更新日:2025/07/14

外付けHDDが認識しないときの原因と対処法【TestDiskでの復旧方法も解説】

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
突然、外付けHDDがパソコンに認識されず、大切なデータが開けなくなった――このような事態に、心当たりはありませんか?
- USBで接続してもHDDが表示されない
- パソコン側で「フォーマットしますか?」と表示される
- HDDから異音がしてアクセスできない
こうした症状が見られる場合、HDDはすでに深刻な障害を起こしている可能性が高く、放置すればデータが二度と戻らない恐れもあります。
しかし安心してください。無料ツール「TestDisk」を用いた復旧方法により、認識されないHDDからデータを救出できるケースもあります。本記事では、障害の原因を正しく見極めるためのチェック方法と、「TestDisk」の具体的な使い方を詳しく解説します。
この記事の目次はこちら
外付けHDDが認識しない原因
外付けHDDが認識されない場合、主に以下のような要因が考えられます。問題の深刻さを正確に理解し、適切に対応することが重要です。
物理的な故障
外付けHDD内部の部品が壊れていると、パソコンはHDDを認識できません。落下や衝撃、長年の使用、高温環境や水没などが原因となることがあります。特に、カチカチ・カタカタといった異音が出ている場合は、ヘッドやディスクの損傷が疑われます。
この状態で通電を続けると、データが完全に失われる可能性があります。異音や発熱がある場合は、すぐに使用を中止し、データ復旧の専門業者への相談を検討してください。
接続や電源トラブル
USBケーブルの断線やポートの接触不良、電源ケーブルの不具合なども認識不良の原因になります。また、USBハブを使用している場合や電力不足の状態では、正常に認識されないことがあります。
別のポートや電源を試すなど、まずは物理的な接続状態を確認してください。改善しない場合は、内部の論理障害や物理故障の可能性も考慮しましょう。
論理障害(ファイルシステム破損など)
ファイルシステムやパーティション情報が破損すると、HDDは物理的に問題なくても認識されなくなります。「フォーマットしてください」といったメッセージが表示されるケースも含まれます。
このような障害は、突然の電源断や安全でない取り外しなどが引き金になることがあります。物理的な異常が見られない場合は、論理障害の可能性が高く、ツールを用いた修復が有効です。
次に、こうしたトラブルに対する具体的な対処法を詳しく解説します。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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外付けHDDが認識しないときの対処法
ここでは、物理的な異常が見られない外付けHDDに対し、無料で利用できるツール「TestDisk」による修復手順を紹介します。特にファイルシステムの破損が疑われる場合に効果的です。
TestDiskの起動と準備手順
HDDに物理的な異常が見られない場合、論理障害の可能性を疑いましょう。修復前には必ずクローン作成を推奨します。
TestDiskの起動と準備手順は次の通りです。
- TestDisk公式サイトからソフトをダウンロードし、解凍します。
- Windowsは「testdisk_win.exe」、Mac/Linuxはターミナルで「./testdisk」を実行します。
- 起動後、「Create」または「No Log」を選び、ログファイル作成の有無を選択します。
HDDの選択とパーティション修復
TestDiskでHDDを指定し、失われたパーティション情報を再構築していきます。
HDDの選択とパーティション修復手順は次の通りです。
- 対象の外付けHDDをリストから選択し、「Proceed」を押します。
- パーティションテーブルタイプ(IntelまたはEFI GPT)を選択します。
- 「Analyze」→「Quick Search」でスキャンを開始します。
- 結果に問題がある場合は「Deeper Search」を使い、詳細検索を行います。
- 表示されたパーティションの内容を「p」キーで確認し、必要に応じて「Primary」設定します。
- 「Write」を選択し、「Y」で確定して書き込みます。
ブートセクタの修復と確認
パーティション情報の書き込み後も認識されない場合は、ブートセクタの損傷が考えられます。TestDiskのAdvanced機能で修復を試みましょう。
ブートセクタの修復と確認手順は次の通りです。
- TestDiskメニューから「[Advanced]」→「[Boot]」に進みます。
- 「Backup BS」または「Rebuild BS」を選択します。
- 「Boot sector OK」と表示されれば修復成功です。
自力での対応が難しい場合や、作業に不安がある方は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。正確な診断と適切な復旧処置が、貴重なデータを守る鍵となります。
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まとめ
外付けHDDが認識しないときは、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。
自力対応が不安な方や、重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。本記事で紹介した業者であれば、診断・見積もりは無料なので、「データが戻るかどうかだけでも確認したい」という方にも安心です。