BtoBサービス、SaaS、IT製品を徹底比較!企業のDX推進、課題を解決!

SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2024/09/18 

【比較】福利厚生サービス11選! 導入メリットや選定のポイントをご紹介

【比較】福利厚生サービス11選! 導入メリットや選定のポイントをご紹介

【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬

自社での運用・管理が難しい魅力的な福利厚生を用意したいと考えて、福利厚生サービスを導入している企業は多いです。

しかし福利厚生にはさまざまなサービスがあり、自社に合ったサービスを選ばないと

  • 社員のニーズに合わず、導入によるメリットが得られない
  • 使い勝手が悪く、あまり活用されない
  • コストがかかり過ぎて、継続が難しい

といった問題が起こる可能性があります。

福利厚生サービスには、幅広いサービスを提供するものから特定のサービスを提供するものまでさまざまなものがあります。また大企業に向いているものもあれば、中小企業や小規模事業者でも取り入れやすいものもあるため、社員のニーズだけでなく、自社の企業規模を考慮して選定することが大切です。

本ページでは、おすすめの福利厚生サービスを比較できる形でご紹介します。気になるものをいくつか選び、資料請求して比較検討するのがおすすめです。また福利厚生サービスを導入するメリットや選定ポイントもご紹介するので、導入するか迷っている方、どれを選ぶべきか悩んでいる方もぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次はこちら

福利厚生サービスとは?

福利厚生サービスとは、福利厚生の導入や運用を外部の専門会社が請け負ってくれるサービスのことです。

従来福利厚生は企業がそれぞれ導入し、運用や管理を行うのが一般的でした。しかし従業員の満足度を高める福利厚生を導入しようとすると、運用や管理に手間がかかりやすく、知識も必要となるため、担当者の負担が増大しやすい傾向にあります。

そこで多くの企業が導入するようになったのが福利厚生サービスです。福利厚生サービスを利用すれば、従業員のニーズに合った魅力的な福利厚生を担当者の負担を軽減しながら運用できます。

おすすめの福利厚生サービス一覧

ここからはおすすめの福利厚生サービス11選をご紹介します。サービスごとの特長などをまとめていますので、自社に合ったサービス選びにご活用ください。

社員のニーズにマッチする1000種類以上のサービスを用意「Perk」(※1)

提供形態パッケージタイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模大〜中小企業

Perkはウォンテッドリー株式会社が提供するパッケージタイプの福利厚生サービスです。

プライベートが充実するレストランや娯楽施設、宿泊施設の割引サービスから、自己研鑽につながる学習サービス、仕事の効率化を図れるサービスなど1000以上のサービスが用意されており、社員一人ひとりが自由に利用するサービスを選べます(※2)。

※1 参考:Wantedly ENGAGEMENT SUITE.「福利厚生サービス Perk」.https://www.wantedly.com/about/engagement/perk ,(参照 2024-09-13).

※2 参考:Wantedly ENGAGEMENT SUITE.「福利厚生サービス Perk」.https://www.wantedly.com/about/engagement/perk ,(参照 2024-09-13).

特長

  • コストや手間をかけずに導入しやすい
  • 社員をメンバーに招待するだけで簡単にアカウント登録が完了
  • リモートワークで活用できるサービスも豊富で、多様な働き方に対応

こんな企業におすすめ

  • 多様な働き方を推進している企業
  • 業務負担を軽減して導入したい企業
  • トレンド感のあるメニューが充実しているサービスを導入したい企業
提供会社ウォンテッドリー株式会社
サービスサイトURLhttps://www.wantedly.com/about/engagement/perk

極上の空間でリラックスした時間を提供「Resort Worx」

提供形態特化タイプ
費用要問い合わせ
おすすめの企業規模中小企業

Resort Worxは株式会社リゾートワークスが提供する上質なホテルでの宿泊に特化した福利厚生サービスです。

利用できる施設はリゾートエリアや都心のラグジュアリーホテルで、プライベートの旅行から出張、ワーケーションに使えます。宿泊施設が30〜80%になり、社員の2親等以内の親族が利用できるため、家族との時間も充実させやすいでしょう(※)。いつもと違う上質な空間で、リラックスできる時間を過ごせます。

