
NVIDIAのグラフィックカードが認識しない原因と対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
NVIDIAのグラフィックカードを取り付けたのに、画面出力がなく、デバイスマネージャーにも表示されない──そんな状況に戸惑っていませんか?
- モニターが真っ暗なままで映像が出ない
- デバイスマネージャーにGPUが認識されていない
- 内蔵GPUでは起動できるが外付けGPUが無反応
このようなトラブルは、グラフィックカードの故障だけでなく、接続不良やBIOS設定、ドライバーの問題などが原因になっていることもあります。
本記事では、NVIDIAグラフィックカードが認識されない場合に考えられる原因と、それぞれに応じた具体的な対処法をわかりやすく解説します。
自作やパーツ交換直後に起きやすい問題だからこそ、正しい手順で安全に対応しましょう。どうしても改善しない場合は、無料診断を行う専門業者への相談も有効です。
NVIDIAグラフィックカードが認識されない主な原因
この問題の背景には、物理的な接続エラーからソフトウェアの不整合まで、さまざまな原因が考えられます。ここでは、特によくある原因を一つずつ解説します。
認識されない原因
・ハードウェアの接続不良
・ドライバーの不具合や古さ
・BIOS設定の問題
・Windowsの更新不足や互換性問題
・グラフィックカード自体の物理的故障
ハードウェアの接続不良
まず疑うべきは、グラフィックカードがマザーボードのPCIeスロットにしっかり装着されていないケースです。取り付け時に少しでも斜めに差し込まれていたり、電源ケーブルが接続されていなければ、認識されないのは当然の結果です。パソコン内部で物理的な接続が正しく行われているか確認することが基本になります。
ドライバーの不具合や古さ
認識の不具合は、ソフトウェア側の原因も大きく影響します。特に古いドライバーや、途中でエラーが発生したインストール状態では、正しくGPUが読み込まれないことがあります。こうした場合、OS上でカードは存在しているものの、動作できない状態になってしまいます。
BIOS設定の問題
BIOS(バイオス)はPC起動時に各種ハードウェアを制御する仕組みです。PCIeスロットが無効化されていたり、内蔵GPU優先に設定されていると、NVIDIAグラフィックカードが認識されないことがあります。また、BIOS自体が古すぎる場合もハードウェア互換性の問題が発生することがあります。
Windowsの更新不足や互換性問題
OSが最新の状態でないと、グラフィックドライバーと正常に連携できないことがあります。Windowsのバージョンや更新状況によっては、NVIDIAのドライバーが正しく機能しないケースもあるため、定期的なアップデートは重要です。
グラフィックカード自体の物理的故障
長期間の使用や高温環境での動作により、グラフィックカード内部の部品が劣化している可能性もあります。特に高負荷な処理を頻繁に行っているPCでは、部品に微細な損傷が蓄積しており、突如として不具合が表面化することもあります。
OSの起動異常によるドライバー未読み込み
HDDやSSDに異常があると、Windowsが正しく起動できず、ドライバーが読み込まれないことがあります。
パソコンはストレージからWindowsを起動し、ドライバー(各機器を動かすためのソフト)を読み込みます。ところがストレージに劣化やエラーがあると、OSの起動がうまくいかず、ドライバーが読み込まれないままになることがあります。そのため、GPUが故障していなくても「認識されていないように見える」状態になるのです。この状態で操作を続けると、ストレージがさらに悪化し、データ消失につながることも。当サイト紹介の業者は、初期診断・見積もりが無料なので、「まずは状態を知りたいだけ」という方でも気軽に相談できます。トラブルを広げないためにも、早めの対応が大切です。
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NVIDIAグラフィックカードが認識されない時の対処法
ここでは、取り組みやすい順に具体的な対処法を紹介します。各手順を丁寧に確認していくことで、不要な出費や時間のロスを防ぎながら問題解決に近づけます。
「グラフィックカードが認識されない」時の対処法
- グラフィックカードの再装着と電源ケーブルの確認
- デバイスマネージャーで非表示のデバイスを表示
- ドライバーの完全削除と再インストール
- BIOS設定とアップデートの確認
- Windows UpdateでOSを最新状態に保つ
- セーフモードでの動作確認
- 別PCや別スロットでの動作確認
