更新日:2025/07/03

エラーコード「0xc00000d」の原因と対処法を徹底解説|起動不能でもあきらめない

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
突然パソコンを立ち上げたとき、黒い画面に「エラーコード:0xc00000d」が表示されて起動が止まった…。
- Windowsロゴが出ず、真っ暗なままエラーが出続ける
- 「回復」画面に進むが、どの選択肢を選んでも再起動できない
- キーボード操作も受け付けず、進展がない
この状態は、OSが正常に起動できない「ブート構成エラー」が発生している深刻なサインです。放置すると、システムファイルの破損やデータ損失の危険性が高まります。
「0xc00000d」は、ブート領域の破損やディスクの物理障害などが原因で発生するケースが多く、適切な手順で原因を突き止め、早急に復旧作業を行うことが重要です。
本記事では、このエラーが表示される代表的な原因と、安全かつ効果的な対処法について、専門家の知見に基づきステップ形式で詳しくご紹介します。
「どうしても中身を取り出したい」「急ぎで必要なのにどうすればいいかわからない」──そんなときは、まずは無料で診断してくれる専門業者への相談も検討してください。
エラーコード「0xc00000d」が発生する原因
このエラーは、Windowsの起動に必要な「ブート構成データ(BCD)」や「システムファイル」に異常があるときに発生します。問題の内容によっては、データが完全に失われたり、PCが起動不能になるおそれもあるため、早急な対応が必要です。
エラーコード「0xc00000d」が発生する原因は次の通りです。
ブート構成データ(BCD)の破損・紛失
Windowsの起動には「BCD(Boot Configuration Data)」というファイルが不可欠です。このファイルが破損・消失すると、エラーコード0xc00000dが表示され、起動できなくなります。
BOOTMGRの破損
BOOTMGR(ブートマネージャー)が破損すると、BCDが正常でもWindowsの起動処理が停止します。起動の最初の段階で障害が発生するため、深刻なトラブルとなります。
システムファイルの損傷
Windowsのシステムファイルが破損していると、OSが正しく動作せず、起動時にエラーが発生します。レジストリの損傷も含まれます。
ハードディスクやハードウェアの不良
パソコンが突然起動しなくなった場合、原因の一つとしてHDDやSSDのブート領域に問題が生じている可能性があります。これは、ストレージ内部の物理的な損傷、コントローラーの異常、あるいはファームウェアの不具合などが引き金になるケースが多く見られます。
こうした障害が発生すると、OSが正常に立ち上がらなくなり、内部のデータにもアクセスできなくなってしまいます。自力での修復を試みようと市販ソフトやリカバリーツールを使用しても、ブート領域に深刻な問題がある場合には効果がなく、むしろ状態を悪化させてしまうリスクがあります。
そのため、異常を感じた段階で無理に電源を入れ続けたり、何度も再起動を試みたりせず、データ復旧業者の専門的な診断を受けることが大切です。
BIOS/UEFIの設定ミス
BIOSやUEFIの設定が誤っていると、正しいドライブから起動できず、エラーが発生することがあります。起動モード(UEFI/Legacy)の不一致にも注意が必要です。
ウイルスやマルウェアの感染
悪意あるプログラムによって、ブート領域やシステムファイルが書き換えられると、起動不能に陥ることがあります。セキュリティソフトでは検知しづらいケースもあります。
突然の電源断・アップデート失敗
強制終了やアップデート中のシャットダウンにより、ブートファイルが破損することがあります。これは非常に多いトラブル原因のひとつです。
このように、エラー「0xc00000d」はさまざまな原因によって発生し、放置するとOSが二度と起動できなくなる可能性もあります。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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エラーコード「0xc00000d」の対処法
ここでは、エラー「0xc00000d」を解決するための実践的な方法を段階的に紹介します。
- スタートアップ修復を実行する
- BCDの再構築とブート領域の修復
- BIOS/UEFIの設定を確認する
- ハードウェアの状態をチェックする
- Windowsを再インストールする
- データを救出する(必要に応じて)
- 専門業者に相談・依頼する
スタートアップ修復を実行する
