
【要注意】ORA-01157エラーの原因と対処法(Oracle×RAID/NAS環境)

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
Oracle運用中に突然「ORA-01157: cannot identify/lock data file」エラーが発生し、困ったことはありませんか?
- データファイルが見つからずDBが起動できない
- RAID/NASに格納した表領域がアクセス不能になった
- バックアップがなく、データ喪失が心配
こうしたエラーは単純なファイル移動ミスから、RAID構成崩壊やNAS障害といった深刻な原因まで幅広く考えられます。 本記事では、ORA-01157の原因と正しい対処法を整理し、RAID/NAS障害でのデータ復旧ポイントも解説します。 万一の際は、当サイトおすすめの専門業者の無料相談を活用するのが安心です。
この記事の目次はこちら
ORA-01157エラーの原因
このエラーはデータベースが必要とするデータファイルにアクセスできないときに発生します。特にRAID/NAS環境では物理的・論理的な障害が背景にあることも多く注意が必要です。
データファイルの削除・紛失
OS上で誤ってデータファイルを削除した場合や、NAS上の共有領域からファイルが消失した場合に発生します。バックアップがなければデータ喪失リスクが高まります。
ファイル名変更やディレクトリ移動
ファイル名を変更したり、NASのフォルダ構成を整理した結果、Oracleが参照できずエラーとなるケースです。比較的軽度な原因ですが業務停止を招くことがあります。
RAID/NASのマウント解除・障害
データファイルが格納されているRAIDボリュームやNASがアンマウントされると、Oracleはアクセスできずエラーを返します。NASのネットワーク切断やRAIDコントローラの不具合も典型的な要因です。
アクセス権限不足
OracleプロセスがNAS上のディレクトリやデータファイルに十分なアクセス権を持たない場合にも発生します。権限不足は簡単に修正できますが、見落とされがちな原因です。
ディスク障害やRAID崩壊によるデータ破損
最も深刻なのが、RAID構成の崩壊やディスク障害によりデータファイル自体が破損しているケースです。RAID5の複数ディスク障害やNASのHDD故障が背景にある場合、Oracleはデータファイルを特定できなくなります。 RAID再構築を自己流で行うとデータが上書きされ復旧不能に陥る危険性があります。このような場合は早急に専門業者に相談することが必要です。専用設備で安全に解析・抽出を行えば復旧の可能性が高まります。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

RAIDやNASに不具合が起きたとき、「とりあえず再起動」や「HDDの交換」を試す方も多いと思います。
しかし、こうした操作が障害を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうケースもあります。
特にRAID構成では、安易な再構築や通電の繰り返しにより、データが上書きされたり構造が壊れてしまうことがあります。
以下のような不安がある方は、作業を止めて、専門家による診断を受けることをおすすめします。
- 絶対に消えては困る業務データがある
- RAIDやNASに関する知識があまりない
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ORA-01157エラーの対処法
ここからは代表的な対処法を手順付きで紹介します。ただし、RAID/NAS障害が原因と疑われる場合は自己対応が危険であり、必ず専門業者に相談することを推奨します。
データファイルの存在確認
まずはOS上で対象データファイルが存在するか確認します。RAIDやNAS環境ではストレージ自体の認識状況も合わせて確認しましょう。
データファイル確認の手順
- Linuxで「ls -l /path/to/datafile.dbf」を実行し、ファイルが存在するか確認
- 存在しない場合はNASの共有領域やRAIDボリュームを直接確認
- Oracleアラートログに対象ファイル名が記録されているか確認
ファイル名やディレクトリを元に戻す
誤って変更されたファイル名やディレクトリを修正することで解決できる場合があります。
ファイル名修正の手順
- エラーで表示されたデータファイル名を確認
- OSレベルで対象ファイルの実際の場所と名前を確認
- mvコマンドで元の名前・場所に戻す
RAID/NASの再マウントを確認
マウントが外れているとOracleはファイルにアクセスできません。状態を確認し、再マウントを行います。ただし障害が疑われる場合は自己対応は危険です。
RAID/NAS再マウントの手順
- 「df -h」や「mount」で対象ディスクの状態を確認
- アンマウントされていれば「mount /dev/xxx /mnt/xxx」で再マウント
- 再度Oracleを起動し、エラー解消を確認
アクセス権限を修正
権限不足が原因の場合、正しいアクセス権を付与すれば改善します。
権限修正の手順
- 「ls -l」で対象ファイルの所有者と権限を確認
- 「chown oracle:oinstall datafile.dbf」で所有者を変更
- 「chmod 640 datafile.dbf」で適切な権限を付与
バックアップからのリカバリ
ファイルが削除・破損している場合はバックアップからのリカバリが必要です。
バックアップリカバリの手順
- RMANを起動し「RESTORE DATAFILE」で対象ファイルを復元
- 「RECOVER DATABASE」でアーカイブログを適用
- リカバリ完了後、データベースをオープンし確認
専門業者に相談する
RAID崩壊やNAS障害が原因でORA-01157が発生している場合、自力対応はデータ消失の危険性が非常に高いです。特にRAID再構築やNAS修復を誤ると復旧不能になります。当サイトで紹介している専門業者は、Oracleデータベースを含むRAID/NAS障害の復旧に対応しており、初期診断・相談は無料です。重要なシステムを守るためにも、早めの相談が最も安全です。
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まとめ
ORA-01157はOracleがデータファイルを特定できないときに発生し、特にRAIDやNAS障害が背景にあるケースでは深刻なデータ喪失リスクにつながります。単純なファイル名変更などは修正可能ですが、RAID再構築やNAS障害は自己対応が極めて危険です。
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