BtoBサービス、SaaS、IT製品を徹底比較!企業のDX推進、課題を解決!

SFA JOURNAL by ネクストSFA

「0x800f0954」エラーとは?発生する原因と対処法を徹底解説

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

Windowsでオプション機能やコンポーネントをインストール・更新する際に、稀に見られるのがエラーコード「0x800f0954」です。

主に.NET Frameworkのインストールやローカルグループポリシー、WSUS(Windows Server Update Services)などに関する問題が原因で、操作を続行できなくなるケースがあります。

本記事では、具体的な原因を表形式で整理し、対処法をわかりやすく解説します。

0x800f0954エラーの主な原因

0x800f0954エラーの主な原因は次の通りです。

原因詳細
.NET Frameworkの問題.NET Frameworkのインストールまたは更新時にエラーが発生する場合があります。特に、.NET Framework 3.5が有効になっていないと一部機能を利用できず、不具合につながるケースがあります。
ローカルグループポリシーの設定グループポリシーの設定とシステムの設定に不整合があると、オプションコンポーネントの取得先が正しく指定されず、エラーを引き起こすことがあります。
CBS logファイルの問題CBS(Component Based Servicing)ログファイルが破損・肥大化していると、Windowsの更新やコンポーネントインストールに不具合が発生する場合があります。
WSUSの問題WSUS(Windows Server Update Services)を使用している環境で、更新サーバーの設定や接続に問題があると、オプション機能のインストールが失敗することがあります。

具体的な対処方法

具体的な対処方法は次の通りです。

グループポリシーの設定変更

0x800f0954エラーは、グループポリシーがWSUSの設定を優先している状況で発生することがあります。以下の手順で、Windows Updateから直接修復コンテンツやオプション機能をダウンロードするように設定を変更してみましょう。

  1. WinWinWin + RRR キーを押し、「gpedit.msc」と入力して グループポリシーエディタ を起動します。
  2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」と進みます。
  3. 「オプションコンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」をダブルクリックします。
  4. 「有効」を選択し、「Windows Server Update Services(WSUS)の代わりに、Windows Updateから修復コンテンツとオプションの機能を直接ダウンロードする」にチェックを入れます。<sup>[2]</sup>

この設定を有効にすると、WSUSサーバーを経由せずにWindows Updateから直接更新プログラムやコンポーネントを取得できます。

CBS logsの削除

CBSログファイル(Component Based Servicing)はWindowsの更新プログラムやコンポーネントインストールの履歴を記録しています。このファイルが破損していたり、異常に肥大化しているとインストール処理が正常に進まない場合があります。ログファイルを削除することで再生成され、問題が解消する可能性があります。

  1. エクスプローラーを開き、「C:\Windows\Logs\CBS」フォルダに移動します。
  2. 「CBS.log」ファイルを探し、ファイルを削除します。[5]
    • 削除できない場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、止める必要のあるサービス(Windows Modules Installerなど)を停止してから実行すると削除しやすくなります。

注意:CBS.logにはシステムの更新履歴などが含まれるため、削除前に念のためバックアップを取っておくことを推奨します。

WSUSのバイパス

企業や組織でWSUSを利用している場合、サーバー側の設定やネットワーク経路で問題が発生していることがあります。

  • グループポリシーエディターで「WSUSをバイパスする」設定を行い、Windows Updateを直接参照するようにします。
  • ネットワーク管理者に相談し、WSUSのサーバー側設定を確認してもらうことも重要です。

NET Framework 3.5の有効化

Windowsの一部の機能やアプリケーションでは、.NET Framework 3.5が必要になる場合があります。インストールされていない/無効化されていると、エラーが生じることがありますので、有効化してみましょう。

  1. コントロールパネルを開き、「プログラムと機能」をクリックします。
  2. 左側メニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。
  3. 「.NET Framework 3.5 (.NET 2.0および3.0を含む)」にチェックを入れ、OKをクリックします。<sup>[2]</sup>
  4. 必要に応じてWindows Updateから追加のファイルがダウンロードされ、自動的にインストールが進みます。

それでも解決しない場合の対処

上記の手順を試しても「0x800f0954」エラーが解決しない場合、以下の方法を検討してみてください。

  • 専門家のサポートを受ける
    システム管理者やIT専門業者に相談し、環境全体の設定を見直してもらうことで早期解決につながる場合があります。
  • 修復専用ツールの使用
    Windowsの不具合修復を支援するサードパーティ製ツールを利用すると、グループポリシーや更新設定の問題を自動的に検出・修正してくれるケースもあります。
  • バックアップの実施
    システムファイルに大きな変更を加える前に、重要なデータのバックアップを忘れずに行いましょう。万が一トラブルが発生しても、バックアップがあればリカバリーが容易です。

