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NMATとは? 特長や費用、導入事例を徹底解説【企業担当者向け】

小島 伸介

【監修】株式会社ジオコード 管理部長
小島 伸介

株式会社ジオコード入社後、Web広告・制作・SEOなどの事業責任者を歴任。
上場準備から上場まで対応した経験を生かし、サービス品質の改善を統括する品質管理課を立ち上げ。その後、総務人事・経理財務・情報システム部門を管掌する管理部長に就任。

管理職の登用では、現在の業績や上司の評価に加え、役割が変わった後に力を発揮できるかを見極めることが大切です。しかし、社内の評価だけでは判断に迷う場面もあるでしょう。

NMATは、管理職やその候補者の能力・性格・指向を測定し、昇進・昇格の判断や育成を支える適性検査です。全国の管理職層との比較を通じて、候補者の適性を客観的に把握できます。

本記事では、NMATの特長や費用、導入事例を解説します。管理職登用や育成の見直しを検討している企業担当者は、ぜひ参考にしてください。

NMATとは?

NMAT(エヌマット)は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供する、中間管理職層やその候補者を対象とした適性検査です。変わりにくい資質に着目し、管理職として将来どのような力を発揮できるかを予測するために開発されました。

測定するのは、文章の構成や論旨を理解する「概念的理解」情報から的確な判断を導く「論理的思考」といった基礎能力、対人関係・課題解決に関する性格特徴職業観を表す指向です。これらの結果から、管理職としての適性や、本人がどのような役割に関心を持っているかを把握できます。

主な活用場面は、昇進・昇格時の判断、管理職任用前後の育成、キャリア開発など。人事用に加えて本人用の報告書もあり、結果を成長支援につなげられます。50年以上の歴史を持ち、2026年3月期の年間利用企業数は1,500社、年間受検者数は3万6千人です。

※参考:NMAT.「TOPページ」.https://www.mat.recruit.co.jp/ ,(参照2026-09-09).


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NMATの強み・特長

NMATの強みは、客観的なデータを基に管理職としての適性を把握し、登用の判断から本人の成長支援まで活用できる点です。ここでは、3つの特長をご紹介します。

全国の管理職層との比較で昇進・昇格の判断を支える

NMATは、全国の管理職・管理職候補者層と比較し、受検者の適性を相対的に把握できる検査です。基礎能力の総合得点や性格などは標準得点(偏差値)で示されるため、社内の評価に外部の基準を加えられます。

現在の職務で高い成果を上げていても、管理職として役割が変わった際に、同じように力を発揮できるとは限りません。NMATでは、過去の業績だけでは捉えにくい資質を測定し、将来の管理職としてのパフォーマンスを予測します。

日頃の業績や面談での評価とあわせて活用することで、候補者を多面的に理解し、昇進・昇格の判断に客観的な根拠を持たせやすくなるでしょう。

4つの役職タイプへの適性と指向から人材の可能性を把握できる

NMATでは、「組織管理」「企画開発」「実務推進」「創造革新」の4つの役職タイプについて、適性と指向を確認できます。一般的な管理職としての適性を見る際は、「組織管理タイプ」が参考になります。

適性は、性格面での適応のしやすさと基礎能力を組み合わせて表示される仕組みです。一方、指向は、その役割への興味・関心や、組織でどのように貢献したいかという本人の意思に近い側面を表します。

「その役割に向いているか」と「本人がその役割を望んでいるか」の両面を把握できるため、適性と希望の一致や違いを踏まえた対話にも役立ちます。管理職登用に加え、一人ひとりの持ち味を生かす役割やキャリアを検討する際にも活用できるでしょう。

本人用の報告書で自己理解を促し、管理職としての成長を支援する

NMATは、追加料金なしで提供される本人用の報告書を通じて、管理職任用前後の育成やキャリア開発にも活用できます。検査で把握した強みや課題を本人に伝え、自己理解を深めるきっかけをつくれます。

Web方式では「キャリア開発報告書」と「リーダーシップスタイル報告書」を用意。管理システムから、受検者にメールで報告書を返却することも可能です。なお、ペーパーテスティングでは、提供される報告書の種類や形式が異なります。

結果を基に、本人と上司が今後伸ばしたい点や取り組む課題を話し合えば、具体的な育成方針を考える材料になります。登用時の評価にとどめず、その後の成長を支える情報として活用できる点も特長です。


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NMATの費用・料金プラン

NMATは、初期費用0円、受検者1名当たり6,000円(税抜)で利用できます。1名から受検でき、Web・ペーパーテスティングともに、受検した人数に応じて料金が発生する仕組みです。

項目Webテスティングペーパーテスティング
初期費用0円0円
受検料金6,000円/名(税抜)6,000円/名(税抜)
料金が発生するタイミング受検完了時採点完了時
大量割引公式サイトに記載なし1回の採点依頼人数が31名以上の場合に適用

ペーパーテスティングでは、1回の採点依頼で30名を超えた人数に対し大量割引が適用されます。公式サイトに掲載されている割引率は、以下のとおりです。

人数区分割引率
31~100名10%
101~200名20%
201名以上30%

なお、ペーパーテスティングでマークシートを使用した場合は、採点を依頼しなくても問題使用料400円(税抜)が発生します。受検予定人数や実施方式を踏まえて、費用を確認しておきましょう。

※参考:NMAT.「商品ラインナップ・料金」.https://mat.recruit.co.jp/service/ ,(参照2026-09-09).