※参考:Resort Worx.「トップページ」.https://resortworx.jp/ ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 全国288カ所の会員施設や一流ホテルがお得に利用できる(※)
  • リモートワークやワーケーションなど多様な働き方をサポート
  • 合宿・社員旅行の予約代行にも対応可能

※参考:Resort Worx.「トップページ」.https://resortworx.jp/ ,(参照 2024-09-13).

こんな企業におすすめ

  • 出張が多い企業
  • リモートワークやワーケーションを推進している企業
  • 社員と家族が利用できるサービスを導入したい企業
提供会社株式会社リゾートワークス
サービスサイトURLhttps://resortworx.jp/

新鮮な野菜で社員の健康をサポート「OFFICE DE YASAI」

提供形態特化タイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模中小企業

OFFICE DE YASAIは株式会社 KOMPEITOが提供する社食サービスに特化した福利厚生サービスです。

新鮮な野菜やサラダ、管理栄養士が監修した保存料・合成着色料不使用のお惣菜、スムージーなど、社員の健康を考えた食品を社内に設置した冷蔵庫にストックできます。いつでも手軽にヘルシーな食事を24時間いつでも楽しむことができ、ランチはもちろん間食や残業中の栄養補給にもぴったりです。

特長

  • 社員が常時5名以上のオフィスから導入できる(※)
  • 配達員が賞味期限管理も行ってくれるので、管理が楽(一部エリアのみ)
  • 生産者から直送の野菜やフルーツが届く

※OFFICE DE YASAI.「よくあるご質問」.https://www.officedeyasai.jp/faq/ ,(参照 2024-09-13).

こんな企業におすすめ

  • 健康経営を推進したい企業
  • 食事補助を導入したい企業
  • 24時間制の勤務形態や夜勤のある企業
提供会社株式会社 KOMPEITO
サービスサイトURLhttps://www.officedeyasai.jp/

自然溢れる宿泊施設で仕事の疲れを癒せる「SANU 2nd Home for Business」

提供形態特化タイプ
費用初期費用:0円
月額費用:
・年間30泊:90,000円
・年間60泊:180,000円
・年間90泊:270,000円(※1)
おすすめの企業規模中小企業

SANU 2nd Home for Businessは、株式会社Sanuが提供する宿泊施設の利用に特化した福利厚生サービスです。

利用できる宿泊施設は北海道から奄美大島まで30拠点あり、いずれの拠点も自然豊かなのが特長です(※2)。普段の忙しさを忘れてリラックスできる時間を福利厚生として提供できます。初期費用が0円で月額費用だけで導入可能です(※3)。年間30泊からのプランがあるので、小規模事業者にも適しています。

※1 参考:SANU 2nd Home for Business.「料金プラン」.https://2ndhome-lp.sa-nu.com/forbusiness#price ,(参照 2024-09-13).

※2 参考:SANU 2nd Home for Business.「選ばれる理由」.https://2ndhome-lp.sa-nu.com/forbusiness#reason ,(参照 2024-09-13).

※3 参考:SANU 2nd Home for Business.「料金プラン」.https://2ndhome-lp.sa-nu.com/forbusiness#price ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 全ての施設にVPNに対応した高速Wi-Fiが完備されているので、ワーケーションにも利用できる
  • 施設によっては愛犬の宿泊も可能
  • 利用できる施設は今後も拡大予定

こんな企業におすすめ

  • リモートワークやワーケーションを推進している企業
  • 導入企業の社員からの評判が高いサービスを選びたい企業
  • コストを抑えて福利厚生を整備したい企業
提供会社株式会社Sanu
サービスサイトURLhttps://2ndhome-lp.sa-nu.com/forbusiness

