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SFA JOURNAL by ネクストSFA

更新日:2025/07/04 

NASのファイルが削除できない原因と完全対処法を専門家が解説

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

NAS(ネットワーク接続ストレージ)に保存したファイルが、なぜか削除できない──そんな現象に直面したことはありませんか?

  • 業務用の書類が削除できず、作業が進まない
  • 家族の写真を整理しようとしたのに、削除操作が効かない
  • 「アクセス拒否」や「ファイルが使用中です」といった警告が表示される

こうした症状は、NAS内部で何らかのトラブルが発生しているサインかもしれません。放置すると、データ破損やアクセス不能といった深刻な問題に発展する可能性があります。

本記事では、NAS上のファイルが削除できない主な原因を特定し、それぞれのケースに応じた具体的な対処法をわかりやすく解説しています。

「どうしても中身を取り出したい」「急ぎで必要なのにどうすればいいかわからない」──そんなときは、まずは無料で診断してくれる専門業者への相談も検討してください。

NAS上のファイルが削除できない原因

NAS上のファイルが削除できない場合、その背後にはいくつかの技術的な理由があります。問題を放置すると、不要なデータが蓄積しストレージ容量を圧迫したり、ファイル破損やアクセス不能に繋がる恐れもあります。

以下に、よくある原因とその背景を詳しく解説します。

  1. アクセス権限の問題
  2. ファイルが使用中
  3. NASの設定や削除制限
  4. ゴミ箱機能の影響
  5. ファイル破損やファイルシステム障害
  6. 物理障害(HDDの劣化・故障)

アクセス権限の問題

NASでは、ユーザーごとにアクセス権限が細かく設定されています。削除しようとしているファイルやフォルダに対し「削除」の権限が付与されていないと、操作はブロックされます。

ファイルが使用中

別のユーザーがファイルを開いている、あるいはアプリケーションが使用中の場合、そのファイルは「ロック」され削除できません。

NASの設定や削除制限

NAS本体のセキュリティ機能やポリシーによって、特定ユーザーやゲストが削除操作できないよう制限されているケースがあります。

ゴミ箱機能の影響

NASによっては削除ファイルを即削除せず、「ゴミ箱」フォルダに一時的に保管します。ゴミ箱の容量が上限に達している場合、新しい削除操作がエラーとなることがあります。

ファイル破損やファイルシステム障害

ファイルそのものが破損していたり、NAS内部のファイルシステムがエラー状態になっていると、削除操作が正しく実行されないことがあります。

物理障害(HDDの劣化・故障)

NASのHDDに不良セクタや故障が発生すると、ファイルの読み書きが不安定になり、削除すらできなくなります。異音や動作遅延がある場合は特に注意が必要です。

これらの原因を正確に把握することが、トラブルをスムーズに解決する第一歩です。

【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。

たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。

以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。

  • 絶対に失いたくないデータがある
  • 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
  • パソコンやストレージ機器の操作に不安がある

編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
中でもデジタルデータリカバリーは、以下のような点からおすすめできます。

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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。

対処法

このエラーに直面した場合、下記の対処法を試してください。それぞれの原因に対し、具体的な操作手順を用意しました。

  1. アクセス権限を確認・変更する
  2. ファイルを使用中のプロセスを終了する
  3. NASの削除制限・セキュリティ設定を確認する
  4. NASのゴミ箱機能を確認・空にする
  5. ディスクのチェック・ファイル修復を行う
  6. NASの再起動を試す
  7. SSH接続で強制削除する(上級者向け)
  8. 専門業者に相談・依頼する

アクセス権限を確認・変更する

削除したいファイルやフォルダに、現在のユーザーが「削除」権限を持っていない場合があります。NASの管理画面で権限を確認し、必要に応じて変更してください。

  1. NASの管理画面(例:Synology DSM、QNAP QTSなど)にログイン
  2. 該当の共有フォルダまたはファイルを選択
  3. 「アクセス権限」「権限設定」などのメニューを開く
  4. 現在のユーザーまたはグループに対し、「削除」のチェックを有効にする
  5. 保存して再度削除操作を試みる

ファイルを使用中のプロセスを終了する

他のユーザーやソフトウェアがファイルを開いている場合、削除がブロックされます。使用中のプロセスを特定し、解放する必要があります。

  1. NASの管理画面で「接続中のユーザー」または「開いているファイル一覧」を確認
  2. 該当ファイルを開いているユーザーまたはPCを特定
  3. そのユーザーをログアウトさせるか、ファイルを閉じさせる
  4. ファイルが使用されていないことを確認して削除する

NASの削除制限・セキュリティ設定を確認する

NASには誤削除を防ぐためのセキュリティ設定が施されていることがあります。管理者権限で設定を確認し、削除制限が有効になっていないかチェックしてください。

  1. NASの管理画面に管理者としてログイン
  2. 「ファイルサービス」や「共有フォルダ管理」を開く
  3. 削除禁止などのポリシー設定が有効になっていないか確認
  4. 削除を許可する設定に変更し、再起動後に再試行

NASのゴミ箱機能を確認・空にする

削除時にファイルをゴミ箱へ移動する設定が有効になっていると、ゴミ箱の容量が不足して削除ができないことがあります。

  1. NASの管理画面で「ごみ箱」または「削除済みファイル」管理を開く
  2. 現在の使用量と空き容量を確認
  3. 不要ファイルを選択して完全削除
  4. 再度削除操作を試行

ディスクのチェック・ファイル修復を行う

ファイルやファイルシステムが破損していると、削除などの操作が失敗します。NASの管理ツールを使ってディスクチェックと修復を試みましょう。

  1. NASの管理画面で「ストレージマネージャー」などを開く
  2. 対象のボリュームまたはディスクを選択
  3. 「検査」「チェック」「修復」などの機能を実行
  4. 処理完了後に削除操作を再試行

NASの再起動を試す

一時的なプロセスのフリーズやキャッシュの問題で削除できない場合もあります。再起動で改善されるケースが多く見られます。

  1. NAS管理画面にログイン
  2. 「再起動」ボタンを選択し、システムを再起動
  3. 再起動後に削除操作を実施

SSH接続で強制削除する(上級者向け)

通常操作で削除できない場合、SSHを利用してLinuxコマンドで削除を試みることができます。ただし、誤操作はデータ全体の消失につながるため注意が必要です。

  1. NASのSSH接続を有効化
  2. ターミナルソフト(PuTTYなど)でNASに接続
  3. rm -rf /volume1/shared/folder/filename の形式でコマンドを実行
  4. 削除完了後、必要に応じてSSHを無効化

専門業者に相談・依頼する

ファイルが削除できない原因が物理障害や重度の破損である場合、自力での対応は危険です。データを安全に保護するためにも、実績ある専門業者に相談するのが最も確実な選択肢です。

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まとめ

ファイルが削除できないという状況は、表面的なエラーの裏に、思わぬトラブルが隠れていることもあります。

特に大切なデータを扱っている場合は、無理に操作を続ける前に、一度立ち止まって状況を確認することが大切です。

「これ以上悪化させたくない」「データを失いたくない」と感じたときは、専門業者への相談も選択肢の一つです。 もしご自身での対応が不安な場合は、専門業者の無料診断サービスをご活用することをおすすめします。

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