
【要注意】HDDがRAWになる原因とコマンドプロンプトで復旧する方法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
外付けHDDや内蔵ドライブが突然「RAW」と表示され、中のデータにアクセスできなくなった──そんな事態に戸惑った経験はありませんか?
- エクスプローラーで「フォーマットする必要があります」と表示される
- ドライブの容量は表示されているのに開けない
- ディスク管理では「RAW」と表示され、ファイルシステムが不明
このような症状は、ファイルシステムの破損が原因で発生するケースが多く、安易なフォーマットはデータを失うリスクを高めます。
本記事では、RAW状態のHDDからデータを守るため、コマンドプロンプトを使ってフォーマットせずに修復する方法を段階的にわかりやすく解説しています。
誤った操作でデータを消してしまう前に、慎重に対処を進めましょう。もし対応に不安がある場合は、無料診断を行う専門業者に相談するのも安心です。
この記事の目次はこちら
HDDがRAWになる主な原因とリスクとは?
HDDがRAW状態になるというのは、パソコンがそのディスクを「読み取れない形式」として認識している状態です。フォーマットされていないわけではなく、何らかの障害でファイルシステム情報が壊れてしまっているケースが多く、適切な処置を行うことでデータを救出できる可能性があります。
パーティション情報の異常
パーティションテーブルが壊れていると、HDDの領域構造が読めなくなり、OSが正しくマウントできなくなります。この場合も「フォーマットしてください」と表示されることがあります。
不適切な取り外しや突然の電源断
外付けHDDを安全に取り外さなかったり、PCが突然シャットダウンした場合など、データ書き込み中に電力が遮断されるとファイルシステムにエラーが生じることがあります。
ウイルス感染やマルウェアの影響
一部のウイルスやマルウェアは、HDDの構造に直接影響を及ぼすことがあります。これにより、ファイルシステムやパーティションが破損し、RAW状態に変わってしまうケースもあります。
ファイルシステムの破損
HDDのファイルシステム(NTFSやFAT32など)が破損すると、OSはドライブの構造を認識できなくなり、「RAW」という扱いになります。これはデータが失われたわけではなく、アクセス手段が途切れた状態です。
ディスク自体の物理障害
HDDやSSDが壊れてくると、パソコンがうまくデータを読み取れなくなり、ドライブが「RAW状態」として表示されることがあります。これは、パソコンが中のファイルの情報を正しく読み込めなくなっている状態です。たとえば、HDDの内部の部品が傷ついたり、SSDのチップが壊れたりすると、このようなトラブルが起きやすくなります。
この状態でむやみに操作を続けると、データが完全に消えてしまう恐れもあるため、できるだけ早く専門の業者に相談するのが安心です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。
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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
コマンドプロンプトでRAWドライブを復旧する方法
ここからは、RAW状態になってしまったHDDをコマンドプロンプトを使って復旧する方法を解説します。復旧の成否は状況により異なりますが、まずはデータを失わずに修復できる可能性がある手順から試すのが基本です。データが重要な場合は、途中で無理な操作を行わず、早めに専門業者に相談する判断も大切です。
「RAWドライブを復旧する方法」の対処法
CHKDSKコマンドを試す
まず最初に試すべき方法が「CHKDSK」です。これは、Windows標準のディスクチェック機能で、ファイルシステムのエラーを修復してくれる可能性があります。
CHKDSKコマンドを試す
- RAW状態のHDDをパソコンに接続
- [Windowsキー] + [R]を押し、「cmd」と入力してEnter
- 「管理者として実行」を選択してコマンドプロンプトを開く
- 次のコマンドを入力してEnter
chkdsk H: /f /r
※「H:」はRAW状態のドライブレターに置き換えてください。 - 【注意点】
「ファイルシステムの種類がRAWです。CHKDSKは使用できません」と表示された場合、この方法は使えません。 - 修復が成功すれば、ドライブは再びアクセス可能になります。
TestDiskでパーティションを修復する
CHKDSKで解決しない場合は、TestDiskという無料ツールを使ってパーティション情報を修復する方法があります。少し専門的ですが、データを維持したままドライブを復元できる可能性があります。
TestDiskでパーティションを修復する
- 公式サイトからTestDiskをダウンロード・解凍
- 解凍フォルダ内で「cmd」を開き、次のコマンドを入力
testdisk /log - 対象ディスクを選択 → 「Intel」パーティションタイプを選択
- 「Analyze」→「Quick Search」を実行
- 正しいパーティションが見つかったら「Write」で書き込み
- 完了後、PCを再起動し、エクスプローラーで確認
- 【注意点】
誤操作によりパーティションが上書きされる恐れがあるため、表示内容を慎重に確認しながら操作してください。
DiskPartでフォーマットし直す(※最終手段)
復旧が不要、あるいはバックアップがありデータを諦めても良い場合に限り、DiskPartを使ってRAWドライブを初期化する方法があります。すべてのデータが削除されるため、最終手段として考えてください。
DiskPartでフォーマットし直す(※最終手段)
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- 以下のコマンドを順に入力:
diskpart
list disk
select disk X(対象のディスク番号)
clean
create partition primary
format fs=ntfs quick
assign letter=H
exit - 【注意点】
実行した時点で全データが完全に削除されます。 - 誤って別のディスクを選択すると、大切なデータを消してしまう恐れがあります。
復旧できない場合は専門業者に相談
コマンド操作でもRAW状態が改善されない場合や、復旧の途中で不安な挙動があった場合は、無理に操作を続けるのは危険です。特に、業務データや写真、動画といった重要なファイルが含まれている場合には、早めに専門業者に相談することが安全な判断となります。
専門のデータ復旧業者では、専用設備と経験豊富な技術者が状況を診断し、最適な方法でデータの取り出しを行います。物理障害が疑われるケースでも、高い復旧率が期待できます。
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初期診断はデータ復旧の鍵を握る重要な要素ですが、デジタルデータソリューション株式会社では、機器の異音や最先端のプログラム解析機、電圧測定器などを使って最短5分で故障個所を特定することが可能です。
これまでの症例を1件ずつ電子カルテ化するなど、診断や復旧作業の精度を高める取り組みを積極的に行っているので、他社や製造メーカーで復旧できなかったケースでも復旧が可能な場合があります。
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- 確実にデータを復旧したい方
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まとめ
HDDがRAW状態になったとき、焦ってフォーマットしてしまうと、大切なデータを完全に失ってしまう可能性があります。まずはデータを維持できる方法(CHKDSK・TestDisk)から慎重に試し、それでも改善しない場合はフォーマット前に専門業者へ相談するのが安全です。
当サイトで紹介している専門業者は、24時間365日対応。初期診断・見積もりは無料で、「復旧できる可能性があるか知りたい」だけでも相談OK。トラブルを感じたら、すぐに動き出すことがデータを守る第一歩です。操作に迷ったら、無理をせず専門家の力を頼りましょう。