に説明してもらえるかが判断のポイントです。

また、契約前には、依頼する手続きの範囲や費用、追加料金が発生する条件、進捗の報告方法を確認しましょう。弁護士に依頼しても削除が保証されるわけではないため、見通しと費用を理解した上で判断することが大切です。

口コミの監視や検索結果を含む風評被害対策は専門会社に相談する

複数のWebサイトの口コミを確認する人手が足りない場合や、社名で検索したときに表示される情報も含めて対策したい場合は、風評被害対策の専門会社が相談先になります。まずは、口コミの監視・分析、検索結果の調査、採用情報の発信など、支援してほしい業務を整理しましょう。

専門会社を選ぶ際は、対象の転職口コミサイトに対応しているか、具体的にどのような対策を行うか、採用に関する課題への支援実績があるかを確認します。検索結果での表示を改善する対策と、口コミそのものを削除する対応は異なるため、何を依頼できるのかを明確にしてください。

費用は、初期費用や月額費用だけでなく、追加料金も含めて比較しましょう。契約期間や解約条件に加え、何をもって成果とするのか、どのような報告をどのくらいの頻度で受けられるのかも確認すると、契約後の認識のずれを防ぎやすくなります。

依頼先の候補を探す際は、以下の風評被害対策サービス比較記事も参考にしてください。

まとめ

転職口コミサイトの投稿は、応募や選考・内定の判断に影響することがあります。ただし、悪い内容というだけで削除されるわけではありません。まずは内容と事実関係を確認し、各Webサイトの基準に沿って対応を選びましょう。

削除申請が必要な投稿には根拠をそろえて対応し、返信や採用情報の発信、職場環境の改善も並行して進めることが大切です。削除の成否だけにとらわれず、求職者の不安を減らす視点を持ちましょう。

自社での対応が難しい場合は、法的な問題は弁護士、監視や情報発信は専門会社へ相談できます。以下の比較記事で支援内容を確認し、自社の課題に合う会社への相談を検討してください。

ページ先頭へ戻る