更新日:2025/01/08

SMS送信サービスとは? ビジネスにSMSを活用するメリット・デメリット、サービス利用でできることを紹介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介
株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。
SMS送信サービスは、企業のSMS活用を支援してくれるサービスのことです。SMS送信サービスを活用すると、どのようなことが行えるのでしょうか。
本記事ではSMS送信サービスの概要やSMSをビジネスに活用するメリット・デメリット、SMS送信サービスがビジネスで求められる理由、導入によってできることをまとめました。開封率が高いSMSは、より確実に情報を届けるのに適したツールです。本記事を参考にして、自社でどのようにSMSが活用できるかを検討してみましょう。
【比較】おすすめのSMS送信サービス一覧
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サービス名 | 特長 | 費用 | 主な機能 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
MediaSMS |
|
要お問い合わせ |
・全キャリア長文SMS ・双方向SMS ・短縮URL機能 ・CSVフォーマット可変機能 ・予約送信/再送信機能 など |
有 |
Cuenote SMS |
|
1通6円~ |
・配信リスト登録・管理 ・属性差し込み ・URLクリックカウント機能 ・URLの短縮機能 ・キャリア直収接続 など |
有 |
SMSLINK |
|
1通6円~ |
・個別/一括送信 ・ファイルアップロード ・結果確認 ・短縮URLの自動生成 ・配信停止希望URLの自動生成 など |
有 |
絶対リーチ!SMS |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS(送信受信) ・長文SMS送信 ・SMS自動再送 ・SMS予約送信 ・SMS個別送信・一括送信 など |
有 |
空電プッシュ |
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要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・IVR連携 ・キャリア共通番号 ・携帯番号履歴判定 ・オプトアウト機能 など |
要お問い合わせ |
SMS Publisher |
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要お問い合わせ |
・双方向SMS ・長文SMSサービス ・SMS認証 ・短縮ドメイン選択機能 ・送信元番号追加登録・修正作業 など |
有 |
SMS HaNa |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・長文SMS ・簡単宛先取り込み ・短縮URL・独自ドメイン ・クリックカウント・トラッキング など |
有 |
fonfun SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・API連携 ・長文送信 ・予約送信 ・差し込み送信 など |
有 |
SMSコネクト |
|
要お問い合わせ |
・一斉送信 ・差し込み送信 ・URL自動短縮 ・テンプレート登録機能 ・予約送信 など |
有 |
KYUSMS |
|
要お問い合わせ |
・長文SMS ・海外SMS送信 ・自動音声応答(IVR) ・システム連携 ・他人判定機能 など |
要お問い合わせ |
SMS FourS |
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1通5.8円~ |
・API送信 ・らくらく2段階認証プラン ・個別送信 ・一括送信 ・長文対応 など |
有 |
SMS送信Web |
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初期費用50,000円~ 月額20,000円~ |
・送達確認 ・携帯キャリア自動判定機能 ・国内全携帯キャリア対応 ・番号ポータビリティ対応 ・短縮URL対応 など |
有 |
WEBCAS SMS |
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要お問い合わせ |
・個別送信 ・一斉送信 ・APIを介した送信 ・キャリア共通番号 ・氏名などの差し込み など |
有 |
Push!SMS |
|
要お問い合わせ |
・長文送信 ・簡単配信 ・Webページ作成機能 ・予約配信機能 ・特定キャリア配信機能 など |
要お問い合わせ |
この記事の目次はこちら
SMS送信サービスとは?
