更新日:2025/07/08
【担当者に聞いた】採用管理システム「クラウドハウス採用」って実際どう? 公式サイトでは分からない魅力に迫る【完全独占記事】


【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
この記事のポイント
- 採用管理システムは情報の一元管理だけではなく、自社で採用サイトを運営して情報発信し、集客力を高められる第三世代に注目!
- 転職市場のホットタイムに面接の日程調整まで完結できる! 日程調整率が30%も改善した機能とは?
- マニュアルを渡して終わりではなく、コミュニケーションを前提としたCSサポートの魅力!
採用管理システムとは、応募者情報や日程調整、選考進捗を一元管理するツールです。「採用フローの途中で辞退する人が多い」「業務時間の大半が連絡や日程調整で終わってしまう」といったお悩みを持つ人事担当者の方は、採用管理システムの導入がおすすめです。
しかし、一口に採用管理システムといっても、特長や機能、費用、サポート体制はツールによって異なります。自社の課題や採用フロー、譲れないポイントを満たせるのかどうかを、事前にしっかりと確認することが重要です。

そこで本記事では、SFA JOURNAL編集部が採用管理システムの開発・提供元である株式会社Techouseの担当者を直撃取材! 「クラウドハウス採用」の魅力について、しっかり教えてもらいました。システムの導入を検討している方はぜひ参考にしてください!
<今回お話をお伺いした方>
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株式会社Techouse クラウドサービス事業部 フィールドセールス
大江 暁生さん
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大学卒業後、Techouseへ入社。大手企業への採用管理システム営業に従事。『クラウドハウス採用』のフィールドセールスとして大手企業の採用管理システム導入プロジェクトに参画。
これまで数百名〜数万名規模の企業の『クラウドハウス採用』導入を支援し、現在は支援経験を通じて、更なる業務プロセス分析から導入後の改善支援まで幅広く担当している。
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株式会社Techouse クラウドサービス事業部 チームリーダー
西尾 誠司さん
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繊維製品メーカーを経て、Techouseにカスタマーサクセスとして参画。エンタープライズ企業を中心に数十社の採用管理システム導入・運用を支援し、顧客の採用プロセス改善から成果創出まで伴走型で継続的にサポート。
現在はチームリーダーとして事業運営と品質向上に従事しながら、異業界からの転身経験を活かし、多様な業界の企業が抱える採用課題の根本解決に取り組んでいる。
この記事の目次はこちら
クラウドハウス採用の概要
クラウドハウス採用は、採用サイト制作(表面)から応募管理(裏面)までクラウドで一括運用できるシステムです。
株式会社Techouseはもともと求人サイト・ジョブハウスを運営しており、クラウドハウス採用は取引先からの「複雑な採用フローにもっと対応できるサービスが欲しい」という声から生まれました。工場・製造業といったブルーカラーの業界が求める機能を搭載したところ、ホワイトカラーの企業からも高い評価を得て、今では製造・卸売や小売、飲食、IT、物流、医療、冠婚葬祭など幅広い業界・業種での導入実績があります。
リリース当初は採用管理の機能のみを搭載して販売していましたが、採用に力を入れている企業であればあるほど「ブランドイメージを損なってはならない」という意見が多く、2022年に採用管理システムに加えてサイト制作にも注力できる今のサービス体制になりました。
採用業務のフローを一元化して工数を最大90%削減できる
24時間365日いつでも面接日程を自動で調整する機能で採用担当者の負担を軽減
集客や企業ブランディングから応募者管理まで伴走支援します
クラウドハウス採用の強み・特長

クラウドハウス採用の他にはない魅力について、フィールドセールス担当の大江さんとカスタマーサクセス担当の西尾さんに伺いました! インタビューから分かったクラウドハウス採用の強みや特長は以下の通りです。
- 採用管理システムのサービスの一環で、採用サイト制作を行える
- 現場に即した細かい閲覧・編集権限設定ができる
- 初めての導入にぴったり! Excelライクな管理画面
- 柔軟に応募情報を分析できる
それぞれについて、詳しくご紹介します。
採用管理システムのサービスの一環で、採用サイト制作を行える

