
外付けHDDが取り外せない?「このデバイスは現在使用中です」と表示される原因と安全な取り外し方

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
外付けHDDを取り外そうとした際に、「このデバイスは現在使用中です」という警告が表示され、戸惑った経験はありませんか?
- 通常通り取り外そうとしてもエラーが出る
- タスクトレイの「安全な取り外し」が機能しない
- そのまま抜くとデータが壊れそうで不安になる
このエラーは、バックグラウンドでHDDにアクセスしているアプリやシステムプロセスが原因で発生していることが多く、無理に取り外すとデータ破損やHDD自体の故障を招くリスクがあります。
本記事では、「このデバイスは現在使用中です」と表示される理由と、安全に外付けHDDを取り外すための正しい手順をわかりやすく解説します。
大切なデータを守るためにも、慌てず確実な対応を。もし不審な動作や異音がある場合は、無料診断を行う専門業者への相談も視野に入れてみてください。
この記事の目次はこちら
外付けHDDが「このデバイスは現在使用中です」となる主な原因
このメッセージは、HDDがシステムやアプリケーションからまだ使用中と判断されている状態で発生します。放置や強制取り外しは故障の原因にもなるため、適切な理解と対応が重要です。
「このデバイスは現在使用中です」の原因
HDD上のファイルやフォルダが開かれている
もっとも多い原因は、外付けHDD内のファイルやフォルダが開いたままになっているケースです。画像や動画を表示したソフトがバックグラウンドで動いているだけでも「使用中」と判断されます。アプリを閉じたつもりでも、ウィンドウの開きっぱなしや自動起動のツールが残っていないか確認しましょう。
アプリケーションやバックグラウンドでの使用中
クラウド同期ソフトやウイルススキャン、バックアップアプリなどが裏でHDDを使用していると、何も操作していなくても「使用中」と表示されることがあります。こうしたバックグラウンドの動作は気づきにくいため注意が必要です。
エクスプローラーやシステムによる参照状態
HDDを直接開いていなくても、エクスプローラーが過去に開いたフォルダを保持していたり、Windowsの検索機能がデータを参照していることがあります。その結果、HDDが使用中と判断され、取り外しがブロックされることがあります。
キャッシュや一時ファイルによるロック状態
Windowsではファイルの書き込みを一時的にキャッシュする仕組みがあり、処理が終わっていないとHDDの取り外しができません。特に大きなファイルの転送後は、数分間待つことで自動的に解除される場合があります。
ストレージデバイスの故障
外付けHDDを取り外そうとして「このデバイスは現在使用中です」と表示される場合、内部の物理的な故障が原因になっていることがあります。
物理障害とは、HDD内部の磁気ヘッド(データを読み書きする部品)やディスク(記録用の円盤)などが、劣化や衝撃で壊れてしまう状態です。このような異常があると、パソコンがHDDへのアクセスを繰り返し、「使用中」と判断して取り外しをブロックすることがあります。
このまま無理に操作を続けると、データが壊れたり完全に読めなくなるリスクもあります。動作が不安定、取り外しエラーが続く、異音がする場合は、早めに専門業者へ相談するのが安心です。
当サイト掲載の業者は、初期診断・見積もり無料で対応可能。大切なデータを守るためにも、早めの判断が大切です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。
- 2011年1月以降、累計46万件以上の相談対応実績
- 実際に扱ってきた障害事例は15,000件以上
- 24時間365日初期診断・見積もりはすべて無料
失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
「このデバイスは現在使用中です」と表示されたときの対処法
ここでは、エラーが出たときに試すべき手順を安全性の高い順に紹介します。いずれも正しく行えば、データや機器に負担をかけずに安全な取り外しが可能です。
「このデバイスは現在使用中です」エラーの対処法
- すべてのアプリケーションを終了する
- タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスを終了する
- エクスプローラーを再起動する
- 数分待ってから再度試す
- PCを再起動してから取り外す
- シャットダウン後に取り外す
- ドライバーを更新して再試行する
- 専門業者に相談する
すべてのアプリケーションを終了する
まずはHDD上のファイルを開いているアプリケーションをすべて終了しましょう。画像ビューア、動画再生ソフト、バックアップソフト、クラウド同期などが該当します。
アプリ終了手順
- HDD内のファイルやフォルダが開かれていないか確認します。
- クラウド、ウイルス対策、バックアップ系など関連アプリを終了します。
- 通知領域(右下のアイコン)も確認し、動作中のアプリを終了します。
タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスを終了する
表からは見えないバックグラウンド処理がHDDを使っていることがあります。
バックグラウンド終了手順
- [Ctrl] + [Shift] + [Esc]でタスクマネージャーを起動します。
- 「プロセス」タブでHDD関連のアプリを確認します。
- 対象プロセスを右クリックし「タスクの終了」を選択します。
エクスプローラーを再起動する
エクスプローラーがドライブをつかんでいることもあります。再起動で解放される場合があります。
エクスプローラー再起動手順
- タスクマネージャーを開きます。
- 「エクスプローラー」を選択します。
- 右下の「再起動」をクリックします。
数分待ってから再度試す
大きなファイルを扱った直後などは、内部処理が完了するまで時間がかかることもあります。
待機の手順
- 5〜10分程度放置します。
- 処理が終わるのを待ってから「安全な取り外し」を再試行します。
PCを再起動してから取り外す
プロセスを一つひとつ終了しても解除されない場合、PCの再起動が効果的です。
再起動後の手順
- PCを再起動します。