SMS送信サービスとは、SMS(ショートメッセージサービス)をビジネスで活用するための便利な機能を搭載した法人向けのサービスのことです。
SMSは電話番号を宛先としてメッセージを送れるコミュニケーションツールとして、携帯電話にデフォルトで搭載されています。URLを含めたテキストの送受信ができますが、メールやコミュニケーションアプリと異なり、画像や動画などは送信できません。
SMSは個人間でテキストメッセージをやり取りするだけのシンプルな機能ですが、SMS送信サービスを利用すれば一斉送信や予約送信、測定結果確認などを行えるようになります。到達率や開封率の高さが注目され、近年は多くの企業が情報発信や予約のリマインド、2段階認証などにSMS送信サービスを活用しています。
SMSをビジネスに活用するメリット
SMSをビジネスに活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。3つのメリットをご紹介します。
開封してもらえる確率が高い
SMSをビジネスに活用するメリットは、開封してもらえる確率が高いことです。
メッセージが閲覧されているかどうかの指標の一つに開封率があります。代表的なコミュニケーションツールであるメールの場合、開封率は約20〜30%と言われています。一方、SMSは約80〜90%以上と言われており、開封率は圧倒的にSMSの方が高いです。
SMSの開封率が高い理由として、多くのユーザーがSMSのプッシュ通知をオンにしていることや、受信件数が少なく他のメッセージに埋もれにくいこと、迷惑メッセージに振り分けられにくいことなどが挙げられます。
開封してもらえる確率が高いと、重要なメッセージや緊急性の高いメッセージをより確実に閲覧してもらえるでしょう。
電話番号さえあれば情報を届けられる
電話番号さえあれば情報を届けられることも、SMSをビジネスに活用するメリットの一つです。
前述した通り、SMSは電話番号を宛先にメッセージを送信します。携帯会社を乗り換えても、これまでと同じ携帯電話番号を維持できるMNP(ナンバーポータビリティー)が普及していることもあり、携帯電話を頻繁に変える人は多くありません。
そのため、SMSは送信したメッセージがエラーになる確率が低い傾向にあります。電話番号さえ分かっていれば、顧客にメッセージを送り続けることができるので、しばらく商品やサービスの購入や利用がない顧客の掘り起こしにも活用しやすいです。
幅広い世代にリーチできる
幅広い世代にリーチできることも、SMSをビジネスに活用するメリットと言えるでしょう。
SMSはスマートフォンにもフィーチャーフォンにも搭載されている機能のため、携帯電話を持っているほとんど全てのユーザーにアプローチすることが可能です。
スマートフォンが主流の現代ですが、高齢者層を中心にフィーチャーフォンを使っている方も少なくありません。またスマートフォンを持っている方の中には、アカウント作成やアプリのダウンロードが必要なメールやコミュニケーションアプリを利用していない方もいます。
携帯電話の契約を結んだ日からすぐに利用できるSMSは、年代や使用機種に限らず、幅広い世代に情報発信が可能なツールです。
SMSをビジネスに活用するデメリット
SMSをビジネスに活用する際はデメリットもあります。活用を検討している方は、2つのデメリットについても把握しておきましょう。
一通一通に費用がかかる
SMSをビジネスに活用するデメリットの一つは、一通一通に費用がかかってしまうことです。
送信文字数や利用するSMS送信サービスによって異なりますが、一通当たりにかかる送信費用は8〜15円程度とされています。送信するSMSが多くなればなるほど、コストが大きくなるため、導入の際は予想されるSMSの配信数からコストを試算して、無理なく導入できるかを検討する必要があるでしょう。
ただしメールに比べると圧倒的に開封率が高いSMSは、適切に運用すれば費用対効果を高めやすい傾向にあります。また郵送のDMと比べる場合は、一通当たりの費用が割安になることが多いです。
送信できる文字数が相手によって異なる
送信できる文字数が相手によって異なることも、SMSをビジネスで活用するデメリットです。
多くのスマートフォンの場合、全角670文字までテキストが送信できます。しかし、フィーチャーフォンの方や、機種やOSのバージョンが古いスマートフォンを利用している方の場合、全角70文字しか受信できません。
70文字までしか受信できないユーザーに長文の文章を送信した場合、分割してメッセージが配信されます。ビジネスでSMSを活用する際は、テキストにURLを含めることも多いですが、URLの途中でメッセージが分割されると、ユーザーをリンク先に遷移させられません。メッセージを作成する際は、文字数やリンクの配置に配慮する必要があります。
SMS送信サービスがビジネスで求められる理由
SMSは携帯電話に付いている機能ですが、ビジネスでSMSを活用する際は、SMS送信サービスを利用するのが一般的です。
どうしてビジネスでは、SMS送信サービスが求められるのでしょうか。4つの理由をご紹介します。
宛先が多くても一斉送信で簡単に情報を送れる
ビジネスでSMS送信サービスが求められる理由の一つは、宛先が多くても一斉送信で簡単に情報を送れるからです。
