更新日:2025/07/03

古いパソコンからデータを取り出す方法|故障・移行・廃棄前の対策を徹底解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
- 古いパソコンが突然起動しなくなった
- 電源は入るのに画面が真っ暗なまま
- 新しいパソコンへデータだけを移行したい
こうした場面は、誰にでも突然訪れる可能性があります。パソコン本体は動かなくなっても、内部のストレージが無事であれば、保存されていた大切なデータを取り出せるケースは少なくありません。
しかし、焦って誤った操作をすると、正常だったストレージまで破損させてしまい、取り返しのつかないデータ消失につながる恐れがあります。
安全かつ確実にデータを救出するためには、正しい知識と手順、そして場合によっては専門家の支援が欠かせません。
本記事では、古いパソコンからデータを取り出す必要が生じる主なシチュエーションと、初心者でも理解しやすい具体的な対処法を丁寧に解説しています。
「どうしても中身を取り出したい」「急ぎで必要なのにどうすればいいかわからない」──そんなときは、まずは無料で診断してくれる専門業者への相談も検討しておきましょう。
この記事の目次はこちら
データ取り出しが必要な主なシチュエーション
データ取り出しが必要な主なシチュエーションは次の通りです。
パソコンが故障・起動しない
電源が入らない、画面が映らない、OSが立ち上がらないといった問題は、古いパソコンでは特によく起こります。内部部品の劣化により、ストレージが無事でもアクセスできないことが多く、誤った対応はさらなるトラブルを招くおそれがあります。
新しいパソコンへのデータ移行
パソコンの買い替え時に旧機から必要なデータを選んで移行したいというニーズは多くあります。写真や業務ファイルなど大切なデータは、適切な方法で移動しないと破損や消失の危険があります。
ストレージの寿命や劣化
HDDやSSDは長期間使用することで、少しずつ劣化します。ある日突然、異音が発生したり、アクセスが極端に遅くなったりすることがありますが、これは内部の劣化や故障の予兆である可能性が高いです。
このような異常を感じたとき、もっとも避けるべきなのは「まだ使えるから大丈夫」と判断して使い続けてしまうことです。放置していると、最終的にデータが一切読み取れなくなり、復旧が難しくなる恐れがあります。異音がする、動作が遅いなどの兆候が現れたら、それはデータ消失の前兆かもしれません。少しでも異常を感じたら、まずはデータ復旧業者の無料相談をご活用することをおすすめします。
廃棄・リサイクル前のデータ確保
不要になったパソコンをそのまま処分してしまうと、個人情報や重要な業務データが漏洩する恐れがあります。廃棄前には必ずデータを抽出し、安全に保管・消去することが必要です。
バックアップが未実施だった場合の緊急対応
定期的にバックアップを取っていない場合、唯一のデータが古いPCに残っているケースは少なくありません。このような状況での自力対処は危険を伴うため、慎重かつ専門的なアプローチが求められます。
次に、こうした状況でどのように対処すれば安全にデータを取り出せるのか、具体的な方法を紹介します。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
古いパソコンからデータを取り出す対処法
ここでは、古いPCの状態やトラブル内容に応じた具体的なデータ取り出し方法を紹介します。使用する道具や注意点も踏まえながら、自分でできる対応と専門業者に任せるべき対応を明確に解説します。
ストレージを取り外して他のPCに接続する方法
パソコンが起動しないがストレージ(HDDやSSD)が無事な場合は、取り外して別のPCに接続することでデータを取り出せる可能性があります。
ストレージ取り外しと接続手は次の通りです。
- パソコンの電源を完全に切り、バッテリーを取り外します(ノートPCの場合)。
- 本体を開けてストレージ(HDD/SSD)を取り外します。精密ドライバーが必要です。
- USB変換アダプタまたは外付けケースにストレージを接続します。
- 正常に動作する別のPCのUSBポートに接続し、中身を確認します。
- 必要なデータを新しいPCや外付けHDDにコピーします。
回復ドライブやブータブルUSBで起動してデータを救出
OSが起動しないがハードウェアに問題がない場合、USBメモリに作成した回復ドライブを使ってパソコンを起動し、データの取り出しが可能です。
回復ドライブからの起動手順は次の通りです。
- 別のWindowsパソコンで「回復ドライブ」を作成します。
- 回復ドライブをUSBポートに差し込み、起動しないPCの電源を入れます。
- BIOSまたはUEFI画面でUSB起動を設定します。
- Windowsの復元環境が起動したら、「コマンドプロンプト」または「ファイルの参照」機能を利用して必要なファイルをコピーします。
- 外付けHDDやUSBメモリにデータを保存します。
データ復旧ソフトを使用して取り出す
ストレージに軽微なエラーやファイルシステムの破損がある場合、データ復旧ソフトを使ってスキャン・復元できる可能性があります。
データ復旧ソフトでの操作手順は次の通りです。
- 別のパソコンにデータ復旧ソフトをインストールします。
- 対象ストレージを接続し、ソフトでスキャンを実行します。
- 検出されたファイルをプレビューで確認し、保存したいデータを選択します。
- 別の保存先(外付けHDDなど)を指定して復旧データを保存します。
- ソフト利用後は、元ストレージに書き込みを行わないよう注意します。
専門業者に相談・依頼する
ストレージから異音がする、ソフトでもスキャンできない、あるいは自力での作業に不安がある場合は、専門業者への依頼が最も確実です。
専門業者に依頼する流れは次の通りです。
- 公式サイトなどから無料相談・初期診断を申し込みます。
- ストレージまたはパソコン本体を業者に送付します。
- 障害の原因と復旧可能性を診断し、見積もりを受け取ります。
- 内容に同意すれば復旧作業を依頼、完了後にデータを受け取ります。
- 返却された媒体から必要なデータをコピーします。
自己流の作業でストレージをさらに傷つけてしまうと、復旧できる可能性は一気に下がります。少しでも不安を感じたら、早めに専門業者に相談することが、データを守る最善策です。
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まとめ
古いパソコンからのデータ取り出しは、状況によっては非常に繊細な作業となります。ストレージの状態を正しく判断できないまま対応を進めると、取り出せるはずだったデータが完全に消失してしまうリスクもあるため注意が必要です。
特に、ストレージから異音がする、データ復旧ソフトで反応がない、そもそも取り外し方がわからないといった場合は、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。
自力対応が不安な方や、仕事・家族の思い出・重要書類など大切なファイルが保存されている方は、まず専門業者に相談しましょう。