※参考:NMAT.「よくある質問」.https://mat.recruit.co.jp/faq/ ,(参照2026-09-09).

NMATのCSサポート

NMATでは、導入から結果の活用まで相談できる窓口に加え、解説資料動画データ分析ツールを用意しています。人事担当者が検査結果を理解し、社内での運用に生かすための主な支援内容は、以下のとおりです。

  • 導入・活用の相談窓口:導入や運用、検査結果の活用に関する疑問を相談できます。
  • 解説書・ヒント集・動画:結果の読み取りや活用方法を学び、上司によるフィードバックを支える資料としても役立ちます。
  • 無料のデータ分析ツール:NMATのデータを分析し、昇進・昇格のフローや基準を見直すヒントを得られます。

これらのサポートは、検査結果の理解や、登用制度を見直すための情報整理に役立ちます。初めて適性検査を担当する場合も、資料や相談窓口を活用しながら運用を進められるでしょう。


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NMATの導入実績

NMATは、管理職登用時の評価や、候補者の適性把握・育成に活用されています。ここでは、客観的な評価と本人へのフィードバックに取り組んだ企業の導入事例を2つご紹介します。

管理職登用に客観的な評価を取り入れ、納得感のあるフィードバックにつなげた事例

項目内容
導入企業自動車向け空調システムメーカー
導入前の課題分社化に伴い、管理職登用の手法を一から見直す必要があった。従来と同等の評価水準を保ちながら、面談だけでは主観が入りやすいという課題に対応し、評価の客観性を確保したかった
活用内容役員との面談、上司役を務める模擬面談、NMATの3つを組み合わせて総合的に評価。合否にかかわらず、本人用報告書を使い、上司から強みや今後の改善点をフィードバックした
成果事前に上司と話し合った強み・弱みが検査結果で明文化され、受検者から納得感の高い反応が得られた。また、Web方式への移行により、紙での実施にかかっていた時間や手間が減り、受検者・人事双方の負担軽減につながった

※参考:NMAT.「納得感と透明性を重視した管理職登用を叶えるNMATの活用方法とは」.https://mat.recruit.co.jp/nmatnews/000326.html ,(参照2026-09-09).

管理職候補者の適性を可視化し、育成に向けた課題を把握した事例

項目内容
導入企業ウレタン・ゴム・プラスチックなどを扱う素材メーカー
導入前の課題管理職になる手前で昇格が進まない社員や、登用後に十分な力を発揮できない社員がいた。一方で、各等級の社員や活躍している社員の特徴を定量的に把握できていなかった。
活用内容新たにアシスタントマネージャーとなった約20名を対象に、研修の一環としてNMATを実施。研修後にはオンラインで結果をフィードバックし、自身の強み・弱みや、目指す姿に向けた能力開発について伝えた。
成果管理職候補者それぞれの適性を定量的に把握できた。管理職・企画・新規事業開発などへの適性が可視化され、人事担当者からも、従来は感覚的に捉えていた特徴をデータで確認できたことを評価する声が上がった。

※参考:NMAT.「NMATを活用して自己理解を促し、人を育てる組織・風土へ」.https://mat.recruit.co.jp/nmatnews/000314.html ,(参照2026-09-09).

導入前後のよくある質問

ここからは、NMATのよくある質問と回答をご紹介します。

本格的な利用前にトライアル受検はできますか?

はい、Web方式では管理者IDごとに1回、トライアル受検が可能です。ペーパーテスティングは、利用登録後に窓口への申し出が必要になります。通常の手順で注文・実施すると料金が発生するため、事前にテスティングサービスセンターへ相談しましょう。

申し込み後、最短でいつから利用できますか?

「お客様情報登録票」が受け付けられてから、最短1営業日でテスト管理システムのログイン情報が届きます。Web方式は初期設定や受検者登録後に実施可能です。ペーパーテスティングでは、別途、問題冊子などの注文・配送期間を見込んでおきましょう。

受検にはどのくらいの時間がかかりますか?

Web方式は約75分ペーパーテスティングは約110分です。内訳は、Web方式が能力検査約50分・性格検査約25分、ペーパーテスティングが能力検査約70分・性格検査約40分となっています。

Webとペーパーテスティングは併用できますか?

併用は可能ですが、推奨されていません。本文で紹介した報告書の違いに加え、一部の能力得点の表示形式も異なります。併用して結果を比較する際は、得点の変換などが必要になるため、事前に確認しましょう。

検査結果はいつ確認できますか?

Web方式は受検完了後すぐに確認できます。ペーパーテスティングは、採点依頼が採点物流センターに到着し、受付・開封されてから3時間後に採点完了メールが届きます。

メールに記載されたURLから「ネット報告」にログインし、結果をダウンロードしてください。採点結果は報告後40日を経過すると消失するため、期間内に保存しましょう。

まとめ

NMATは、管理職やその候補者の能力・性格・指向を測定し、昇進・昇格の判断や人材育成を支える適性検査です。全国の管理職層との比較や、4つの役職タイプへの適性を通じて、社内評価だけでは捉えにくい人材の可能性を把握できます。

本人用の報告書を使ったフィードバックに加え、人事担当者向けの解説資料や分析ツールもあり、登用前後の育成や制度の見直しにも役立ちます。

管理職登用の判断に客観的な根拠を加えたい企業や、候補者の育成を充実させたい企業は、まずはNMATの資料を請求し、自社の課題に合った活用方法を相談してみてはいかがでしょうか。


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