ビジネスでSMSを活用する場合、同一の内容を膨大な顧客に送信することもあります。携帯電話に搭載されているSMS機能は、原則一つの宛先にしか送信できませんが、SMS送信サービスを利用すれば、膨大な宛先への送信をまとめて行うことが可能です。宛先リストを取り込めるSMS送信サービスなら、宛先を手作業で入力する必要がないので、ミスによる送信エラーも防げます。
担当者の負担を軽減して業務効率化を図ることができるため、SMS送信サービスを導入する企業が多いです。
セキュリティを強化できる
セキュリティを強化できることも、SMS送信サービスがビジネスで求められる理由の一つです。
SMSはメールと比べるとセキュリティが高いコミュニケーションツールとされていますが、ビジネスで利用する場合、通常のSMSではセキュリティが十分とは言えません。SMS送信サービスには、誤情報の送信を防止できる配信承認機能が搭載されているものなどがあり、通常のSMSに比べるとセキュリティが強化しやすい設計になっています。
より高いセキュリティ対策が講じられているSMS送信サービスを導入するには、セキュリティの第三者機関から認証を受けた証明である「ISMS」や「Pマーク(プライバシーマーク)」を取得しているサービスを選ぶと良いでしょう。
API連携により2段階認証や自動送信ができる
API連携によって、2段階認証や自動送信が可能となることも、ビジネスでSMS送信サービスが求められる理由です。
SMS送信サービスの中には、外部のシステムやソフトウェアと連携できるAPI連携に対応しているものもあります。API連携を行って既存システムと連携させると、不正アクセスなどを防止する2段階認証を行うツールとして、SMSを活用可能です。また注文システムや予約システムと連携させれば、注文内容や予約内容の確認メッセージや予約のリマインドを自動送信することもできます。
SMS送信サービスを活用すればSMSの活用範囲が広がるため、ビジネスにおいては、SMS送信サービスを利用するのが一般的です。
メッセージ送信後に効果測定できる
メッセージ送信後の効果測定が可能になることも、ビジネスでSMS送信サービスが求められている理由の一つと言えるでしょう。
SMS送信サービスの多くには、送信したメッセージの到達率やテキストに含まれるURLのクリック率などを測定できる機能が搭載されています。
一通ごとにコストがかかるSMSで費用対効果を高めるには、効果測定を行い、必要に応じた改善を重ねていくことが大切です。搭載されている機能を使って効果測定が行えるSMS送信サービスは、企業が効果的なSMS運用を行うために必要不可欠なサービスと言えるでしょう。
SMS送信サービスでできること
SMS送信サービスを導入すると、具体的にどのようなことができるのでしょうか。SMS送信サービスの5つの活用方法をご紹介します。
本人確認
SMS送信サービスを活用すれば、SMS認証での本人確認を行うことが可能です。
Webサイトやアプリへの不正ログイン、二重登録を防ぐには本人確認が欠かせません。契約の際に本人確認が求められる携帯電話番号を使用するSMSは、契約者本人以外が使用することが稀なので、本人確認の精度が高いとされています。
API連携しているSMS送信サービスを導入すれば、SMSを通して契約やアカウント登録のためのURLや認証コードを送信することが可能です。例えば、アカウントIDやパスワードが漏えいしても、SMSで2段階認証を行えば、アカウントの乗っ取りを防ぐことができます。
リマインド
SMS送信サービスは、予約のリマインドにも活用されています。
飲食店や宿泊施設、美容サロンなどの店舗型ビジネスの場合、予約の無断キャンセルは大きな損失につながりやすいです。SMS送信サービスを活用して、予約の前日に予約の確認を連絡すれば、予約忘れによる無断キャンセルを防げます。
また近年は荷物の配送や設備点検で訪問する際のリマインダーとして、SMS送信サービスを利用している企業も多いです。リマインドを行って在宅を促しておけば、再訪問の手間が省けるため、効率的に業務を行えるでしょう。
重要な要件の通知・催促
SMS送信サービスを使えば、重要な要件の通知・督促も行えます。
約80〜90%以上の開封率を誇るSMSは、メールよりもメッセージを閲覧してもらえる可能性が高いので、重要な連絡に適しています。サービス利用料が確定した段階での通知や、支払い日の前日のリマインドなどにSMSを活用している企業は多いです。一斉送信も可能なため、顧客全員に緊急で重要な要件を伝えたい場合も、手間なく確実に情報を届けられるでしょう。
また未払いの顧客のみを抽出して支払いを促すこともできるため、担当者の負担を軽減しながら効率良く督促業務を行えます。うっかり支払い忘れをしてしまっている場合、SMSによって支払い忘れに気付かせることで、早期に支払いを行ってもらえる可能性も高いです。
プロモーション
SMS送信サービスはプロモーションにも活用できます。
プロモーションに活用するコミュニケーションツールといえば、メールが代表的です。しかし、毎日膨大なメールを受け取っているユーザーは多く、他のメールに埋もれて、せっかくのプロモーションメールが閲覧してもらえていない可能性もあります。
