
【要注意】外付けHDDが接続・切断を繰り返す原因と対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
この問題はケーブル接続や電源の不具合から、HDD自体の劣化までさまざまな原因が考えられます。
本記事では、具体的な原因と今すぐ実践できる対処法を丁寧に解説。物理的な故障が疑われる場合には、無理をせず当サイトおすすめのデータ復旧専門業者への無料相談をご活用ください。
この記事の目次はこちら
外付けHDDが接続・切断を繰り返す主な原因
接続と切断を繰り返すトラブルの背景には、接触不良や電源不足などの物理的な要因だけでなく、PC側の設定やドライバの不具合、HDDの劣化なども含まれます。以下に主な原因を紹介します。
USBケーブルやポートの接触不良・劣化
長期間の使用や頻繁な抜き差しにより、USBケーブルやHDD側・PC側の端子が劣化して接触不良を起こすことがあります。特にUSBハブや延長ケーブルを使っている場合、不安定になる傾向があります。
ACアダプタや電源供給の問題
ACアダプタや電源ケーブルが正しく接続されていない、あるいは劣化している場合、HDDへの安定供給ができず切断を繰り返すことがあります。バスパワー式のHDDではPC本体のUSBポートからの電力不足が原因となることもあります。
省電力設定やUSBセレクティブサスペンド
WindowsにはUSB接続機器の電力を自動で制御する機能がありますが、これによりHDDが意図せず切断されてしまう場合があります。設定の見直しで解消することも少なくありません。
USBドライバーやOSの設定不具合
古いまたは破損したUSBドライバー、OSアップデート後の電源管理やセキュリティポリシーの変更などにより、HDDとの接続が不安定になることがあります。
論理障害・物理障害
HDD本体が劣化・故障している場合や、内部のファイルシステムに障害があると、システムがHDDを認識できず、頻繁な切断を起こすことがあります。異音(カチカチ音、ギーギー音など)がする場合は、物理障害の可能性が高く、通電を続けることで悪化するリスクがあります。
このような状況では、無理に作業を進めず、当サイトおすすめのデータ復旧専門業者への相談が最も安全です。
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外付けHDDの接続切断トラブルを解消する対処法
まずは簡単な確認から始めて、徐々に切り分けを進めましょう。状態が悪化する前に安全な手順で作業を進めることが大切です。
USBケーブル・ポート・ACアダプタの交換
まず最も疑うべきは物理的な接触不良。部品の交換で大半の問題が解消します。
- 別のUSBケーブルを使用して接続。
- PC本体のUSBポートに直接接続(USBハブや延長ケーブルは使用しない)。
- ACアダプタがあるモデルは正しく接続されているか確認。
- 可能であれば他のACアダプタ・ポートで動作確認。
電源供給状況の確認
電源供給の不足は意外に多い原因のひとつ。特にノートPCでは注意が必要です。
- ACアダプタがしっかり接続されているか確認。
- 他のUSB機器(プリンタやWebカメラなど)を外して電力消費を抑える。
- バスパワー型HDDを使用中の場合、ACアダプタ付きモデルの利用を検討。
PCの省電力設定の変更
Windowsの省電力機能が原因の可能性がある場合、この設定で改善することがあります。
- [コントロールパネル] → [電源オプション]を開く。
- [プラン設定の変更] → [詳細な電源設定の変更]をクリック。
- 「USB設定」→「USBのセレクティブサスペンドの設定」=「無効」に変更。
- [デバイスマネージャー] → [ユニバーサル シリアル バス コントローラー] →「USBルートハブ」のプロパティを開き、「電源の管理」タブで「電力の節約のために…」のチェックを外す。
ドライバーと認識状態の確認
ドライバーの不具合や更新忘れも切断の原因になります。
- デバイスマネージャーを開く。
- 「ディスクドライブ」「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」に「!」などのエラーがないか確認。
- 異常があれば、該当ドライバーを右クリックして「ドライバーの更新」または「削除→再起動」して自動再インストールを実行。
別のパソコンやOSで動作確認
HDD側とPC側のどちらが原因かを判断するには、他端末での確認が有効です。
- 他のWindows PCやMacにHDDを接続。
- 安定して動作すれば、元のPC側の設定・ハードの問題。
- 同様に接続が切れる場合は、HDD本体の障害が疑われます。
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上記の対処法でも改善しない場合や、HDDから異音がする場合は物理障害の可能性が高まります。このような場合、通電や繰り返しの接続作業はデータ損傷リスクを高めるだけです。
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まとめ
外付けHDDが接続・切断を繰り返す問題は、放置すると重大なデータ損失につながる恐れがあります。まずはUSBケーブルやACアダプタ、省電力設定などの基本確認を行い、状況の切り分けを進めましょう。
異音・発熱などの異常が見られた場合や、対処法をすべて試しても改善しない場合は、HDDの物理障害の可能性があるため、無理な対応は避けるべきです。当サイトで紹介している専門業者は、無料相談・無料見積もりに対応しており、「とにかくデータを失いたくない」という方でも安心してご利用いただけます。早めの相談が復旧成功のカギとなります。