
セーフモードで起動できない?原因と対処法をわかりやすく解説

【監修】株式会社ジオコード クラウド事業 責任者
庭田 友裕
パソコンが起動せず、セーフモードすら立ち上がらない――そんな状態に直面すると、不安になりますよね。
- ブルースクリーンが表示されて先に進めない
- 起動途中で黒い画面のまま止まってしまう
- 自動診断画面に何度も戻ってしまう
こうした症状は、OSだけでなくハードディスクやメモリなどハードウェア側に問題がある可能性も否定できません。
本記事では、原因を6つのパターンに分類し、それぞれの対処法を初心者にもわかりやすく整理しました。トラブルが続く場合は、無料で診断してくれる専門業者への相談も検討してください。
セーフモードが起動しない原因とは?
セーフモードが起動しない背景には、システムの不具合からハードウェア障害まで、さまざまな原因が考えられます。以下の6項目を順に確認し、自分のケースに当てはまるものを見つけましょう。
- アップデートやドライバー更新による不具合
- システム構成の設定ミス(msconfig設定)
- ウイルスやマルウェア感染
- サードパーティ製ソフトとの競合
- システムファイルの破損
- 物理障害(ストレージやメモリの故障)
アップデートやドライバー更新による不具合
Windowsアップデート後やドライバーの更新後に、互換性の問題が生じ、正常に起動できなくなるケースがあります。更新されたファイルがセーフモード起動に必要なプロセスと干渉している場合、再起動を繰り返したり、診断モードに入ったまま動かなくなったりします。
システム構成の設定ミス(msconfig設定)
msconfig(システム構成ユーティリティ)でセーフモード起動を設定したまま正常に起動できないと、セーフモードと通常起動のループに陥ることがあります。この設定が誤っていると、再起動しても永遠に復旧できません。
ウイルスやマルウェア感染
悪質なウイルスは、セーフモードでの修復作業を妨害する設計がされていることがあります。感染が進行すると、セーフモードの機能そのものが破壊され、OSの回復手段がすべて封じられるケースもあります。
サードパーティ製ソフトとの競合
特定のウイルス対策ソフトやドライバー、ユーティリティソフトがWindowsの起動処理と競合していると、セーフモードへの遷移を妨げることがあります。特に、古いバージョンのソフトや正式対応外の周辺機器のドライバーは要注意です。
システムファイルの破損
OSの中核となるシステムファイルが破損していると、セーフモードも含めてあらゆる起動が妨げられます。強制終了や電源断、書き込み中のエラーなどが主な原因で、放っておくと完全にOSが起動できなくなるリスクがあります。
物理障害(ストレージやメモリの故障)
HDDやSSDなどの物理的な故障は、Windowsの読み込みを根本的に妨げます。これにより、セーフモードや通常起動のいずれも成功しない状態に。通電を続けることで状態が悪化し、データが完全に消失する危険性もあるため、慎重な対応が必要です。大切なデータが保存されている場合は、無理に操作を続けず、専門のデータ復旧業者への相談を検討してみてください。
【データ消失】自己判断の落とし穴とは
パソコンやデバイスに不具合が起きたとき、「とりあえず操作してみよう」と感じる人は多いと思います。しかし、その操作がかえって状態を悪化させ、復旧できたはずのデータまで失われてしまうことがあります。
たとえば、内部でファイル構造やシステムに異常がある場合、繰り返しの操作によって上書きや障害の進行が起き、本来なら取り戻せたデータが復旧困難になるケースも実際に少なくありません。
以下のような不安や迷いがあるときは、いったん手を止めて、専門的な視点から状況を確認してもらうという判断も有効です。
- 絶対に失いたくないデータがある
- 写真や業務データなど、重要なファイルが含まれている
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セーフモード起動不能時の対処法
では、セーフモードが起動しないときに試したい対処法を、順を追ってわかりやすくご紹介します。状況によっては、いくつかの方法を組み合わせることが解決のポイントになります。
- PCを再起動して再度セーフモードを試す
- F8キーやShift+F8でセーフモード起動を試す
- msconfigでセーフモードを強制設定する
- ハードウェア診断を実施する
- システムの復元を使う
- 最近の更新・ドライバーをアンインストールする
- ウイルススキャンを実行する
- 専門業者に相談・依頼する
PCを再起動して再度セーフモードを試す
一時的な不具合で起動できない場合、再起動で改善することがあります。最初に試すべき基本的な対応です。
手順
- PCの電源を完全に切る(長押しで強制シャットダウン)
- 数十秒待ってから再度電源を入れる
- 起動時にShiftキーを押しながら再起動を選択(Windowsログイン画面が表示されている場合)
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「4)セーフモードを有効にする」
F8キーやShift+F8でセーフモード起動を試す
Windows 7以前では有効だった方法で、機種によってはWindows 10/11でも有効な場合があります。
手順
- PC起動時に、メーカーのロゴが表示された直後から「F8」キーを何度も押す
- 「詳細ブートオプション」が表示されたら、セーフモードを選択
- 反応しない場合はShift+F8を試す
msconfigでセーフモードを強制設定する
Windowsが起動する場合、次回起動時にセーフモードで立ち上げる設定が可能です。
手順
- Windowsで「スタート」→「検索」で「msconfig」と入力してEnter
- 「ブート」タブを開き、「セーフブート」にチェック
- 「最小構成」を選び、「OK」→「再起動」を実行
※注意:この設定を解除せずにセーフモードに入れないと、起動ループに陥るリスクがあります。
ハードウェア診断を実施する
メモリやストレージの物理障害が原因か確認します。
手順
- 【メモリ診断】
Windows検索で「メモリ診断」と入力しツールを起動 - 「今すぐ再起動して問題をチェックする」を選択
- 自動でチェック後、結果が表示されます
- 【ストレージ診断】
「コマンドプロンプト(管理者)」を開く - 「chkdsk C: /f /r」と入力してEnter(C:はシステムドライブ)
- 再起動後に自動スキャンが実行されます
システムの復元を使う
トラブル発生前の状態に戻すことで起動問題を回避できる場合があります。
手順
- インストールメディアまたは回復ディスクから起動
- 「コンピューターの修復」→「トラブルシューティング」→「システムの復元」
- 復元ポイントを選択し、手順に従って完了まで進める
最近の更新・ドライバーをアンインストールする
Windowsアップデートやドライバーが原因の場合、手動での削除で解決可能です。
手順
- 回復環境で「コマンドプロンプト」を開く
- 「dism /image:C:\ /get-packages」で更新情報を確認
- 「dism /image:C:\ /remove-package /packagename:[該当名]」で削除(慎重に対応)
※グラフィックドライバーやサードパーティ製ソフトが原因の場合、セーフモードや一時的な復旧後にアンインストールを検討
ウイルススキャンを実行する
マルウェアが原因の場合、通常の手段では除去できないため、専用ツールが必要です。
手順
- 別のPCでブート可能なウイルススキャンツール(例:Windows Defender Offline、ESET SysRescueなど)をダウンロード
- USBメモリに書き込んで、問題のPCをUSBから起動
- 全ディスクをスキャンし、検出されたマルウェアを除去
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まとめ
セーフモードで起動できない症状は、ハードウェア障害やシステムファイルの破損など、見た目以上に深刻な原因が隠れていることがあります。こうしたトラブルは、自己判断で対応するとデータを失うリスクが高まる可能性があります。
自力対応が不安な方や、仕事のデータや大切な写真など重要なファイルがある方は、まず専門業者に相談しましょう。
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