管理栄養士監修の食事で社員の健康をサポート「オフィスおかん」

提供形態特化タイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模大〜中小企業

オフィスおかんは、株式会社OKANが提供する社食サービスに特化した福利厚生サービスです。

10名未満の企業から10万名以上の企業まで、累計3,000拠点以上に導入実績があります(※1)。社員が1品100円で購入できる主食やおかず、おやつなどが毎月約20種類常備でき、24時間社員の食生活をサポートできるのが特長です(※12)。定期的に食品が届くので、発注の手間もかかりません。

※1 参考:オフィスおかん.「トップページ」.https://office.okan.jp/ ,(参照 2024-09-13).

※2 参考:オフィスおかん.「トップページ」.https://office.okan.jp/ ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 総務・人事が選ぶ福利厚生サービスで1位に選ばれた実績あり(※)
  • 管理栄養士が監修して栄養にこだわった食品
  • キャッシュレス決済が可能なので、金銭管理が楽にできる

※参考:オフィスおかん.「トップページ」.https://office.okan.jp/ ,(参照 2024-09-13).

こんな企業におすすめ

  • 健康経営を推進している企業
  • 社員の食事をサポートしたい企業
  • 自社の規模に合わせて無理なく導入したい企業
提供会社株式会社OKAN
サービスサイトURLhttps://office.okan.jp/

全国のレストランやコンビニエンスストアで利用できる社食サービス「チケットレストラン」

提供形態特化タイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模大〜中小企業

チケットレストランは、株式会社エデンレッドジャパンが提供する社食サービスに特化した福利厚生サービスです。

レストランやカフェ、コンビニエンスストアなど、全国に利用可能な店舗が25万店以上あり、Uber Eatsを使ったデリバリーサービスも利用できます(※)。社員一人ひとりに電子カードを配布し、担当者は毎月チャージを行うだけなので、運用の手間もかかりません。時間や働き方を問わず利用できるため、公平な福利厚生を運用できます。

※参考:Edenred.「チケットレストランの特徴」.https://edenred.jp/ticketrestaurant/ ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 小規模な企業から大手まで導入実績あり
  • 対象店舗が営業している時間ならいつでも利用できる
  • 最短2週間でスピーディーな導入が可能(※)

※参考:Edenred.「チケットレストランが選ばれる理由」.https://edenred.jp/ticketrestaurant/about ,(参照 2024-09-13).

こんな企業におすすめ

  • 多様な働き方を推進している企業
  • 全国に支社がある企業や出張が多い企業
  • 手間なく福利厚生を運用したい企業
提供会社株式会社エデンレッドジャパン
サービスサイトURLhttps://edenred.jp/ticketrestaurant/

使い勝手の良いシステムで簡単に利用できる「WELBOX」

提供形態パッケージタイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模大〜中小企業

WELBOXは株式会社イーウェルが提供するパッケージタイプの福利厚生サービスです。

宿泊や食事、ヘルスケア、育児・介護支援、自己啓発など数十万点の豊富なサービスラインナップがあり、従業員やその家族のニーズに合わせた利用が可能です。専用のスマートフォン向けアプリや会員専用ホームページが用意されており、申し込みも簡単にできます。また担当者は利用状況がいつでも確認できるため、福利厚生制度の改善施策も立てやすいです。

特長

  • 業界最長時間対応のコールセンターがあり、サポート体制が万全
  • 人間ドックなど健康経営を推進するサービスも充実
  • 内定者向けの福利厚生サービスもある

こんな企業におすすめ

  • 社員のニーズに合わせて利用できるサービスを導入したい企業
  • 健康経営を推進したい企業
  • 人材確保を目的として福利厚生を整備したい企業
提供会社株式会社イーウェル
サービスサイトURLhttps://www.ewel.co.jp/products/welbox

2親等以内の親族が利用できる多様なサービス「ライフサポート倶楽部」

提供形態パッケージタイプ・カフェテリアタイプ
費用月額費用:
・パッケージプラン:350円(税抜)〜 / 人
・カフェテリアプラン:500円(税抜)〜 / 人
※従業員100名以上の場合 (※)
おすすめの企業規模大〜中小企業

