
NAS Navigator2で共有フォルダが開かない?原因と対処法をわかりやすく解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
NAS Navigator2を使っていて、「共有フォルダにアクセスできない」「エラーが出て開けない」といったトラブルに直面していませんか?
仕事の書類や大切なデータが保存されているNASにアクセスできなくなると、焦りますよね。
- フォルダを開こうとするとエラーが表示される
- 接続はされているのに中身が見えない
- 他のPCでは開けるのに自分の端末だけ使えない
こうした症状がある場合、NAS Navigator2やネットワークの設定に何らかの不具合が起きている可能性があります。 本記事では、よくある原因と対処法を初心者にもわかりやすく解説しています。
トラブルが続く場合は、無料で診断してくれる専門業者への相談も検討してください。
共有フォルダが開かない原因とは?
NASにアクセスできないとき、多くは設定ミスや通信環境に起因しています。 場合によっては、OSの更新による仕様変更が影響していることもあります。 このまま放置すると、作業の中断だけでなく、データの消失リスクも高まります。 以下に代表的な原因をまとめました。
「共有フォルダが開かない」の原因
- SMBプロトコルの設定が無効
- Windows資格情報の不一致
- ネットワーク設定が「パブリック」になっている
- ファイアウォールやセキュリティソフトのブロック
- NASのファームウェアが古い
- Windowsアップデートや仕様変更
- 物理的な接続不良や一時的な不具合
SMBプロトコルの設定が無効
Windows 10以降ではセキュリティの観点から「SMB1.0」が標準で無効化されています。古いNASはこの通信方式を使っているため、設定がオフのままだと接続できません。
Windows資格情報の不一致
NASへのログイン情報が誤っている、もしくは古い情報が残っている場合、認証エラーで接続できません。
ネットワーク設定が「パブリック」になっている
「パブリックネットワーク」では外部との通信が制限されており、NASとの接続もブロックされることがあります。
ファイアウォールやセキュリティソフトのブロック
Windows Defenderやウイルス対策ソフトがNAS Navigator2の通信を遮断することがあります。
NASのファームウェアが古い
NASのソフトウェアが古いと、Windowsとの互換性に問題が発生する場合があります。
Windowsアップデートや仕様変更
特にWindows 11の最新バージョンでは、共有フォルダ接続の仕様が変更され、レジストリ編集が必要な場合もあります。
物理的な接続不良や一時的な不具合
NAS Navigator2で本体は認識されているのに、共有フォルダだけが開けない場合、物理的な接続不良や一時的な不具合が原因のことがあります。たとえば、LANケーブルの抜けやNASのフリーズによって、一時的にアクセスできなくなるケースです。
再起動や配線の確認で改善することもありますが、何度試しても復旧しない場合は注意が必要です。見えないところでHDDに物理障害が発生している可能性もあるため、自己判断での対応はリスクを伴います。
こうした場合は、早めに専門業者に相談することで、データを安全に守れる可能性が高まります。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
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共有フォルダが開かないときの対処法
NAS Navigator2でフォルダにアクセスできないときは、以下の手順を順番に試してください。
- SMB 1.0/2.0を有効化する
- NAS側でSMB2を有効にする
- Windows資格情報を確認・再設定
- ネットワーク設定を「プライベート」に変更
- ファイアウォール設定を確認する
- NASのファームウェアを更新する
- レジストリを修正する(Windows 11対策)
- 機器を再起動・接続を確認する
- 専門業者に相談する
SMB 1.0/2.0を有効化する
古いNASに接続するにはSMB1.0が必要な場合があります。
SMBを有効にする方法
- コントロールパネル →「プログラムと機能」を開く
- 左側の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック
- 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェック
- PCを再起動
NAS側でSMB2を有効にする
NASの管理画面から設定を確認し、SMB2が無効なら有効に変更します。
NASでSMB2を有効にする方法
- NASの管理画面にアクセス
- ファイル共有設定を開く
- 「SMB2」を有効に設定
- 設定を保存し、NASを再起動
Windows資格情報を確認・再設定
保存された認証情報が古いと接続エラーの原因になります。
資格情報の再設定方法
- コントロールパネル →「資格情報マネージャー」へ
- 「Windows 資格情報」を開く
- NASに関連する情報を削除
- 再度NASにアクセスして、正しいユーザー名とパスワードを入力
ネットワーク設定を「プライベート」に変更
共有機能を使うには「プライベートネットワーク」への切り替えが必要です。
ネットワーク設定の変更方法
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 接続中のネットワークのプロパティを表示
- ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更
ファイアウォール設定を確認する
NAS Navigator2がブロックされていないか確認します。
ファイアウォール設定の確認手順
- 「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「アプリがファイアウォールを通過するのを許可する」を選択
- 「NAS Navigator2」が許可されているか確認、必要に応じて追加
NASのファームウェアを更新する
古いファームウェアだと接続に支障が出ることがあります。
ファームウェア更新手順
- NASの管理画面にログイン
- システム情報や更新項目を確認
- 利用可能なアップデートがあれば適用
レジストリを修正する(Windows 11対策)
最新バージョンのWindowsでは、レジストリ設定が影響している場合があります。
レジストリ編集手順
- 「regedit」でレジストリエディタを起動
- 以下のキーを開く:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters - 「AllowInsecureGuestAuth」を「1」に設定(なければ作成)
- PCを再起動
※設定変更は慎重に行ってください。操作に不安がある場合は専門業者へ。
機器を再起動・接続を確認する
単純な接続不良も意外と多い原因です。
再起動と接続確認の手順
- NASとPCの電源を一度切る
- LANケーブルを抜き差しして接続確認
- NAS → ルーター → PCの順で再起動し、アクセスを再試行
専門業者に相談する
すべての対処を試してもNASにアクセスできない場合は、ハードディスクの物理故障やシステム障害の可能性があります。自力での復旧は、状態を悪化させてデータを完全に失うリスクがあるため避けるべきです。 重要なデータが保存されている場合は、無理をせず専門業者に相談するのが最も安全な選択です。専用設備や高度な技術により、安全かつ高精度な復旧が期待できます。初期診断・見積もりは無料で、24時間対応している業者もあるため、「とりあえず状態だけ知りたい」という方でも安心して依頼できます。
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まとめ
NAS Navigator2で共有フォルダが開かない場合は、SMB設定や資格情報、ネットワーク構成の確認が重要です。ただし、設定を誤るとNAS内のデータにアクセスできなくなることもあります。
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