更新日:2025/07/11

DISMエラーが出る原因と対処法を徹底解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
WindowsパソコンでDISMコマンドを実行した際、次のようなトラブルが発生していませんか?
- 「エラー87」などのメッセージが表示されてコマンドが実行できない
- 「0x800f081f」といったコードが出て修復に失敗する
- DISMが途中で止まってしまい、何も変わらない
こうした症状が見られる場合、DISMコマンドの実行環境や指定オプションに問題がある可能性が高く、正常な修復処理が行われていない状態です。
そのまま放置すると、Windowsのシステムファイルが破損したままとなり、起動不良やブルースクリーンなど深刻なトラブルに発展するリスクがあります。このようなエラーに直面したときは、焦らず正しい手順で原因を特定し、確実に対処することが重要です。
本記事では、DISMコマンドで発生しやすいエラーの原因とその具体的な解決策について、専門的な知見に基づいてわかりやすく解説しています。
「どうしても中身を取り出したい」「急ぎで必要なのにどうすればいいかわからない」──そんなときは、まずは無料で診断してくれる専門業者への相談も検討してください。
DISMエラーの主な原因
DISM(Deployment Imaging Service and Management Tool)は、Windowsのシステムイメージを修復するためのツールです。しかし、さまざまな理由で正常に機能しないことがあります。ここでは、よくある原因を紹介します。
Windows Updateの破損
DISMは修復用のファイルをWindows Updateから取得しますが、Updateモジュールが破損しているとエラーになります。放置するとWindows全体の更新が停止し、深刻な不具合につながることもあります。
ソースファイルの不足
修復に必要なWIMやISOファイルの指定が間違っている、あるいはそもそも存在しない場合、0x800f081fなどのエラーが表示されます。
.NET Frameworkの問題
.NET Framework 3.5などが未インストール、または破損しているとDISMが失敗することがあります。
管理者権限の不足
管理者としてコマンドを実行しないと、DISMはシステムへのアクセス権を得られず、処理が失敗します。
ウイルス対策やプロキシの影響
セキュリティソフトやVPN、プロキシ設定などが影響し、外部の修復ファイル取得が妨げられることがあります。
パラメータの記述ミス
DISMコマンドに誤ったオプションやパスを入力すると、エラー87などのメッセージが表示されます。
これらの原因に心当たりがある場合、次に紹介する対処法を試してみてください。特に物理的な異常が疑われる場合は、無理に操作せず専門業者へ相談することが重要です。
物理障害やストレージ異常
HDDやSSDに不良セクタがある場合、DISMの実行中に読み取りエラーが発生することがあります。重大なデータ損失のリスクを伴うため、DISM実行中に「読み取りエラー」が表示された場合は、安易な再実行や自己流の修復を避け、早急な対応が求められます。
不良セクタが原因で読み取りエラーが発生している場合、HDDやSSDの劣化が進行している可能性があります。この状態で無理に操作を続けると、正常なデータ領域にも影響が及び、ファイルの破損やシステム全体の起動不能といった深刻なトラブルに発展する恐れがあります。
そのため、データ復旧業者の専門的な診断を通じて、正確な状態の把握を検討しておきましょう。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。
- 2011年1月以降、累計46万件以上の相談対応実績
- 実際に扱ってきた障害事例は15,000件以上
- 24時間365日初期診断・見積もりはすべて無料
失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
DISMエラーの対処法
DISMエラーは、エラー内容に応じた適切な対処で解決可能です。以下では、よくあるエラーに対する対処法を紹介します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを実行
- ウイルス対策ソフトを一時的に停止
- Windows Updateをリセット
- システムイメージのクリーンアップ
- ソースファイルを明示的に指定
- .NET Frameworkを有効化
- 物理障害が疑われる場合の対応
管理者権限でコマンドプロンプトを実行
通常の権限ではDISMがシステムにアクセスできないため、必ず「管理者として実行」してください。
設定手順は次の通りです。
- Windows検索で「cmd」と入力します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選びます。
- その状態でDISMコマンドを入力します。
ウイルス対策ソフトを一時的に停止
セキュリティソフトが外部サーバーへの通信を遮断している可能性があります。
設定手順は次の通りです。
- ご利用のウイルス対策ソフトを開きます。
- 「保護の一時停止」や「リアルタイム保護を無効化」などのオプションを選びます。
- DISMコマンドを再度実行します。
Windows Updateをリセット
更新モジュールの不具合をリセットすることで、DISMが正常に動作する可能性があります。
設定手順は次の通りです。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に入力します。
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver - PCを再起動し、DISMを再実行します。
システムイメージのクリーンアップ
破損したキャッシュや古いファイルを整理することで、修復が可能になります。
設定手順は次の通りです。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを順に実行します。
Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
Dism.exe /online /Cleanup-Image /RestoreHealth - 完了後にPCを再起動します。
ソースファイルを明示的に指定
DISMが必要なファイルを自動取得できない場合は、手動でパスを指定します。
設定手順は次の通りです。