ライフサポート倶楽部は、リソルライフサポート株式会社が提供するパッケージタイプをメインとした福利厚生サービスです。基本はパッケージタイプですが、月額費用に管理費をプラスすることで、カフェテリアプランとしてサービス内容をカスタマイズできます。

会員専用サイトがあり、スマートフォンを使って会員証やクーポンが簡単に表示できるので、手間なく利用できます。また予約に迷ったら専用の予約センターでサポートを受けることも可能です。ニーズに合わせて、パッケージプランに+αでサービスを追加することもできます。

※参考:RESOLの福利厚生サービス.「料金プラン」.https://www.fukuri-resol.jp/fukuri.html#section04 ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 全国に利用可能施設があるので、地域間格差のない公平な福利厚生が整備しやすい
  • 従業員の2親等以内の親族なら誰でも利用できる(※)
  • 利用明細が毎月届くため、費用対効果を検証しやすい

※参考:RESOLの福利厚生サービス.「導入メリット」.https://www.fukuri-resol.jp/fukuri.html#section02 ,(参照 2024-09-13).

こんな企業におすすめ

  • 全国に支店を持つ企業
  • ワークライフバランスを促進したい企業
  • お得にニーズに合った福利厚生制度を整えたい企業
提供会社リソルライフサポート株式会社
サービスサイトURLhttps://www.fukuri-resol.jp/fukuri.html

会員数約1,100万人の大手福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」(※1)

提供形態パッケージタイプ・カフェテリアタイプ
費用入会金:
・1〜10名:20,000円
・11〜100名:100,000円
・101〜1,000名:300,000円
・1,001名以上:1,000,000円
月額費用:
・Netflix得々プラン 1,850円 / 人
・Netflixプラン 1,350円 / 人
・学トクプラン 1,200円 / 人
・得々プラン 1,000円 / 人(※2)
おすすめの企業規模大〜中小企業

ベネフィット・ステーションは、株式会社ベネフィット・ワンが提供するパッケージタイプの福利厚生サービスです。カフェテリアプランも用意されています。

約16,000の企業に導入された実績があり、1名の小規模事業者から1,000名以上の大企業まで導入可能です(※3)。グルメやレジャー、育児・介護支援、引っ越しなどのライフイベント、学習コンテンツなど140万件以上のサービスをお得に利用できます(※4)。人気動画配信サービスNetflixをプラスしたプランもあるので、従業員の利用率も高めやすいでしょう。

※1 参考:Benefit one.「総合福利厚生サービス ベネフィット・ステーション」.https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/ ,(参照 2024-09-13).

※2 参考:Benefit one.「総合福利厚生サービス ベネフィット・ステーション」.https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/ ,(参照 2024-09-13).

※3 参考:Benefit one.「総合福利厚生サービス ベネフィット・ステーション」.https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/ ,(参照 2024-09-13).

※4 参考:Benefit one.「総合福利厚生サービス ベネフィット・ステーション」.https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/ ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 利用額を給料から天引きする「給トク払い」があり
  • 利用促進支援のポイントサービスあり
  • 健康支援や教育支援サービスも充実

こんな企業におすすめ

  • 社員に利用されやすいサービスを導入したい企業
  • 導入実績が豊富なサービスを選びたい企業
  • 数名でも導入できる充実した福利厚生サービスを探している企業
提供会社株式会社ベネフィット・ワン
サービスサイトURLhttps://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/

全国各地で利用できるサービスが350万種類以上「福利厚生倶楽部」

提供形態パッケージタイプ・カフェテリアタイプ
費用要お問い合わせ
おすすめの企業規模大〜中小企業

福利厚生倶楽部は、株式会社リロクラブが提供するパッケージタイプの福利厚生サービスです。別途カフェテリアタイプの福利厚生サービスも用意されています。

「使われる福利厚生」をモットーに、350万種類以上のサービスラインナップがあり、社員の拠点にかかわらずニーズに合わせた利用ができます(※)。マップ検索機能や地域ごとの特典も用意されているので、社員ごとにカスタマイズした福利厚生の提供が可能です。業界最安水準の価格設定なため、低予算でも導入しやすいでしょう。

