【要チェック】メモリ増設後に認識しない原因と対処法まとめ

メモリを増設したのに認識されず、「あれ？」と不安になっていませんか？

• 容量が増えない・BIOSにも表示されない
• パソコンが起動しない・エラー音が鳴る
• 新品のメモリでも正常に動作しない

こうした症状は、物理的な差し込みミスから規格の不一致、BIOS設定やOS制限など幅広い要因が考えられます。

本記事では、メモリが認識されないときの原因と対処法をわかりやすく解説します。

自分で判断できない場合は、当サイトで紹介している専門業者の無料相談もぜひご活用ください。

メモリ増設後に認識しない主な原因

メモリが認識されない原因は、単なる差し込み不良だけでなく、システムやストレージ側の不具合、さらに物理障害が関係している場合もあります。以下に代表的な原因を整理して解説します。

• メモリの差し込み不良
• メモリの規格・互換性の不一致
• メモリの初期不良・故障
• スロットの汚れ・接点不良
• BIOS/UEFIの未対応や設定ミス
• システムファイルの破損や起動エラー
• HDD/SSD側の物理障害

メモリの差し込み不良

最も多い原因は、メモリがスロットに奥まで正しく挿し込まれていないことです。片側が浮いていたり、ラッチがロックされていない状態では、メモリは一切認識されません。

メモリの規格・互換性の不一致

DDR3とDDR4、SO-DIMMとDIMM、動作クロックの不一致など、対応規格でないメモリを装着した場合、マザーボード側で認識されず、起動しない原因になります。

メモリの初期不良・故障

新品・中古問わず、メモリ自体が不良品であると、どのスロットに挿しても認識されません。他PCでの動作確認により切り分けが可能です。

スロットの汚れ・接点不良

ホコリや酸化した端子により、電気信号が不安定になり、メモリが物理的に接続されていても認識されないことがあります。清掃後の再装着を推奨します。

BIOS/UEFIの未対応や設定ミス

古いBIOSでは新しいメモリが対応外であったり、自動認識がうまくいかない場合があります。BIOSアップデートやリセットで解決する場合があります。

システムファイルの破損や起動エラー

増設後の初回起動時に、もともとOSやブート構成ファイルが破損していた場合、PCはエラー状態に入り、メモリ認識処理まで正常に進まないことがあります。OSロゴ表示後にフリーズやループする場合、ディスク側のファイル障害が影響している可能性があります。

HDD/SSD側の物理障害

メモリに異常がなくても、HDDやSSDなど起動ディスク側に物理的な損傷があると、システムがうまく立ち上がらず、メモリの認識やチェック作業すら進まないことがあります。こうした場合、ストレージ内部の部品が壊れている可能性があります。

たとえば「カチカチ音がする」「まったく認識されない」といった症状が出ている場合は、HDDやSSDの物理障害が疑われます。無理に再起動や接続を繰り返すと状態が悪化し、復旧が困難になることもあるため、慎重な対応が必要です。大切なデータがある場合は、早めに専門業者に相談しましょう。

【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。

たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。

以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。

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メモリが認識されないときの正しい対処法

メモリを増設しても認識されない場合、基本的な手順で確認・調整することで解決できるケースがほとんどです。以下に紹介する手順を上から順に試していくことで、原因の切り分けと改善が可能です。

• メモリの差し込み状態を確認し直す
• メモリの規格・互換性を見直す
• スロットと接点を清掃する
• スロットやメモリの単体テストを行う
• BIOSの設定やバージョンを確認する
• OSとシステムの構成を確認する
• 専門業者に相談する

メモリの差し込み状態を確認し直す

最も多い原因が差し込み不良です。片側だけ浮いていたり、斜めに差さっていると通電せず、認識されません。再度しっかり押し込み直すことが重要です。

差し込み確認の手順

1. PCの電源を切り、電源ケーブルを外す。
2. メモリを一度抜き取り、向きと端子を確認。
3. まっすぐ挿し込み、ラッチがカチッと固定されるのを確認。

メモリの規格・互換性を見直す

規格違いのメモリはスロットに入っても認識されません。必ずマザーボードが対応している規格を確認してから使用しましょう。

互換性確認の手順

1. マザーボードの型番を確認し、メーカーサイトで仕様書を参照。
2. サポートされているDDR規格・動作周波数・最大容量を確認。
3. 異なる規格や周波数のメモリは取り外すか交換する。

スロットと接点を清掃する

ホコリや酸化による接触不良もよくある原因です。特に長期間未使用のスロットでは通電不良が起きやすくなります。

スロット清掃の手順

1. PCの電源を切り、電源ケーブルを外す。
2. エアダスターでスロット内のホコリを吹き飛ばす。
3. メモリの端子も乾いた布で軽く拭き取り、再度装着。

スロットやメモリの単体テストを行う

スロットやメモリ自体に問題があるかを切り分けるには、1枚ずつ単体で動作確認するのが効果的です。

単体テストの手順

1. メモリを1枚だけスロットに装着しPCを起動。
2. 全てのスロットでそれぞれテストしてみる。
3. 反応がないメモリやスロットがあれば不良の可能性。

BIOSの設定やバージョンを確認する

BIOSが古いと新しいメモリを正しく認識できない場合があります。設定ミスもあわせて見直しましょう。

BIOS確認の手順

1. PC起動時にDelやF2でBIOS画面を表示。
2. メモリ容量やスロットの認識状況を確認。
3. 最新版BIOSが提供されていればアップデートを検討。

OSとシステムの構成を確認する

32bit OSでは最大4GBまでしか認識されません。設定やバージョンの見直しが必要な場合もあります。

OS構成確認の手順

1. Windowsで「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開く。
2. OSのビット数が32bitなら64bitへの移行を検討。
3. 「msconfig」→「ブート」→「詳細オプション」内の「最大メモリ」のチェックを外す。

専門業者に相談する

すべての対処を行ってもメモリが認識されない場合、マザーボードやストレージ側に深刻な障害がある可能性もあります。特に重要なデータが入っているHDD/SSDが起動しない、異音がするといった症状があるときは、早めの専門対応が必要です。 当サイトで紹介している専門業者では、PCトラブルやデータ復旧にも対応し、初期診断・見積もりは無料です。「メモリが原因か分からない」「データを守りたい」などのご相談も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

メモリ増設後に認識されない原因は、単純な差し込みミスから規格違い、BIOSやOSの制限、さらにはストレージ側のファイル破損や物理障害まで多岐にわたります。原因をひとつずつ丁寧に確認していくことで、多くのトラブルは自己対応で解決が可能です。

ただし、HDDやSSDの異常、異音、起動不能といった症状が伴っている場合は、メモリとは無関係な深刻なストレージ障害の可能性もあります。そうした場合に無理な操作や再起動を繰り返すと、データ消失のリスクが高まります。

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