メールと比べて受信件数が少なく、開封率が高いSMSなら、メールよりも確実にメッセージを閲覧してもらうことが可能です。SMSで伝えられる情報は限られていますが、URLでランディングページやECサイトなどに遷移させれば、プロモーション効果を高められるでしょう。
会員登録直後のクーポンの配布や会員限定キャンペーンの案内など、付加価値があるプロモーションに活用すると、効果が得やすくなります。
業務連絡
SMS送信サービスを使ったSMS送信は、業務連絡にも適しています。
SMSは到達率・開封率が高く、通知に気付かれやすいため、従業員に必ず確認して欲しい情報を確実に届けやすいです。送信結果を確認すれば、送信エラーによる連絡漏れが起こっていないかも確認できます。
また送受信するデータ量が軽いSMSは、災害時などの電話がつながりにくい状況でもつながりやすいとされています。一斉送信ができるSMS送信サービスを使えば、効率的に従業員やその家族の安否確認を行うことが可能です。
まとめ
メールと比べて開封率が高いSMSは、本人確認や重要な情報の伝達、リマインドなどに適したツールです。自社に合ったSMS送信サービスを導入し、状況に応じてSMSとメールを使い分けることで、より効果的に顧客にアプローチでき、業務効率化も目指せるでしょう。
SMS送信サービスにはさまざまなものがあり、サービスによって機能や強みが異なります。こちらのページでおすすめのSMS送信サービスを比較してご紹介していますので、導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
【2025年最新比較表あり】【法人向け】SMS送信サービスのおすすめ14選! 料金や特長を徹底比較
【比較】おすすめのSMS送信サービス一覧
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サービス名 | 特長 | 費用 | 主な機能 | 無料トライアル |
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MediaSMS |
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要お問い合わせ |
・全キャリア長文SMS ・双方向SMS ・短縮URL機能 ・CSVフォーマット可変機能 ・予約送信/再送信機能 など |
有 |
Cuenote SMS |
|
1通6円~ |
・配信リスト登録・管理 ・属性差し込み ・URLクリックカウント機能 ・URLの短縮機能 ・キャリア直収接続 など |
有 |
SMSLINK |
|
1通6円~ |
・個別/一括送信 ・ファイルアップロード ・結果確認 ・短縮URLの自動生成 ・配信停止希望URLの自動生成 など |
有 |
絶対リーチ!SMS |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS(送信受信) ・長文SMS送信 ・SMS自動再送 ・SMS予約送信 ・SMS個別送信・一括送信 など |
有 |
空電プッシュ |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・IVR連携 ・キャリア共通番号 ・携帯番号履歴判定 ・オプトアウト機能 など |
要お問い合わせ |
SMS Publisher |
|
要お問い合わせ |
・双方向SMS ・長文SMSサービス ・SMS認証 ・短縮ドメイン選択機能 ・送信元番号追加登録・修正作業 など |
有 |
SMS HaNa |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・長文SMS ・簡単宛先取り込み ・短縮URL・独自ドメイン ・クリックカウント・トラッキング など |
有 |
fonfun SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別/一斉送信 ・API連携 ・長文送信 ・予約送信 ・差し込み送信 など |
有 |
SMSコネクト |
|
要お問い合わせ |
・一斉送信 ・差し込み送信 ・URL自動短縮 ・テンプレート登録機能 ・予約送信 など |
有 |
KYUSMS |
|
要お問い合わせ |
・長文SMS ・海外SMS送信 ・自動音声応答(IVR) ・システム連携 ・他人判定機能 など |
要お問い合わせ |
SMS FourS |
|
1通5.8円~ |
・API送信 ・らくらく2段階認証プラン ・個別送信 ・一括送信 ・長文対応 など |
有 |
SMS送信Web |
|
初期費用50,000円~ 月額20,000円~ |
・送達確認 ・携帯キャリア自動判定機能 ・国内全携帯キャリア対応 ・番号ポータビリティ対応 ・短縮URL対応 など |
有 |
WEBCAS SMS |
|
要お問い合わせ |
・個別送信 ・一斉送信 ・APIを介した送信 ・キャリア共通番号 ・氏名などの差し込み など |
有 |
Push!SMS |
|
要お問い合わせ |
・長文送信 ・簡単配信 ・Webページ作成機能 ・予約配信機能 ・特定キャリア配信機能 など |
要お問い合わせ |