※参考:株式会社リロクラブ.「福利厚生倶楽部」.https://www.reloclub.jp/fukuri/fukurikouseiclub ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 導入後の課題や悩みを相談できるサポートが充実
  • 利用回数無制限でさまざまなサービスを利用できる
  • 地域密着型のサービスも充実している

こんな企業におすすめ

  • 豊富な導入実績のあるサービスを選びたい企業
  • 福利厚生の地域間格差を改善したい企業
  • 低コストで導入できる充実したサービスを選びたい企業
提供会社株式会社リロクラブ
サービスサイトURLhttps://www.reloclub.jp/fukuri/fukurikouseiclub

設置費・月額費用0円で手軽に導入可能「オフィスグリコ」(※1)

提供形態特化型
費用商品購入代金のみ
おすすめの企業規模大〜中小企業

オフィスグリコは、江崎グリコ株式会社が提供する特化型福利厚生サービスです。

グリコの人気のお菓子をオフィス内に設置でき、仕事中のリフレッシュタイムに楽しみをプラスしてくれます。数名規模の企業から1,000名以上の大企業まで、約10万拠点での設置実績があり、会社の規模にかかわらず導入が可能です(※)。利用した分だけ支払えば良いので、コストを抑えて導入できます。

※1 参考:glico.「office glico」.https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/ ,(参照 2024-09-13).

※2 参考:glico.「office glico」.https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/ ,(参照 2024-09-13).

特長

  • 冷凍庫タイプを選べばアイスクリームなどもストック可能
  • 設置費用やランニングコストがかからない
  • 休憩時間の充実で、社内コミュニケーションが活発になりやすい

こんな企業におすすめ

  • 社内コミュニケーションの活性化を課題としている企業
  • コストを抑えて福利厚生サービスを利用したい企業
  • 近隣にコンビニエンスストアやスーパーがない企業
提供会社江崎グリコ株式会社
サービスサイトURLhttps://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/

福利厚生サービスの種類

福利厚生サービスの種類は、大きく分けると以下の2パターンがあります。

  • 広範囲のサービスをカバーするタイプ
  • 特定のサービスを提供するタイプ

ここからはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

広範囲のサービスをカバーするタイプ

広範囲のサービスをカバーするタイプは、さまざまなサービスをお得に利用できるタイプの福利厚生サービスです。利用する福利厚生サービスによって異なりますが、レストランや宿泊施設、レジャー施設、フィットネス、保育所・ベビーシッター、暮らしに役立つ商品の購入、学習支援サービスなど幅広いサービスラインナップがあります。

広範囲のサービスをカバーするタイプを大きく分けると「パッケージプラン」と「カフェテリアプラン」があります。

パッケージプランはサービス提供会社があらかじめ決めたサービスパッケージの中から、利用するサービスを選ぶプランです。カフェテリアプランと比べると低コストのものが多いため、予算が少なくても導入しやすい傾向にあります。パッケージ化されたものを導入するだけなので、導入時の負担も少ないです。ただし従業員のニーズに合わない可能性があり、どちらかといえば娯楽的要素が強いサービスが多いので、人材育成などを目的として福利厚生を提供したい場合には向いていないでしょう。

カフェテリアプランは企業がサービスを自由にカスタマイズし、そこから社員が好きなものを選んで利用するプランです。社員のニーズや自社が福利厚生を整備する目的に合わせてサービスを組み合わせられるので、より自社に合った福利厚生制度が整えられます。ただしどのようなサービスを組み合わせるのかなど、プラン設計に時間がかかりやすいです。またサービスの中には課税対象のものが含まれるケースもあるため、管理が複雑になりやすい傾向にあります。

