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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/07/25 

【BitLocker】「アクティブ化を待機中です」状態の原因と対処法

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

突然 BitLocker が「アクティブ化を待機中です」と止まり、暗号化処理が進まない。そんな不安な状態ではありませんか?

  • ドライブ暗号化が途中で止まっている
  • 回復キーの保存や構成に不備がある
  • TPMやファイルシステムに異常が発生している

こうした状態は、軽度なエラーから TPM やファイル構成の不具合まで幅広く、自己解決が難しいケースもあります。

本記事では、原因の見極め方と安全に進める複数ステップの対処法を丁寧にご紹介しています。

重要データがある場合は、操作前にバックアップや当サイトがおすすめする専門業者の無料相談もご検討ください。

「アクティブ化を待機中」の原因

BitLocker が「アクティブ化を待機中」の状態になる背景には、ツール的な中断からハードウェア依存要素までさまざまな要因があります。それぞれの理由を明確にすることで、対処法選択の精度が上がります。

暗号化プロセスの途中停止

電源断や再起動、途中での操作中断により、BitLocker の暗号化処理が中途半端な状態で止まることがあります。

回復キーの保存・生成未完了

回復キーが正しく保存されていなかったり、生成が完了していないとプロセスが先に進めなくなります。

TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)の不具合

パソコンに搭載されている「TPM(セキュリティ用のチップ)」が正しく動かないと、BitLockerの暗号化に必要な認証がうまくいかず、処理が止まってしまうことがあります。設定が間違っていたり、パソコンがTPMをうまく認識できないときに起きやすいトラブルです。

ドライブ構成・ファイルシステムの異常

パソコンのドライブを分けたり(パーティション変更)、システムの中のファイル情報が壊れてしまうと、BitLockerの暗号化処理がうまく進まなくなることがあります。こうした異常があると、処理が途中で止まってしまったり、パソコンの動作が不安定になることがあります。

物理障害を伴うストレージデバイス故障

HDD または SSD 自体が物理的に故障していると、暗号化動作が正常に完了しません。こちらはファイルシステムの問題と異なり、ディスクが認識されない、アクセスが断続的になる、自力で状況を改善するのが非常に困難なケースです。

特に物理障害の場合は、自己対応で悪化させると取り返しのつかないデータ損失につながる恐れがあります。このような場合は、迷わずデータ復旧業者に相談し、専門の診断と復旧作業を依頼することを強く推奨します。

【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。

たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。

以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。

  • 絶対に失いたくないデータがある
  • 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
  • パソコンやストレージ機器の操作に不安がある

編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。

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「アクティブ化を待機中」を解決する対処法

ここからは、安全かつ確実に BitLocker の「待機中」状態を解消するためのステップを、簡単なものから順にわかりやすくご紹介します。

暗号化プロセスを再開する

最も安全かつ確実な方法として、まずはコマンドによって暗号化再実行を試みます。

暗号化再開の手順

  1. 「Windows + R」を押し、「cmd」と入力して管理者権限で起動
  2. 次のコマンドを入力して実行:
    manage-bde –Protectors -Enable C:(※ドライブ名は環境に合わせて変更)
  3. コマンド実行後、BitLocker の状態を確認。暗号化が進んでいれば成功です。

一度 BitLocker をオフ→再設定

暗号化が途中で止まっている場合、解除して再設定することで環境をリセットできます。ただし回復キーが必要ですのでご注意ください。

解除→再設定の手順

  1. 管理者権限のコマンドプロンプトを開く
  2. manage-bde C: -off を入力し BitLocker を解除
  3. 解除後、再度設定画面から BitLocker を有効化し、新たに回復キーを生成・保存

グループポリシー・ドライバー確認

ポリシー設定やドライバーが古いままだと暗号化にブレが出ます。最新状態を維持しましょう。

確認・更新の手順

  1. 「Windows + R」で「gpedit.msc」を起動し BitLocker 関連のポリシーが適切か確認
  2. Windows Update を実行し、ドライバー・OS を最新に
  3. 再起動後、状態をチェックし 「待機中」が解除されているか確認

BIOS・TPM をリセット

ハードウェア設定や TPM にズレがある場合、BIOS 初期化や TPM のクリアで正常化できることがあります。

BIOS/TPMリセットの手順

  1. PC 起動時に BIOS に入り、設定を「Load Defaults」にして保存・再起動
  2. Windows に戻り、「tpm.msc」を開いて TPM をクリアまたはリセット
  3. リセット後、BitLocker 状態を再確認して進行が再開されているか確認

BitLocker を無効化して復号

暗号化が長く停止していて改善しない場合は、完全に無効化して復号したうえで再度暗号化をやり直すと安定化することがあります。

無効化と復号の手順

  1. 管理者権限のコマンドプロンプトを開く
  2. manage-bde C: -off を入力してドライブを復号化
  3. 復号完了後、設定画面から BitLocker を再び有効化し、新回復キーを生成

専門業者に相談する

ここまでの手順で改善しない場合、TPM やストレージ障害の可能性が高くなります。自己判断による対処はデータ喪失リスクがありますので、まずは専門業者の無料相談を利用して状況を診断してもらいましょう。

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まとめ

「BitLocker が『アクティブ化を待機中』のまま停止している状態は、コマンドで再開できるケースから、TPM エラーやストレージの物理障害による深刻な状態まで幅があります。特に回復キー未整備や TPM 認証ミス、ファイルシステムエラーは自力で改善が難しく、誤操作でデータ消失のリスクがあります。

自力対応に不安がある場合や、大切なデータが格納されている場合は、まず専門業者に相談することをおすすめします。当サイトで紹介している業者は、24時間365日対応、初期診断・見積もりは無料。「データが戻るか知りたい」だけでも相談可能です。トラブルに気づいたら、早めに行動することが復旧への近道です。

SFAは活用されてこそ意味がある

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