
Excelで「ブックは破損しているため、microsoft excelで開いたり、修復できません」と出たときの対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
Excelファイルを開こうとしたら、「修復できません」と言われて途方に暮れていませんか?
- Excelを起動するたびこのエラーメッセージが出る
- ファイルが以前は開けていたが、移動・コピー後開けなくなった
- 保存中にExcelがクラッシュした、パソコンが落ちたことがある
こうした症状は、ファイルのヘッダー破損・参照不整合・保存形式の問題などが原因で起きることが多いです。
本記事では、Excel標準機能から外部ソフト・専門業者までの復元手順をわかりやすく解説します。
大切なデータが入っているファイルなら、早めに対処し、バックアップも並行して行いましょう。
この記事の目次はこちら
破損Excelファイルが開けない原因
Excelファイルが開けない原因はひとつではなく、保存経路・環境・Excelの機能の限界など複数重なっていることがあります。原因を特定することで、より効果的な復元方法を選べます。
ファイルのヘッダーや構造の破損
Excelファイルの先頭部分(ヘッダー)にはファイルタイプや内部フォーマット情報が含まれています。保存中や移動途中にこの情報が壊れると、「破損」の警告が表示され、Excelが構造を読み取れなくなります。
Excelのバージョンや環境の違い
Excelのバージョンが古いと新しいファイル形式に対応していなかったり、Excel Online や Mac版等で異なる挙動を示すことがあります。また OS やアップデートの有無でファイル処理能力が異なります。
参照リンクや外部データが失われている
他のブック・外部データソース・グラフのデータなどを参照するリンクが切れていたり、参照先ファイルが削除・移動されたりすると、ファイルの読み込み時にエラーとなることがあります。
自動保存やバックアップが未設定
Excel の自動保存機能や「以前のバージョン」「OneDrive の履歴」などのバックアップ機能が無効だったり、保存先がクラウドではない・同期されていない場合、復元できるデータが全く残っていない可能性があります。
重大なデータ破損/物理的なファイル損傷
ディスクエラーや保存媒体の損傷、ファイルサイズの肥大化、さらにExcel内部での更新中にトラブルが起きると、ファイル自体が部分的または全体的に破損することがあります。こうした物理的な損傷は見た目では判断できず、読み込み不能や強制終了など深刻な症状として現れることが少なくありません。
このレベルの破損はソフト修復で対応できる範囲が限られ、無理に操作を続ければデータが完全に消失する危険もあります。大切な情報を確実に守るためには、専門設備と技術を持つデータ復旧業者に相談し、安全な方法で復旧を試みることが最も有効な手段です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。
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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
破損Excelファイルの復元・修復手順
上記の原因に応じて、下記の方法を順に試すことで復元可能性を高められます。操作は慎重に行い、破損状態を悪化させないよう注意してください。
Excelの「開いて修復」機能を使用する
Excelには破損ファイルを読み込む際に内蔵の修復機能があり、可能な限りデータを復元するための「修復」または「データの抽出」オプションがあります。
「開いて修復」機能を使う手順
- Excel を起動し、「ファイル」→「開く」を選択
- 「参照」で破損しているファイルを選ぶ
- 「開く」ボタンの横の下向き矢印(▼)をクリック
- 「開いて修復」を選択し、「修復(Repair)」をクリック
- もし「修復」が失敗したら「データの抽出(Extract Data)」を試す
別の環境やExcel Onlineで開く
別の PC や異なる Excel のバージョン、ブラウザ版(Excel Online)を使うと、標準機能で開けないファイルが読み込めることがあります。
別環境で開く手順
- 別の PC または他の Excel バージョン(古い版/新しい版)を利用する
- ブラウザ版の Excel Online にファイルをアップロードする
- クラウド保存していれば OneDrive 等のバージョン履歴を確認
- そこから以前保存された状態を復元できれば、それをダウンロードまたは同期する
外部参照・値貼り付けでデータ抽出
ファイルが完全には開かないが一部セルの内容を参照できる場合、新しいブックを作り外部参照でデータを取り出す方法があります。
外部参照を利用してデータ抽出する手順
- 新しいブックを開く
- セル A1 等に
='パス\ファイル名.xlsx'!A1
と入力して内容を表示させる - 表示されたデータを範囲指定しコピー
- 別シートまたは新しいブックで「値貼り付け」を使って固定化
バックアップ/ファイル履歴機能から復元
Windows や OneDrive の以前のバージョン機能、自動保存やクラウド同期の履歴が有効なら、過去の復元ポイントからファイルを復元できることがあります。
バックアップ・履歴から復元する手順
- ファイルを保存していたフォルダを右クリック →「プロパティ」を開く
- 「以前のバージョン」タブで利用可能な復元ポイントを確認
- OneDrive 等でクラウド同期なら、オンラインのファイル履歴を開く
- 復元したいバージョンを選び保存またはコピーする
専用修復ソフトを使う
標準機能で開かない場合、Repairit や EaseUS などの修復専用ツールが助けになることがあります。無料体験でどれぐらいデータが復元できるか確認可能です。
専用修復ソフトでの復元手順
- 信頼できる修復ソフトをインストール(例:Repairit, EaseUS File Repair など)
- 破損ファイルをソフトにインポートまたは選択する
- スキャンを実行し、復元可能なデータをプレビューする
- データを別の保存先に保存する(元ファイルを上書きしない)
専門業者に依頼する
これらの方法で復元できない場合、ファイルの構造欠損やディスク障害の可能性もあります。重要なデータを含む場合は、専門のデータ復旧業者に相談することが最も安全な選択です。当サイトがおすすめする「デジタルデータリカバリー」は、国内売上No.1の実績と高い技術力で安心して依頼できる業者です。
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まとめ
「破損しているため修復できません」と表示されるExcelファイルでも、開いて修復・データ抽出・外部参照・クラウド履歴など複数の方法を試すことで復元できる可能性があります。まずは標準機能を優先し、それでうまくいかなければツールや専門業者の力を借りましょう。
重要なファイルがある方は、ファイルを扱うたびにバックアップまたはクラウド保存を習慣にしてください。当サイトおすすめの専門業者は初期診断・見積もり無料で対応しています。「データが取り戻せるかだけでも知りたい」という相談でも歓迎されます。早めの行動が復元成功の鍵です。