WindowsインストールメディアからPCを起動し、スタートアップ修復機能を利用することで、自動的にブート関連の問題を修復できます。
スタートアップ修復の手順は次の通りです。
- WindowsインストールUSBまたはDVDをPCに挿入して起動します。
- 「言語」や「キーボードの種類」を設定し、「次へ」をクリックします。
- 左下の「コンピューターを修復する」を選びます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択します。
- 処理が完了するまで待機し、PCを再起動します。
BCDの再構築とブート領域の修復
ブート構成データが破損している場合は、コマンドでBCDを再構築することで解決できる場合があります。
BCD再構築手順は次の通りです。
- Windowsインストールメディアから起動し、「コンピューターを修復する」を選びます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を開きます。
- 以下のコマンドを順に入力し、Enterキーを押します:
- bootrec /fixmbr
- bootrec /fixboot
- bootrec /scanos
- bootrec /rebuildbcd
- 完了後、PCを再起動します。
BIOS/UEFIの設定を確認する
起動順序やUEFI/Legacyモードの設定ミスによってエラーが出ている可能性があります。BIOS画面を開いて設定を見直します。
BIOS/UEFIの設定を確認するは次の通りです。
- PC起動時に「F2」や「DEL」キーを押してBIOS設定画面を開きます。
- 「Boot」タブで、起動優先順位が正しいドライブになっているか確認します。
- 「UEFIモード」と「Legacyモード」の設定が適切か確認し、必要に応じて切り替えます。
- 変更後、保存して終了します。
ハードウェアの状態をチェックする
HDDやSSDの故障、接続不良が原因でエラーが発生する場合もあります。物理的な問題がないか確認しましょう。
ハードウェアチェック手順は次の通りです。
- PCの電源を切り、ケースを開けてHDD/SSDの接続ケーブルを確認します。
- 別のポートやケーブルに差し替えて再起動してみます。
- 他のPCに接続して認識されるか確認します。
- メーカー提供の診断ツール(例:Seagate SeaToolsなど)で状態を確認します。
Windowsを再インストールする
他の手段で解決できない場合、Windowsの再インストールが必要になることもあります。データをバックアップしてから進めましょう。
Windows再インストール手順は次の通りです。
- WindowsインストールメディアからPCを起動します。
- 言語とキーボードを設定し、「今すぐインストール」を選びます。
- プロダクトキーを入力し、インストール先のドライブを選びます。
- 「カスタム(インストールのみ)」を選択して再インストールを実行します。
- インストール後、必要なドライバとソフトを再設定します。
データを救出する(必要に応じて)
Windowsが起動できない状態でも、ストレージが無事であればデータの救出が可能です。誤操作でデータを失わないよう、慎重に対応しましょう。
データ救出手順は次の通りです。
- HDD/SSDを取り外して外付けケースに接続します。
- 別のPCに接続し、データが読み込めるか確認します。
- データ復旧ソフトを使用する場合は、別のドライブに復旧してください(上書きを防ぐため)。
- アクセスできない場合は、無理せず専門業者に相談します。
専門業者に相談・依頼する
自力での修復が難しい、データを絶対に失いたくないという場合、データ復旧の専門業者へ相談するのをおすすめします。誤った操作で状態を悪化させる前に、専門家による対応が確実です。
専門業者への依頼手順は次の通りです。
- 異常を感じたらPCの使用を停止します。
- 公式サイトなどから無料診断を申し込みます。
- 指示に従って機器を発送または持ち込みます。
- 診断結果を確認し、復旧内容と料金を検討します。
- 同意すれば作業開始、完了後にデータを受け取ります。
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まとめ
「エラーコード:0xc00000d」のような起動トラブルは、自己判断で対応するとかえって状況を悪化させ、最悪の場合、大切なデータを失うリスクがあります。
「本当に復旧できるのか不安」「重要なファイルだけでも取り出したい」と感じている方は、自力での復旧にこだわらず、実績ある専門業者に早めに相談することが確実な一歩です。