
M.2 SSDが認識しない?考えられる原因と正しい対処法を徹底解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
PCを自作したりSSDを交換した直後、「M.2 SSDが認識されない」といったトラブルに直面していませんか?
- BIOSでSSDが表示されない
- Windows上にドライブが出てこない
- ディスクの初期化やフォーマットができない
こうした症状は、M.2スロットの設定ミスや物理的な接触不良、マザーボードとの相性問題など、複数の要因が関係しています。
本記事では、M.2 SSDが認識されないときに確認すべきポイントをステップごとに解説し、確実に原因を特定・解消するための実践的な手順をまとめています。
焦って誤った操作をする前に、一つずつ確認して正しい対処を進めましょう。自力での解決が難しい場合は、無料診断を行う専門業者への相談も検討してみてください。
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M.2 SSDが認識されない主な原因
M.2 SSDが認識されない場合、原因は一つではなく、物理的な接続からソフトウェア設定、ハードウェアの互換性まで多岐にわたります。まずは、代表的な原因を理解し、状況に応じた正しい対応ができるよう整理しておきましょう。
物理的な接続不良
M.2 SSDが認識されないときによくあるのが、差し込み不足や固定ネジのゆるみです。見た目では正常に装着されていても、奥まできちんと差し込まれておらず、マザーボードがSSDを認識できないことがあります。また、SSDにはNVMeとSATAという規格があり、スロットと規格が合っているかも確認が必要です。
BIOS/UEFI設定の問題
BIOSやUEFIは、パソコンの起動前に開ける設定画面です。ここでM.2スロットが無効になっていたり、「CSM」「UEFIモード」「Secure Boot」などの設定が合っていないと、SSDが認識されない場合があります。必要に応じて設定を確認・変更しましょう。
ドライバーやOSの互換性問題
SSDが認識されない原因として、ドライバーの不備も考えられます。特にWindows 7など古いOSではNVMe用のドライバーが入っていないことがあり、チップセットやストレージのドライバーを最新のものに更新することで認識されるようになることがあります。
SSDの未初期化・未割り当て状態
新品のSSDは、最初は「未割り当て」という状態で認識されます。このままだとエクスプローラーには表示されません。「ディスクの管理」から初期化とフォーマットを行い、ドライブ文字(例:D:など)を割り当てることで使用可能になります。
SSDまたはスロットの物理故障
ここまでの対処をすべて試しても認識されない場合、M.2 SSDそのものが故障しているか、マザーボードのスロット側に問題がある可能性があります。M.2 SSDは異音などが出ないため、見た目での判断が難しく、どのパソコンでも反応がない場合は故障の可能性が高いです。この状態で何度も通電を試みると、状態が悪化することもあるため、大切なデータがある場合は、早めに専門業者に相談するのが安心です。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

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M.2 SSDが認識されないときの対処法
ここからは、M.2 SSDが認識されないときに行うべき対処法を順を追って紹介します。原因を切り分けながら一つずつ確認することで、多くのトラブルは解決に導けます。操作は慎重に行い、重要なデータがある場合は必ずバックアップや復旧の可能性も意識して対応しましょう。
物理的な接続の確認
M.2 SSDの認識トラブルで最も多いのが、物理的な接続不良です。差し込みが甘い、ネジが緩んでいる、規格が合っていないなど、見落としがちなポイントをまず確認しましょう。
物理的な接続の確認
- パソコンの電源を切り、電源ケーブルを外す
- PCケースを開け、M.2 SSDが奥までしっかり差し込まれているか確認
- ネジでしっかり固定されているかチェック
- 使用しているスロットとSSDが同じ規格(NVMeまたはSATA)であるかをマザーボードの仕様書で確認
BIOS/UEFI設定の見直し
BIOSやUEFIの設定でM.2スロットが無効になっていると、SSDは検出されません。CSMやSATAモード、Secure Bootなどの項目が原因になっていることがあります。
BIOS/UEFI設定の見直し
- PCを起動し、F2やDelキーでBIOS/UEFIに入る
- 「Boot」や「Storage」関連の項目を確認
- CSM(Compatibility Support Module)を無効、またはUEFIに変更
- SATAモードが「AHCI」または「NVMe」になっているか確認
- Secure Bootを一時的に無効化して確認
- 設定を保存し、再起動
ドライバーのインストール・更新
マザーボードのチップセットやストレージドライバーが未インストールまたは古い場合、SSDが認識されないことがあります。まずは公式ドライバーを確認・更新しましょう。
ドライバーのインストール・更新
- メーカーサイトからマザーボードの型番を検索
- 「チップセット」「ストレージ」「NVMe」関連の最新ドライバーをダウンロード
- ドライバーをインストールし、PCを再起動
※特にIntel RSTドライバーやAMDストレージドライバーは重要です
ディスクの管理から初期化・割り当て
新品のSSDは未割り当て状態のため、フォーマットされるまではドライブとして表示されません。ディスクの管理ツールで初期化とドライブ文字の設定を行う必要があります。
ディスクの管理から初期化・割り当て
- [Windowsキー] + [X] →「ディスクの管理」を選択
- 認識されていれば「ディスク○(未割り当て)」として表示される
- 右クリック →「ディスクの初期化」→ MBRまたはGPTを選択
- 「新しいシンプルボリューム」を作成し、ドライブ文字を割り当ててフォーマット
他のスロット・PCでの認識確認
SSDやスロットどちらに問題があるかを切り分けるには、別のスロットや他のPCでの動作確認が有効です。反応がなければSSD側の不具合の可能性が高まります。
他のスロット・PCでの認識確認
- PCに別のM.2スロットがあれば差し替えて試す
- 別のパソコンに取り付けて認識されるか確認
- USB接続タイプのM.2 SSD外付けケースを使ってチェックも有効
物理障害の場合は専門業者に相談
通電しても全く認識されない、発熱がある、他のPCでも反応がない──こうした場合は物理的な障害が疑われます。無理な操作や通電を繰り返すと、状態が悪化し、データ復旧も困難になる恐れがあります。
こうしたケースでは、SSDデータ復旧の専門業者に相談するのが最も安全な対応策です。専門業者では専用の復旧設備と高度な技術により、SSDチップ単位での解析が可能で、重要なデータを取り出せる可能性があります。
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まとめ
M.2 SSDが認識されない場合、多くは接続や設定の確認で解決できます。
ただし、対応を誤るとデータの損失や状態の悪化を招くこともあるため、特に重要なデータが保存されている場合は慎重な対応が必要です。
自力対応が不安な方や、認識されない状態が続く場合は、専門業者に相談することがデータ保護とトラブル解決の近道です。
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