更新日:2024/12/05
「存在しないデバイスを指定しました」HDDエラーの原因とは?対処法を解説
【監修】株式会社ジオコード マーケティング責任者
渡辺 友馬
「存在しないデバイスを指定しました」というエラーメッセージがHDDに関して表示されると、データへのアクセスが制限されてしまいます。この問題の原因を特定し、適切な対処を行うことで解決する可能性があります。この記事では、主な原因と対処法について詳しく解説します。
この記事の目次はこちら
主な原因
このエラーが発生する原因として、以下のような問題が考えられます。
「存在しないデバイスを指定しました」の主な原因 | 詳細 |
物理的な故障 | HDD内部のモーターやプラッタが損傷している場合、デバイスとして認識されないことがあります。 |
接続の問題 | USBケーブルが破損している、またはポートが正しく動作していない場合、HDDが正しく認識されないことがあります。 |
電力供給不足 | バスパワー式の外付けHDDでは、十分な電力が供給されないと動作しない場合があります。 |
ドライバーの不具合 | 古いデバイスドライバーやOSとの互換性問題が原因で、HDDが正しく動作しないことがあります。 |
論理障害 | ファイルシステムの破損やパーティションの問題が原因で、HDDが認識されなくなる場合があります。 |
「存在しないデバイスを指定しました」エラーの対処法
以下の方法を試すことで、問題を解決できる可能性があります。
「存在しないデバイスを指定しました」エラーの対処法
- 接続の確認
- 電力供給の確認
- ドライバーの更新
- ディスクの管理での確認
- 専門のデータ復旧業者に相談する
接続の確認
接続が正しいか確認し、問題がないかチェックします。
手順
- HDDとPCを接続しているケーブルを一度抜いて再接続します。
- 別のUSBポートに接続してみます。
- USBハブを使用している場合は、直接PCに接続します。
電力供給の確認
電力が十分に供給されているか確認します。
手順
- 他の周辺機器を取り外して、HDDに十分な電力が供給されるようにします。
- ACアダプターを使用するタイプの場合、正しく接続されていることを確認します。
- バスパワー式HDDの場合、可能であればACアダプター駆動のモデルに変更を検討します。
ドライバーの更新
デバイスドライバーを最新のバージョンに更新します。
手順
- 「デバイスマネージャー」を開きます。
- 「ディスクドライブ」を展開し、対象のHDDを右クリックします。
- 「ドライバーの更新」を選択し、「インターネットから検索」を実行します。
- 必要に応じてドライバーをアンインストールし、再起動後に再インストールします。
ディスクの管理での確認
Windowsの「ディスクの管理」を使用して、HDDが認識されているか確認します。
手順
- 「ディスクの管理」を開きます。
- リストにHDDが表示されているか確認します。
- 「未割り当て」と表示されている場合、新しいボリュームを作成してフォーマットを実行します(データ消去に注意)。
注意: データが重要な場合、フォーマットを行わず、専門業者に相談してください。
専門のデータ復旧業者に相談する
物理的な故障や高度な論理障害が疑われる場合は、専門業者に依頼するのが最善です。
手順
- 信頼できるデータ復旧業者を検索します。
- 無料診断や見積もりを依頼します。
- 業者にHDDを送付し、復旧作業を依頼します。
利点: 専門業者は物理障害や高度な修復が必要な場合でも対応可能です。特に大切なデータがある場合、安全かつ確実な方法です。
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まとめ
「存在しないデバイスを指定しました」というエラーは、接続不良やドライバーの問題から物理的な故障まで、さまざまな原因で発生します。基本的な対処法を試しても解決しない場合は、専門業者に相談することで安全かつ迅速に問題を解決できる可能性が高まります。
また、定期的なバックアップを取ることで、データ消失リスクを最小限に抑えることができます。