【要注意】「Insert system disk in drive」が表示されたときの原因と対処法
【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
「Insert system disk in drive」と表示され、パソコンが起動しなくなってしまった…そんな経験はありませんか？
- 真っ黒な画面に英語のエラーメッセージだけが表示される
- Windowsが全く起動せず、操作ができない
- データが消えてしまったかもしれないと不安
こうした症状は、ブートセクターの破損やHDD/SSDの障害など、多くの場合システムディスクの異常が関係しています。
本記事では、エラー発生の原因と状況別の対処法を、初心者にもわかりやすく解説しています。大切なデータが保存されている方は、当サイトおすすめのデータ復旧専門業者への無料相談もご検討ください。
この記事の目次はこちら
「Insert system disk in drive」エラーの原因
このエラーメッセージは、パソコンが起動時にOSの入ったシステムディスクを見つけられない場合に表示されます。以下のような原因が考えられます。
- HDD/SSDの故障・物理障害
- ケーブルや接続不良
- BIOS/UEFIの設定ミス
- ブートセクターやシステムファイルの破損
- 誤操作によるOS削除
- マザーボードなどハードウェアの異常
- 外部機器の接続による誤動作
HDD/SSDの故障・物理障害
カチカチという異音や異常な発熱が見られる場合、HDDやSSDに物理的な破損が生じている可能性があります。長期間の使用や不意の衝撃によってストレージが認識されなくなると、パソコンが起動できなくなる恐れがあります。
このような状況で通電を続けると、障害が進行してデータの復旧が困難になる可能性があるため、慎重な対応が必要です。自己判断を避け、まずは専門業者に相談することで、データを保護できる可能性が高まります。
ケーブルや接続不良
HDDやSSDを接続しているSATAケーブルや電源ケーブルの緩み、断線などが原因でシステムディスクが検出されないことがあります。
BIOS/UEFIの設定ミス
BIOS設定で、OSの入っていないUSBメモリやDVDが優先されていると、正しく起動できないことがあります。
ブートセクターやシステムファイルの破損
MBRやEFIなどのブート領域が壊れていたり、OSのシステムファイルに異常があると、起動エラーになります。
誤操作によるOS削除
誤ってパーティションを削除したり、クリーンインストール時に間違ってフォーマットしてしまった場合もこのエラーが出ることがあります。
マザーボードなどハードウェアの異常
システムドライブをマザーボードが正しく認識できなくなっている場合、ハードウェア自体の故障も考えられます。
外部機器の接続による誤動作
USBメモリや外付けHDDが起動順位で先になっていると、そちらを読み込もうとして起動エラーになることがあります。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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「Insert system disk」エラーの対処法と復旧手順
このエラーは、OSを読み込むドライブが認識されていない状態で発生します。下記の手順を順番に試すことで、状況の切り分けと復旧が可能です。
周辺機器を全て取り外す
まずはUSBやSDカードなどを全て抜いた状態でパソコンを起動してみましょう。外部デバイスが原因の誤動作を排除できます。
- パソコンの電源を切る
- USBメモリ、外付けHDD、SDカードなど全て取り外す
- 再度電源を入れ、起動するか確認
ケーブルとドライブ本体の確認
ストレージが物理的に接続されていないと、起動できません。内部のSATAケーブルや電源ケーブルの確認が重要です。
- PCの電源を完全に切り、電源コードを抜く
- PCカバーを外し、HDD/SSDの接続を確認
- ケーブルを一度抜いて、再度しっかり差し込む
BIOS/UEFIの設定を見直す
ブート順序が間違っていると、正常なドライブがあっても起動しません。設定画面で起動順位を確認します。
BIOS設定確認手順
- 電源投入直後に「F2」や「Delete」キーを押す
- Bootメニューで起動ドライブが最優先か確認
- 保存して終了（F10キーなど）
ブートセクタやファイルを修復する
OSの修復メディア（USB/DVD）から起動し、コマンドプロンプトでブート情報を修復する方法です。論理障害に有効です。
- WindowsインストールUSBまたはDVDから起動
- 「コンピューターを修復する」を選択
- 「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」へ
- 以下のコマンドを順に入力：
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
ストレージ交換とOS再インストール
HDDやSSDが故障している場合は、新品に交換し、OSをクリーンインストールする必要があります。ただし、元のデータが必要な場合はその前に復旧対応が必要です。
- 新しいHDD/SSDを接続し、PCに取り付け
- Windowsのインストールメディアから起動
- 画面の案内に従ってOSをインストール
専門業者に相談する
異音がある、通電しても無反応、上記手順を試しても解決しない場合、ストレージの物理障害の可能性が高く、自力での対応は危険です。当サイトで紹介している専門業者なら、初期診断無料・成功報酬型で、データを失うリスクを最小限に抑えた対応が可能です。大切なファイルが入っている場合は、まずは無料相談をご検討ください。
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まとめ
「Insert system disk in drive」は、HDD/SSDが認識されない、または起動情報が破損している際に表示される深刻なエラーです。誤った操作でデータが消えるリスクが高いため、慎重な対応が求められます。
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