特定のサービスを提供するタイプ

特定のサービスを提供するタイプは、文字通り特定のサービスに特化した福利厚生サービスです。

サービス提供会社によってどのようなサービスかは異なりますが、宿泊施設の割引や社食サービス、借上社宅サービスなどがあります。こだわりのあるサービスが多く、内容が充実しているのが特徴です。また1つの福利厚生サービスだけを導入するのであれば、運用・管理がかなり楽になります。

ただし全ての社員のニーズを満たせるとは限らず、利用が偏って不公平感が出てしまう可能性も高いです。また特化型サービスを複数導入する場合は、運用・管理の負担が大きくなります。

福利厚生サービスを導入するメリット

福利厚生サービスを導入すると、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。7つのメリットを見ていきましょう。

自社で用意できない多様なサービスを導入できる

福利厚生サービスを利用すれば、自社で用意するのが難しい多様なサービスを導入できます。

自社で充実した福利厚生を用意するには、導入にも運用にも膨大なコストがかかります。福利厚生サービスを利用すれば導入や運用にかかるコストを大きく削減できるため、予算不足で自社では用意できないサービスも導入しやすくなるでしょう。

また異なるニーズを持つ社員一人ひとりにマッチする福利厚生を自社で用意するのは、現実的ではありません。しかし福利厚生サービスのうち、広範囲のサービスをカバーするタイプを導入すれば、多様なニーズに合わせた魅力的な福利厚生を用意できます。

福利厚生に関する業務の手間や負担を軽減できる

福利厚生に関する業務の手間や負担を軽減できることも、福利厚生サービスを利用するメリットの一つです。

前述した通り、自社で福利厚生の導入から運用、管理を行うと、さまざまな業務が発生し手間も負担もかかってしまいます。福利厚生サービスを利用すれば、導入から運用・管理までサポートが受けられるので、担当社員の負担を軽減しやすいです。

その他の業務に時間がかけられるようになるため、生産性アップが目指せるでしょう。

社員の満足度が向上する

社員の満足度が向上することも、福利厚生サービスを導入するメリットです。

福利厚生は給与や賞与以外の報酬として、社員やその家族に提供されるものです。しかしいくら報酬といっても、社員が求めていない福利厚生では満足度は下がってしまいます。

福利厚生サービスで多様なサービスを提供すれば、社員一人ひとりがニーズに合わせて利用できるので、満足度がアップしやすいです。プライベートが充実する福利厚生サービスを提供できれば、仕事へのモチベーションも向上するでしょう。

離職率の低減が期待できる

福利厚生サービスを導入すれば、離職率の低減が期待できます。

人材不足の今、社員の定着率を高めることは多くの企業が抱える課題です。

社員のニーズに合った福利厚生を提供し、社員の満足度が向上すれば、従業員エンゲージメントの向上も期待できます。「会社のために成果を出したい」「会社と一緒に成長したい」という気持ちが生まれるため、離職を食い止めることにもつながるでしょう。

新たな人材の確保に役立つ

新たな人材の確保に役立つことも、福利厚生サービスの導入によるメリットです。

新卒採用でも中途採用でも、志望する企業選びをする際に福利厚生に注目している人は少なくありません。充実した福利厚生を用意していれば、それを魅力に感じて自社に興味を持つ人が増えるはずです。

特に中小企業の場合、従来の自社で福利厚生を運用する方法では、大企業並みの福利厚生を用意するのは難しい面がありました。しかし福利厚生サービスを利用すれば、大企業にも劣らない福利厚生を整備できるため、より人材が確保しやすくなるでしょう。

健康経営を推進できる

福利厚生サービスを導入すれば、健康経営の推進にもつながります。

少子高齢化かつワークライフバランスが重視される今、企業が社員が健康増進の促進をサポートする健康経営に取り組む企業も増えてきました。福利厚生で娯楽サービスを提供してストレス発散に活用してもらったり、栄養が整った社食サービスやヘルスケアサービスを提供したりすれば、社員の健康増進につながるでしょう。

