更新日:2025/07/11

パソコンにコーヒーをこぼしたときのデータ消失と対処法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
パソコン作業中、うっかりコーヒーをこぼしてしまった——そんなヒヤリとした経験、あなたにもありませんか?
- キーボードにこぼれた液体が内部に浸透しているかもしれない
- 画面が突然消えて、電源が入らなくなった
- 大切なデータが入ったPCが操作不能になった
表面を拭き取っただけでは不十分。内部ではすでに「基板ショート」や「ストレージ破損」が進行し、データ消失のリスクが高まっている可能性があります。
焦って電源を入れ直すと、復旧可能だったはずのデータが完全に失われてしまう恐れも。
本記事では、パソコンにコーヒーをこぼした際に起きるトラブルの本質と、データ復旧の成功率を高めるために今すぐ取るべき初期対応・安全な対処法について、専門家の視点から丁寧に解説します。
この記事の目次はこちら
パソコンにコーヒーをこぼしたときの注意点
最も重要なのは「電源を入れないこと」です。乾燥が不十分な状態で通電すると、ショートや腐食が一気に進み、復旧不能になるリスクが急増します。また、市販の清掃スプレーや家庭用ドライヤーでの対応も推奨されません。糖分や酸分を含むコーヒーの成分は、乾燥後も内部に残りやすいため、専門的な洗浄が必要です。
パソコンにコーヒーをこぼしてデータが飛ぶ原因
パソコンにコーヒーをこぼした際、単に外観が濡れるだけでなく、内部のストレージにまで影響が及ぶと、保存していた重要なデータが消失してしまうリスクがあります。
以下では、液体こぼしが原因で「データが飛ぶ」仕組みを詳しく解説します。
ショートによる基板・ストレージの損傷
液体が内部の基板やストレージに到達すると、電流の流れる経路が乱れ、短絡(ショート)を引き起こします。これにより、HDDやSSDの制御回路が物理的に破損し、データへのアクセスが不可能になることがあります。
腐食・錆びの進行
コーヒーには糖分・酸・ミネラルなどの不純物が含まれており、乾燥後もこれらが残留して基板上に腐食を広げます。数日〜数週間のうちにサビが進行し、突然の動作不良やデータ認識エラーを引き起こすことがあります。
HDD/SSD自体の故障
液体がストレージ内部に侵入すると、HDDではプラッタやヘッドが破損し、SSDでも基板がショートして読み込めなくなるおそれがあります。保存データ自体が破壊されるリスクもあるため、通電は絶対に避けるべきです。
HDDは記録面が傷つきやすく、SSDも腐食が進行すれば読み出しが困難になります。液体侵入が疑われる場合は、ただちに電源を切り、自己処理を行う前に、データ復旧の専門業者に相談することが重要です。
誤った対処による二次被害
電源が切れていない状態で水分が入り込んだ場合や、乾燥させずにすぐ通電した場合、内部回路がさらに損傷する可能性があります。また、ドライヤーで熱風を当てるなどの誤処置も電子部品にダメージを与える原因になります。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは

パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
- パソコンやストレージ機器の操作に不安がある
編集部では、これまで多くのデータ復旧サービスを調査してきましたが、
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失いたくないデータがある方は、とりあえず相談だけしてみてはいかがでしょうか。
コーヒーをこぼしたパソコンへの対処法
パソコンにコーヒーをこぼしてしまった場合、冷静にかつ迅速な対処が必要です。誤った初期対応はデータ消失のリスクを高めてしまいます。以下では、応急処置の手順とデータ復旧に向けた具体的な方法を解説します。
応急処置を行う(電源断・乾燥)
- すぐに電源ボタンを長押しし、強制的にシャットダウンする。
- ACアダプター・バッテリー(取り外し可能な場合)・USB・SDカードなどをすべて外す。
- 乾いたタオルや布で本体・キーボード上の水分を優しく拭き取る。
- ノートPCの場合は逆さにして、液体を内部から排出。
- 最低24時間、できれば48時間以上は完全に自然乾燥させる。ドライヤーやヒーターは使用しない。
電源を入れずに専門業者に相談する
完全乾燥後も電源を入れず、専門業者に状況を伝えて初期診断を依頼しましょう。内部の腐食や損傷は見た目だけでは判断できないため、安全性を確保するためにもプロの確認が必要です。
ストレージを取り出して外部接続する
パソコンが起動しない場合、HDDやSSDを取り出して別のPCに接続すればデータを救出できる可能性があります。ただし、近年のノートPCやMacBookでは分解が困難なモデルも多く、取り出しは専門知識が必要です。
専門業者によるデータ復旧を依頼する
ストレージの故障や内部基板の腐食が進行している場合、自己復旧は非常にリスクが高く、状況を悪化させかねません。クリーンルームや専用設備を持つデータ復旧専門業者に相談することで、高確率でデータが救出できる可能性があります。
バックアップの実施(起動可能な場合)
運よく起動に成功した場合でも、内部ではすでに腐食や劣化が進んでいる可能性があります。すぐに外付けHDDやクラウドにバックアップを取り、専門業者による点検や部品交換を検討してください。
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まとめ
パソコンにコーヒーをこぼした場合、見た目が乾いていても内部でショートや腐食が進行している可能性があります。誤った初期対応はデータ消失のリスクを高めるため、電源を入れず、速やかに乾燥・絶縁処置を施しましょう。仮に自力対応が不安な方や、重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。
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