
「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因と解決方法

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
パソコンの起動時に「Reboot and Select Proper Boot Device」というエラーメッセージが表示される場合、システムが起動デバイスを認識できない状況にあります。このエラーは、BIOS設定やハードウェアの問題、破損したブートファイルなど、さまざまな原因で発生します。
この記事では、エラーの原因と具体的な解決方法をわかりやすく解説します。正しい手順で対応することで、問題をスムーズに解消しましょう。
この記事の目次はこちら
「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの原因
このエラーが発生する主な原因を以下に挙げます。
「Reboot and Select Proper Boot Device」の原因
- BIOS設定の不備
- ハードウェアの問題
- 破損したブートファイル
- アクティブパーティションの設定ミス
BIOS設定の不備
BIOSの起動順序が誤っていると、正しいブートドライブが選択されず、エラーが表示されます。
ハードウェアの問題
ブートデバイスへのケーブル接続が緩んでいたり、ハードドライブ自体が故障している場合、このエラーが発生することがあります。
破損したブートファイル
マスターブートレコード(MBR)やその他のブートファイルが破損していると、オペレーティングシステムを読み込むことができません。
アクティブパーティションの設定ミス
オペレーティングシステムを含むパーティションがアクティブとして設定されていない場合、ブートが失敗します。
「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーの解決方法
以下の対処法を試して、問題を解決しましょう。原因に応じた方法を選択してください。
「Reboot and Select Proper Boot Device」の対処法
- BIOSで起動順序を確認・調整する
- ハードウェア接続を確認する
- ブートファイルを修復する
- アクティブなパーティションを確認・設定する
- ハードウェア診断を実行する
- 専門家に相談する
BIOSで起動順序を確認・調整する
正しいブートデバイスが選択されていない場合、BIOS設定を確認して修正します。
手順
- PCを再起動し、起動中に[Del]、[F2]、または[F12]キーを押してBIOSに入ります。
- 「Boot」または「Startup」タブに移動します。
- 正しいブートドライブをプライマリブートデバイスとして設定します。
- 変更を保存して、PCを再起動します。
ハードウェア接続を確認する
ケーブルや接続状態を確認し、必要に応じて修正します。
手順
- PCの電源を切り、ケースを開きます。
- SATAケーブルや電源ケーブルがHDD/SSDにしっかり接続されているか確認します。
- ケーブルが破損している場合は交換してください。
- 接続を確認した後、PCを再起動します。
ブートファイルを修復する
破損したブートファイルを修復することで、問題を解決できます。
手順
- Windowsインストールメディアを挿入し、PCを起動します。
- 「修復オプション」を選択し、「コマンドプロンプト」を開きます。
- 以下のコマンドを順に入力します:bootrec /fixmbrbootrec /fixbootbootrec /scanosbootrec /rebuildbcd
- 完了後、PCを再起動します。
アクティブなパーティションを確認・設定する
正しいパーティションがアクティブとして設定されているか確認します。
手順
- 「コマンドプロンプト」を開きます。
- 以下のコマンドを順に入力します:diskpartlist diskselect disk 0list partitionselect partition Xactive
- 終了後、PCを再起動します。
ハードウェア診断を実行する
ハードディスクやSSDに問題がある場合、診断ツールを使用して確認します。
手順
- メーカー提供のハードウェア診断ツールをダウンロードしてインストールします。
- ツールを起動し、ハードドライブをスキャンします。
- 問題が検出された場合は、交換を検討してください。
専門家に相談する
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まとめ
「Reboot and Select Proper Boot Device」エラーは、BIOS設定の不備やハードウェアの問題、ブートファイルの破損など、さまざまな原因で発生します。この記事で紹介した対処法を順に試して問題を解消してください。
それでも解決しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。トラブルを未然に防ぐために、定期的なバックアップも心がけましょう。