社員が健康に過ごせるようになれば、労働力をより多く確保できるので生産性アップにつながり、企業が負担する医療費の削減にも効果が期待できます。

企業のイメージアップになる

企業のイメージアップになることも、福利厚生サービスを利用するメリットです。

福利厚生が充実しているということは、企業の経営が安定している証拠でもあります。「社員を大切にしている」「ワークライフバランスが取りやすい」というアピールにもなるため、社会全体から良いイメージを持たれるようになるでしょう。

企業イメージがアップすれば新たな取引も生まれやすくなり、業績アップも期待できるようになります。

福利厚生サービスを選ぶ際のポイント

福利厚生サービスを選ぶ際は、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。自社に合ったサービスを選ぶための5つのポイントをご紹介します。

福利厚生サービスの導入目的を明確にする

福利厚生サービスを導入する際は、まず導入目的を明確にしましょう。

福利厚生サービスの導入を検討している目的は、福利厚生制度の運用負担の軽減や離職率の低下、人材確保、健康経営の推進など、企業によって異なるはずです。導入するサービスを決める前に目的を明確にしておけば、どのような性質を持つサービスが適しているかが判断しやすくなります。

目的が曖昧なまま導入してしまうと期待する効果が得られず、目的を達成できません。

自社に合った規模感のサービスを選ぶ

福利厚生サービスを選ぶ際は、自社に合った規模間のサービスを選ぶことも大切です。

福利厚生サービスには社員の多い大規模に適したサービスもあれば中小企業や小規模事業者、ベンチャー企業に適したサービスもあります。後者の場合、前者に比べると導入費用や月額費用が抑えやすく、限られた予算でも充実した福利厚生が提供しやすいです。

どの程度の規模の企業を対象としているサービスかもチェックするようにしましょう。

社員のニーズを調査・把握する

社員のニーズを調査・把握することも、導入する福利厚生サービスを決める際に重視したいポイントです。

いくら社員のためを思って福利厚生サービスを導入しても、社員のニーズに合っていなければ満足度を高めることはできません。全ての社員のニーズを満たすことは難しいかもしれませんが、アンケートを実施し、社員がどのようなニーズを抱えているかを把握しましょう。

社員の抱えるニーズを把握すれば、自社の抱える課題も見えやすくなり、自社に合ったサービスを導入しやすくなります。

社員目線で使い勝手を確認する

導入する福利厚生サービスを選ぶ際は、社員目線で使い勝手を確認するようにしましょう。

魅力的な福利厚生サービスだとしても、利用までの手続きが複雑だと面倒に感じてしまうため、利用されない可能性が高くなります。オンラインで簡単に申し込める、アプリを使ってすぐに利用できるといった使い勝手の良さも重視したいポイントです。

サービスの継続性を考慮する

サービスの継続性を考慮することも、導入する福利厚生サービスを選ぶ際に重要なポイントです。

せっかく充実した福利厚生サービスを導入しても、そのサービス自体がなくなってしまうと利用できなくなってしまいます。ほとんどの場合、一度導入すると長期的に利用することになるため、安定した運営を行っているサービスかどうかも確認しましょう。

また同時に、無理なく長期的に利用し続けられる費用感かどうかも確認しておくことが大切です。

まとめ

本記事ではおすすめの福利厚生サービス11選をご紹介しました。福利厚生は今いる社員の満足度を高めるだけでなく、今後の人材採用や企業経営を優位に進めるためにも重要な要素です。福利厚生の運用・管理にかかる手間や負担を軽減しつつ、魅力的な福利厚生制度を整えられるように、福利厚生サービスの導入を検討してみると良いでしょう。

ご紹介した通り、福利厚生サービスによって特長は大きく異なります。サービスを選ぶ際のポイントを参考にして自社に合ったサービスを選び、魅力的な福利厚生制度を整えましょう。

ページ先頭へ戻る