おすすめデータ復旧サービス

データ復旧業者を選ぶ際、最も重要なのは「復旧技術」、つまり復旧率の高さです。全国には100社以上の業者が存在しますが、その技術力には大きな差があります。

そこで編集部が厳選した、特におすすめのデータ復旧サービスが デジタルデータリカバリー です。技術力で選ぶなら、迷わずこちらを検討してください。

データ復旧業界の老舗! 14年連続国内売上No.1を誇る「デジタルデータソリューション株式会社」


データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1

相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の95.2%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK


データ復旧率データ復旧率最高値95.2%(※1)
対応製品、メディアNAS/サーバー等のRAID機器
ハードディスク
パソコン
SSD
レコーダー
USBメモリ
SDカード・MSDカード・SFカード
ビデオカメラ
スマートフォン
など 記憶メディア全般
完全成果報酬型成果報酬制
受付時間24時間365日受付可能
スピード対応〇(依頼の約8割を48時間以内に完了)
無料見積もり
無料診断
店舗持ち込み
セキュリティ〇(ISO27001・Pマーク取得)
初期診断最短5分
復旧最短15分・依頼の約8割を48時間以内に完了

データ復旧専門業者14年連続国内売り上げNo.1! これまでの相談実績は46万件超

デジタルデータソリューション株式会社は、1999年に創業以来、データ復旧業界の第一線を走る老舗企業です。HDDやUSBメモリなどのデータ復旧を行うデータリカバリー事業では、累計46万件超のインシデント対応をした実績を誇ります(※)。これまでTOYOTAやNTTデータなどの大手企業をはじめ官公庁や大学、病院など、さまざまな業界・規模の企業がサービスを利用しています。セキュリティ対策や秘密保持契約(NDA)の締結などの対応がしっかりしている点も、利用の決め手となっているようです。一発勝負であるといわれるデータ復旧において、実績を重視したい方におすすめです。

※対象期間:2011年1月1日以降

復旧率の最高値は驚異の95.2%! 国内最大級のデータ復旧ラボと確かな技術力で幅広い機器や障害に対応

デジタルデータソリューション株式会社では、「難易度の高いサーバー復旧を得意とするRAID・サーバー緊急対応チーム」や「物理的な破損による障害を復旧する物理復旧チーム」など、症状や強みごとに専門チームを組成しています。また、国内最大級のデータ復旧ラボには、国内外から取りそろえた復旧の設備が300以上あり、年代ごとに異なる互換性にも対応することが可能です。豊富な知識や確かな技術力、設備環境によって成功率を高めており、復旧率の最高値はなんと95.2%を誇ります(※)。

※2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)

他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破! 24時間365日相談・診断・無料見積もりOK

初期診断はデータ復旧の鍵を握る重要な要素ですが、デジタルデータソリューション株式会社では、機器の異音や最先端のプログラム解析機、電圧測定器などを使って最短5分で故障個所を特定することが可能です。これまでの症例を1件ずつ電子カルテ化するなど、診断や復旧作業の精度を高める取り組みを積極的に行っているので、他社や製造メーカーで復旧できなかったケースでも復旧が可能な場合があります

24時間365日、相談や初期診断、見積もり対応をしているので「機器が壊れてしまった」「データが消えた」といった急を要する事態にも柔軟に対応できます。法人であれば、全国出張診断が無料で依頼できるので、持ち込みができない機器の場合は、ページ右上にある「お問い合わせ」をクリックしお問い合わせフォームからご相談ください。

こんな方におすすめ

  • 確実にデータを復旧したい方
  • なるべく早くデータを復旧してもらいたい方
  • セキュリティ対策がしっかりしている業者に相談したい方
運営会社デジタルデータソリューション株式会社
URLhttps://www.ino-inc.com/



データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1

相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の95.2%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK

まとめ

「0x800f0954」エラーは、Windowsがオプション機能やコンポーネントを正常にインストールまたは更新できない場合に発生する代表的なエラーコードの一つです。原因としては、.NET Frameworkの未インストールやグループポリシーとシステム設定の不整合、CBSログファイルの破損、WSUS設定の不具合などが挙げられます。

対処法としては、まずはグループポリシーの設定変更やCBSログの削除、WSUSのバイパス設定、.NET Framework 3.5の有効化などを行い、問題が改善されるかを確認しましょう。もし解決に至らない場合は、専門家への相談や修復ツールの活用を検討し、さらに深刻な問題が進行する前に早めの対策を講じることが大切です。

正確な原因の特定と適切な対処を行うことで、多くの場合「0x800f0954」エラーは解消できます。システムの状態を定期的に確認し、トラブルが起きた際には迅速に対応することで、快適なWindows環境を維持しましょう。

ページ先頭へ戻る