先述した通り、クラウドハウス採用は採用管理システムのサービスの一環で、採用サイト制作も行っています。採用サイトをしっかりと作り込むことで、どのページに求職者が流入しても会社の魅力をしっかりと伝えることが可能です。
採用サイトを作る際は、企業が押したい強みや求職者にどう見せたいかといったポイントを丁寧にヒアリングし、実現したいものを一つずつ棚卸しした上で構成や内容を決定します。ペルソナの設定からサイト構築までしっかりと伴走支援し、Web制作会社が作る採用サイトと遜色ないクオリティのページを提供できます。
株式会社Techouseではクラウドハウス採用を、応募者を管理するだけのシステムではない、簡易的な採用ページが付いた採用管理システムでもない、中長期的な採用ブランディングができる機能を備えた「第三世代の採用システム」と位置付けています。
「例えばサカイ引越センター様の採用サイトでは、トップ画像にスーツを着た男性の写真を載せています。引越し業界というと肉体労働のイメージがあるのですが、会社のイメージを変えたいという要望があり取り入れています。また、コーポレートカラーの黄色をあえて使わず、ブルーを基調としているのも、求職者に良いいイメージを持ってもらいたいという意図があります。」
現場に即した細かい閲覧・編集権限設定ができる
クラウドハウス採用を導入している企業には、各支店に工場がある企業や全国に何十何百店舗も展開している飲食店などがあります。本部で応募者の情報を一元管理すると、同じ企業でありながら、他の支店・店舗には求職者の情報を見せたくないといった声が上がります。ホワイトカラーの企業でも、部署単位で応募者の閲覧権限を区切りたい要望は多いです。クラウドハウス採用では、一アカウントごとに閲覧・編集の権限を割り振ることが可能です。そのため、先述したような細かい権限設定の要望にも柔軟に対応できます。
「実際に人事担当者にデモを触ってもらいましたが、個人情報の観点からも権限設定の柔軟性はかなり重要視していました。面接官をする人にしか応募者の情報を見せたくないとも言っていたので、この機能はうれしいですね。」
「ありがとうございます。クラウドハウス採用であれば、部長や社長は閲覧権限のみ、課長には操作権限も付与するなどとさらに細かく設定できますので、採用フローに即したカスタマイズの柔軟性や優位性は高い と思います。」
初めての導入にぴったり! Excelライクな管理画面

クラウドハウス採用の管理画面は、Excelのような見た目と操作性が特長です。そのため、初めて採用管理システムを導入する企業であっても抵抗感なく使えます。また応募者情報も高さをExcel風に低く表示することで、一画面で見られる人数を多くしています。ステータスや職種などでフィルターをかけることもできるので、見たい情報だけを直感的に表示することが可能です。
「Excelに慣れている人からすると、この形が最も直感的に使える形なのかもしれないですね。」
「はい、実際そうおっしゃっていただく人事の方は多いです。肌感ですが、クラウドハウス採用はシステム導入が初めての企業様が7~8割を占めていて、システムの乗り換えよりも多い印象です。」
柔軟に応募情報を分析できる

多くの採用管理システムは管理画面の中で応募者の分析ができます。しかしクラウドハウス採用は、あえて分析機能を搭載していません。分析機能を付けてしまうとかえって型にはまったものしか提供できないため、企業によってニーズの異なる分析内容や粒度に対応しきれなくなってしまうからです。
そのため株式会社Techouseでは、CSサポートの一環でスプレッドシートの分析ツールを提供しています。応募情報はリフレッシュボタンをクリックするだけでスピーディに自動出力できるので、リアルタイムの数値分析を行えます。例えば、歩留まりであれば媒体ごと・職種ごと・拠点ごとといった細かい分析が可能です。応募情報として出力できるものは全て分析できるので「こういう悩みがある」「こんな分析もできる?」とCSに相談すれば、すぐに分析用の関数を組んで共有してもらえます。
スプレッドシートを使った方法にすることで、追加開発などの費用をかけずに要望に応じて分析ができるというメリットもあります。
採用業務のフローを一元化して工数を最大90%削減できる
24時間365日いつでも面接日程を自動で調整する機能で採用担当者の負担を軽減
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クラウドハウス採用の機能・活用方法
ここからは、クラウドハウス採用独自の機能や採用活動での活用方法をご紹介します。
さまざまな使い方ができる説明会管理

クラウドハウス採用は、採用サイト制作で求職者の流入増加に寄与しつつ、適切な形で応募へ促せるような機能を有しています。その一つが「説明会管理機能」です。管理画面からインターンシップや新卒向けの説明会予約画面を作成し、採用サイトで公開できます。日時や場所、人数があらかじめ決まっているものに転用できるので、説明会のエントリー画面以外の使い方をしている企業もいます。
例えば、株式会社スバルは説明会管理機能を使って、期間従業員の面接予約フォームを制作しています。そのため当該の求人を媒体に出しておらず、募集要項だけを掲示して全国で面接を行うというスタイルを取っています。
「説明会管理機能は、求人とは別に窓口として使っていただけるので、応募前のお仕事相談会に活用している企業もあります。求人ではなかなかそういった募集がかけられないので、上手く使い分けていただくとより採用活動の幅も広がると思います。」
採用担当だけで小まめなサイト更新ができる記事機能