- Microsoft公式からWindows ISOをダウンロードし、マウントします。
- ドライブ文字(例:E:)を確認します。
- 以下のコマンドを入力します。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:WIM:E:\Sources\Install.wim:1 /LimitAccess
.NET Frameworkを有効化
.NET Framework 3.5の有効化で、DISMの問題が改善されることがあります。
設定手順は次の通りです。
- 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」を開きます。
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を選びます。
- 「.NET Framework 3.5」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
物理障害が疑われる場合の対応
HDDやSSDに異音や極端な遅延がある場合、自己判断での操作は避け、専門業者に相談してください。
- 機器の使用を直ちに中止します。
- 通電や再起動を避けます。
- 「初期診断無料」のデータ復旧専門業者に相談してください。
おすすめのデータ復旧業者
データ復旧業者を選ぶ際、最も重要なのは「復旧技術」、つまり復旧率の高さです。全国には100社以上の業者が存在しますが、その技術力には大きな差があります。
そこで編集部が厳選した、特におすすめのデータ復旧サービスが デジタルデータリカバリー です。技術力で選ぶなら、迷わずこちらを検討してください。
データ復旧業界の老舗! 14年連続国内売上No.1を誇る「デジタルデータソリューション株式会社」

データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1
相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の95.2%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
データ復旧率 | データ復旧率最高値95.2%(※1) |
対応製品、メディア | NAS/サーバー等のRAID機器 ハードディスク パソコン SSD レコーダー USBメモリ SDカード・MSDカード・SFカード ビデオカメラ スマートフォン など 記憶メディア全般 |
完全成果報酬型 | 成果報酬制 |
受付時間 | 24時間365日受付可能 |
スピード対応 | 〇(依頼の約8割を48時間以内に完了) |
無料見積もり | 〇 |
無料診断 | 〇 |
店舗持ち込み | 〇 |
セキュリティ | 〇(ISO27001・Pマーク取得) |
初期診断 | 最短5分 |
復旧 | 最短15分・依頼の約8割を48時間以内に完了 |
データ復旧専門業者14年連続国内売り上げNo.1! これまでの相談実績は46万件超
デジタルデータソリューション株式会社は、1999年に創業以来、データ復旧業界の第一線を走る老舗企業です。HDDやUSBメモリなどのデータ復旧を行うデータリカバリー事業では、累計46万件超のインシデント対応をした実績を誇ります(※)。これまでTOYOTAやNTTデータなどの大手企業をはじめ官公庁や大学、病院など、さまざまな業界・規模の企業がサービスを利用しています。セキュリティ対策や秘密保持契約(NDA)の締結などの対応がしっかりしている点も、利用の決め手となっているようです。一発勝負であるといわれるデータ復旧において、実績を重視したい方におすすめです。
※対象期間:2011年1月1日以降
復旧率の最高値は驚異の95.2%! 国内最大級のデータ復旧ラボと確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
デジタルデータソリューション株式会社では、「難易度の高いサーバー復旧を得意とするRAID・サーバー緊急対応チーム」や「物理的な破損による障害を復旧する物理復旧チーム」など、症状や強みごとに専門チームを組成しています。また、国内最大級のデータ復旧ラボには、国内外から取りそろえた復旧の設備が300以上あり、年代ごとに異なる互換性にも対応することが可能です。豊富な知識や確かな技術力、設備環境によって成功率を高めており、復旧率の最高値はなんと95.2%を誇ります(※)。
※2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破! 24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
初期診断はデータ復旧の鍵を握る重要な要素ですが、デジタルデータソリューション株式会社では、機器の異音や最先端のプログラム解析機、電圧測定器などを使って最短5分で故障個所を特定することが可能です。これまでの症例を1件ずつ電子カルテ化するなど、診断や復旧作業の精度を高める取り組みを積極的に行っているので、他社や製造メーカーで復旧できなかったケースでも復旧が可能な場合があります。
24時間365日、相談や初期診断、見積もり対応をしているので「機器が壊れてしまった」「データが消えた」といった急を要する事態にも柔軟に対応できます。法人であれば、全国出張診断が無料で依頼できるので、持ち込みができない機器の場合は、ページ右上にある「お問い合わせ」をクリックしお問い合わせフォームからご相談ください。
こんな方におすすめ
- 確実にデータを復旧したい方
- なるべく早くデータを復旧してもらいたい方
- セキュリティ対策がしっかりしている業者に相談したい方
運営会社 | デジタルデータソリューション株式会社 |
URL | https://www.ino-inc.com/ |
データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1
相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の95.2%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
まとめ
DISMエラーが解決できない場合、システムやデバイスに深刻な障害がある可能性があります。
大事なファイルがある場合や対応に不安があるときは、専門業者への相談がおすすめです。紹介している業者は24時間365日対応、初期診断と見積もりは無料。気づいたら早めに相談するのが安心です。