- 起動後、HDDにアクセスせず「ハードウェアの安全な取り外し」を実行します。
シャットダウン後に取り外す
すべての手順を試しても取り外せない場合、PCを完全にシャットダウンしてからHDDを外しましょう。
シャットダウン取り外し手順
- PCの電源を完全に切ります(スリープや再起動ではなくシャットダウン)。
- 電源ランプが完全に消えたのを確認し、HDDを取り外します。
ドライバーを更新して再試行する
HDDやUSB関連のドライバーが古い場合、デバイスの制御が不安定になることがあります。
ドライバー更新手順
右クリックして「ドライバーの更新」を選び、自動検索で更新します。
「デバイスマネージャー」を開きます([Windows]キー + X → デバイスマネージャー)。
「ディスクドライブ」や「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」から該当デバイスを選択します。
おすすめのデータ復旧業者
データ復旧業者を選ぶ際、最も重要なのは「復旧技術」、つまり復旧率の高さです。全国には100社以上の業者が存在しますが、その技術力には大きな差があります。
そこで編集部が厳選した、特におすすめのデータ復旧サービスが デジタルデータリカバリー です。技術力で選ぶなら、迷わずこちらを検討してください。
データ復旧業界の老舗! 14年連続国内売上No.1を誇る「デジタルデータリカバリー」
データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1
相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の91.5%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
データ復旧率 | データ復旧率最高値91.5%(※1) |
対応製品、メディア | NAS/サーバー等のRAID機器ハードディスクパソコンSSDレコーダーUSBメモリSDカード・MSDカード・SFカードビデオカメラスマートフォンなど 記憶メディア全般 |
完全成果報酬型 | 成果報酬制 |
受付時間 | 24時間365日受付可能 |
スピード対応 | 〇(依頼の約8割を48時間以内に完了) |
無料見積もり | 〇 |
無料診断 | 〇 |
店舗持ち込み | 〇 |
セキュリティ | 〇(ISO27001・Pマーク取得) |
初期診断 | 最短5分 |
復旧 | 最短15分・依頼の約8割を48時間以内に完了 |
データ復旧専門業者14年連続国内売り上げNo.1! これまでの相談実績は46万件超
デジタルデータソリューション株式会社は、1999年に創業以来、データ復旧業界の第一線を走る老舗企業です。HDDやUSBメモリなどのデータ復旧を行うデータリカバリー事業では、累計46万件超のインシデント対応をした実績を誇ります(※)。
※対象期間:2011年1月1日以降
これまでTOYOTAやNTTデータなどの大手企業をはじめ官公庁や大学、病院など、さまざまな業界・規模の企業がサービスを利用しています。
セキュリティ対策や秘密保持契約(NDA)の締結などの対応がしっかりしている点も、利用の決め手となっているようです。一発勝負であるといわれるデータ復旧において、実績を重視したい方におすすめです。
復旧率の最高値は驚異の91.5%! 国内最大級のデータ復旧ラボと確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
デジタルデータソリューション株式会社では、「難易度の高いサーバー復旧を得意とするRAID・サーバー緊急対応チーム」や「物理的な破損による障害を復旧する物理復旧チーム」など、症状や強みごとに専門チームを組成しています。
また、国内最大級のデータ復旧ラボには、国内外から取りそろえた復旧の設備が300以上あり、年代ごとに異なる互換性にも対応することが可能です。豊富な知識や確かな技術力、設備環境によって成功率を高めており、復旧率の最高値はなんと91.5%を誇ります(※)。
※一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)
他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破! 24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
初期診断はデータ復旧の鍵を握る重要な要素ですが、デジタルデータソリューション株式会社では、機器の異音や最先端のプログラム解析機、電圧測定器などを使って最短5分で故障個所を特定することが可能です。
これまでの症例を1件ずつ電子カルテ化するなど、診断や復旧作業の精度を高める取り組みを積極的に行っているので、他社や製造メーカーで復旧できなかったケースでも復旧が可能な場合があります。
24時間365日、相談や初期診断、見積もり対応をしているので「機器が壊れてしまった」「データが消えた」といった急を要する事態にも柔軟に対応できます。法人であれば、全国出張診断が無料で依頼できます。お問い合わせフォームからご相談ください。
こんな方におすすめ
- 確実にデータを復旧したい方
- なるべく早くデータを復旧してもらいたい方
- セキュリティ対策がしっかりしている業者に相談したい方
おすすめデータ復旧業者 | デジタルデータリカバリー |
URL | https://www.ino-inc.com/ |
データ復旧専門業者14年連続国内売上No.1
相談実績は46万件超、他社で復旧不可だった機器の相談件数が7,300件を突破!
復旧率の最高値は驚異の91.5%! 確かな技術力で幅広い機器や障害に対応
24時間365日相談・診断・無料見積もりOK
まとめ
外付けHDDを取り外す際に「このデバイスは現在使用中です」と表示された場合は、慌てずに原因をひとつずつ確認することが大切です。ファイルやアプリを閉じる、バックグラウンドの動作を止めるなど、基本的な操作を試し、それでも解決しない場合は再起動やシャットダウンで安全に取り外しましょう。それでも異常が続く、あるいは取り外し後にHDDが認識されない・データが見られないといった症状が出た場合は、HDD内部で障害が起きている可能性もあります。大切なデータを守るためには、無理に操作を続けるのではなく、専門業者に相談することが最も安全な選択です。