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SFA JOURNAL by ネクストSFA

RAIDのデータ復旧方法|障害時の正しい対処法

株式会社ジオコード クラウド事業 責任者 庭田 友裕

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕

RAIDシステムは複数のハードディスクを組み合わせて、一つのストレージとして運用する技術ですが、障害が発生すると、原因の特定から復旧手順まで非常に複雑になります。

ここでは、代表的な原因と対処法を解説します。重要データを含む場合、慎重に進めましょう。

RAID障害の主な原因

RAID障害の主な原因は次の通りです。

原因詳細
HDDの物理損傷・論理障害ヘッドクラッシュやプラッタ傷、ファイルシステムの破損など物理・論理両面でディスクが正常に稼働しなくなる
RAIDコントローラの不具合または設定ミスRAIDカードの故障、ファームウェアのバグ、RAIDレベルの設定誤りなどにより、RAID構成が正しく維持されない
RAIDリビルドまたは再構築時のトラブル不適切な再構築や順番の入れ替えミスによるデータの上書き・破損
OSやドライバー側の不具合、ソフトウェアトラブルOSやドライバーに起因する読み書きエラー、誤認識などによってRAID全体が崩壊する可能性
電源問題・過度な電源ON/OFF電源ユニットの故障、過電流、頻繁な再起動などにより、RAID構成が不安定化する
ユーザーの誤操作ディスク抜き差しの誤り、順番の取り違え、パーティション操作ミスなどでRAID構成が壊れる

特に、HDDから異音が聞こえたら、ヘッドやプラッタの深刻な故障が疑われます。このまま使い続けると、内部部品がさらに壊れ、データが二度と取り戻せなくなる危険性があります。大切なデータを守るためにも、すぐに専門のデータ復旧業者に相談してください。

RAID障害時の具体的な対処法

RAID障害時の具体的な対処法は次の通りです。

状況の把握と電源オフ

RAID障害が発生した際は、まず現状を正確に把握することが重要です。誤った操作や電源のON/OFFを繰り返すと、データが上書きされたりディスク状態が悪化したりする危険があります。

  • RAID装置がどのタイミングでエラーを起こしたかメモする
  • すぐに電源を落とし、状態の悪化やデータの上書きを防ぐ
  • 異音や異臭がないか、物理的トラブルが疑われる場合は操作を止める

システムを停止する

RAIDが壊れた状態で無理に動作を続けると、データがさらに破損する恐れがあります。電源を切り、システムの操作を止めましょう。

状態を確認する

RAIDの状態を確認して、障害がどの部分で発生しているのかを把握します。障害が起きたディスクを特定するために、サーバーや筐体のLEDインジケーター(ディスクごとに点灯/点滅)を確認し、エラー表示(通常は赤やオレンジ色)がないかをチェックしましょう。

ただし、復旧のためにディスクを再構築(リビルド)する操作は避けてください。誤操作でデータが消える可能性があります。

バックアップがあるか確認する

もしバックアップがあれば、それを使って復旧できる場合があります。ただ、バックアップデータが破損していないかを確認してください。

復旧ソフトを使う場合の注意

RAID対応のデータ復旧ソフトを試すこともできますが、使用には注意が必要です。ソフトはあくまで簡易的な方法であり、障害が複雑な場合や物理的な故障には対応できません。

データが壊れた状態で誤った操作をすると、復旧が困難になる場合があります。

専門家への相談

RAID崩壊は複数ディスクとコントローラが絡む高度なトラブルです。自己復旧のリスクを理解したうえで、重要データがある場合は早めに専門家へ相談するのが安全です。

  • データ復旧会社に障害内容・構成・エラーメッセージなどを伝える
  • 分解やリビルドは自力で行わず、専門家の指示を仰ぐ
  • 予算や復旧期間、データの優先度を考慮して依頼方針を決める

RAID障害が起きている状態で注意すべき点

RAID障害が起きている状態で、下記の行動を取ると状況悪化を招く恐れがあります。安易な操作は避け、慎重に対処してください。

  • 電源のON/OFFや再起動の繰り返し
  • HDDの交換や順番の入れ替え
  • リビルド作業やデータの再構築
  • HDDを単体で認識させる試み
  • RAIDコントローラカードの交換

自己復旧を試みる場合

専門業者へ依頼できない状況や、テスト環境などでリスクが少ないケースでは、自己復旧ソフトを使って作業を進める方法もあります。ただし、取り返しのつかない損失を招く可能性があるため、以下に十分注意してください。

  • RAIDレベル(RAID0, RAID1, RAID5, etc.)とHDD本数を正確に把握する
  • 適切な復旧ソフト(RAID復旧機能を持つもの)を選定する
  • RAID装置からHDDを外し、PCに直接接続する
  • ソフトウェアのガイドに従い、ディスクイメージ取得や解析を実行する

専門家にデータ復旧を依頼するメリット

重要なデータが含まれている場合は、専門の技術と設備を持つデータ復旧会社に依頼するのが一番安心で確実です。特に、RAIDのような複雑な仕組みで問題が発生した場合には、専門家の力が必要です。

専門のデータ復旧会社を利用する主な理由は次の通りです。

専用の機械を使って復旧

一般的な復旧ソフトでは直せない問題も、専門の機械でディスクを解析し、データを取り出します。

経験豊富な技術者が対応

RAIDの仕組みやトラブルのパターンに詳しい専門家が、原因を調べたり、壊れた構造を修復したりします。

原因を詳しく診断できる

問題が物理的な故障なのか、データの記録が壊れただけなのかを確認し、復旧できる範囲を調べます。

無料で診断や見積もり

一部のデータ復旧会社では無料でディスクを診断し、復旧の可能性や費用の目安を教えてくれます。

RAIDが壊れると、自分で修理を試すとデータがさらに壊れることがあります。早めに専門家に相談すれば、大事なデータを取り戻せる可能性が高くなります。

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まとめ

RAID構成は耐障害性に優れた仕組みですが、一度崩壊すると複数ディスクとコントローラが絡むため、トラブルシューティングが複雑になりがちです。まずは状況を冷静に把握し、電源を落として状態の悪化を防ぎましょう。

重要データがある場合は、リビルドや再構築よりも専門家や専用ソフトを使った「安全なディスクイメージの作成」から始めるのがおすすめです。誤った対応を回避し、確実にデータを救出するためには、専門業者への依頼が最も安全で効率的な選択肢となります。

SFAは活用されてこそ意味がある

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