クラウドハウス採用の記事機能を使えば、文言や写真をフォームに沿って入れるだけで、Web制作会社に依頼したような見栄えの良いページを簡単に作ることができます。公開・非公開の変更もボタン一つで設定が可能です。この機能があれば、社員インタビューや会社の取り組みといった求職者が求める情報をスピーディに発信できるでしょう。制作会社を介さずに採用管理システム内で作業が完結するので、費用をかけずに好きなタイミングで記事を公開できます。
記事ページの構成は、初期段階である程度のルール決めを行いますが、デザインや写真の挿入位置の変更をすることも可能です。CSに相談すれば、専任のデザインチームが即日〜2営業日程度で対応します。
「導入いただいた人事の方には『採用サイトや求人は更新し続けることで生かせるし、高い集客力につながる』とお伝えしてます。更新がストップしてしまうと、Googleからの評価が下がり求職者へ情報が適切に届きにくくなるからです。」
「記事の作成や公開にある程度のリソースはかかってしまいますが、クラウドハウス採用なら他の部分で業務の効率化を図れるので、負担なく更新作業に注力できます。」
業務効率を90%カットした実績のある日程調整機能
クラウドハウス採用は、求職者からの応募に対して日程調整のURLを自動で送信できます。
求職者が求人応募をするホットタイムは勤務終了してから夜眠るまでの間と言われています。人事が全ての対応をする場合、翌日の営業時間に応募を確認してから日程調整の連絡をしますが、応募者の熱が冷めてしまっているケースもあり、電話に出ない・メールの返信がないといったことが起こり得ます。その点クラウドハウス採用なら、応募があった時点で自動返信で日程の調整までこぎつけられるので、特に書類選考がないアルバイト採用で重宝されるケースが多いです。
日程調整の方法は、応募者から候補日を提出してもらう「候補日回収型」と、人事が提示した候補日の中から応募者に選んでもらう「候補日提出型」の2つがあります。
候補日回収型

候補日回収型は、面接官のアサインや会議室の場所取りが必要な採用フローの企業に適しています。社内の調整が完了すれば面接の日時を決められるので、日程調整が簡単に終わります。
候補日提出型

候補日提出型は、面接官や日時、場所がある程度固定されている採用フローの企業に適しています。例えば飲食店の店長が面接をするなど、出勤の日かつ夜営業が始まる前の休憩時間、場所は店舗などと限られた条件の場合は、応募者が希望する日時を選んだ方がスピーディに日程調整できます。
「この機能は業務の大幅な効率化はもちろん、日程調整率の向上にも効果的です。そもそもこの機能は、ある企業様から「日程調整をもっとスムーズにして面接に進む人を増やしたい」という要望をいただいたことがきっかけで開発されました。今では、多くの企業様に費用対効果を実感していただける機能の一つに成長しています。」
採用業務のフローを一元化して工数を最大90%削減できる
24時間365日いつでも面接日程を自動で調整する機能で採用担当者の負担を軽減
集客や企業ブランディングから応募者管理まで伴走支援します
クラウドハウス採用の費用・料金
クラウドハウス採用の利用料は、提供するサービスの深さや人事担当者のアカウント数、利用する機能の3軸をベースにディスカッションを行った上で提示されます。特に初期費用については、採用サイト制作の有無も重要なポイントです。また月額の最低利用料は3万円~です。
クラウドハウス採用を中心に採用活動を仕組み化することで、求人媒体に掲載しなくても応募数をアップできた好例もあるので、活用方法によっては採用費の一部削減も見込めるでしょう。
「費用については、これまでの導入例や同業の他企業の例を踏まえてご案内します。とはいえ、まずは採用サイトのイメージや採用を通して実現したいことを教えていただき、擦り合わせをしながら費用の部分も踏まえて形にしていきたいと考えています。」
クラウドハウス採用のCS体制
クラウドハウス採用は受注後の構築から運用まで、専任のカスタマーサクセス担当が付きます。同じ担当者が支援するので「毎回人が変わるので、自社の構造の話を一からするのが大変」「以前の担当者はできたのに、新しい人だとできないといった認識のずれがある」といったリスクを低減できます。
また先述した通り、情報の分析や採用サイトの修正、機能についての質問等の対応は月額利用料の中でサポートを受けることが可能です。月次の振り返りや人事課題の分析提案などの定例会を行う場合は、内容によって別途費用がかかるケースもあるので、どのようなサポートを求めているかも導入時にしっかりと伝えるのが良いでしょう。
「弊社はマニュアルを渡して『読んで勉強してください』といったサポート体制ではなく、対面(オンライン含む)でコミュニケーションを取りながら伴走支援します。初期費用や月額の利用料を頂戴している分、お客様にとって使いやすい形での提供には自信を持っています。」
クラウドハウス採用の導入実績
ここではクラウドハウス採用を導入した企業の成功事例や実績をいくつかご紹介します。
日程調整率が大幅に改善した事例
業界・業種 | 飲食店 |
企業規模 | 全国200店舗を運営、従業員数3,000名程度 |
人事課題 | ・日程調整率が上がらない ・面接に進む人数を増やせない |
導入して得られた効果 | システムを導入後、日程調整率が50%から70%にアップ。現在は80%台をキープしている |
採用サイトを作成し、応募数が改善した事例
業界・業種 | メーカー |
企業規模 | 従業員数500名程度 |
人事課題 | ・採用サイトが無く、自社の魅力を求職者に伝えられていない ・採用サイト経由での応募を獲得していきたい |
導入して得られた効果 | システムを導入後2~3カ月で、応募数が20~30名/月に増加(導入前は1~3名/月程度) |
国内拠点の採用工数を削減、本部主導での管理を実現した事例
業界・業種 | 専門商社 |
企業規模 | 従業員数1.9万人、国内合計60拠点 |
人事課題 | ・各拠点で採用工数が増加傾向にある ・各拠点が採用活動を独自で行っていることで、採用予算を適切に利用されているかを本部が追えていない |
導入して得られた効果 | ・各拠点での採用工数の削減(ノンコア業務にかける時間が708~0%カット) ・採用分析機能の活用により、本部主導の採用活動改善が可能な体制を実現 |
採用業務のフローを一元化して工数を最大90%削減できる
24時間365日いつでも面接日程を自動で調整する機能で採用担当者の負担を軽減
集客や企業ブランディングから応募者管理まで伴走支援します
担当者から一言
最後に、採用管理システムの導入を検討している方やシステムの選定で迷っている方に向けて、コメントをいただきました!