- セキュリティソフトの一時無効化
- 専門業者に相談する
グラフィックカードの再装着と電源ケーブルの確認
最も基本的な確認ポイントです。わずかなズレでも認識されないことがあるため、丁寧に再装着してみましょう。
再装着手順
- PCの電源を切り、コンセントを抜きます。
- ケースを開け、グラフィックカードを取り外します。
- PCIeスロットにしっかり奥まで差し直します。
- 補助電源がある場合は、電源ケーブルの接続を確認します。
- PCを再起動し、認識されるか確認します。
デバイスマネージャーで非表示のデバイスを表示
OS上でカードは認識されているが、無効状態になっているケースもあります。
デバイス表示手順
- 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 「表示」→「非表示のデバイスを表示」を選択します。
- 「ディスプレイアダプター」を展開し、NVIDIAを確認します。
- 右クリックして「デバイスを有効にする」を選択します。
ドライバーの完全削除と再インストール
破損したドライバーは正常動作の妨げになります。完全に削除し、再インストールすることで復旧が期待できます。
ドライバー再インストール手順
- セーフモードで起動します(Shift+再起動→トラブルシューティング)。
- 「Display Driver Uninstaller(DDU)」をダウンロードして実行します。
- 現在のNVIDIAドライバーを完全に削除します。
- 再起動後、NVIDIA公式サイトから最新ドライバーをダウンロードします。
- 「カスタムインストール」→「クリーンインストール」を選択してインストールします。
BIOS設定とアップデートの確認
BIOSでPCIeが無効になっていないか、または古すぎないかを確認します。
BIOS設定確認手順
- 起動時にF2やDelキーでBIOS画面に入ります。
- 「Advanced」や「Chipset」からPCIeの有効状態を確認します。
- 必要に応じて最新のBIOSファイルをメーカーサイトからダウンロードします。
- マザーボードマニュアルに従って更新を行います。
Windows UpdateでOSを最新状態に保つ
最新のドライバーとの互換性を保つためにも、OSの更新は重要です。
Windows Update手順
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」に進みます。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- すべての更新を適用し、再起動します。
セーフモードでの動作確認
セーフモードでは不要なドライバーが読み込まれず、ハードの動作確認がしやすくなります。
セーフモード確認手順
- Shiftキーを押しながら「再起動」を選びます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」へ進みます。
- 再起動後、F4キーを押してセーフモードで起動します。
- デバイスマネージャーで認識状況を確認します。
別PCや別スロットでの動作確認
カードそのものが故障していないかを判断するためには、他の環境での確認が有効です。
検証手順
- グラフィックカードを取り外します。
- 別のPCIeスロット、または別のPCに挿して起動します。
- 認識されれば、元のマザーボード側に問題がある可能性があります。
セキュリティソフトの一時無効化
一部のウイルス対策ソフトがドライバーのインストールや動作を妨げることがあります。
セキュリティ対処手順
- セキュリティソフトを一時的に無効化します。
- ドライバーの再インストールやWindows Updateを試みます。
- 作業終了後、セキュリティソフトを再び有効にします。
専門業者に相談する
グラフィックカードが認識されない原因として、ストレージデバイスの故障が影響しているケースもあります。たとえば、SSDやHDDの不具合によってOSの起動やドライバーの読み込みが正常に行われず、GPUが認識されなくなることがあります。
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まとめ
NVIDIAのグラフィックカードが認識しない症状は、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。自力対応が不安な方や、重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。診断・見積もりは無料なので、「データが戻るかどうかだけでも確認したい」という方にも安心です。