
【要注意】mbr2gpt変換時に失敗する原因と正しい対処法(2025年版)

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
MBRからGPTへディスクを変換しようとした際、「変換に失敗しました」などのエラーが出て進めないことはありませんか?
- mbr2gpt /validateで失敗する
- 変換後にOSが起動しない
- BIOSとディスクの整合性に問題がある
このようなトラブルは、パーティション構成やブート情報の破損、システム領域の不足など複数の要因が重なって発生するケースが多く、慎重な対応が求められます。
本記事では、エラーの原因と、それぞれに適した具体的な対処法を解説します。
自信がない場合は、当サイトがおすすめしている専門業者の無料相談もあわせてご活用ください。
mbr2gptコマンドが失敗する主な原因
MBRからGPTへのディスク変換が失敗する理由は多岐にわたります。以下に主な原因を紹介します。
- パーティション構成がGPTの要件を満たしていない
- システム予約領域や回復パーティションの容量不足
- ブート構成データ(BCD)の破損や不整合
- BitLockerが有効のまま変換しようとした
- /allowFullOSを付けずに通常環境で実行した
- ディスク・パーティション指定のミス
- BIOSがUEFIモードに対応していない/未設定
パーティション構成がGPTの要件を満たしていない
GPTでは、MSRやEFIといった特定のパーティション構成が必要です。MBRのまま複数の回復パーティションや不明な領域が存在していると、変換時にエラーとなり進行できません。
システム予約領域や回復パーティションの容量不足
mbr2gptは、既存のシステム予約領域に必要な情報を書き込めない場合、変換を中断します。特に100MB以下のシステム予約パーティションでは、容量不足で処理失敗となる可能性があります。
ブート構成データ(BCD)の破損や不整合
BCDが正しく構成されていなかったり、別ディスクに存在していると、mbr2gptが起動対象を正確に認識できず、変換に失敗します。ブート情報の破損は特に注意が必要です。
BitLockerが有効のまま変換しようとした
BitLockerが有効な状態では、パーティションの書き換えが制限されるため、mbr2gptは安全上の理由から処理を停止します。暗号化を解除する必要があります。
/allowFullOSを付けずに通常環境で実行した
Windowsの通常起動環境でmbr2gptを実行する際、/allowFullOS
オプションを付けていないと実行がブロックされます。これは操作ミスによる典型的なエラーです。
ディスク・パーティション指定のミス
複数の物理ディスクを搭載している場合、対象ディスクの番号を誤って指定すると、存在しないディスクや保護領域に対して処理しようとして致命的なエラーが発生します。
BIOSがUEFIモードに対応していない/未設定
変換後のGPTディスクはUEFIモードでの起動が前提となります。BIOSがレガシーモードのまま、あるいはUEFI非対応機種では起動できなくなり、OSが認識されなくなります。このような場合は専門業者に相談することで、無理な操作を回避できます。
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mbr2gptエラーを解決する正しい対処法
以下では、発生したエラーに応じた適切な解決策を順番に紹介します。特に変換後に起動不能になるリスクがあるため、作業に不安がある場合は当サイトがおすすめする専門業者の無料相談を活用するのが安心です。
- 変換前に検証コマンドを実行する
- 不要なパーティションを削除する
- システム予約領域やBCDの修復・拡張
- BitLockerを無効化する
- /allowFullOSを付けて実行する
- 正しいディスクを指定する
- UEFIモードの有効化とスタートアップ修復
- 専門業者に相談する
変換前に検証コマンドを実行する
mbr2gptには、変換前に要件を満たしているかを確認する「検証モード」が用意されています。これにより、事前に問題点を把握できます。
検証コマンドの手順
- スタートメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
- 以下のコマンドを実行:
mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS
- 問題がない場合は「Validation completed successfully」と表示される。
- エラーが出た場合は、内容に応じて対処(パーティションの削除など)を行う。
- 修正後、再度上記コマンドで検証し直す。
不要なパーティションを削除する
古い回復パーティションや不明な領域がある場合、GPT変換の妨げになります。diskpartで整理を行いましょう。
パーティション整理の手順
- コマンドプロンプトを「管理者」で起動し、
diskpart
と入力。 list disk
で対象ディスクを確認し、select disk 0
(例)で選択。list partition
で構成を確認し、不要な回復パーティションをselect partition X
で選び、delete partition override
で削除。- すべての不要パーティションを削除したらdiskpartを終了し、再検証を実施。
- 誤削除防止のため、対象を慎重に確認する。
システム予約領域やBCDの修復・拡張
予約領域が小さいと変換が失敗します。BCD破損も起動不可の原因となるため、修復作業が必要です。
領域拡張・BCD修復の手順
- 「ディスクの管理」でシステム予約領域のサイズを確認。
- 100MB以下なら、サードパーティ製ツールで拡張を行う。
- BCDに問題がある場合は、コマンドプロンプトで
bcdedit /export C:\bcdbackup
attrib c:\boot\bcd -h -r -s
ren c:\boot\bcd bcd.old
bcdboot c:\windows /s c:
を実行。 - 修復後、検証と変換を再試行する。
BitLockerを無効化する
BitLockerが有効な状態でmbr2gptを実行すると、暗号化されたパーティションにアクセスできず失敗します。
BitLocker無効化の手順
- コントロールパネルから「BitLockerドライブ暗号化」を開く。
- システムドライブの「BitLockerを無効化する」を選択。
- 解除が完了するまで数分〜数十分かかることがあります。
- 解除後、検証→変換コマンドを順に実行する。
/allowFullOSを付けて実行する
通常起動中のWindows環境では、/allowFullOS
オプションを付けずにmbr2gptを実行するとエラーになります。
コマンド実行の手順
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動。
mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS
と入力し実行。- 変換が完了すれば、再起動してUEFIモードで起動する。
正しいディスクを指定する
diskpartでディスク番号を確認し、コマンドで誤りのないように指定しましょう。
ディスク番号の確認と指定手順
- コマンドプロンプトで
diskpart
→list disk
を実行。 - 変換対象のディスク番号を確認。
mbr2gpt /convert /disk:X /allowFullOS
(Xは該当番号)を実行。
UEFIモードの有効化とスタートアップ修復
GPTに変換しただけでは起動しない場合があります。UEFI有効化とブート修復が必要です。
UEFI設定と修復手順
- BIOS(UEFI)設定画面に入り、「UEFIモード」を有効に設定。
- Windowsインストールメディアから起動し、「コンピューターを修復する」を選択。
- 「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を実行。
- 修復後にOSが正常起動するか確認。
専門業者に相談する
mbr2gptコマンドによる変換は便利な反面、データ消失や起動不能のリスクが常に伴います。特に、複雑なパーティション構成や古い機種、BitLocker利用環境では、安全に移行するのが難しい場合もあります。操作に不安がある方や確実な対応を望む方は、当サイトがおすすめしている専門業者の無料相談をご検討ください。失敗する前に相談することで、回避可能なトラブルを未然に防ぐことができます。
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まとめ
自己判断での対応に不安がある場合や、作業中にエラーが発生した場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
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