「今、求人は世の中に溢れかえっています。そのため自社の求人が埋もれてしまい、思ったような採用活動ができないと悩んでいる人事担当者の方は多いです。その点、オウンドメディアリクルーティングは、求職者に会社の魅力をしっかり伝えられるため、このような環境の変化にも強いと感じています。もし採用サイトを作っていない、今あるサイトが魅力的ではないと思っている方がいらっしゃいましたら、一緒にブランディングから伴走支援いたしますので、ぜひお声がけください。」
「我々の強みはやはり伴走型の支援だと思っています。自社の魅力や採用フローは同じ業種・規模の会社だったとしても全く違うので、それをディスカッションを通して洗い出して一緒に作っていけるような採用のパートナーでありたいと思っています。まだまだ課題を具体化できていない場合でも誠心誠意対応していきますので、ぜひお問い合わせいただけると嬉しいです。」
クラウドハウス採用の歴史や機能、魅力について、貴重なお話をたくさんありがとうございました!
採用業務のフローを一元化して工数を最大90%削減できる
24時間365日いつでも面接日程を自動で調整する機能で採用担当者の負担を軽減
集客や企業ブランディングから応募者管理まで伴走支援します
まとめ
有効求人倍率が上がっている売り手市場の中、いかに人事担当者が採用活動に注力して面接の分母を増やせるかが重要視されています。そのため、情報の一元管理や業務の効率化を図れる採用管理システムの需要が高まっているのです。
一般的な採用管理システムの場合、求人媒体〇社と連携が可能といった形で集客部分を補っていますが、自社に集客機能を持てないという見方もできます。その点クラウドハウス採用は、求人媒体との連携に加えてサービスの一環として採用サイト制作が含まれているので、他社がフォローしきれない集客力の確保から伴走支援を受けられるのが魅力だと感じました。
またシンプルな管理画面の中に、採用管理の手間や工数を減らせる機能や日程調整率を改善させる機能、小まめな情報発信ができる機能などが標準搭載されているのも驚きました。
クラウドハウス採用は、コミュニケーションを前提とした伴走支援を得意としています。人事課題が明確ではなかったり言語化できなかったりしても、ディスカッションの中でひも解いていくので、これまでシステムを導入したことがない企業やExcelで情報管理をしていた企業は、特におすすめです。導入前の相談は無料でできるので、本記事で紹介したような課題を抱えている企業は、ぜひ以下のボタンから資料請求・お問い合わせをしてみてください!
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